メインコンテンツにスキップ

それは特別なテディベアだった。戦場からの家族へのメッセージが込められていたテディベアの持ち主大捜索が始まる。その結末は!?

記事の本文にスキップ

28件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 そのテディベアは、アメリカ、インディアナ州に住むアマンダ・フィールズさんが、6歳になる娘のために隣人のガレージセールで買ってきたものだ。

 もちろん、買ったときには、そのテディが特別なものだとは知らなかった。

 ところがある日、犬がテディを踏んでしまった。そして、テディから何やら音がしたのだ。「ママ、男の人の声だよ」と娘に言われ、アマンダさんはテディを探ってみた。

 それは「メッセージを録音できるテディベア」だったのだ。

テディベアに入っていたメッセージ

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Facebook

 録音されていたのはこんなメッセージだった。

アフガニスタンからメリークリスマス。パパは君に会いたくてしかたがない。楽しいクリスマスとお正月を過ごしておくれ。またすぐに会おう。愛してるよ。

 アマンダさんは即座に、元の持ち主を見つけなければ、と固く心に決めた。

テディベアの秘密を知ったこの家族も同じ境遇にあった

 アマンダさんの固い決心には理由がある。

 実は、アマンダさんの夫、ジェレミーさんも現役の海軍兵士であり、ちょうど長期間の任務から戻ったばかりだったのである。

 「私たちには、父親が家を空けているということが、家族にとってどんなことだか分かっていました。そして、『愛してるよ』とか『すぐ会おう』というような、ホンのちょっとした言葉でも、どんなに家族の慰めになるかということも」とアマンダさん。

 同じく兵士の家族として、また5人の子どもの母親としても、アマンダさんはこのメッセージを聞かなかったことにはできなかったのだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Facebook

持ち主探し大作戦がはじまる

 アマンダさんは、まずガレージセールを行った隣人に聞いてみたが、「”グッドウィル”(日用雑貨や古着、家具・家電などを寄付してもらい、それを再販することで、収益を慈善活動や寄付に当てるスリフトストア)で買った」ということしか分からなかった。

 この線からは辿れない。次にアマンダさんは、テディの販売元である “Bday Bears” に問い合わせてみたが、「個々の商品にタグ付けはしていない」ということで、こちらの線も途切れてしまった。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Facebook

 テディを何とか元の持ち主に戻したいと願うアマンダさんにとって、最後の頼みの綱はSNSだった。アマンダさんはテディの写真と、録音を再生する動画をフェイスブックに投稿し、拡散してくれるよう書き添えた。

ついに本来の持ち主を発見!

 投稿はあっという間に広まり、1万5千人以上にシェアされた。そしてそれは、カリフォルニア州のペイジ・ホルギンさんの元にも届いたのだ。

 ペイジさんは、聞いた瞬間に兄弟の声だと気づいたという。

 ペイジさんの兄弟は、8年前にアフガニスタンから娘にこのテディを贈ったのだ。彼はその後、無事に帰国はしたものの、PTSDとの絶え間ない戦いに疲れ果て、とうとう自ら命を絶ってしまったという。

 テディベアは、アパートを追い出されるときに失くしてしまったものであるらしい。

 アマンダさんとペイジさんは、このテディベアを本来の持ち主であるペイジさんの姪の元へ届けるべく連絡を取り合ったという。

 ペイジさんの姪――パパに愛されていた女の子は、既に16歳になっている。

 過去から戻ってきた宝物のテディベアは、今頃、彼女の元に届いているだろうか。

 父親と離ればなれになっている全ての子ども、父親を亡くした全ての子どもに慰めがありますように。

References: Fox59 / Viralnova / Mommypage / Dailymail.co.uk

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 28件

コメントを書く

  1. >父親と離ればなれになっている全ての子ども、父親を亡くした全ての子どもに慰めがありますように。
    ずっと堪えてたけどパルモさんの最後の一言で涙腺決壊した…(; 😉

