この画像を大きなサイズで見る月の裏側に着陸した無人探査機「嫦娥4号」で、綿花の種が発芽したというニュースは世界を駆け巡った。
この実験は、1月3日に月の裏側に着陸してから数時間後に開始されたもので、月面初の植物栽培に大きな期待が寄せられたのだが、悲しいことに枯れてしまったという。
その原因は月の夜が寒すぎたからだ。種が収められていた1リットル缶の内部がマイナス52度まで下がり、これによって実験は終了したという。
先日公開された1月7日撮影の写真には、嫦娥4号に搭載された2.6キロのミニ生物圏に植えられていた綿の種が発芽している様子が映されていた。
この画像を大きなサイズで見る月の夜が訪れ、植物が凍結
実験では、特にバッテリーの類を搭載していなかったため、月が夜になるとヒーターへの電源供給がストップしてしまう仕様だった。
このために缶内部の温度は最大マイナス180度まで急激に低下し、中身は凍り付いてしまう。
バッテリーを搭載しなかったのは、おそらく重量の制約と嫦娥4号への電力供給が優先されたためだろう。
再び月に昼が訪れ温度が上昇すれば、中身は徐々に腐敗することになる。だが、これらは密閉された缶の中で起きるので、月の環境を汚染する心配はない。
月面コロニーの未来を見据えた植物実験
植物実験は、学生から募集したものの中から特に評価が高かったものだ。そのため嫦娥4号の本来のミッションに比べれば、重要性は低く、範囲も期間も限られていた。
嫦娥4号には、綿のほかに、アブラナ・ジャガイモ・シロイヌナズナの種、ミバエの卵、イースト菌も持ち込まれており、缶の中にそれらと土・水・空気・2台の小型カメラ・温度調整システムを収めてミニ生物圏を作った上で、212.75時間にわたり生物の様子が観察された。
ただし綿の以外の5種の結果についてははっきりしない。
限定的にしか行われなかったとはいえ、とてもユニークな実験で、部分的には将来の計画にも立脚している。
実験の主任設計者である重慶大学のXie Gengxin教授によると、ジャガイモは将来の宇宙飛行において主食になれるかもしれないという。
またキャベツやマスタードの親戚であるシロイヌナズナは、成長期間が短く観察が容易だし、イースト菌は二酸化炭素や酸素を調整する役割を担える。
さらにミバエはそれらの光合成プロセスの消費者である。
要は次のステップ――すなわち月面基地の建設へ向けた科学技術的な基礎を見据えての実験と言えるのだ。
2019年後半にサンプルリターン、2020年代には月の南極を目指す
国際宇宙ステーション、ミール、サリュート、天宮2号をはじめ、地球の低軌道ではいくつもの生物学的な実験が行われてきた。
しかし低重力かつ高放射線環境で、さらに気温の変化が大きい月面で植物を成長させることに成功したのは、この実験が初めてだ。
中国は今後、2019年後半に嫦娥5号でサンプルリターン(地球以外の天体などからサンプルを持ち帰ること)を予定している。
この画像を大きなサイズで見る続く2020年代前半中にはさらに嫦娥6号、7号、8号による月の南極を目的地とするミッションを計画している。
References:Lunar nighttime brings end to Chang’e-4 biosphere experiment and cotton sprouts | gbtimes.com/ written by hiroching / edited by parumo














まえ子供の頃
科学の学習漫画に
月とかの低重力地帯で
穀物を育てると
何倍もの大きさになり
食糧事情が改善される
なんて話があって気がする
本当なのか確かめて欲しいな
※2
穂が倒れにくいので今より実が大きい品種を作ることができるという意味だと思う
※13
月面に都市を作っても同じ事が起きる
どんな景色になるだろうかと子供の頃よく思ったよ
>>2
鉄腕アトムの漫画でもあったよね太陽が月に照らされている間に植物がぐんぐん伸びて、沈むと共にあっという間に消えていく話。
草生やしただけでもすごいじゃん
残念だけど、ヒーター付けてないってことはこうなるのは想定内だったんだろうな。
でも発芽さえするなら、育てるのも可能だろうし発芽したという実証だけで有意義な結果なんだろう。
※4
有意義ではあるし、いずれやらなければならない実験であるのも確かだ。
しかし、月面の裏に初めて着陸させる探査機で2.6キロもの重量を割く程の緊急性があったのかというと不思議にも感じる。
中国人の思想には詳しくないが、月面基地の建設がすでに決定しているのであれば、まず食糧の確保が可能であると真っ先に証明する必要があったのか。
それとも、何か儀式めいた発想からなのか。
※39
無人の月面着陸だけじゃ一般ニュースとしてはもはやインパクト不足・・・
だから、なにかしら「史上初」っていう冠を欲しがったのかもしれませんね。
初の無人探査→ロシア
初の有人探査→アメリカ
初の植物育成→中国
月面開拓史でのマイルストーンと広告塔としての効果、はあると思われます。
※4
よく読んで ヒーターはついとったのよ
おそらく太陽光発電でヒーターを動かして内部の温度を保ってた
でも太陽光頼りだからちょっとした計算の違いで管理が狂ってしまったんだろう
枯れた植物には気の毒だが、この小さな一歩は地球外栽培の礎を作るうえでの大きな一歩である。
そらそうだろ
宇宙での発芽実験くらいなら国際宇宙ステーションの船外でも実験できるだろう。
※7
かなり詳しい、実験がISSの実験モジュール「きぼう」で行われていますね。
こちらはほぼ無重力ですけど。
まあ、発芽はハードルは低いと思いますよ。育成が問題だと思います。
発芽するかどうかが大事だったんだろね。
バッテリーつけてない時点で枯らすつもりでやってる。
※8
地球磁気圏の外側なのでISSより放射線の影響が高くなる
※9
最近の話なら、ニュー・ホライズンズのカイパーベルト天体(冥王星以遠)の観測
小惑星ベンヌ探査などなど
NASAのHPを見てみるといいんじゃないかな
中国の宇宙開発が最近思った以上に急速に発展してて驚く。
そういやNASAは今何の研究をやってるんだろう?影が薄いような……
寒すぎると言うか、温度差がひどかったからでは?
