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イギリスのレストランやスーパーで扱っている肉の5分の1以上に別の動物の肉が混じっているという調査結果

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(著) (編集)

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 イギリスのレストランやスーパーマーケットで販売されているソーセージ、バーガー、ピザに使われている肉の5分の1以上に、表示されていない動物の肉が含まれている、という調査結果が明るみに出た。

 英国社会を揺るがすこのような食品偽装スキャンダルは、過去5年の間に2度目のこととなる。

 英国食品基準局(FSA)が試験した665品目のサンプルうち145品目に、パッケージに記載されていない動物のDNAが含まれていることがわかったという。

 だが、偽装肉を扱っている精肉業者や販売店の名前は一切公表されていない。

食品表示にない肉が混入されている

 この結果は異質な肉を意図的に混ぜていることを意味していて、食品分野に横行する詐欺の一部である可能性があるとFSAは言っている。

 もっとも異質肉混入率が高い食品は、ラム(羊)の生肉や調理済み製品で、ラム肉使用と表示しているにもかかわらず、完全にビーフしか使っていないカレーやケバブもあった。

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他の動物の肉を意図的に混入している

 2013年に、ビーフ製品の中に馬のDNAが見つかった馬肉スキャンダルで、ヨーロッパじゅう激震が走ったのはまだ記憶に新しい。

 FSAは2017年の調査結果から、これらは”意図的な混入”と同じだとみなした。

 この試験は、意図的に”コンプライアンス問題”が疑われる事業を対象にしたという。とはいえ、彼らが広範な食品業界を代表するものではないとも言っている。

問題の肉の85%が肉屋かテイクアウトビジネスのもの

 問題の145品目の半数近くは、小売業者からのサンプルで、3軒のスーパーマーケット、50軒のレストラン、22軒の食品製造者が含まれている。

 問題のサンプルの85%が、肉屋かテイクアウトビジネスによって販売されていた。

 4種もの異なる動物のDNAが出たサンプルもあれば、商品ラベルに記載されているはずの肉などまるで入っていなかったものもあった。

 ラムだとされている製品からほかの動物のDNAが検出されることがもっとも多く、次にビーフ、ヤギと続く。混ぜるものは牛のDNAがもっとも一般的に使われていた。

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■どの肉に謎の肉が混ぜられたのか?

665品目のうち145品目が、パッケージに表示がなされていないにもかかわらず他の動物ののDNAが混じっているか、全部が置き換わっているた。下記の数字は、その145品目の肉製品のうち、ほかの動物の肉が混ぜられた数だ。

・ラム(羊)77

・ビーフ29

・ヤギ19

・ポーク/ハム18

・カモ1

・ダチョウ1

 パッケージに明記されていなくても、ブタ、チキン、ヒツジ、ターキーも頻繁に使用されていた。

 ひき肉製品に不適切なラベルがもっとも多く、ソーセージ、ケバブ、レストランのカレー料理と続く。

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2013年の馬肉スキャンダル問題

 来年の3月にイギリスが離脱することになっているEUは、2013年1月の馬肉スキャンダルのようなことが再発するのを防ぐために、昨年、ヨーロッパ食品業界の取締まりを厳しくした。

 その年、ヨーロッパのスーパーマーケットで牛肉や豚肉として売られていた製品に馬肉のDNAが発見された。何百万人以上もの消費者がショックを受けた。

 冷凍食品ブランドのフィンダスは、イギリスを含むヨーロッパ諸国でビーフラザニアを販売しているが、それには60~100%の馬肉が含まれていた。

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 お惣菜食品を販売している会社の多くが、馬肉が含まれたビーフ製品を知らないうちに売っていたことをしぶしぶ認めた。

 結果的にヨーロッパじゅうのスーパーマーケットが、肉のシチューやラザニアの缶詰のような疑わしい商品を大量に棚から回収するはめになった。

 この馬肉は、オランダの会社向けに肉を卸していたルーマニアの食肉処理場が発端だったことがわかり、2018年3月、3年に渡る捜査の結果、ふたりのフランス人とふたりのオランダ人が組織的詐欺の疑いで起訴された。

References:metro/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 68件

コメントを書く

  1. 日本でも前にあったよね、似たような事件が、食肉業界って闇が深いのかな?

