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人の視線が怖い「スコポフォビア」とは何か?それを克服する方法は?

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(著) (編集)

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Image by Gerd Altmann from Pixabay
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 人に見られるのが怖くてたまらない、自分の写真を撮られるのも嫌。極端に視線を恐れるこの症状は「スコポフォビア」と呼ばれる恐怖症の一種だ。

 日本人の場合、文化的な背景から他人の視線が苦手という人もいるだろう。だがここで定義されている「スコポフォビア」は過剰なまでに恐怖を感じ取ってしまい、身体と精神の健康に影響を及ぼす可能性を伴う不安障害のことである。

 また、海外で定義されている「スコポフォビア」は、日本語で定義されている「視線恐怖症」とは若干の異なりがあるようだ。

 ここではスコポフォビアとは何か?またそれを克服する方法について見ていこう。

スコポフォビアの様々な症状

 学校の授業で発表するのが大嫌いだったという人は多いだろう。嫌いだけどなんとかこなせたのならまだ大丈夫だ。中には人前での発表だなんて絶対にムリだという人もいる。

 人に見られることが恐ろしい、人からの視線に耐えられない。そんな人は自分の写真を撮るのだって嫌だし、自分の写真をSNSのプロフィール欄にアップするなんて狂気の沙汰だ。

 スコポフォビアの人は、他人から見られると極端なまでの不安を覚え、呼吸が速くなったり、心拍が上がったりするといった症状があらわれる。

 気分が悪くなる人もいれば、だらだらと汗をかく人もいる。症状は人によって千差万別で、中にはこうした症状がちっともあらわれない人もいるという。

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社会不安障害の一種でいくつかの要因によって発症する

 スコポフォビアは社会不安障害の一種で、個人や状況、環境に応じてさまざまな進行の仕方をする。

 スコポフォビアはほとんどの恐怖症と同じく、いくつかの要因によって引き起こされる。要因は1つだけとは限らないのだ。

 それらをきちんと把握しない限り、視線に恐怖を感じている人がどのような苦しみを経験をしているのかを理解することは到底できない。

 このことをくれぐれも忘れてはいけないし、憶測だけで勝手な判断をしてもいけないことも肝に銘じておこう。

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Image by Tunatura/iStock

スコポフォビアを発症するいくつかの要因

1. 遺伝子と観察

 これが一番の原因というわけでもないが、両親からどのような遺伝子を受け継いだのかは、確かにひとつの要因だ。また、誰かがスコポフォビアを発症しているところを見ているうちに、自分も視線が怖くなってくるということもある。

2. 社会不安障害

 スコポフォビアはほかの恐怖症とは違って、恐怖に基づく社会不安障害の側面が強い。そして、ほとんどのケースでは子供の頃に味わったトラウマによって発症する。

 また、いじめや虐待が原因で徐々に恐怖が芽生えるということもある。このケースでは健全な自尊心が損なわれてしまうせいで、他人の視線を避けたり、写真を恥ずかしがったりするようになる。

3. 障害や病気

 トゥレット障害やてんかんといった病気も原因になる。どちらの症状も発作が起きると否が応にも人目を引く。そうした人は望まぬ視線にさらされることになり、そのせいでやがて恐怖を感じるようになる。

4. 積み重なった恐怖

 普段は社交的な人であってもスコポフォビアが顔を覗かせる場合がある。それは舞台に立ったり、人前で発表したりすることへの自然な恐怖心のせいで発達する。悪い身体イメージを抱く人やパーソナリティ障害の人に発生することもある。

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見られる恐怖を克服する方法

 スコポフォビアの人はたくさんいる。だが一番大切なのは、それにどのように対処するのかということだ。

 スコポフォビアを克服する方法のほとんどは専門家の助けが必要になる。だがもし自分だけでどうにかしようと思ったら、とにかく視線になれることだ。

 たとえば、誰かに自分を見つめるように頼んで、それにどのくらい耐えらえるか時間を測ってみよう。そして次にやるときは前回より少しだけ長く視線に耐えてみる。いつかはもう大丈夫と言えるようになるだろう。

