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「え!?自分産んでる?」23年間オスだと思われていたミミズクが、卵を産むというサプライズ。本人もびっくり(イギリス)

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Chracker Heller / Pixabay
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 イギリスのグロスターシャー州にあるフクロウ保護施設で、23年間飼われているワシミミズクのオスが、このほど卵を産んだ。

 これまで施設では、このミミズクが健康だったこともあり、特に専門的な性別検査をしなかった。専門家によると、フクロウやミミズクは性別の見分けが非常に困難だという。

 スタッフによると、23年間このミミズクはオスのような行動をしていたことから、オスだと信じられてきた。それが、今回のどっきりサプライズである。

 このオス(メス?)が産んだ卵はこれが初めてで、1個のみ。しかも無精卵だった。施設のスタッフらは当然驚いたが、一番ショックを受けていたのは、他でもないミミズク自身だったようだ。

23年間、オスと思われて施設で育ってきたミミズクが初の産卵

 グロスターシャー州グロスターのフクロウ保護施設『Barn Owl Centre(バーン・アウル センター)』で、ヒナの時から引き取られ23年間保護されてきたワシミミズクの「カルン」というオスが、6月24日に卵を産んだ。

 現在、46羽のフクロウがいるこの施設では、どこかで飼育下にあったフクロウや野生で傷ついたフクロウなどにリハビリを与えるために保護しており、繁殖目的で育てていない。そのため、フクロウの性別を重視せず、見た目の振る舞いによってオスかメスかを見分けてきた。

 これまでずっと健康だったカルンは、特に交尾の時期にはオスのような行動が見られたことと、23年間一度も卵を産まなかったことから、施設スタッフはカルンをオスだと思っていた。

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image credit:The Barn Owl Centre

 飼育下にあるフクロウの平均寿命は60歳ほどとされ、カルンは23歳とまだ若いが、最近になって心臓に炎症を起こす健康問題を発生していた。その矢先の産卵となり、スタッフは大いに驚かされた。

カルン、卵を見つめ目を見開いてショックを露わに

 しかし、一番驚いたのは当のカルンだったようで、産んだ1個の卵を見て目を見開き、ショックを露わにした。

 施設創設者のヴィンセント・ジョーンズさんは、メディアに次のように話している。

卵を見た時のカルンは、自分でも信じられなかったのでしょう。驚きでいっぱいという顔をしていました。

施設にいるオスのフクロウの多くは、刷り込みで人間のスタッフを自分たちの仲間だと思っています。特に交尾の時期は、カルンはどんなものでも相手にするというオス丸出しの傾向があったので、てっきりオスだと思っていましたからね。

今後はカルンからカルニーというメスの名前に変えなければならないかなと思っているところですよ

 ジョーンズさんいわく、交尾をしていれば通常フクロウは一度に3~4個の卵を産むため、この卵は無精卵でヒナには孵らないそうだ。カルンは、残念ながら(?)母親になることはない。

「フクロウの性別の区別は困難」と専門家

 遺伝子学の専門誌『Journal of Heredity(ジャーナル・オブ・へレディティ)』に発表された2008年の論文によると、フクロウの外見は哺乳類や他の生物と比べてオスとメスに大きな違いがなく、見分けがつきにくいとのことだ。

 また、遺伝子検査を行った場合でも、フクロウのメスはZとWの染色体、オスはZZの染色体を持ち、それらは酷似しているため区別が非常に困難だという。

 しかし、もともと施設の目的は、オスかメスかに関係なく個々のフクロウを元気な状態にし、いずれは野生へ返すこと。このサプライズの出来事があったからといって、名前のジョークはともかく、特に対応を変えることはないとジョーンズさんは言う。

「どのフクロウも個性があり、カルンも特別な1羽です。今は心臓の問題が心配ですが、産卵したということはまずまずの健康状態だと思いたいです。私たちにとっては、全てのフクロウが元気でいてくれることが、何より大切なのです。」

References:Live Scienceなど / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 52件

コメントを書く

    1. ※2
      古い人なら「俺は女だーっ!」なんですが……、本鳥も知らなかったんだったら仕方ないですね

      • +6
  1. 写真でも「んん!?」って表情になってるww
    人間ならちょっとした小説になりそう。

    • +44
    1. >>3
      映画化もされる、主演アーノルド・スワルツェネッガー

      • +3
  2. おフクロウさんよぉ~~ おフクロウさん~♪

    • +9
    1. ※4
      卵見つめりゃぁぁ~~~~~~~~

      • +8
  3. 人間以外の生き物も性の不一致に気づく時があるのかもね。これは飼育員が勘違いしただけかもしれないけど。
    なんだか考えさせられるなぁ。

    • +48
  4. 野生に返すのが目的なのになんで23年もいるんだろう?

