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10秒で心を落ち着かせる目を使った感情のハッキング法【ライフハック】

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(著) (編集)

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心を落ち着かせる、目を使ったライフハック/iStock
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 哲学者プラトンは「目は心の窓」という名言を残した。確かに目をよく見つめれば、その人がどのような気持ちでいるのか察することができる。

 例えばポーカーの大会で、プロのポーカー選手はサングラスをしている。別に照明が眩しいわけではない。目から感情を読まれるのを嫌ってのことだ。

 ポーカーの世界には「テル(tell)」という用語がある。これは、プレイヤーの動作や行動の変化を意味し、プロともなれば、プレイヤーのほんの少しの挙動から手札を推測することができる。

 目には「テル」がたくさん現れる。だが無意識のうちに出てしまう眼球の動きや表情を隠すのは、非常に難しい。だから手っ取り早くサングラスで隠してしまうのである。

人は不安を感じると目を大きく見開く

 さて、私たちが不安を感じると、目は本能的に大きく見開かれることが知られている。ダーウィンによれば、不確実性に直面したとき、より多くの感覚情報を集めて、危険が迫っていないか探るためであるらしい。

 大きく見開かれた目に、さらに恐怖と関連した表情まで浮かんでいれば、それは不安感をはっきり告げるサインとなる。それを見た他人は、何も言われずとも危険が潜んでいる可能性を察知することだろう。

 なお目が見開かれるのは、恐怖を感じたときだけではない。これは、より多くの情報を集めたいと思っているときの反応なのだ。

 だから、たとえば何かとても興味のあるものを目にして、心が好奇心で満たされたときも、やはり目が大きく見開かれる。

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表情とのミスマッチで脳を混乱させる

 ところで、目をできるだけ大きく開いたまま、何か不満を感じることや腹の立つことを想像してみてほしい。きっと、それほど怒りを感じたりはしないだろう。

 というのも、怒りを感じたとき、私たちの意識は行動に向けられる。脳は情報を集めようとはせず、代わりに怒りの原因に働きかけようとする。よって目は見開かれず、細められる。

 ところが大きく目を見開いて、怒りの表情が浮かばないようにしてしまうと、脳はそのミスマッチに混乱する。だから、目を大きく開いて、怒るのは相当に難しい。

 今度はできるだけ目を細めてみよう。それで、旺盛な好奇心を発揮してみてほしい。もちろん、無理な相談だろう。

 好奇心が発揮されたのなら、脳はできるだけ情報を集めようとする。ならば目は大きく見開かれなければならない。

 それなのに目が細められているのは、脳としてはどうにも違和感のある話で、本気で好奇心を感じているとは思えない。だから、やはり興味を持つことができない。

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目を使って10秒で感情をハッキングする方法

 このように、感情と目には密接な関わりがある。ならば、これを逆手にとって、怒りや不満を感じたら、好奇心に変えてしまうことだってできる。

やり方は簡単だ。

1. 今の気持ちを口にしてみる。「なんだか、腹立つな」など

2. その時、目が開くか、細められるかを意識する

3. 10秒間、目をできるだけ大きく開く。その状態で、再び怒りや不安などの感情を呼び起こしてみよう。それらを好奇心へと変えてみよう。不思議とそれらの感情は弱まっているはずだ。

 怒りや不安などネガティブな感情は、目を大きく開けることで好奇心へと変わっていく。西川のりお、西川きよし師匠が目を見開いているのは、怒りや不安をお笑いの好奇心に変えているのかもしれない。

 嫌な気持ちになるたびにこれを繰り返し試してみよう。きっとすぐに好奇心に変えられるようになるはずだ。そして好奇心の力強さに驚くに違いない。

 もちろん個人差もあるので、誰にでも有効というわけではなさそうだが、鏡を目の前に置いて、目を思いっきり見開いた自分の顔を見ると、別の感情が芽生えてくる可能性は高そうだ。私の場合は素っ頓狂なその顔に笑うしかなかった。