    • +53
  2. 良い話( ;∀;)

    switch詐欺とかあったけど、snsは良いもんだ

    • +9
  3. 折角帰国できたのに自殺してしまうほど精神的に追い込まれていたとなると
    ベアに録音したのは家族のためもあるけど自分の精神を保つためでもあったのかな

    • +52
  4. こんなの泣いちゃう。
    くまさん、お嬢さんの元に届いてるといいなぁ。

    • +37
  5. こういう話は本当にダメ・・・。
    残された家族の事を考えると
    泣きそう。

    • +30
  6. 悲しいなぁ退役軍人でPTSDに悩まされてる方は真面目で心の優しい素敵な方ばかりなのに本当に残念だ…

    • +29
  7. そもそもの原因、戦争・紛争がこの世から一切
    取り除かれますように
    祈り願います

    • +49
  8. こんなに愛してる娘さんの存在さえ慰めにならないぐらい酷い経験したのかと思うと……

    • +19
  9. SNSが普及したことは害になることもあるけど
    こういうのを見るとSNSがあって良かったと思う

    • +19
  10. 切なすぎる…
    ペイジさんの亡くなったご兄弟の安らかなお眠りをお祈り申し上げます。

    SNSって使い方を誤れば人を簡単に傷つけてしまう、危ういツールだけど、
    こういう暖かな使い方は本当に素晴らしいと思う。本来こうあるべきなのかな。

    • +16
  11. 米軍はPTSDの解消に力を入れて色々対策(帰還前の兵士を食堂に集めてお互いの辛い体験を話させたり)してるけどそれでも無くならないんだな
    災害派遣の自衛官でもPTSDに悩まされた人もいるし、もっと研究が進んで自ら命を絶つ人がいなくなる事を望むよ

    • +16
  12. アメリカって戦地から帰国できても後遺症やPTSDに悩まされて命をたつ人が多いんだよね
    やっと家族のもとに帰れてもそれでも耐えられないようなつらい思いをしたんだと思うと何とも言えないや

    • +10
  13. なんか 良い話みたいになってるけど・・・ アメリカのガレッジセールで売られてたってことは要らないから捨てたり売却してる可能性もあるよな・・・ それ考えると複雑だし悲しいわ・・・ でもボイスメッセージに気が付いてない可能性もあるし 返して正解なんだろうけど (´・ω・`)

    • -23
    1. ※20
      わざわざ行間空けて、
      「テディベアは、アパートを追い出されるときに失くしてしまったものであるらしい。」って書いてるのに・・・・・・

      • +15
      1. ※21
        空気が読めないというか 人の心の内面を読めない人と言うのは解った。
        もし要らなくて処分していた場合持ち主だって気を使って『有難う無くして困ってたの』そう言うでしょ?無理やり良い話にしたいんだろうけど。

        • -28
  14. 折角無事に帰国できたのに結局PTSDで亡くなってしまったなんて辛いね…
    私も毒親が原因でPTSDになって自サツ未遂を何度もした事あるから気持ちが分かる
    (幸い、今は安定しています)
    娘さんにとってテディベアはお父さんが昔頑張っていた事、生きていた証になるだろうなぁ

    • +1
  15. これは本当に見つかって良かったって喜んでいいんだろうか
    なくしたって書いてあるけどそんな大事なものをなくすかな
    側に置いておくのは辛すぎるけど捨てることは出来なくて寄付という形で処分したんじゃなかろうか
    忘れる事で救われてる場合もあるし家族のトラウマを呼び起こすような事にならないといいけどな………

    • -3
  16. 精神病ってこういうもの
    自分本位のなんちゃって鬱とは訳が違う

    • -6
  17. ちくしょう!風で弱ってる時に限って…(涙)

    • 評価
  18. 風じゃない…風邪だ…orz
    ええい!頭の中も弱りすぎ!

    • 評価
  19. 話的にはクラナド思い出すけど画像見ると基地クマ思い出して複雑な気分

    • -2

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。