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自閉症の男性の願いをこころよく受け入れたスーパーマーケットの店員(アメリカ)

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(著) (編集)

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 アメリカ、ルイジアナ州バトンルージュに住むジャック・ライアンさんは、自閉症を抱え生きる17歳の青年だ。

 たくさんの人が行き来するスーパーマーケットなどに行くことは、ジャック・ライアンさんにとってけして簡単なことではない。あまりにもたくさんの情報が行きかう場所は、心が不安と恐怖でいっぱいになってしまうのだ。

 ある日、ジャックさんは父親と姉につれられ、近所のスーパーを訪れた。そこで目にしたのは、店員のジョーダンさんがテンポよく品出しをしている姿。

 「これやりたい!」思わず言葉が出てしまった。

 その声を聞いたジョーダンさんがとった対応が、さりげないやさしさに満ち溢れており、父も姉も感動したという。

店員の品出しに興味をもったジャックさん

 ジャックさんは、一般的な人であれば日常で当たり前にできるような感情の変化や感覚の処理に苦労していた。

 そんなジャックさんにも社会に慣れる練習は必要だ。この日ジャックさんは、父と姉のデレイニーさんとスーパーマーケットのラウズに来ていた。

 そこで目にしたのは、秩序よくテキパキと冷蔵庫に品物を並べている店員のジョーダンさんの姿。

快くその声に応じた店員

 思わず「それやってみたい」と声に出てしまった。デレイニーさんはおそらく店員は嫌がるか断ることだろうと思った。しかし、思わぬ返事が返ってきた。

 自分が商品の補充を行っている姿をじっと見つめているお客の存在に気づいていたジョーダンさんは、気さくに「いいですよ。」と答えた。

 そして品出しのやり方を教えてあげて、一緒に品出しをし始めたのだ。

 その時の様子がこちらだ。

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店員のやさしい対応と弟のがんばる姿に感動した姉

 姉のデレイニーさんは心優しいジョーダンさんと積極的に活動する弟に非常に感動し動画を撮影し、Facebookに投稿した。するとこの心温まる動画は瞬く間に世界中でシェアされることとなった。

 「ジョーダンさんは理由をつけて断ることもできたはずです。けれど彼はそうしなかった。30分間も弟のそばに寄り添ってくれたんです。そのおかげで弟にとっても私たちにとっても、すごく素敵な時間が過ごせました。」とコメントしている。

 動画の中で、ジャック・ライアンさんのお父さんは「奇跡を見ているような気持ちだよ。」と感動の声をあげていた。

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 ジョーダンさんは数学が好きな青年で、いつかは教師になるべく勉強する為のお金を貯めているんだそうだ。そんなジョーダンさんのためにジャック・ライアンさんの家族はGo Fund Meページで寄付を募った。現在12万ドル以上(1330万円)が集まったという。

 人の優しさが連鎖して、誰かの人生のサプライズを呼ぶ。小さなスーパーマーケットの一角で起きた奇跡は、きっとジャック・ライアンさんにもジョーダンさんの人生にも大小の影響を及ぼすに違いない。

written by kokarimushi / edited by parumo

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この記事へのコメント 44件

コメントを書く

  1. ジョーダンさんにはすでに
    フィールズ賞の資格がある。

    • -5
  2. 賞味期限順にキレイに整列させるって、几帳面な人には楽しいかもね

    • +40
  3. ジョーダンさん、とてもやさしそうな目をしている。偏見のないいい人なんだろうな。

    • +30
  4. アスペルガーとかもそうだけど、別に病気じゃないよね。
    性格や思考が個性的ってだけ。
    その人の個性だろうって程度にしか感じない。
    ライアン少年より遥かにヤバいヤツは世の中に腐るほどいる

