この画像を大きなサイズで見るはるか昔に絶滅した動物を調べることは簡単ではない。それでも古生物学者の努力によって今では見るのことのできぬその生態を少しは推測できるようになってきた。最新の研究から明らかにされた絶滅した動物の奇妙な姿をご紹介しよう。
10. ボートを作っていたかもしれないホモ・エレクトス
この画像を大きなサイズで見る人類の祖先について想像したとき、船乗りを思い浮かべたりはしないだろう。アフリカからアジアへ進出した彼らは徒歩で移動したと思う人が多いはずだ。
1998年、インドネシア、フローレス島で石器が発見。80万年前のものとされ、ホモ・エレクトスが作成した石器であると推測された。彼らがここに到達するためには荒れた大海原を渡らねばならず、原始的なボートなり筏なりが必要となる。一般的には、そこまでの知能はなかったと考えられているにもかかわらずだ。
これについては異論もあるが、クレタ島での発見はボート作成説を支持している。ここでは2011年に13万年前のやはりホモ・エレクトスが作ったものと考えられる石器が発見された。もちろん、クレタ島へは海路でなければ到達できない。
9. 古生物学者を爆笑させたオパビニア
この画像を大きなサイズで見る控えめに言っても奇妙な姿をしたオパビニアは1912年に初めて記載された。1930年に復元されたときは上下逆さまの姿だった。さらに1972年に新たに復元し直された姿が公開されたが、学会では爆笑が起きたという。皆、冗談だと思ったのだ。
5億500万歳のアノマロカリス綱の生物は、小さい柄に五つの目を持ち、柔軟な幹のような吻の先にはハサミがついている。このハサミで獲物を捕らえ、後ろ向きについた口へ運ぶ。
いくぶんまともなのが15の節をもつ胴体の部分。各節には両脇に葉のような器官が伸びており、泳ぎに使ったと推測されている。古生物学者の中には、未だ特定されていない三角の特徴は海底を歩くための小さな足だったと主張する者もいる。
8. 生体掃除機オウナラシュカスチルス・トミダイ
この画像を大きなサイズで見る2015年、ウナラスカ島で発見された化石の正体は、2,300万年前に生息していたこれまで知られていなかった哺乳類の一種であることが判明。オウナラシュカスチルス・トミダイはカバと同じくらいの大きさの草食動物で、島の沿岸部に生息していた。化石に子供が混ざっていたことから、子育てをしていたことが推測される。
もっともユニークな特徴は食事方法で、口周りの強靭な筋肉で海藻などを吸い込んでいた。こうした食べ方をする哺乳類はほかにいない。
もはや現生種はいない海洋哺乳類の束柱目に属する。陸地では巨大なセイウチのように動き、水中ではシロクマのように泳いだと考えられている。
7. 動物最高の視力を持つティラノサウルス・レックス
この画像を大きなサイズで見るティラノサウルス・レックスはあらゆる動物の中で最高の視力を誇っていた。視認できる範囲は55度。これは現代のタカよりも広く、奥行きの把握や物体を見る力が非常に優れていたことを意味する。視力は人間の13倍(タカですら人間の3.6倍でしかない)。人間が物の識別をできる距離は1.6キロ程度までだが、T・レックスは6キロ先までできる。
こうした視力がT・レックスが純粋な腐食動物ではなくハンターであったことを裏付けるかどうかについては議論がある。だが進化の過程で目が大きく、鼻が低く、頰の出っ張りが目立たなくなっていったことは留意すべきだ。つまり、視覚が向上したのである。
6. ハルキゲニアに歯
この画像を大きなサイズで見るハルキゲニアは体長1センチもない小さな生物で、5億500万年前に生きていた。名前が示唆しているのは、背中の棘とその反対の足を特徴とするその奇妙な風貌である。実は最初に記載されたときは、棘が足、足は触手と勘違いされ、さらに前後まで誤って載せられた。
2015年、電子顕微鏡の調査でハルキゲニアの頭部が判明。一対の目のほか、口に並ぶ環状の歯と喉に生えた針のような歯が確認された。口の歯を動かすことで餌を吸い込み、喉の歯で逆流を防いだと考えられている。
5. T・レックスよりも小さな腕を持つ恐竜
この画像を大きなサイズで見る役に立たない小さな腕を持つ恐竜といえばT・レックスが思い浮かぶかもしれない。だが実際はがっちりと筋肉がついており、もがく獲物を押さえつけるために役立っていた。そうした評判が本当にふさわしいのは白亜紀後期に南アメリカに生息したカルノタウルスだろう。
頭部のツノに目が行って、腕のことは忘れてしまいそうなほど貧弱だ。あまりに小さいので退化した痕跡と呼ぶ専門家もいる。前腕はがっちりついているのだが、その長さはただでさえ短い上腕の4分の1しかなく、4本の指が申し訳程度についている。
これほどまでに小さい理由は分かっていない。カルノタウルスの祖先を辿り、徐々に前肢が縮んで行ったことは確認できるが、なぜこうした方向に進化したのかは不明である。
