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ウォルト・ディズニーはFBIのスパイであったという噂は本当なのか?

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(著) (編集)

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 言わずと知れたウォルト・ディズニーは、ミッキーマウスの生みの親であり、ウォルト・ディズニー・カンパニーの創設者である。

 夢を売る仕事を続けてきたディズニーだが、あまりにも世界的規模の有名人となってしまったために、黒い噂がついてまわる。

 そんな噂の一つに、 ディズニーはFBIと密接な関係にあったというものがある。 

ウォルトディズニーFBIファイル

 駆け出しの起業家だった頃から、ディズニーには自分が生み出したい文化のビジョンがあった。彼はチャンスを見つけ、それで儲けを出す手腕に長けた抜け目ないビジネスマンだっただけでなく、才能あるアニメーターであり、子供達のヒーローでもあった。

 今日見られるように、ディズニーの名は、映画やテーマパークの分野で世界最高のブランドとなった。彼はその生涯を通じて、卓越した決断をなし、壮大な目標を立て、莫大な収益を上げてきた。

 その上、彼にはいくつか強力なコネがあった。その一つがジョン・エドガー・フーバーとのつながりである。FBIの初代長官だった男だ。

 しかしディズニーとFBIとの関係を知る者はほとんどいない。これを最初に指摘したのは、彼に関する書籍を執筆していたマーチ・エリオットというライターだ。

 エリオットの著書「闇の王子ディズニー」によると、執筆にあたって彼を調べていた時、エリオットは情報公開法を通じてある文書を発見したという。これがFBIファイルである。このファイルは、ニューヨーク・タイムズ紙によっても確認されている。

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image credit:imabloggerdottie

FBIファイルの内容

 その大部分が検閲されていたが、それでも非常に興味深いものだったという。内容の多くは共産主義者に関するもので、ハリウッドに潜む厄介者を発見するにあたってFBIに快く協力する旨のディズニーの証言が記載されていた。

 1941年、ディズニースタジオの従業員がストライキを起こした。ここに参加した者たちは、リーダーシップの乏しさと士気の低下を主張していたが、ディズニーは共産主義者の介入があったと固く信じていた。そして、そのことを下院非米活動委員会で証言している。

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image credit:imabloggerdottie

 1955年、ディズニーは初となるテーマパーク、ディズニーランドを開園した。ファイルの文書には、FBIが施設を自由に使えるよう彼が準備を進めた旨が記載されている。

 園内に科学をベースとした展示物がメインのトゥモローランドがオープンした時などは、科学的調査を説明するディスプレーを展示しないかとFBIに持ちかけた。FBIは言下にこれを断っている。

 他にもディズニーとフーバーがテレビ番組について頻繁にやり取りをしており、『ミッキーマウス・クラブ』の3エピソードはFBIのために作られたという記述もある。

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 ともあれ、夢の国ディズニーの夢のない話は、今後も明らかになることはきっとないだろう。

References:The Secret Life of Walt Disney As An FBI Informant – KnowledgeNuts/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

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  1. 基本的にブルジョアは赤いのが嫌いってのは自然ではあるんだろうな

    • +6
  2. というか利害の一致
    夢の国で平等を謳いながら、現実世界で平等を要求する者は許さない人でしたし

    • +19
    1. ※2
      『人種間の平等』は当時のアメリカの美徳の主流ではなかったし
      例えばディズニーは当時は黒人、東洋人、インディアンの入場を規制してたよ
      黒人の奴隷制は1970年くらいまでアメリカの国策だったから
      ディズニーだけが間違ってたわけじゃないけど

      • +27
  3. まあぶっちゃけ、FBIのフーヴァーと強いつながりがあったってのと、FBIそのもののスパイであった、ってのは全く別の話だよね

    あと、当時は共産主義に対する攻撃は激しかったわけでそれをしてるからスパイだ、ってのは短絡的じゃないかなぁと

    • +14
  4. FIBでもCIAでもない機関と手を組んで巻物を探してたんだよ

    • +1
  5. スパイというよりも、協力者だよねw

    スパイじゃ秘密諜報員とか工作員になっちゃうでしょw

    • +30
  6. シンデレラ城の外壁の装飾品を、共同経営者である兄が海外への出張中に本物の金製品に取り替えて、後で兄から大目玉を食らった話なら知ってましたけど…(笑)

    • +4
  7. その当時は「赤」と思われたら命すら危うい時代でしたからね…
    そりゃFBIに協力もするでしょう。長官がフーバーだし。

    • +7
  8. ファイルがあるのは当然だと思う
    東側でもKGBが個人ファイル作ってたし、シュタージは、対人口比ではKGBやFBIを凌ぐ個人調査ファイルを作成していた
    まさか、当時だけだとは思って無いよね?

