メインコンテンツにスキップ

月は地球と衝突し、マグマの海となるという仮説。ただしこの結末は650億年後

記事の本文にスキップ

57件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock
Advertisement

 現在、月は毎年、地球から3.8cmずつ遠ざかっている。しかし将来的にはそれが一変し、衝突コースに乗る可能性があるのだそうだ。仮に両者が衝突してしまえば、そのエネルギーで地球はマグマの海に変わってしまう。

 こう予測するのは、米アイダホ大学の惑星学者ジェイソン・バーンズ(Jason Barnes)博士だ。

 『フォーブス』誌のインタビューで、バーンズ博士は「地球と月の潮汐進化論の最終状態では、月が螺旋を描きながら地球と衝突する」と話している。

  ただしこの結末を迎えるのは650億年後のことである。その前に太陽が寿命を迎え、地球上に人類はいなくなっているようなので安心?してほしい。

月と地球が衝突する原因

 原因は主に地球の潮汐活動だ。月は地球の重力によって軌道につなぎとめられている。しかし同時に月も地球に対して重力を発揮している。これが地球の海を移動させ、満潮と干潮を作り出す。

 地球が自転する間、こうした海の膨らみはわずかに月側へ寄り、月に少量ながらエネルギーを与える。こうして月は少しずつ軌道の外へとはみ出して行く。

 月が離れる速度を把握するには、アポロミッションで月面に設置されたリフレクターへ向かってレーザーを発射すればいい。こうすることで月との距離を正確に測定できる。

 バーンズ博士によると、地球の自転速度はどこかの時点で減速し、遠ざかる月の軌道周期に一致するという。そしてその時点で月の後退が止まる。

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock

その前に太陽は赤色巨星フェーズへ

 一方、太陽は60億年後に核燃料を使い果たし、赤色巨星フェーズへ移行すると予測されている。太陽の外側は地球の軌道を越えて膨張し、地球・月システムのエネルギーを吸い取ってしまう。

 すると月は地球へ向かってじりじりと近づき始める。月は螺旋を描きながら地球に向かって接近しつつ、軌道の運動エネルギーを打ち払う。そして最終的には衝突して地球と融合する。

 太陽は数百億年後には燃えかすである白色矮星になるため、地球は凍りついてしまうだろう。だが地球と月が衝突した場合、地球は原始の時代のように再び溶けて、マグマの海へと姿を変えているかもしれないそうだ。

 何度も言うが、その前に人類は滅亡しているか、ほかの星に移住しているかもしれないから心配には及ばない。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 57件

コメントを書く

  1. もしその頃に人類が生きてたらなんとかして保護しようとするかもね
    歴史的価値は凄まじいだろうし

    • +5
  2. 赤色巨星に飲み込まれた惑星っていうのは
    燃え尽きずに残るもんなの?

    • 評価
  3. 太陽が赤色巨星に膨張する過程で地球は高熱で焼かれて溶けちゃって膨張してきた太陽に最終的には飲み込まれて高温で岩石も鉄の核も溶けて(鉄の沸点は2750度)重い物質は時間をかけてガスの球体である太陽中心に向けて落ちてしてしまう

    • +4
    1. ※7
      仮にその過程で地球が燃え残り、1のようなことがあったとして。
      マグマのかたまりとなった地球&月がゆっくり白色矮星に引き寄せられていく。と同時にかつて太陽系にあった様々な天体が同様に白色矮星に引き寄せられ・・・
      あるところで再び巨大な重力となった白色矮星中心部にて核融合反応が発生。

      そして太陽が不死鳥のごとく復活!

      みたいなスペクタクルが起きたりはしないの?

      • +3
      1. ※32
        「白色矮星中心部にて核融合反応が発生」すると、最後の火ということで、新星とか、超新星と呼ばれるモノになっちまいます。

        地球に月が落ちてくるときには、ロシュの限界を越えることになるので、月はその形をとどめた状態では落ちてこず、たぶん粉砕されて隕石が雨あられとふるような状態になると考えられます。おそらくは赤道か黄道付近を中心に降り注ぐので、極地方ではそういうことは少ない可能性が高いです。

        • +1
    2. ※7
      膨張はするけどギリギリ飲み込まれないで済むかも、と言う計算結果もあるよ
      もちろんどっちみち灼熱地獄にはなるから住める様な環境ではなくなるけど

      • +2
  4. 全人類はデータ化されて、宇宙の何処かにいるだろうから、関係ないだろ

    • +5
  5. 弥勒菩薩が降臨するのの、さらにずっと先か

    • +7
  6. 人類の文明が順調に進歩するなら既に太陽系の外まで進出してるだろうね

    • 評価
  7. ブルースウィリスがなんとかするから大丈夫

    • +7
  8. その頃おれは650億24歳かぁ
    長生きするもんじゃないね

    • +7
    1. ※12
      それだけ生きたら、どんな人でも悟り開いて仙人とかになってそうw

      • +2
  9. (太陽の赤色巨星化を乗り越えたとしても)
    月は、地球を周回しながら接近するんだから、
    ロッシュの限界でバラバラになって、地球にリングができるのでは?

    • +1
  10. その間に巨大隕石が月ないし地球に衝突する確率は99%

    • +1
  11. そんなに長く待たなくても人間自身が地球吹っ飛ばしてそうなんですが…
    衛星軌道外れた月はフラフラとお散歩して自分から太陽にダイブ

    • +1
  12. 私の孫の代くらいの話か。他人事じゃないな

    • 評価
  13. そういうのじゃなくて、直近になにかないか気になるんだよ
    もっとこう、あるだろ?