    • +1
    1. >>7
      たまに赤ちゃんの頃から保護してると人になつき過ぎて野生に返しても自活出来ないと判断される個体の話があるからそのパターンじゃないかな
      珍しいことではないと思うけど

      • +11
  5. そんなことより心臓良くなりますように

    • +55
  6. 「ちょっ、まっ・・・、え゛~」ってなってる。

    • +7
  7. 交尾の時期にオス丸出しの行動をしてたんでしょ?
    単にオスっぽい性格ではなく、これはトランスジェンダーなのではないだろうか?
    しかもこの子はペットとして生きてきたわけではなくて、野生の個体を一時的に保護しているのだろう?
    人間社会の中ではなく野生動物にトランスジェンダーが存在することを証明しえる個体ではないだろうか。
    しかもそれは生理現象までも左右すると。すごいことだよ。

    • +40
  8. 人間で言うとずっと男だと思って生きてきたら突然生理がきたくらいびっくりしたのかな。

    • +28
  9. 性的な成熟が異常に遅い個体だったのかね
    単純に子供だからやんちゃな振る舞いしてたらオスだと思われた、的な

    • +15
    1. ※13 ※18 ※21
      若いメス犬もオス犬にマウントするよねー。
      「あたしの方がエライの!」って表現。

      • +4
  10. いや、フクロウなんて普段から「驚きでいっぱいという顔」してるでしょ

    • +25
  11. フクロウ飼ってるけど、オスの交尾のような動作は狩りごっこなどでテンション上がりまくった時にもやる。
    うちもオスと思っていたけど、もしかしたらいつか卵を産むかもしれない。

    • +21
  12. インコともそうだけどオスっぽいメス、メスっぽいオスっているんだよね
    幸いインコは見た目結構わかりやすいけどね
    全鳥類に共通するのは卵を産んだらメスってことだね

    • +19
  13. ミミズクの娘(こ)だった訳だ
    (&本ミミズクもビックリ!)

    • +1
  14. ハムテル「またお父さんが子供を産んだ」

    • +47
  15. 性同一性障害って人間以外にもおるんか

    • +1
  16. 元気で男とばっかり遊んでた女の子が、思春期になって戸惑うみたいな、ウフ。

    • -4
  17. いやはや、今日も元気だ、うンチがぶっとい!
    がははははは・・・ふあぁーーあ!?

    • -3
  18. 60年も生きるとは知らなかった
    うっかり人が飼うことができるような生物じゃないね

    • +10
    1. >>35
      80年生きるオウムは、一生の間に何度か飼い主が変わったりするんだって。何だか悲しいね。

      • +7
  19. >カルンはどんなものでも相手にするというオス丸出しの傾向があったので、てっきりオスだと

    ワロタw

    • +9
  20. ワシミミズク
    ワシなのか?ミミズクなのか?
    カルン「ワシ、ミミズク!」←

    • +1
  21. 単に人間が見極められてないだけでLGBT案件ではないと思うが…

    • +6
  22. 野生のフクロウはちゃんと番を見つけられるわけだろう?
    そこに雌雄の判定のヒントがあるんじゃないか?
    フェロモンとかなのかね

    • +2
  23. この記事読んでたら「ビックリ顔かわいい」から「オス丸出しの傾向て」と言い方に笑ってしまい「オスとメスって結局なんなんだろう」と真面目に考えて「生物全体の雌雄の定義が覆されることも今後あるのかな」なんて思考が飛躍しちゃったよ。
    それから半陰陽の人の体験談を思い出した。成人しても声変わりしないと思っていたら、高校卒業するのに初潮が訪れないと思っていたら、とか。
    性別の決定って実は複雑なんだなって改めて思った。主観では男性、客観では女性、医学的にはそのどちらでもあるという例では前提を定めるならどれになるの?それだって個々の考え方で違ってくるんだろうしね。
    だらだら考えたけど、結局はカルンが早くよくなるといいなに落ち着くんだけどね。雛から保護して23年お世話してるスタッフさんの心情を想像するなら一番大事なことだよねきっと。

    • +8
  24. 鳥の体は巣の準備が整うまでは卵ができないようになってるからな。うちの中型インコも18歳だが一度も卵を産んでいない。(染色体検査でメスと確認済み)
    それまでと全く環境が変わっていないのに急に産んだならホルモン異常などが疑われるのでは。鳥の気まぐれかもしれないが。インコオウムではよくある話。

    • +5
  25. 男前過ぎて本人も勘違いしていたのか

    • +2
  26. どんなものでも相手にするというオス丸出しの傾向
    って言い方ぁ……
    いやフクロウの話なんだけどさ

    • +3
  27. 先日、うちのインコ夫婦のオスが死んでしまった
    その後、大人しかったはずの嫁が活発になって、オスみたいな行動をとるようになった
    顔つきもふんわりした感じから、シュッとした死んでしまったオスみたいになったし、はじめはオスが乗り移ったのかと思ったよ
    人間もそうだけど、目の前に恋愛対象の異性がいないと自分の性別を意識しないんじゃないかな?

    • +6
    1. >>51
      この娘の場合誰でも相手していたそうだから恋愛対象は沢山いたような気がw

      • +3
  28. 人間以外の動物にもトランスジェンダーとかあるのかな
    この場合男だと思ってたらいきなり生理が来たみたいな状況なんだろうか

    • +1
  29. 人間も生まれたばかりの時は
    性別の判別をし辛い赤ちゃんが
    そこそこいるらしく
    母子手帳の性別の欄に
    (男・不明・女)ってあったような気がする

    • 評価

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