寒くて発芽しなくても、適正温度になれば発芽すると思うけどな。
※10
※11
月までの放射線環境や、月での放射線環境、月の「地球の 1/6 という低重力」、こういった環境で、「たぶん発芽するけど、本当に発芽するか、本当に発芽した」と確認するのも科学実験の大きな意味の一つです。
次は、成長や収穫、異常(その生物そのものと、人間が利用して毒とか発がん性とか)がないかとか確認ですかね。
これらの一つ一つの積み重ねが今の世界の科学技術を作りました。今後の中華人民共和国に期待です
実証するまでもない,やる前にわかってたよね。これ。それともまだ生物系は中国弱いのかな。
※11
実験というのはロジックをデータに変えて想定外の事象を洗い出す作業なんだよ。例えばロケットの固形燃料なんか、資材を練り込む過程で作られるほんの僅かな泡が気流の乱れを産んで推進力に影響するなんてわからなかった。実験自体は誰がやったって良いんだから、データ取ってくれたことには素直に感謝すべきだよ。
必要なのは発芽までで、始めから期間を局限してたのかな?
倫理的な(植物を粗末にしたことでは無く持ち込んだことについて)懸念も感じるけど、それ以上に最近の中国の、こういう方面のイケイケドンドンなやり口は羨ましい。
※12
Planetary protectionという国際的な取り決めがあって中国は批准してるから、問題のない行為なんだと思います。ちなみに、袋詰めされたアメリカ人の排泄物が月面に捨ててあります。
トライ・アンド・エラーだ頑張れと素直に応援しとく
真空だから密閉すれば意外と保温されると思ったけどマイナス180度て
ヒーターがないってことはこれ想定内だよね
発芽しただけで十分に成功なんじゃないだろうか
いつか宇宙芋食べたい
※18
宇宙芋っていう名前なんか良いね。
宇宙ブランドの農作物とか売り出される未来が来るのかな。割高でもいいから出たら買うよ。
※18
ゴンスケかな?
何にせよ生物関連(人間含む)は放射線を減衰させるところから始めなければ
実用性が感じられないな。
中国の伝説で
地上に金木犀をもたらしたのは月に住まう女神だった嫦娥、というお話があったね。
真面目に応援してまっせ。
あらま、枯れちっち
発芽まで行けたならとりあえず成功やな
寧ろマイナス25℃で植物が耐えたらそれはそれで大発見だけども
大気は神
ちっちってタイトルでよく見るけどどういう意味?方言?
とりあえずもやしは宇宙でも食べられそうだ
まだ動物でなくて良かったよ
※34
情報がないのでわかりませんけど、ハエの卵が行っているハズ。孵化しなかったのかも
>密閉された缶の中で起きるので、月の環境を汚染する心配はない。
でもこれからずっと極端な温度変化を日夜繰り返す事になるわけだが、その密閉缶とやら大丈夫なのか?
寒いことは知ってたはずだよね。
育成収穫までやろうとするとそれこそ桁違いのコストがかかるんだろうなー
しかしいずれ月面産の食物ができるのかと思うとロマンがある
枯れちっちw
南極に自生してる苔類と草類「ナンキョクミドリナデシコ」「ナンキョクコメススキ」
見たいので地価にシャーベット状の氷有る場所で実験して欲しいな
寒くて乾燥に強い植物なら自生できる植物や苔類いないかね
夜は‐170度まで下がるしそんな低温で育つ綿花はいないもんなあ
中国はどうやらバイオスフィア的な物を目指してたみたいだね
ハエが二酸化炭素を出し植物が光合成をして排泄物を酵母が分解する
植物の発芽は第一段階に過ぎない
やらなくても分かるとか何とか書き込んでる奴は実験の大切さが何も分かってないお子ちゃまだろうな
論理がどれだけ正しくても実証が無きゃ科学においてはゴミ同然の机上の空論・妄想の産物でしかない
中国すげえよ
地球の75%が海。人類が探索できた深海はたったの5%。深海の調査資金の大半が宇宙探査に当てられると言う。宇宙探査は深海から目をそらさせるカモフラージュです。
地球上でできる想定実験をわざわざ実地検証するために膨大な金をかける中国って凄いのかバカなのか理解できん。
一杯のコーヒーに角砂糖20個入れたら甘くて飲めなくなるかどうか、実際にやってみる奴がいるのか? っていうのと同じレベルのバカさ加減。