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1906年製のアメリカ陸軍戦闘糧食(レーション)を開梱、試食してみた

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(著) (編集)

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100年以上前の戦闘糧食を試食 image credit: youtube
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 劣悪な環境での輸送に堪え得る保存性と、摂取カロリー量の確保を至上目的とした軍事配給食品「レーション(戦闘糧食)」は、主食やメインディッシュ、デザートなどがひとつのパッケージにまとめられた「コンバット・レーション」と呼ばれ、何年にもわたり配給されてきた軍非常食だ。

 自称「配給食品への情熱を持つ」ドキュメンタリー作家スティーヴ・トーマスさんは、これまでにもレーションの試食をYouTubeでシェアしているが、今回100年以上も前の真空密閉されたレーションの開梱を行い、試食した様子を公開した。

1906 US Army Emergency Ration Preserved Survival Food Testing 24 Hour MRE Review

1906年の米陸軍緊急配給保存食品を開梱

 1906年に真空密封された米軍の緊急配給保存食、レーション(戦闘糧食)の驚くべきセットを発見したドキュメンタリー作家のスティーヴ・トーマスさんは、114年前の缶詰の中身がどのように保存されているかを動画で公開した。

 トーマスさんは、ブリキの缶の中に入っていたペミカンとチョコレートを皿に開けた。

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image credit: youtube

 ペミカンは、加熱溶解した動物性脂肪に粉砕した干し肉やドライフルーツなどを混ぜ、密封して固めることで保存性を高めた食品だが、現在でこそ味の改良がなされているものの、1900年代初期の軍用糧食としてのペミカンは、あまり味は期待できなかったという説がある。

 しかしながら、開封した中身のペミカンは、非常にいい状態で保存されていたようだ。トーマスさんは、「世界で最も先進的なパッケージ加工食品」と話している。

 缶に入ったパウダー状のようなチョコレートも真空密封されており、100年を超えた「時」という試練に実によく耐え続けたことがわかる。

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image credit: youtube

保存食を様々な方法で試食

 トーマスさんは、これら保存食を缶から取り出し、生で試食。

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image credit: youtube

 更には、鍋で似てお粥に似たものを作ってみたり、

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image credit: youtube

ホットチョコレートを作ってみたり、

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ペミカンをフライパンで調理してみたりして、数日間試食を続けてみた。

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image credit: youtube

 数日間、100年以上前のレーションを調理して試食したトーマスさんは、特に体調を崩すなどの問題に見舞われることはなかった。

 ただ、調理の仕方によってはあまり良いにおいを発さず、特にお粥にした場合は、ある程度煮込んでも硬く、食べ続けることを躊躇ったようだ。

 最終的な感想のまとめとしては「食べれられないことはなく、悪くはない」ということだ。

 なお、栄養補給を主として作られているレーションは、特にストレスが溜まりやすい戦場では、兵士の士気を高めるためにも、その昔は重要な“娯楽”として認められていたようだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 42件

コメントを書く

  1. 100年の保存が可能だと証明するには100年掛かる
    100年前の人は信じたかな、100年持つ保存食なんて。

    • +32
  2. こうレーションって賞味期限とか書いてるんだろうか
    普通の缶詰とか賞味期限とか過ぎても割と普通に食べれるけどね

    腹壊さなくてなによりだけど、見るからにマズそう

    • +1
  3. ペットボトルに入った飲み物は理論上、消費期限はないらしい。
    でもその前に容器に限界が来て、容器の物質が溶け出したり、壊れたりするから飲めなくなるんだってさ。

    • -6
    1. >>4
      それ「飲み物全般」じゃなくて「飲料水」の話じゃね?

      • +8
    2. >>4
      災害用の備蓄飲料水には期限があるんだよね。
      理由は僅かに蒸発して表記してる容量を満たさなくなるからだとか。

      • +4
      1. ※19
        だからと言って捨てることはない
        そのまま手を洗ったり顔を洗ったりするのに問題はないからね

        • 評価
    3. >>4
      ペットボトルは、気体が通過する
      つまり、酸化するということ

      腐るんだよ
      どこ情報よ

      • +1
    4. >>4
      ペットボトル入りの炭酸飲料は、炭酸が抜けるので賞味期限が大体6ヶ月に設定してある
      つまり、ペットボトルは空気が通過しちゃうんだよ

