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チェシャ猫みたいな愛くるしさ。唯一無二の笑顔で大人気となった過蓋咬合のある猫「ウォルフィ」の物語(アメリカ)

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(著) (編集)

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 普通にしていても歯がこぼれる。

 牙チラはデフォルトのこの猫の名はウォルフィと言う。

 アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで子猫の時に保護された元野良で、生まれつき過蓋咬合がある。

 だが、その唯一無二の笑顔のおかげでSNSで人気者となった。ウォルフィはただ過蓋咬合があるだけの猫ではない。

 彼と妹のフォクシーは、救出当初非常に危険な状態にあり、助かる見込みはないと言われていたが、奇跡の回復力で驚きの復活を成し遂げたのだ。

3匹の猫を保護したももの…

 ジャクリーン・サンチャゴさんはホームレスに家を提供する仕事をしていたのだが、その最中、たくさん野良猫を目にしたことがきっかけで、動物保護施設、フレンズ・フォー・ライフ・レスキュー・ネットワークを立ち上げた。

 2017年12月18日、ジャクリーンさんの同僚の1人が住居建物の裏に子猫が3匹いるのを見つけた。どうにか3匹全員を捕獲することができたが、3匹ともすごく小さく弱っていた。

 そのうちの1匹、ベアは、病院で緊急処置を施したが、その日の晩を生きることができなかった 残りの2匹、ウォルフィとフォクシーも脱水症状を起こしていた。

ウォルフィとフォクシー

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image credit:Friends for Life Rescue Network

絶望的な状態にあったウォルフィ

 フォクシーは700グラム、ウォルフィにいたっては400グラムしかなかった。どちらも体が冷えて、お腹を空かせていた。ジャクリーンさんは甲斐甲斐しくも2匹に飲み物と食べ物、それからノミ防止の薬を与えて、あとは温めた。

 だがそれから数週間経ってもウォルフィはなかなか体重が増えなかった。食べ物を飲み込めず、すぐに吐いてしまった。レントゲンを撮ると、食道に食べ物が詰まっており、飲み込めないだけでなく、呼吸まで難しくしていることが分かった。

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救出当初のウォルフィ image credit:Friends for Life Rescue Network

 大急ぎで救急処置室に駆け込んだ。獣医の診断はまだだったが、助かる見込みは薄いと思われた。

 獣医から安楽死を勧められた。だがジャクリーンさんは望みを捨てず、最後まで安楽死はさせないと突っぱねた。

 助ける方法があるのなら何でもするつもりだった。獣医が内視鏡検査を行うことに同意し、麻酔をかけ食べかすを洗い流した。するとどうにか内視鏡を胃に挿入できた。ところが、麻酔からの覚醒が悪く、瀕死の状態は続いていた。

ウォルフィが力を取り戻した!

 だが幸運にも、ウォルフィは目を覚ました。

 満足の足踏みまでし始めたのだ!

  これ以上ない喜びの表現だ。そして彼は力を取り戻し始めた。

24時間体制の完全看護により奇跡の回復

 ジャクリーンさんは彼を連れて帰り、獣医の指示に従い、ほぼ24時間体制できちんと指定された子猫用ミルクを与えては、その都度10~15分間体をまっすぐに立たせた。

 ウォルフィは最初は苦労していたが、やがて少しずつ体重が増え始め、力を取り戻し、お腹も膨れた。初めてウォルフィに生きる希望が見えた瞬間だ。 ウォルフィは生きることを決してあきらめなかったのだ。

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救出当初のウォルフィ image credit:Friends for Life Rescue Network

 その時点から、きちんと成長するために2時間に1度の食事が必要になったが、ウォルフィは今は元気に成長している。

  彼は元気いっぱいで恐れ知らずの子猫で、いたずらっ子との評判だ。ウォルフィは他の猫たちとも大の仲良しだ。

 眠っているときはまるで天使で、体重はどんどん増えていっている。大きなお腹で、ちゃくちゃくと体重が増えている。

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image credit:Friends for Life Rescue Network

 トレードマークの過蓋咬合はチャーミングで、そこから舌をぺろりと突き出すのが大好きだ。顔にキスをしようとすると、まるで嚙みつこうとするかのように口を開く。だが、それはただの振りだ。

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image credit:Friends for Life Rescue Network