    • +12
  9. 日本でも戦時中、芸術家や文筆家は、ほとんどが戦争に協力していましたからね。大政翼賛会だの、徴兵という、無理やりなカタチで。

    おまけに終戦後、そのことを咎められて公職追放とか、戦犯容疑でブチこまれたとか笑えない話。

    • +7
  10. 日本も戦時中徹底抗戦唱えてた主な政治家や陸海軍将校がCIAに協力してたって機密解除された名簿に大量に載ってるしね

    • +12
  11. 日本もそうだしアメリカにおいても戦争で芸術家や作家の全てが
    常に一般大衆とはかけ離れた冷静な立ち位置だった訳ではなく
    大半は普通に一般世論と変わらない思考の人間が殆どである。
    日本の場合負けた後に臆面もなく実は真実に気づいてたのたまった奴が多かっただけで。
    ウォルトディズニーの戦争協力や赤狩りは有名だが
    ディズニーの産みの親という点を抜けば当時の一般的な保守系で裕福な経営者のオッさんなんだからそりゃそうなる。

    • +13
  12. ウォルト・ディズニーの反共は有名で…
    ミッキーもベトナムではのらくろ並みの活躍をしている

    • +15
    1. ※17
      そりゃ、そんな作品を作らないと、国からにらまれるだろ。日本の小林多喜二みたいに殺されるまではいかないにしてもね。

      • -9
  13. 政治や宗教や国家にアレルギーがあるのは日本人だけで、
    それ以外の国々の人々は、
    自ら信じる宗教やイデオロギーや自国の繁栄ために奉仕するのは当然の義務だと考えている。
    金持ちならばなおさらのこと。

    • -3
  14. 戦時中はアメコミヒーローだってドイツ軍や日本軍をギタギタにしてたよ

    • +10
  15. 自分の会社にヤバい奴らがいるから、警察に協力して追い出そうとしただけの話では?

    • -5
  16. ナチス批判のドナルドダックのプロパガンダアニメ作ってなかったっけ

    • +4
    1. ※22
      ナチス批判っていうか連合国向けの戦意高揚アニメーションだね
      当時から有名なアニメスタジオだからディズニーはその手のをたくさん作ってる

      • +7
  17. ディズニーに思い入れはないのだけれど、ある種の人にとっては衝撃かな?

    • +1
  18. 組合対応してれば赤嫌いになるよね
    ヘンリー・フォードとかも組合潰しでえげつないことしてたらしいし

    • +4
  19. フーバーとは連帯感があったはず 二人とも共通の秘密があったから。

    • -1
  20. フーバーは偏執狂の天才だからな
    フーバーの知能に見合った当意即妙な会話をしなければならなかった
    ディズニーの話は知らなかったけど、多方面に憎しみの対象がいたから何か考えがあって
    のことかもしれない
    子飼いのドワイトホリーの有能さも素晴らしい

    • +1
  21. ミッキーはゴリゴリの保守でトランプ支持者だと想像したら、笑える w

    • -2
  22. 米の著作権の期限はこのヒト(が生み出したキャラ)の為に期限が近づく毎に延長されているというね
    色々アレな感じなんだよね

    • +6
  23. ウォルト・ディズニーがガチな愛国者だってのは有名な話だと思ったが。
    本業における戦争協力の成果たるデザイン集「キャラクターズ・オブ・ミリタリー」って本が日本独自編集で出てる位だ…本国にはこの本ない模様w
    一方、ドイツ空軍戦闘機総監ガラント中将専用機のミッキーマウスマークをはじめ、
    絶対使ってもらいたくない相手による無断使用も日常茶飯事。版権管理に厳しいのもこの点では無理もない。

    • +8
  24. ウォルトディズニーの伝記を持っていたが、WWⅡ時代にディズニー・スタジオの半分を軍に供出させられたという話がその電気に記載されていた。「供出させられた」・・・という書き方だったが実際は前向きに提供したのかもしれない。

    • +4
  25. フーバーさんも色々興味深い人だものな
    あとウォルトさんといえば、ブラウン博士との接点の気になる

    • 評価
  26. なんで全貌を知っているかのような語り口の人間が多いんだw FBIのロビーかここはw

    • 評価
  27.  第二次世界大戦中、実はディズニー社はナチスドイツと「緩やかな友好関係」にありました。ヒトラーをはじめナチス幹部にディズニー映画の大ファンが多かったため、ドイツ本国と占領下のヨーロッパでは営業活動を特別に許可されており、ドイツ軍将兵たちも好んでディズニーのキャラクターをパーソナルマークとして軍用機や車輌に描いていました。

     ですから1943年にディズニーがナチスをコケにした『Der Fuehrer’s Face』(『総統の顔』。昔は『ドナルド・ダックの総統』という題名で紹介されていた)を公開したのはアリバイ工作じゃないかと・・・。ともかく当時ディズニー社ヨーロッパ総支配人だったワーリィ氏はこの件でドイツ当局に呼び出されてしまった!! 大ピンチ!!

    「ワっちゃん、お国同士がアレでもあんたらディズニーさんとはええお友達や思とったんやけど、なんや? うちの大将ボケカス呼ばわりしはる面白クソ映画お作りあそばしなすったんやて?」
    「いっいえいえそんなことあらしまへんで!! わてらディズニー社は、ええと、その・・・あっ!! あれですわ!!」
    「あれってなんやおうコラ!! ・・・ん?」
     ワーリィ氏が指さした先、窓の外に停まっていたドイツ軍車輌に、ミッキーマウスのパーソナルマークが堂々と。 
    「あのとおり、わてらディズニーはドイツ軍将兵の皆様方にようけ愛されてなんぼの商売ですねん、ヒトラーの旦那に後ろ足で砂掛ける真似なんて出来まへんですわ!!」
    「うーん、そうか、そうやな!! わははははは!!」
     というわけで無事に帰れたそうです。・・・では長話もこの辺で。

     次回、『ドイツ当局、面白クソ映画のフィルムを入手す』!!

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