 あるいは、誰かに見られていたとしても、視線なんて実体のないものだと自分に言い聞かせるのも手だ。時々写真を撮ってみて、誰かと一緒に写ることに慣れるまで頑張ってみるという方法もある。

 もちろん、簡単なことではないだろうが、そもそも簡単に克服できる恐怖症なんて滅多にない。

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Image by Gerd Altmann from Pixabay

素直に専門家の力を借りるのも大切

 こうしたやり方がうまくいかなければ、やはり専門家の助けを求めるべきだ。認知行動療法、反応妨害療法、集団療法、催眠療法、あるいは薬の服用といったやり方を提案してくれるだろう。

 もちろん、あなたは視線を怖いと思うだろう。だが、最近遭遇した気分を落ち込ませる諸々のことと同じように、いつかきっとその恐怖を忘れられるようになる。

 そんなものに頼りたくないという気持ちもわかるが、スコポフォビアのせいでパニック発作やひどくネガティブな考えにとらわれてしまうというのであれば、考えてみる価値はある。

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Image by ra2studio/iStock

何かが怖くても悪いことじゃない

 最後に、「何かが怖くてもいいのだ」ということは言っておこう。それが健全なレベルであるならそれで構わないのだ。

 恐怖が近づいてきたら「上等じゃねえか、バカ野郎」と吐き捨ててみよう。

 ただ、恐怖症の域にまで達してしまうと、自分ではコントロールできなくなり、日常生活にまで支障をきたすようになる。

 もし自分自身や大切な人たちにそんな兆候が見られるようなら、できるだけ早く対処するといいだろう。

References:Scopophobia / What Is Scopophobia, What Causes It and How to Overcome It / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 32件

コメントを書く

  1. 昔なら「こいつは生まれつきor何かでショックを受けて狂っちまった」で放置で済ましてたんだろうけど
    人権と多様化の現代だとあらゆる物に病名が付くね

    • -14
    1. >>1
      現代では最後にテキトーに薬出しておわり

      • 評価
  2. 子供時代・学生時代に友人とも思ってない
    「周囲にいただけの人間」から言われた
    「お前の顔って〇〇だよな」的な心ない言葉が
    心の傷になって「相手の顔を見たくない」というより
    「自分の顔を見られたくない」という恐怖心と
    防御行動が出てしまって「相手の目を見れない」
    という人も多いと思う。つまり自分ではなく
    「他人のせい」。「他人のせいにするな」という
    言葉があるけれどこれだけは「他人のせい」としか
    言いようがない。他人の顔を本人を目の前に平然と
    からかったり品評会する人がいるけど、思ってる以上に
    相手に大きな傷を残しているし、自分の社会的評価や
    信頼度を自身で落としている事を自覚した方がいい。
    親族や家族にもやられるパターンもあるから
    避けようがない運イベントなんだよね、心の傷。

    • +20
  3. 生命のバグだね

    元々恐怖は生きるための本能
    高いところが怖かったり
    暗いところが怖かったりするのも
    危険を逃れるために必要だからそうなってる

    必要のない恐怖に悩まされて、生きるのが辛くなっては本末転倒

    • +2
  4. 昔の偉い奴等は簾の後ろからしか相手を見ないからな
    指示も誰かを通して伝えるし

    おそらく庶民もそんなにジロジロと相手をみたり目を合わすということも平時にはなかったろう

    • +6
  5. >日本人の場合、文化的な背景から他人の視線が苦手という人もいるだろう。

    ??誰かこの文章の意味教えて

    • -4
    1. ※7
      日本人お得意の「空気を読む」とか「察する」っていう集団同調圧力だとおもうよ

      • 評価
    2. ※7
      ・村社会,島国根性の狭いコミュニティーで、
       一挙手一投足を周囲から監視され
       逐一ネチネチあげつらわれるから、人目があると気詰まりだ。

      ・現代でこそ「人の目を見て話せ」と指導されるけど、
       伝統的には、「人をジロジロねめつけるのは失礼」
       とされてきたため(特に相手のほうが身分が高い場合)、
       話し相手にじっと凝視されると気まずくてドギマギする。

      どっちかかと思うけど、どっちの意味で書いてあるんだろう?