      • +1
  4. 100年前なら包装材はビニールやプラスチックじゃないし、防腐は乾燥させるか塩か砂糖漬けにするかで合成保存料じゃない。ほぼ完ぺきに全部天然素材だろうから、腐ってなけりゃ意外と安全かもしれない。

    • +6
    1. ※5
      万年雪の残る高山の山小屋に残されてた20~30年前のペミカンは食えたって話は何かで読んだけど、ペミカンって脂肪と干し肉&干した果物を混ぜ合わせて容器に詰めた寒冷地仕様の保存食だから、保存状況がわからないのを食べるのはちょっとリスクが高いと思うw

      • +3
  5. 軍のレーションは、美味しくないのが普通。
    美味しいと用も無いのに食べて、必要な時に
    そのレーションが無くなってしまう、と言うのが理由の一つ。
    美味しくなるように濃い味付けにすると、連食した時に
    その味付けに飽きが着て食えなくなる事が有る、と言うのが
    理由のもう1つ。

    • -3
    1. ※6
      ※10
      奪い合わないように意図的に不味く作られている、というのは船舶用の救命イカダなどに据え付けの非常用食料の話では。
      一部の例外を除いて、食事は兵士の数少ない楽しみとして、レーションの味付けにはかなり気を配っている。

      • +8
      1. ※15
        意図的ではないかも知れないけど、アメリカのレーションが、不味かった、って言うのはほぼお約束のジョークとして流布してる
        各国合同軍事演習の際、それぞれのお国のレーション交換会とかやるけど、アメリカのは軒並み敬遠された、と言う伝聞があった

        今はどうか知らないけど

        • +2
        1. ※27
          船の非常食の例を考えても、
          レーションで元気づけているなんてばれないように、
          わざわざまずいの用意した可能性も出てくるな。

          • 評価
    2. ※6
      第二次大戦期のアメリカ軍は教育水準が低く(文盲も多かった)
      そういう配慮(?)が必要だったんだよ

      今は教育も行き渡りわざと不味くする必要もなくなった
      …とはいえやっぱりアメリカの飯なのでそれほど美味しくない、らしい

      • 評価
      1. >>29
        そうなんだよな、だから兵器の整備や取扱説明書には、文字よりイラストが多く描かれていて、文字が読めなくてもとりあえず支障が無いように作られていた

        ソ連軍はもっと酷くて、ロシア語が話せないレベルの兵士がいたうえに、兵士としての教育訓練もまともに受けていなかったので占領地では暴行略奪強姦が頻発して…

        • 評価
    3. ※6
      You Tubeに世界のレーションを試食する動画のシリーズあるからよく見てるけど
      今どきのレーションはどの国も味にこだわってて美味しいのが多いみたいよ
      飽きないように何種類か日によって違うメニュー食べられるように用意されてるし
      量もかなり多く入ってるものもある

      • +1
    4. ※6
      最近はそうでもない。
      自衛隊の糧食も普通においしい。
      外国の軍隊には民生品を利用する例もあるって話も聞くな。安くて兵隊にも馴染みがある味だから。

      そもそも食事ってのは士気の根幹を成すものよ。
      それが不味いってのは軍隊としてはかなり不味い()

      特殊な例はあるのかも知れないけど、昔の糧食が不味かったのは基本的に技術的問題って奴な気もするな。伝統的な保存食を見ても、無茶苦茶おいしくて味のバリエーションも豊富なものってそうそうないでしょ。

      • +2
  6. 1906年だったら第一次世界大戦をすっ飛ばして日露戦争直後の頃の代物か…

    • +7
  7. レーションのチョコレートが、あんまり美味しくしすぎると奪い合いとか揉め事の原因になったり、必要時以外でモリモリ食べちゃうからって理由で、ちょっと美味しさ控え目にしたんだっけ?

    • +1
  8. 例えばアメリカ軍のMREのチョコはm&m’sやスニッカーズなど、日本でもお馴染みのものが使われている。
    軍用に特別不味く作ってあるとは思えない。
    士気の維持に食は不可欠なので多くの国では美味しいレーションを用意しているけど、飢えた人ですら食わないほど不味いことで有名になったMREは保存性を最重視したので味は二の次にされていた。

    • +10
  9. Meals,Rejected by Everyone(誰もが拒否した食べ物)に代わる前か
    それでも十分マズそうだけど・・

    • 評価
  10. 穴空いてたらやばかったかもだなー・・・

    • +1
  11. 上手く開かなくて無理矢理開けてるけど手を切りそうで見ててヒヤヒヤする。時間が経って劣化したのかも知れないけど、戦場でこんなだったら自分なら切れるかも。
    中味は案外悪くなさそう。最後に作った炒め煮?はなかなか美味しそうだけど、戦場で悠長にこんな物作ってられないのでは…

    • +4
  12. 陸自の戦闘糧食II型は100年後、食べれるかな?