 なお妹のフォクシーは今、ほかの里親の家で育てられている。

 ジャクリーンさん、彼女のルームメイト、獣医など、さまざまな人たちが協力し、助かる見込みの薄かったウォルフィとフォクシーを生かした。

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救出当初のウォルフィ image credit:Friends for Life Rescue Network

 ウォルフィは最終的な里親(引き取りを希望する人が大勢いる)に引き取られる前に、食道の手術を受ける予定だ。

 だが確かなことが一つだけある。

 ウォルフィの笑顔を見れば、誰だって笑顔で返すだろうということだ。

 ウォルフィの近況はインスタグラムのアカウントwolfie_smilesで公開中だ。

References:modern-meow / cabbitcorner / lovemeow/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 22件

コメントを書く

  1. 入院中に前脚の毛が剃られていたのは輸液のため
    なんだろうか。両方剃られてるみたいだから、難儀
    したね、ウォルフィ。

    • +16
  2. いたずらっ子がニシシ、って笑ってるみたい

    • +22
  3. 猛禽の世界では、歯を見せると威嚇してるように見られるそうだけど、このウォルフィもネコの世界では強面で難儀してるんだろうか

    • 評価
  4. 反対咬合じゃないかしら?
    過蓋咬合だと上の歯が出っ歯な感じなのだけど、この子は下の歯が出ているような感じ…

    • +1
  5. ジャクリーンさんもウォルフィも、お互いに宝物に出会ったんだね。
    満足のフミフミを見た瞬間、化粧したばかりだったのに涙が出てやり直しだよもう。

    • +6
  6. 食餌に問題はないんだろうか
    自分は歯医者なんだけど獣医に頼まれて
    不正咬合の犬の歯を整える手術をしたことがある
    矯正はできないけど本猫が食餌が困難とかなら治してあげられる人がいると思うので

    • +13
    1. ※12  慈悲深いドクター、犬も猫も肉についてる骨以外は
      ほぼ丸のみします。
      (ドライフードを少し噛むのは、骨的な存在なんだと思います。)
      猫は老齢になると歯槽膿漏で歯が痛み、
      食欲を失くしてしまうので、麻酔のかけられる状態なら全摘し、
      食欲を取り戻すことがよくあります。

      • 評価
  7. ウォルフィとフォクシィ

    狼と狐かな?

    • +6
  8. ハロウィンには、ちっちゃいシルクハットと黒いマントを着せられるんですね?

    • +8
  9. フミフミに感謝が溢れてる…こっちは、涙が溢れてる…

    • +7
  10. 最後の少し大きくなったウォルフィも良いね!

    • +3
  11. 生きるんだよ、ウォルフィ。先は長い

    • +6
  12. 「障害」ってなんだろうね?こないだ公園で知らない子が砂場で遊んでたんだよ、その子は右手のひじから先がなくてね、事故か生まれつきかは聞かなかったけど。それでも器用に左手と右腕で砂を扱うんだよ、みるみるうちに山を一つ作ってね、それを削って、塀だか堀だかみたいな感じに造成(子供の遊びに対しては妙な表現だけど、そうとしか言いようがない)し始めてね、小一時間もしたら立派なお城が出来上がってたよ、「すごいもんだね、おじさん驚いちゃったよ」って言ったら、「ボクは右手がないからみんなと一緒に遊べないんだ、だからいつも一人でこればかり作ってる、うまくなって当然だよ、新しい手は生えてこないけどね。」って寂しそうな顔して言うんだ、だから「俺なんか音痴だぜ、どうしてくれるんだよ!」って言ったら、「あはは、大丈夫、練習すればうまくなるよ」って慰めてくれたんだ、うれしくなって「君もお城を作り続ければきっと手が生えてくるよ」なんてバカなこと言ったら、「うそつき」って・・・。
    だから僕も彼に言っておいた「君もな」って。
    「みんなと違う」ってことは「劣っている」って事じゃないよね?
    その男の子の目もウォルフィみたいに透き通ってたよ。

    • +7
  13. このタイプの里親は、その話題性に飛びつく安直な人が多いから、
    本当にいい人にもらわれていって欲しいわ。

    • +6
  14. うちの猫は受け口
    私は不正咬合
    ハンバーガーのレタスが噛みちぎれずビローンとなる

    • +1
  15. ふんがー!!
    生きるんニャー!!
    ガオー!!
    見たいに見える
    まさにこの子の生き様

    • 評価

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