    • +31
    1. ※1
      加工品が闇深いって言った方が良いかもね。混ぜ物すればするほど原価は安くなっていくから、ちょっとでも金が欲しいと思った経営者がいれば広まっていく
      そして残念な事にクリーンな業者の方が少ない時代があってどもやってるって事がまかり通る業界でもある

      • +12
    2. ※1
      ま、羊頭狗肉と言葉があるくらいだから、古今東西、人間の営みは変わらんですね。
      ハラールフードだと思っていた人たちにとっては激怒の種ですが、毒物が入っていなくておいしければオッケーな私にはほどほどにしてくれよという話です

      • 評価
  2. イギリス版ミートホープか。
    でもこっちだと馬肉の方が高級だから変な感じ。

    • +43
  3. 先進国の人間様は、舌で分かるスキルもないのに、あの肉はヤダこの肉はヤダ、高いマズイってロス出し過ぎだからいけない。
    シメた肉は適正価格でありがたく食え。その意識だけでかなりかわる。

    加工肉嫌う人も知らず知らずインジェクションミートくらいは食べてたりする。
    ブラインドテストで肉の違いがわかる人だけ文句を言おう。

    • -37
    1. ※6
      言いたいことはわかるが、問題が別だろ

      • +37
    2. ※6
      自分の口に入れるものがなにかって知りたいでしょ
      味の問題ってわけじゃないんだよ
      あとアレルギーの人とかどうすんの?

      • +3
  4. 記事には書いてないけどイギリスは文化的に馬に親しみがあり馬肉食にはむしろ忌避感を持ってる。
    日本で言うと犬猫やインコの肉が混ざってたような感覚(適切な表現かはともかくそれほど大切な動物だという意味)で、食品偽装とは別の倫理的な嫌悪も問題を大きくしているのよ

    • +64
  5. ・ラム(羊)77
    ・ビーフ29
    ・ヤギ19
    ・ポーク/ハム18
    ・カモ1
    ・ダチョウ1
    ・人間1

    じゃなくて良かった

    • +46
  6. イギリスは冷凍食品依存度が高いから
    不安も深刻だろうね

    食べれる肉だからいいじゃん…って言ってると
    恐ろしいものが紛れ始めそうだし

    • +14
  7. まぁ、どこもそんなもんだろ。
    どこの業界のギリギリのグレーゾーンで仕事やってるし、
    なんなら見えないライン、言い訳できるラインでグレーからはみ出てるよ。

    • -7
  8. 偽装は絶対にいかんけど…食品ですらないものをしれっと食べ物に混入しちゃう国が隣にあるから、馬以外は基本的に普段食べてる生き物の肉みたいだからまだよかったよねとか思っちゃった…

    • +22
    1. ※11
      世界には宗教上食べられないものがある人々がいるから。日本人にはその感覚が薄いから理解するのが難しいのかもしれないけど、とても大きな問題なんだよ

      • +7
  9. こういうのは巧妙だからね~例えば他国の材料を英国で作れば英国産という具合に…
    まあせめて食べられる材料使ってくれよとお願いするしかないね

    • +7
  10. 合い挽き自体はいいとしてもそれを隠すのはいかんよ
    信頼を裏切ってる

    • +19
  11. 自分は食べれる物なら混ざっていてもいいけど
    ウソは良くないが一般的には記載すると避けられて廃棄&ロスにつながるもんなぁ

    • +3
  12. ヘンにぼったくったり100%謳ったりせず普通に食える状態で供給してくれるならいいよ。

    • +5
  13. 自分はコーンビーフもニューコンビーフ(今はニューコーンミートか)も特に違いも気にならないから正直肉ならどうでもいい感あるんだが、宗教上の理由とかある人はショックでかいかのかもな。まあ所詮、知って食べるか知らずに食べるかの違いだけということなんだが。

    • +13
  14. これ怖いな。コーシャー守ってるユダヤ人とか
    どうしたらいいんだ。表示通りじゃないとか、
    ありえないんだが。

    • +19
  15. 合い挽き使用って書けばいいだけ、嘘w。
    鮮度や価格、ハラルを誤魔化すために使うんだろうね。
    安い鶏、流通の多い牛、豚の切り落としとかなんだろう。
    ちなみに豚と鳥のミンチは最高に美味い。