    • +1
  13. レーションを手に入れたのね・・・レーションは戦地で戦う兵士のために開発された戦闘食糧よ。味はともかく栄養素やカロリーは十分に備わっているわ・・・・・。でも、100年前につくられたレーションを食べようとしている人は、スネーク、あなたが初めてじゃない?

    • +5
  14. しかしこれ、本来はどうやって食べるものだったんだろう?
    やっぱり煮るのがデフォなのかな?

    • +3
    1. ※21
      火が使えるときはスープにしたりビスケット(お
      菓子のではなく保存食としての堅パンのこと)な
      んかとごった煮にしたりしますが、火が使えない
      状況ではそのままかじったり、スプレッドのよう
      に乾パンやビスケットと一緒に食べます。

      ただ、動物性脂質の塊なので、気温の高い場所だ
      と脂質が解けて液状になりますが、そういう場合
      は不明です(寒冷地用の保存食なので、そのへん
      は考慮してないんでしょうけど)。

      • +5
  15. 少女終末旅行思い出した。本物のチョコレート見つけるんだけど、チョコレートって名前のレーションだなって言うのが切なかった。

    • +4
  16. 100年以上前の軍用糧食とかもはや天然記念物だろ
    ここまで状態が良いなら博物館とかで保存するべきサンプルだろうに易々と食べても良いものなのだろうかとふと思った

    • +5
  17. レーションじゃないけど
    昔なんでも鑑定団の出張鑑定に未開封のビンテージコーラを持ってきてる人がいて
    鑑定後開けて記念に飲んでた
    そこそこ良い値段ついてたのに飲んじゃうんかーいwって思った

    • +5
  18. >1906年の米陸軍緊急配給保存食品

    114年前の保存食品…頼まれても食べたくないわ!
    味を語っていない時点で、味はまあ御察し…かな?

    • -1
  19. 今丁度ローソンのPB食品のパッケージデザインがレーションみたいになってるからレーションを食べる気分を味わいたい人は要チェックだ。

    • 評価
  20. 不味く作られていたのはDレーションみたいな非常食の話で、戦場ではなにもレーションだけ食べている訳じゃないし、文化も取り込んだ形で美味しく作ろうってされてるよ

    • +2
  21. 一方ロシアでは兵士にウォッカを支給した

    • +2
    1. ※31
      ウォッカの回し飲みは部隊の連帯を強める役目も果たした
      特に戦車兵などは、1台ごとの乗員が家族みたいになった
      (昔から各国の同じ車体の戦車兵は家族みたいになるけどね)

      • +2
  22. 当時の食料事情を考えれば、食べることが出来ればOKな階層が多かっただろうから問題なかったんじゃない

    • +1
  23. 以前、旧海軍の赤飯の缶詰が発見されたニュースがやっていたが、アレも保存状態が良好だったな。
    日本では法律で缶詰の賞味期限が一律で決まっているけど、欧州ではビンテージの缶詰を売る店が存在しており、ワインの様に熟成を楽しむ文化があると聞く。

    • +1
  24. 都市伝説の類だが、第一次大戦の頃に北アフリカを作戦行動中のフランスの部隊が、100年以上前のナポレオンのエジプト遠征時代の食料と弾薬を見つけて窮地を脱したという話がある。

    現代のレーションならホントに100年持つかもね。

    • 評価
  25. 米軍のMREは初期型~中期までは保存を前提にしていたので、不味く作るというよりも保存料の化学薬品臭が料理を台無しにしているという状態で、メニューになっている料理そのものは真っ当に作っていました
    中期型の後半からその辺の改善がはじまり、現在の最新型では普通程度に美味しいというレベルには化学薬品臭さは解決されましたが
    それでもやはり各国軍のレーションに比べるとロシア軍のものにすら負けるなあ…というくらいまだまだ美味しさのアドバンテージが付けられているようです

    • 評価

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