References:To Calm Down Quickly, Try This 10-Second Eye Exercise | Elemental/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 23件

コメントを書く

  1. 西川のりお師匠が登場したのは、ワロタw

    なんか目を見開くことに集中して、目を開けるぞって以外の感情が出てこない

    • +6
  2. アメリカのカジノってカメラでお客さんを撮影してて、その瞳孔の動きで八百長を防いでるんだってね、777が出て瞳孔が開けば正常、瞳孔に何の反応も無ければ「ビンゴ!」ってことみたいね。

    • +4
  3. これは僕には駄目だ。
    相手を威嚇するとき瞳孔を広げる練習をしたので逆効果。
    意識的に眼を見開くと結果、攻撃的になる。

    • +1
    1. ※6
      サムネみたいに、わざとらしく見開いてみたらいいよ。
      私は怒るとき、目を見開いて攻撃的になるんだけど(相手の出方を伺い集中してるから、「より多くの情報を集めたいと思っている」のに間違いないと思う)
      もっとビックリ!な顔してみたら、怒り飛んでったわ。笑っちゃうから。

      • +1
      1. ※8
        ありがとう。
        上手くいかないわw。

        ※21
        できるよ。
        猫とか虎とかアタックするときクワッてなるでしょ。
        あんな感じに練習した、スパーリングのとき相手を怯ませる効果がある(もっともしばらくすると相手もなれちゃうからたまにね)。
        例えば反射で眼を閉じるとか、呼吸のリズムとかはコントロールできるからその延長だし、要は意識のかけかた。
        その部位に集中してそこの呼吸を感じるような感じ(ヨーガにある技法)。

        人に教えたことは無いので誰でも出来るかわからない
        でも姉は座頭市の真似して耳を動かせるようになってたなー。
        遺伝的資質?では無いと思うよ

        アドレナリンを上げてるかはわからないけどね。

        • 評価
    2. ※6
      瞳孔は不随意筋だと思うので、目を見開(=瞼をあげる=当然随意運動)いて、瞳孔を広げられるのは大変難しく、できるならスゴいですね。
      瞳孔が開くのは、暗いとき、アドレナリンなどを受けて興奮状態に入った時などで、基本的には生死を確認する反射といわれるくらいコントロールできにくいハズなんだけどね。

      • 評価
  4. ドラマとかで演技下手な人は目むいて怒るよね。
    でも半分正解だとは思う。その半分は「怒って殴りかかる場合」。

    • +2
  5. >目を大きく開いて、怒るのは相当に難しい。
    >今度はできるだけ目を細めてみよう。それで、旺盛な好奇心を発揮してみてほしい。もちろん、無理な相談だろう。

    えぇ? 全く共感できない…。

    仏像なんかでよくあるように、
    憤怒の形相でカッと目を見開くのって普通だし、
    むしろ目を細めて怒っている方が想像しにくい。
    (上目遣いに睨んでたりする感じ…?)
    怒る時って、血走った眼を見開いていることが多くない?
    アドレナリンがんがんでリミット振り切った戦闘状態なら、
    情報収集と攻撃を並行して行う集中力も高まってると思う。

    逆に、好奇心を発揮する際も、
    遠くの物をよく見ようとするとか
    注目している以外の情報をシャットアウトする為とか、
    目を細めて集中することは多々あると思う。

    • +3
  6. なんかよくわからんな
    やってみたけど
    日本人て欧米と比較すると無無表情だし当てはまらないかも

    • +1
  7. 通勤中にいちゃもんつけてきた♂全員目開いて血走らせてましたけどねぇ。

    • +3
  8. 目を見開くというか眉毛を上げてビックリ顔にして、「おいおいボブなんてこった」などとつぶやくと怒りがそがれる気はする

    • +5
  9. 小学校の時の担任が目玉飛び出るんじゃないかってくらい目ひん剥いてキレ散らかすおばちゃんだったので苦手だわ…
    他人のびっくりした顔見てもいまだにビクってなる