    • +22
  5. みんな大変ね~
    就活頑張れよ
    俺も少しは頑張ろ

    • +12
  6. このあと、お店のオーナーも「良かったら1.2Hほど並べてみませんか?」とオファーしたんじゃなかったっけ。

    • +11
  7. 中々気持ち的には優しく寄り添ってやらせたいと思っても、バイトが独断でお客さんに仕事をさせていいのか、30分も任された仕事を放棄(語弊があるかな?)していいのか、とか考えてしまって行動に移せないよね。
    そういったお決まり事に縛られてない姿がカッコイイ。惚れる。

    • +36
  8. 世の中にはそういう人を受け入れてくれる人もいるんだね

    ジョーダンみたいな話しだぜ HAHAHAHAHAHA!!!!

    • +4
  9. 気持ちがホクホクした。みんな素敵な人達だ。

    • +6
  10. 寄付の額が凄いな〜
    アメリカの教師がどこまで生活指導に関わるのか知らないが、ぜひ手本となる先生になってほしいぜ

    • +8
  11. 昔みたいに優しくしなかったら100年後の未来人に軽蔑している

    • 評価
  12. 秩序の中に更に自ら秩序を繰り出すのはさぞ楽しかろう
    良かったね

    • +9
    1. ※19
      皆がスターティングブロックを使って、
      それが自分だけ壊れたくらいの差はできるかもね。

      ただ、人生は短距離走ではない。

      • +9
  13. 人の為を思ってやった行動で結果的に自分にも良いことが返って来ている
    そういう幸せの連鎖、良いよね・・・

    • +6
  14. 30分のロスが致命傷にならないくらいめちゃくちゃ仕事出来る人なのかな?
    ただ優しいだけじゃ咄嗟にこんなこと出来ないよ
    俺は自分の仕事だけでキャパいっぱいです

    • +9
  15. あっさり承諾したジョーダンさんは素晴らしいな。
    身近に似た境遇の人がいるのかもしれないね。
    常に声をかけてる点も良い。
    見習いたい行動だ。

    • +7
  16. 海外生活エッセイで、「日本に比べて店員の裁量が広い」つまり、
    独断でやっていい範囲が大きく取られているって感想があったな
    日本ほど均一なサービスが求められていないから
    店員一人一人が責任者の判断を仰がず行動することができる、っていう

    いい面も悪い面もあるだろうけど、これはいい面が出たエピソードだね
    全部の国が同じである必要なんてないんだから、こういう国もあるのはいいことだ

    • +38
    1. ※24
      すばらしい指摘だと思う
      ただ個人的には、丁寧なサービスを過剰に求められる日本の労働者が不憫

      • +4
    2. >>24
      それスーパーじゃなくてコンビニでしょ
      スーパーで働いてたけど、残念ながらこんな寛容にはなれないな…まずお客様を働かせるなんて!って怒られるし、30分も無駄に使えない。余裕がないんだよ、日本のスーパーは
      あと、多分障害者に商品触らせるなとかクレームもつくよ

      • +4
  17. 店に出すための商品を並べるのにその許可がない外部の人間がやるのはダメだよ。優しさ関係ない。そのおばさん個人の店ならいざ知らず。まずは自閉症ですけどってバイト入るところからだろ

    • -6
  18. すげえ、海外のスーパーって裏に回って寒い冷蔵室の中から入れたり、
    置いてある分を全部取ってから賞味期限順に並べたりしなくていいんだ…

    • +5
  19. 自閉的とアスペルガーとADHDの違いが、今だに私は、よく解らないんだが?

