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人間とペットの共同埋葬を可能にしたニューヨーク州。他の州でも同様の法律が期待(アメリカ)

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(著) (編集)

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 大切なペットは家族の一員であり、他界した後は一緒の墓に入りたいと願う人も少なくないだろう。だが、ペットは別の場所へ埋葬し、人間の墓地に入ることを許可していない国は多い。

 近年日本では、ペットと一緒に入れるお墓を謳う霊園も登場しているが、日本は火葬が主流であるため、墓に入るのは人間もペットも共に遺灰や遺骨のみだ。

 まだ土葬が多いアメリカの場合、その条件が厳しかったものの、2016年にニューヨーク州で人とペットを同じ墓に埋葬することが可能になる法案が可決された。これをきっかけに、他の州でもペットとの共同埋葬について前向きな動きが出ているという。

ニューヨーク州でペットとの共同埋葬が実現

 2016年、ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ氏は、人とペットの共同埋葬を認める法案に署名し、伝統的な概念から大きく一歩を踏み出す形を実現。

 しかし、この条例には条件も提示されている。それは主に次の3つだ。

1 アメリカでは土葬が一般的だが、ペットは必ず火葬すること

2 野生動物は認めない。犬や猫などのペットに限る

3 人間もペットも自然死であること

 全ての墓地がこの法律を義務付けられているのではなく、あくまでも選択肢の1つとして共同埋葬を提供することを認められたというものであり、霊園側はこれを拒否することも可能だ。

 しかし反対に、霊園側が承諾さえすれば、同じ墓の一画にペットが埋葬されることは違法ではなくなったということだ。

 実は、この法律が可決される3年ほど前から、ニューヨーク州に限らず各州では共同埋葬解禁を求めるキャンペーンが行われていたようだ。

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Skitterphoto/pixabay

アメリカではペットを飼っている家庭は全体の65%

 2016年に米国ペット製品協会(APPA)が実施した調査では、アメリカ全家庭の約65%が自宅で少なくとも1匹のペットを飼っていることが判明した。また、8000万近くの世帯のうち、犬を飼っている世帯は5400万にものぼったことも報告されている。

 だからこそ、ペットとの共同埋葬を望む声が増えつつあることも決して珍しくはないのだろう。この法律がペットを飼っている何百もの家庭に大きな影響を与えたことは間違いないようだ。

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 しかし、実際にこの法律が実施されても、人間の墓地がペットの墓で溢れる心配はないと言われている。

 というのも、ペットを可愛がっていても思いはそれぞれで、全ての人が共同埋葬を望むわけではないからだ。ペット専用の墓地に埋葬し安らかな永眠を願うことも、飼い主にとっては当然の権利であり選択肢の1つである。

 とはいえ、この条例が実施されたことは動物愛好家にとっては大きな勝利であり、その後も全米の犬猫の権利を更に保護しようという働きが、より一層強くなっているとのことだ。

他の州でもこのアイデアが正規化されることに期待

 一方、霊園によっては人間の墓地にペットを埋葬するにあたっての新たな料金設定が行われている。

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GailRubin/pixabay

 共同埋葬を認めた霊園は、墓代を受け取らない代わりに埋葬にかかる全ての費用を霊園の維持費にあてることを義務付けている。しかし、これで自分とペットの墓が永久的に適切に管理されることになるわけで、そう思うと安心だ。

 通常は、人間よりも先にペットは逝ってしまう。飼い主にとって、愛する家族の一員を失うことは辛く、それだけに思いも強い。だからこそ、ペットも家族の一員として真に扱われるための選択肢を、この法律は与えていると言えるのではないだろうか。

 この法律は、現在ニューヨーク州のみで適用されているが、国の一部でこのアイデアを正規化することで、他の州も同様に倣うことが期待されている。

References:The Epoch Timesなど / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 11件

コメントを書く

  1. 何にせよ飼い主の選択肢が増えるのは良い事だ

    • +11
  2. 言われてみると土葬の国って一人一墓だから、
    日本みたいに「家族は同じ墓に入る」って感覚は無いのか

    • +1
  3. 素晴らしい。ニューヨークはいつも先行ってる。
    日本もこうなろう。

    • +1
    1. >>3
      日本だって既にペットと一緒に入れる区画が売られてるよ。
      全員がペットと一緒に入りたいわけじゃないからそういう人達にも配慮して区画で区切ってる。

      • +3
  4. 日本の仏教ではペットは人間と同じ墓に入れないんだよね

    • +1
  5. まだきちんとルールが整備されていない時に悲しい事案がありました。飼主が遺言で自分が亡くなった時は愛犬も一緒にと意思表示した為にまだ生きれる愛犬が安楽死されたそうです。とてもショックでした。今回はペットも自然死であることとあって安心しました。

    • +6
    1. >>5
      うへぇ…マジで?
      もっと読解力あろうよ当事者の人ら…

      • +4
  6. これ未来の生物が発掘したら「人間という生物には動物婚があった」とか思われるのかな。

    • 評価
  7. 人間もペットも自然死であることが条件ってのは、ペットロスで後追いしたいと思う人を思いとどめてくれるのかもしれないな。

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