    • +2
  14. 太陽がダメになりそうになったら
    人工恒星延命技術みたいなのが研究されるだろうさ
    そして人類の手によって太陽は復活するのだ
    それほどの技術が実現している時代なら
    月の落下問題などたやすく解決できるだろう

    • +1
  15. スティーヴン・セガールが例の格闘技で月を叩き壊すし大丈夫

    • 評価
  16. 650億年後、誰にも見られないところで、そんな一大スペクタクルイベントが繰り広げられるんだね。
    そして宇宙は、その後も何もなかったかのように森閑と在り続ける。
    こういうのを想像すると、いつも、とても寂しくなってしまう。

    • +3
  17. その時には、宇宙に広がる人類の起源の惑星はもう誰にもわからない。(スターウォーズの設定)

    • +1
  18. 一体、何回生まれ変わっているんだろ・・いや、地球母さん自体が生まれ変わってるな。

    • +3
  19. なんて意味のない予測・・・
    もっと早く太陽とか隕石とか、他の理由でマグマになるだろうな。

    • -1
  20. つまりこう?先史文明でもこういう現代みたいな科学計算やって宇宙年齢とか適当に弾き出してて、当時の物書きがそれを使ってあれこれ作り話作ってた内のどれかが神話伝承としてのこりそれが古文書として今日に伝わる、みたいな
    てな設定どうよ?

    • +2
  21. 上手いことぶつかれば雪ダルマ惑星が出来ないだろうか

    • +4
  22. その頃には私達がいた証拠など粒子レベルで失われているだろう。
    諸行無常ゆえに、関係のない話だな…

    • +2
  23. 衝突コースにスッポンを繁殖さすんだ!

    どうにか成ることを願う。

    • 評価
  24. 世界中からデコピン自慢をかき集めてだなー

    • 評価
  25. 昔、NHKで直径100kmの小惑星なりが地球に衝突すると地殻津波が起こるとかなんとか。
    そっちの方が早くおこりそうな・・・。

    • +2
    1. ※40
      MADに毒されすぎて地殻津波という単語を見るだけで頭の中で盆回りが…

      • +2
  26. 遠ざかるとか言って見たり衝突するとか言って見たりどっちかにせーよ。

    • 評価
  27. 太陽の赤色巨星化でほんとに地球が溶けるとか焼けるとかするのかね。
    太陽が巨星になったときの外縁部(地球軌道近傍)の熱密度ってどのくらいなのか。

    現在の地球大気圏の熱圏の気温(大気分子活動速度)自体は300度超えてるけど、そこに人間が生身で行っても、凍死するだけだもんね。
    似たようなことにならん?

    • +1
  28. 1000年経たないうちに人類滅亡してるでしょ
    温暖化予測じゃ100年経たないでアウトだし
    呑気なもんだよ人類は

    • 評価
  29. 海外旅行する感覚で飛行機に乗って宇宙空間に出て行けるようになってて、惑星間移動もできてそうだな。
    コロニー作ってるよきっとw

    • 評価
  30. タリラリラーンのコニャニャチワ♪コニャニャチワー♪

    • -1
  31. 50億年後に太陽が赤色巨星化して、地球はなくなるはずなんだが。

    • 評価
  32. 太陽が寿命を迎えた後にも地球があるのかな

    • 評価
  33. この話随分以前に聞いたけど、」太陽の件は別にして地球に近づくと双方の潮汐力で月はバラバラ、地球の輪になるとか。もちろん地球も無事では済まないけど。

    • 評価
  34. そうだよね、いつも当たり前のように暮らしてるけど、この母なる地球もいつの日かなくなっちゃうんだよね。
    それまで確かに生きていた生物やその残骸、確かに存在していた物が、痕跡も無く消え去ってしまうと思うと、何か切ない。
    原子レベルに戻って、またいつの日か何らかの形になって、この宇宙空間に存在し続けるのかな。

    • +2
  35. まあ650億年間も有れば、他の恒星系に行ける技術も確立されているだろうし、次元を超える技術だって当然の様に持っているだろうね。だから、地球を現状のまま保存する意味は「人類の古い発祥の地」という歴史的な意味以外は無い…なんて感じになっていると思うよ。それよりも、650億年間もの時間が経った後でも、人類が人類として存続して行ける存在で居られるかどうか?の方が心配だ。(滅んでいる可能性の方が高いかもね?)
    でもまあ他の種族によって「昔、人類という面白い種族が居た」と語られて行く気がするけどね。(文化や芸術方面では凄く興味深いと思うから。我々は…)

    • -1
  36. 何も650億年も経たなくても、太陽の寿命があと50~60億年くらいで尽きて太陽の直径が肥大化し、現在の地球は生物の住めない星になる…らしいから、そっちの方の心配が先じゃないか?とは思うけれどね。どっちにしても、地球文明が1億年も持ったら凄い事だと思うし、そんな未来の事まで考えても、どうし様もないとは思う。

    • 評価
  37. どうやって ” 3.8cmずつ ” 遠ざかってるなんて判断できるんだよ。
    嘘に決まってんじゃねえかよ。

    • -2
  38. 人間にはどうにも出来ない事ッて山ほどある。
    受け入れるしかないな。
    夏の夜にキンチョールで死ぬ蚊と大差ない。

    • +1
  39. 650億年も先の事だと何をもって人類の存続、滅亡とするのか
    定義に困るなw

    • +1
  40. 650日後に月が落ちてくるっていう事にしておけばいいんじゃね

    • 評価
  41. 宇宙に限界が有るなら、人間の可能性なんて高が知れてる

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。