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ボノボ、チンパンジー、オランウータンなどの類人猿は嘘か真実かを見抜くことができる(ドイツ研究)

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 ある状況を正しく理解しているか、それとも誤解しているのか見分ける類人猿の能力は、人間の幼児のそれに匹敵するという。

 「30年以上にわたり、信念の理解は人類と他の種を隔てる重要な指標であると言われてきました。ですが、どうもそうではないようです」と独マックス・プランク進化人類学研究所のダーヴィト・ビュッテルマン氏(David Buttelmann)は話す。

嘘か本当かを見極め、それを行動に移すことができる類人猿

 本研究は、昨年発表された類人猿が誤信念(誤った信念)の概念を理解しているという先行研究の結果を受けて実施された。

 だが今回、特に重要なのは、実験を一歩進めて、類人猿が誤信念を理解できるだけでなく、さらにそれを行動に移せることを示している点だ。

 研究チームは、34匹の類人猿(ボノボ、チンパンジー、オランウータン)を対象に、人間の1、2歳の幼児が正解できるテストを用いて、その誤信念の理解度について調査した。

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実験で明らかとなった類人猿の真偽を見分ける力

 実験ではまず類人猿にボルトで鍵をかけられた箱の開け方を教えた。その上で実験者が箱の中に物を入れるところを類人猿に見せた。

 この際、2種のシナリオが用意された。1つは、第二の人物が登場し、実験者が見ている前で、最初の箱から物を取り出し、それを別の箱に入れ、それから両方の箱をロックする。

 他方では、上記のことを実験者が席を外している間に行う。こうして実験者が物の入っている箱を勘違いしているという状況を作り出す。

 その後、どちらのシナリオでも、実験者が類人猿の目の前で最初に物を入れた箱を開けようとするがなかなか開けられない姿を見せる(もちろん最初の箱には何も入っていない)。

 それから類人猿に箱を開けるのを手伝わせ、空の箱を開けるのか、それとも物が入っている箱を開けるのか観察した。

 その結果、実験者が物の入れ替えを見ていないシナリオでは、76.5パーセントのケースで物が入っている箱を開けることが判明。一方、実験者が見ていたシナリオでは半々だった。

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 本結果は、類人猿が単純に物が入っている箱を伝えようとすることだけでなく、実験者が物がしまわれたはずの場所に関する信念を持っており、その信念が正しいのか間違っているのか理解していることを示している。

 進化において、無から突然出現するものはない。どんな能力もその前段階の能力の上に築かれるということだ。実験を他の動物でも行うことで、誤信念を見分ける能力の起源にまで遡れるかもしれないという。

via:plostheguardianなど/ written hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. 嘘か本当かを見極められず、それを行動に移すことができない人はチンパンジー以下ということで宜しいか?

    • -5
    1. ※2
      嘘か本当かを見極められず、それを行動に移すことができない人はチンパンジー以下ということで宜しいか?
      なんて他人を見下して煽る人間はチンパンジー以下ということで宜しいか?

      • +3
      1. ※10
        みんなチンパンジーを見下すのはやめろw

        • +4
  2. ウィキペディアの「心の理論」に背景が書いてあります、深めたい方はどうぞ

    • +4
    1. ※5
      本文がすごくわかりにくいが
      「誤信念課題」の話

      >誤信念課題に対して、3~4歳児はそのほとんどが正しく答えられないが、4~7歳にかけて正解率が上昇するというデータが得られている。

      なので、本文か訳のどっちかが間違っている
      1-2歳の話じゃない

      • +2
      1. ※14
        元記事を読むと、古典的な誤信念課題
        (おそらく、絵を見せながら状況展開を説明して
        口頭で質問し回答を求めるやり方)だと
        4,5歳ぐらいにならないと正解は難しいが、
        実際にサクラの役者が部屋の中で箱をあれこれする演技を見せ
        それに対する幼児のリアクションで判断する手法なら
        1,2歳ぐらいでも誤信念を理解した反応が得られる、
        といった説明がある。

        • +1
  3. この記事よく読むと、「嘘か真実かを見抜く」というより
    「類人猿は信念と言う物を理解している」と言っているように読み取れるな。
    あるいは、「他者の勘違いを見抜く能力がある」と読み取るべきか。

    • +12
  4. 最近若い子で特技や長所を訊くと「空気が読めます」とか「他人のウソを見抜けます」とかさ、他人を一目見ただけで人の本質を理解できますよアピールしてくる奴が沢山いるし、本屋行けば胡散臭い似非心理学本が沢山あるけど、あれ何なの?大二病ってやつか。
    20そこそこの若造に人間の何がわかるんだよ。 二十歳前後までで遭遇する人間や環境なんてこれから待ち受ける変化に比べれば人生経験なんてゼロに等しい。 
    他人のことなんて一生理解できないよ。 
    あと、他人の虚言なんて暴いても意味ないよ。余計にその人との関係が悪くなるだけ、嘘なら相手にせず流せばいいだけ。いちいち突っかかって糾弾や論破してたらコッチの身が危うくなるよ。 人間観察が得意みたいなこと言ってる奴はいつか身を亡ぼすよ。

    • -11
    1. ※9
      こんなとこで誰も聞いてない無関係な愚痴を
      長々とまくし立てるあなたは少なくとも空気の読めないお人

      • +1
    2. ※9
      そういう老害は逆に分かろうとはしないけどな、まだ空気を察しようとするほうがマシだわ

      • 評価
    3. ※9
      そりゃ、採用する企業側が
      やたら「コミュ力」「コミュ力」言うんだもん。

      空気を読んで「私はあなたが求めるコミュ力があります」アピールするわ。

      • +1
  5. 23.5%の類人猿(は~ん、そういう趣旨なのね・・ここはバカのフリしとくか)

    • +1
  6. 類人猿さんたち遅れてるぅ
    あえて自らオルタナティブファクトに身を委ねるんだよ、人類は

    • 評価
  7. やだなー人間よりよっぽど合理的じゃないか もう人間でいる意味がわからないなー

    • 評価

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