      • +4
  6. 横断歩道を渡るのは苦手だ1人で6車線道路渡ると緊張する
    車の中の人は自分なんて見ていないと理解してるんだけどね

    • +6
  7. CMや雑誌等で真正面向いて
    こっちを見てる人の顔が苦手なのだが
    こういうのはどうなんだろうか?

    • +2
  8. 子供の頃人に見られながら字の書くのが無理だった。テストの時も先生が見回りにくると書けなくなって手が止まってた。
    こういうのもこの恐怖症の仲間な気がする

    • +16
    1. >>11
      今でもある。手が震えて力が入らなくなる。

      • +3
    2. >>11
      書痙だね。社交不安障害の症状の一種で出たりする。

      • +2
    3. >>11
      わかります。
      震えまでは起きないけど、書き順とか出癖とか
      爪噛むくせで爪がボロボロで…とにかく手元見て欲しくない。なんか不安。

      絵を描くの趣味だったけど、部活中描いてる様子をずっと見られるのが嫌だったなあ

      • 評価
  9. 注目されたくないが、無視されたくもない・・・
    でも、適当な社会性のバランスが取れないと病名がつく今日この頃

    • +2
  10. 選挙の投票用紙書く時とか、手も足も震えが来る。
    別に悪いことしているわけでもない、わかってる。
    ただ、後ろから自分に視線が来てるだけで怖い。

    • +8
    1. >>17
      これ、分かる!視線が集中してるから、本当に苦手…
      人に見られるの嫌すぎて、職業も選ぶ…

      • 評価
  11. 「見つめ合うと素直にお喋り出来ない」っていうのはコレだったのか納得納得。さすがサザン。

    • -2
  12. ジャックはジルを恐れている
    ジルはジャックを恐れている

    ジャックがジルを恐れていると
    ジルが思っていると
    ジャックが思うならば
    ジャックはジルをますます恐れる

    ジルがジャックを恐れていると
    ジャックが思っていると
    ジルが思うならば
    ジルはジャックをますます恐れる…(以下略)

    R. D. Laingの詩を読むと、よく噛み締めて考えてみると、克服できるかも。

    美醜の同調圧力なんて超えた先に、たくさんの人が素敵な世界を作って待っているとおもう。もう死んでしまったひともいるけど。一人で考えていても放っておいてくれる場所

    • -4
  13. 人に顔見られることが嫌でしょうがないけど俺は俺の顔が嫌いだから
    単なる醜形恐怖症だな俺の場合

    • +5
  14. 逆に注目されたくてSNSで荒ぶったり、犯罪したりする人もいるけど、
    あれも何かの病気なのかもしれないな

    • +5
  15. 人に見られてると、震えて普通の行動ができなくなる。
    でも「できない」という自分が許せなくて、バカかおまえは!人生なめてんのか!と自分を心の中で怒鳴りつけて、なんとか平気なフリをしようとする。
    そしたら演技してるみたいになって結局不自然なんだけどね…いい意味で開き直っちまえ!と思うようにしてるよ。難しいねぇ。

    • +1
  16. 中学生でいきなり写真が怖くなって、急いで家中の自分の写ってる写真を処分したのをおもいだしたけどこれだったのかな?
    捨てなきゃいい思い出になってただろうけど、当時はそうしなきゃいけない気持ちだった
    医者にいけばよくなってたのかな??

    • 評価
  17. 下の広告がアキュビューで見つめたいな人!!

    • 評価
  18. 現実の目線もだけど写真でもこっちを見ているのは無理だな。DVDを借りに行くのは地獄だった…
    ただ、これは治して行くべきものだから向き合わなければならない。認知療法がベストだけどこういうのは多少荒く治すのもいいもの…

    • 評価

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