    • +4
  10. 目頭側に力入れて見開くと、違和感なく怒りの感情になる。昔のヤンキー風に見下ろしていちゃもん付ける感じ。

    目尻側に力入れて見開きながら怒ると、病的に危ない人格になった感じがする。口角を上げると、怒ってるのにちょっと楽しくなるところが、逆になんか危険。

    • +2
  11. 目を大きく開いて、怒るのは相当に難しいって書いてあるけど、ブチ切れた時って瞳孔が開くから目が大きくなる。怒りで目が血走るっていうじゃん。

    冷静になるために、逆に目を閉じた方がいいんじゃない?

    • 評価
  12. 古くから文学の中においても「眼を剥いて怒っ」たり「眼を細めて(計算高く)考え」たりする傾向がある日本人には向かない方法な気がします。(笑)

    • +5
  13. ハワイアン・カフナの技法を少し。
    怒りのコントロールというより、現実に向き合う方法。
    外から刺激や自身に生じたストレスや強い感情を扱う。

    「いま、ここにある」ものに集中することで意識の集中を深め、そしてそれを逸らすことが出来る。

    やり方は、まず視野に入る物から「赤いもの」に注意を払う。
    一つじゃなくて見えるもの全ての赤いものに平等に意識を向ける。
    最初は言葉にしてリスト化してもいい、慣れるといらなくなる。
    大事なのは個別にものを追わないで、全体にぼんやり見て視線を個々のものに合わせない。
    (視力に自信のない人はピンスポットに全体を見ていくのでもいい、断片を重ねても全体を)

    公園のベンチ辺り、あるいは自室でもいい、少し静かで緑のあるところでやって見よう(駅前は刺激が多すぎる)。
    ゆっくり頭を動かして「信号機、ポスト、クルマ…ステッカー、なんだかわかんないもの…」と意識していく。
    数秒やって一休み、一度目を閉じる。
    今度は「青」を「空、クルマ、そこの建物の屋根…」一休み、「黄色」「緑」「明るいところ」「暗い場所」と続ける。

    • +2
  14. そうしたら全体に景色を見てみよう、見るもの全てがクリアになっている。
    もちらん個人差はあるがコントラストや彩度があがるはず、脳の感受性を少しいじったようなものさ(ダイナミックレンジのスライダーを動かす感じ)。

    次いで「動いているもの」だ「クルマ、雀、雲、風に揺れる木々の葉、走る子供…」。
    それから「動いていないもの」「建物、道路、ガードレール」
    それから「音がするもの」「クルマ、信号機、笑い声…」と「音がしないもの」
    「匂い・臭い」「咲いた花のかおり、ベンチの薄いペンキ臭、どこからか揚げ物の匂い…」

    こうして外からの刺激感覚の感受性を上げると、いろいろと気付きがある。
    街の小さな変化、季節の移り変わり、人々の表情が豊かなこと、共感能力Up etc
    そうしたら、周囲の全てに感謝の言葉を口にしよう。
    強制しないけど、カフナの技法だからね。

    • +2
  15. で、逸らす話。
    もし体からの刺激(体性感覚)が強いなら、外からの感受性を上げよう。
    もし外からの刺激が強いなら、まず静かなところに移動して「動かないもの」や「ものの
    影」に集中すると刺激を避けることができる。

    あと怒りや欲求は「体のどこかに力が入っていてそれが過去の出来事と結びついてるから、そこを意識的にほぐすといい」そうだ。
    ストレッチしながら怒れないということ。

    長文すまない。

    • +2
  16. 好奇心でモノを見てる時の真似をしろってことだね
    ただのコップを「おおスゴいコップだ」って見るか、睨みをきかせて「つまんねぇコップだ」って見るかで内面の感情に変化が出るやつ。
    面白いよね

    • +1

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