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 1977年、NASAは2台の探査機を打ち上げた。ボイジャー1号と2号である。

 人類の宇宙探査に大きく寄与したボイジャーの打ち上げ40周年を記念して、NASAから3枚のポスターが公開された

 1枚はシンプルかつモダンなデザインのもの、残りの2枚はレトロで、1枚は70年代の「ディスコ・コンサートのチラシのような」もの、もう1枚は「大衆向けSFのカバーのような」ものだ。ポスターサイズ、高解像度で、まとめてダウンロードすることもできる。
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 NASAのサイトでは、3枚のポスターそれぞれに説明文がつけられている。それを読んでいけば、ボイジャーミッションの概要が分かるようになっているのだ。

ボイジャー:星へ到達


Reaching_for_the_Stars
image credit: NASA/JPL-Caltech

 1977年に打ち上げられたボイジャー探査機2台は、銀河系の他の部分に向けての我々の大使であり、地球との連絡が途絶えた後も、何十億年も銀河系の中心を周回し続けるよう定められている。

 2012年8月25日、ボイジャー1号は、星間空間に到達した最初の人工物体となった。ボイジャー2号も数年以内に到達する予定である。打ち上げから40年、ボイジャー2台は、最も遠く、また最も長く稼動しているスペースクラフトであり、今でも多くの発見をしている。

 このポスターは、探査の精神を捉えたものであり、外惑星とさらにその先を目指す野心的な旅を続けるエネルギーの源泉である、宇宙の広大さと不思議を表したものだ。


ボイジャー・ロック・オン


The_Voyagers_Rock_On
image credit: NASA/JPL-Caltech

 ボイジャーのおかげで、音楽は真にユニバーサルなものとなった。2台それぞれが、地球の風景、音楽と歌の入ったゴールデン・レコードを運んで銀河系を旅しているのだ。ボイジャーが打ち上げられた1970年代後半は、古典的ロック時代であり、このポスターは、ミッションの大ヒットを讃えたものである。

 40年間の探査で最もすぐれた発見としては、木星の衛星イオの火山、土星の衛星タイタンの窒素の大気、海王星の衛星トリトンの冷たい間欠泉などがある。

 さらに、ボイジャー1号は、海王星より遠くから「ペール・ブルー・ドット(青白い小さな点)」である地球の姿を送ってきた最初の探査機であり、2012年8月25日には、星間空間に到達した。ボイジャー2号も、数年以内に星間空間に到達予定である。

 40年経った今でも、ボイジャーのヒットは届き続けているのだ。


グランド・ツアー:JPLトラベル・ポスター


The_Grand_Tour
image credit: NASA/JPL-Caltech

 NASAのボイジャー計画は、太陽系のグランド・ツアーのため、175年に一度しかない外惑星の直列の時期を捉えたのである。

 2台のスペースクラフトは、木星、土星、天王星、海王星の詳細を暴いた。それぞれの惑星の重力を用いて、次の目的地へと送られたのである(スイングバイ航法)。木星へのガリレオ、土星へのカッシーニといった野心的なミッションのための舞台を整えたのだ。

 今日でも、2台のボイジャーは価値ある科学的データを太陽系の最果てから送り返してくるのだ。
※JPL: Jet Propulsion Laboratory (ジェット推進研究所)


 SF映画『スター・トレック』の世界では、300年後の未来にもボイジャーの名は記憶されている。ボイジャーからの電波が途絶える日がいずれ来るだろうが、現実世界においてもその名を記憶にとどめておきたい。

via: NASA / Atlas Obscura など / translated by K.Y.K. / edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 18:38
  • ID:CVwQSCRY0 #

おお、どれも良いねぇ!

2

2. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 18:42
  • ID:o7EELGjI0 #

この頃は夢があった

3

3. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 18:59
  • ID:9S4v4p8N0 #

COSMOSー宇宙ー
カール・セーガン監修の特番当時小学生で眠たい目擦りながら見てたよ。
木星の輪とか予想以上のぐねぐね加減、土星の輪のレコード盤のような細かい輪の数々
ガリレオ衛星の詳細、相対性理論の説明や異星人との接触の可能性…
今でも当時出た5冊の本のウチ幾つか所持している。

4

4. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 19:11
  • ID:.6MBcwy30 #

ボイジャーと同い年なので尚のこと応援してます 大好き♡ボイジャー!

5

5. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 19:21
  • ID:NtZfVj0Q0 #

人類が絶滅したはるか後に地球外知的生命に発見されることもあるかもしれない

6

6. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 19:22
  • ID:FIl1dGjr0 #

ボイしないでください by 黒船

7

7. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 20:12
  • ID:z7sQ2Yso0 #

ボイジャーシリーズやハッブル宇宙望遠鏡には極端な温度変化から機器を守るために大量の鯨油が詰め込まれているから一部の団体からは極端に嫌われている。

8

8. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 20:17
  • ID:FH39.rc60 #

どれもカッコいい!

9

9. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 20:23
  • ID:w2oX5rf20 #

秒速でDLした

10

10. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 20:33
  • ID:oVneDXo60 #

どれもカッコイイけどシンプルな「星へ到達」いいなあ〜
スマホの壁紙にもいいけどインテリアとして実際の壁に飾っても様になるね

11

11. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 21:57
  • ID:Lm.C80p50 #

3番目。

12

12.

  • 2017年09月26日 22:08
  • ID:f66vO0CN0 #
13

13. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 23:15
  • ID:ZOEJsMgI0 #

遥かに後年、彼は「ヴィジャー(V…ger)」と言う名前で地球への帰還を果たすことになります。

14

14. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 23:25
  • ID:Nbja8kaV0 #

40年前って事実に密かに驚愕した
そりゃあ歳取る訳だわ

15

15. 匿名処理班

  • 2017年09月26日 23:50
  • ID:rMLZfSyK0 #

ボイジャー1号が撮影した『太陽系家族写真』を見た時、何故か涙がこぼれた。
地球はけっして孤独じゃない。
太陽を中心に回る兄弟惑星と共に進化している途中なんだと思うと、愛しさが溢れてダダ漏れになったよ。

16

16. 匿名処理班

  • 2017年09月27日 03:27
  • ID:.fMuB4lU0 #

グランドツアーの星々は太陽系なんだなぁ、小さいのまでは判らないけど
少なくとも木星→土星→天王星→海王星はバッチリ判る。

17

17. 匿名処理班

  • 2017年09月27日 04:09
  • ID:vmygrbvD0 #

ビジャーだねw

18

18. 匿名処理班

  • 2017年09月27日 06:15
  • ID:taOh05CO0 #

スタートレックだと人工生命体になって地球に帰ってきたり、もう一機も暇を持て余したクリンゴン人に撃墜されたり

19

19. 匿名処理班

  • 2017年09月27日 16:23
  • ID:0VAUQq9j0 #

砂埃で“oya”を隠したら大変な事になるという事か

20

20. 匿名処理班

  • 2017年09月28日 16:13
  • ID:.C1.r7SD0 #

※10
自分だったら、部屋に飾るなら、
「グランド・ツアー:JPLトラベル・ポスター」だな。

各々のコンセプトが明確にそれっぽいから、いい意味で好み分かれるよね。

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