    • +2
  16. こういう話で半ば擁護的な反応をみると自分が実害をこうむるまではこんなもんだよなと常々思う

    • +11
    1. ※24
      イギリスがやってるなら日本でもやってると考えるべきなんだが他人事だよな

      ネズミの肉かも
      ミミズの肉かも
      ゴキブリの肉かもしれないのに危機感なさすぎ

      • +9
  17. 日本にいるとどうしても意識が薄くなるが、ヒンズー教徒に牛、ムスリムに豚など、宗教的タブーには最大限に配慮すべきだと思う。その点、ダンボール肉の方が遥かにマシともいえるかも。

    • -19
    1. ※25
      そもそも食用ですらない物質を混ぜ込むのは、宗教以前に人としてダメだろ

      • +33
    2. ※25
      犯罪は配慮しない・・・
      外食はこんなものだと思うなー
      表示通りと思う方が幻想なんだよ

      • 評価
  18. 表示すればいいじゃん
    上手く酒を混ぜるのが酒屋の仕事
    上手く肉を混ぜるのが肉屋の仕事だ

    • +7
  19. 混入しているラム・ビーフ・カモ・ダチョウと日本では普通の肉より高いけどね

    • +10
  20. どうせ合挽きだろとおもってたらもっと深刻だった
    夢の国の主役も混ざってそうで恐ろしい

    • +14
  21. もし牛肉だと思って食べていたものに、例えば猫やセキセイインコやネズミや猿の肉が混ざっていたらショックだろうな
    衛生的に大丈夫でも、精神的に食べることが苦痛な動物もある
    そういう心配を解消するための原材料表示だと思うし、嘘で裏切ってはダメだよね

    • +19
  22. ラムなどに牛を混ぜても元々匂いがある肉だからバレないんだろうけど。ダチョウなんかは日本では単価が高くて混ぜられない。

    けど期限切れのヤバい肉や段ボール入れるよりはよっぽどマシかもしれないね。

    • +3
    1. ※34
      ラムとマトンを混同してないか?ラムと普通の牛肉を比べたら、
      牛のほうが匂いが強いぞ

      • -2
  23. 精神的な問題もあるけど、アレルギーも危険じゃない?

    • +36
  24. お隣の国のアレよりマシってコメントが多いと思うのでまとめときますねー。
    プラスチック米、樹脂卵、牛肉(薬漬け豚)、コンクリ胡桃、古タイヤタピオカ、泥黒胡椒、羊(薬物漬け鼠肉)、豆腐、鱈(バラムツ)、地溝油、兎(猫)、ビニールワカメ、工業用塩、偽薬(日本語表記も出てきた)、 偽ペットフード、段ボール肉まん、他。
    簡単に検索してこれだけあると、馬肉混入が良心的と思ってしまう、
    けど病死してる可能性も有るからやっぱり怖い。

    • +9
  25. 動物園で死んだ動物の肉が流通してるとかいう嘘みたいな話を聞いたことあるけど平成の時代になってからはさすがにないと思う

    • 評価
  26. 知ってた。そして今の時点で日本ハムは混ぜて無いのを知ってる。

    • -1
    1. >>43
      国内の殆どのメーカーではハムやソーセージを作るのに
      リン酸塩という添加物を入れていて、保湿効果で20パーセント増量している
      (数字に関してはうろ覚え)。
      結局別の混ぜ物が入ってるだけだぞ

      ドイツの古い諺
      「ソーセージの中身は肉屋と神様しか知らない」

      • +11
      1. 「牛肉の大和煮」と称して半分くらい馬肉入れた缶詰作ってて、
        それがよく売れたんでもう偽装は止めようと牛肉100%にしたら「最近不味くなったぞ」というお叱りの手紙がたくさん来て結局馬肉入りに戻したなんて話があったな

        ※61
        それとこれとは別問題でしょ 今問題にしてるのは食品偽装であって食品添加物じゃない
        原材料にリン酸塩と書かずに使ってるなら偽装問題だけど、まともなメーカはさすがにそんなことはしてない

        • +3
  27. 30 どんな理論だよロジカルガバガバすぎない

    • 評価
  28. 銃弾の包み紙にラード塗りたくってた事件から何も変わってないなぁ

    • +3
  29. ソイレントグリーンを
    思い出したのは私だけか?