    • -2
    1. ※30
      現代の奴隷なんじゃないかと思えてくる
      何でないんだ!
      誠意が足りない!
      謝罪をしろ!
      教育はどうなっているんだ!
      申し訳ございませんって平謝り
      毎日こんな事ばかりで病んでくる…

      • +2
      1. ※38 もちろん、あなたがわるいんじゃない。
        クレーマーはずるい、自分の別な怒りを
        あなたに向けて発散させ、ストレス解消している。
        殴られる駅員さんの増加もそうだ。
        こんな大人のマネはいけない。
        みんなやられたら、本人にきっちり返そう。

        • +2
  20. 自分はアスペを一緒くたに“個性だから”とは言い切れないな。
    本人はそれで許されて、周りばかり傷をおってアフターケアも無しにカサンドラ症候群になったから。

    • +10
  21. 日本では、彼らのような人たちの受け皿だった職人の工場が激減して、ニートが増えたって聞いたことある。

    • +5
  22. いい話だなぁ(スクロール
    12万ドル!?!?!?

    • +5
  23. 情けは人のためならず、って言葉そのままのお話だなあ
    きっと良い教師になられることでしょう

    • +5
  24. 日本なら陳列中も挨拶しろだの売り場案内しろあれしろこれしろノルマ品買えだのクッソ鬱陶しい職種だけどな

    • +13
  25. 写真からも、ジョーダンさんの頭の良さが伝わってくる。
    きっとちょっと異例な事を引き受けても、
    トラブルなく対処できる自信があったんだろう。
    日本だったらあり得ない募金目的と、金額がたのしい。
    アメリカではもちろん親切な店員さんもいれば、
    日本では考えられないくらい不機嫌対応の店員もいる。
    でも感情労働の1つだから、そのくらいでないと
    続けてられないかも。日本が別格に丁寧なのだと思うよ。

    • +3
  26. なんかさ、こんないい話の時に日本批判になって申し訳ないけどさ、
    日本の労働者(というか労働環境)って、
    もうちょっとおおらかになっていいと思うんだよね

    アメリカの店員って不機嫌な時は不機嫌な対応するのが当たり前らしいんだけど、
    日本の店員みたいに、明らかに不機嫌なのに作り笑顔や死んだような目で、
    「ありがとうございました♪」とかって言われても別に全然うれしくないんだよな
    逆に怖いし、自分が働く立場になった時のストレスが半端じゃない。

    あと、店入った途端、バカでかい声で「いらっしゃいませーーー!!!」って連呼する
    店あるけど、あれ何の意味があるの?誰が必要としてるの?

    日本って一応世界トップクラスの経済大国なんだから、ヨーッロッパの国みたいにもうちょいゆったりすればいいと本気で思う。

    • +11
  27. アメリカ大統領にまで上り詰める戦略アナリストのジャックライアンか…!
    レッドオクトーバーを追え、は最高の映画だと思います。

    • 評価
  28. これやっちゃだめかどうかは店のオーナーが判断するだろうし、ダメだったらその後きっちり注意されてるだろうから
    「勝手にやるのだめでしょ」って批判は無意味。
    そもそもお国柄ってあるし。

    自閉症や発達障害で悩んでる人もその能力に見合った仕事が見つかる社会になったらいいなぁ。

    • +7
  29. ジョーダンさんは素晴らしい教師になるだろうな。
    生徒のやりたいことを優しく応援してフォローし、自立へ導くことができる、素晴らしい資質を持っていることがこのエピソードで証明されている。

    • +2
  30. 良いお話だね
    動画を見て涙出た
    ジョーダンさんはとても優しそうな青年だし、ジャックくんにただやらせるんじゃなくてフォローしながらっていうのがまたすごい

    後追いの記事でもカラパイアはより詳細に丁寧に紹介してくれるから好き
    後日談のフォローまであるし
    他の配信でちょっと気になるネタを見かけても、カラパイアで取り上げてくれそうな記事は待っちゃう癖がついた(笑)

    • 評価
  31. ジャックさんちゃんとドリンクの表裏を確認して棚に並べてるのね

    • 評価
  32. 私が高校の時にスーパーでバイトしてた時はハンドソープにも使用期限があるから全部総入れ替えしろとか色々言われたなあ
    ジョーダンさんも勿論優しいけど、ご家族も周りのお客さんもいい人ばかりだったんだろうな

    • 評価

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