    • -3
  30. 混ぜるなら、最初から正直に表示すれば問題無いのにな。
    何々肉何パーセントブレンド、とかね。

    • +11
  31. 段ボールやら、生ごみじゃないだけいい、ワカメって言ってビニールだったなんてこともないんでしょ?まだ良心的

    • -5
  32. もっととんでもない肉が混じってるかと思ったから、かえって安心した

    • +3
  33. イギリスでは人気がラム>ビーフ>馬肉なのかな?営利目的のカサ増し異物混入にしては妙な感じ。まるでストレスためた肉屋の嫌がらせかなにかみたいな事件だな。

    • 評価
  34. ダチョウ表示の肉に他の肉が混ざってたってことじゃないの
    ダチョウやヤギはイギリスでも一般的ではないし

    • +2
  35. 中国の餃子は、元々臭くて食べれない獣肉だったり、人肉とかだったりを封じ込めて、食べれるように……。

    馬肉って癖ないから、混ぜても分からない気がするね。

    • 評価
  36. 自分は馬肉大好き(九州出身)だから、むしろ嬉しいが、

    イギリス人は普段、馬の肉は食べないのか。知らなかった。

    しかし、これだけ肉に混ぜ物してたら、終いにはイギリス人、フィッシュ&チップスとスコーンと紅茶しか口にし なくなるぞ。

    • +2
  37. 安いなら正直に合成肉と書いても売れるだろうにいちいち偽装するなよと

    • +6
  38. 今回混ぜられた肉は日本人からするとアレルギーとかじゃない限り大丈夫そうな肉ばかりだけど、海外だと宗教的な意味で制限がある人には困るだろうね。

    • +5
  39. 増量剤として使われているのがあくまで牛肉や馬肉なら、まあ普通は害はない。
    ただ問題は、それがどういう素性のものなのか?ということだね。
    こういう不正に使われるものなら、ヤバイものを闇ルートで使ってる可能性が高い。
    異常プリオンとか調べておいたほうがいい。

    • +8
  40. 15年ほど前やったか。
    友人が某チェーン店でバイトした時に見た食材(レトルト)の原材料。

    「豚肉(一部豚肉を含む)」、の表記で盛り上がってたなぁ。
    後は、「カツオエキス(サバ)」。
    鯖エキスでええんちゃうかと。

    • +9
  41. 病死した動物の肉とかだったら食えたもんじゃない。

    まっとうな肉が混ざってるとは思えんね。廃棄肉だろ。

    • +8
  42. スウィーニー・トッド的な話かと思ったら違ったでござる

    • +3
  43. ピンクスライムの話かな。日本でもマクドナルド社がチキンナゲット用にどこかの肉の仕入れにピンクスライム使って問題になってた

    • +2
  44. 猫飼いならまず知っているであろう「4Dミート」というものがある。
    この4Dとは「Dead」「Diseased」「Dying」「Disabled」。見ただけで物騒な単語が並んでいるのがわかるが、要は「家畜の屍肉、しかもとびきりのクズ肉」だ。

    当然猫に食わせるのも忍びない下の下の下肉、いうなれば産業廃棄物だが、こういう記事を見ると案外人間も知らず知らずのうちに食っているのかもな…

    • +8
  45. 昔流行ったよね…絶望ハンバーグ工場…ぺちこねぺちこね
    まぁ、明記してない肉はグレーゾーンの最低価格の肉だったりして
    菌や寄生虫感染のリスクが高いわけでまして猛威を振るった狂牛病がまだ記憶に残ってる地域だし謎肉混入に過敏になるのはわかる

    • +2
  46. 味がわかる云々の話じゃなくてアレルギーとかの衛生面の問題がある訳で
    馬肉がアレルギーでづらいとは言え絶対に無いとは言い切れないしアレルギーを持ってないはずの食べ物を食べてアナフィラキシーショック起こして死んだら洒落にならんよ

    • +3
  47. 日本のミートホープもそうだが、
    病死とか腐りかけの肉とかカビた毒米や廃棄品流通事件とか
    人事じゃないんだよなぁ

    • +4
  48. 日本でも偽装はかなりの問題にされる案件なのに「日本は他人事なんだよなぁ~俺は真剣に考えてるけどね~」と言いたいだけの人が大量にいるな

    • 評価

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