4. 足のある蛇
この画像を大きなサイズで見るドイツのゾルンホーフェン博物館には、”未知の化石”と標識のあるブラジル北東部クラト層から発掘された蛇の化石が置かれている。ここを訪れたある専門家は、どの蛇の化石よりも古い2,000万年前のものであることに気がつき、”すべての蛇の祖先”と評した。
驚くのはまだ早い。この蛇には四肢があるのだ。これまで二肢の蛇は発見されているが、四肢がある蛇はこれだけだ。テトラポッドフィス・アムプレクトゥスと命名された蛇は1億2,000年前に生息していたとされ、足は歩行ではなく掴むために利用された可能性が高い。
初期のトカゲから現代の蛇への変化の途中にあった種だと考えられている。面白いことに、指の末端の骨はかなり長く、木に登る動物の特徴を示している。
3. 音速を超える尻尾の持ち主ディプロドクス
この画像を大きなサイズで見るディプロドクスなどの竜脚類が鞭のような尻尾で身を守っていたことはそれなりに有名だ。だが先端が音速を超えるほどの威力だったことまではご存知ないだろう。
コンピューターのシミュレーションによると、9度水平に振った場合、尻尾の先端は時速1,200キロメートルに到達可能であり、その結果発生する音は鞭のピシャリという音というよりは大砲のそれのようだったという。実際には水平方向に30度動かしていたと考えられている。
古生物学者は、こうした音をコミュニケーションや繁殖パートナーの獲得競争にも利用していたのではないかと推測する。化石からは鞭打ちすぎによる捻挫の証拠も見つかっている。
2. 羽に棍棒がある鳥
この画像を大きなサイズで見るロドリゲスドードーはガチョウくらいの大きさの飛べない鳥だ。インド洋ロドリゲス島の固有種で、翼の骨には”マスケット銃の弾丸”に例えられるコブ状の部分がある。
このコブは武器として使用された。コブは周囲を分厚い皮膚で覆われており、打撃能力が補強されている。羽の強力な筋肉でコブを振り回し、ライバルの骨を打ち砕いた。
伝えられるところによると、ロドリゲスドードーは非常に攻撃的だったそうだ。だがヨーロッパ人の入植とともに絶滅してしまった。闘鶏の愛好家が残念に思ったことだろう。
1. ツノのあるホリネズミ
この画像を大きなサイズで見るケラトガウルスは500万~1,600万年前に北アメリカに生息したホリネズミの仲間だ。体長30センチほどで、ツノが生えていた。げっ歯類でツノがある種は、判明している中ではケラトガウルスのみである。
ツノの機能については諸説ある。頭を使って掘るげっ歯類から進化したという説もあるが、それにしては位置や角度が適切ではない。交尾の相手を争うためという説もあるが、オスにもメスにもツノがあるため、これもありそうにない。視力が弱かったため、種族認知行動という説も無理がある。
もっとも有力な説は防御である。非常に頑丈で、目と首を守るには都合のいい位置にある。不用意に噛みつこうとした捕食者は、このツノで撃退されたことだろう。
via:10 Extinct Animals With Surprising Attributes/ written hiroching / edited by parumo














失くしたものほどよく見える
音速の尻尾でマッハ拳を思い出したのは俺だけじゃないはず
失礼ながらハルキゲニアはともかくオパビリアは復元間違えたんじゃと思うわw
進化の過程で寄り道してしまったのかねえ…
※3
オパビニアだけは何かを間違えてるとしか思えないよね
視覚が向上したのは逃げるためではないのかな?
ホモ・エレクトスにホリネズミ
さらには野獣先輩の咆哮・・・
いったいカラパイアに何が起こっているのか
角が有るネズミってしかも体長30㎝ ウチのニャンコでは敵わないだろうな、
10のホモ.エレクトス 陸橋を渡って来た可能性は無いだろうか?さすがに大陸移動説は年代が新し過ぎて使え無いだろうけど。
誤字かと思ったら正しかったハルキゲニアに歯
音速の鞭…(;・`д・́)…ゴクリ
オパビニアのエピソードはその昔やってたNHKスペシャルで発表した本人が話してたのが印象に残ってるな
そして首長竜の尻尾こええ
音速を超える尻尾を持つ恐竜がいたのか・・・
そりゃ愚地克巳はピクルに勝てんわ
※10
ディプロドクスはカミナリ竜で、クビナガ竜とはまた別だと思う。
クビナガ竜は海棲爬虫類だね。
生身で音速超えたら筋肉が吹き飛ぶんじゃないかなあ
オパビニアの記載が1912年くらいってのは知ってたけど、1930年代に復元図像が描かれてたってのは初めて聞いた、どっかにその図像乗ってるところないかなぁ
つか、ハリー・ウィッティントンが復元した時のオパビニアって付属肢があって地底を歩いてる、って説だったような気が
化石の再再調査で付属肢説が完全否定されたって事なんだろうかねぇ
宇宙も恐竜もファンタジ ー。
こんなことでメシが喰える連中が羨ましい。
古生物じゃなくてもドードーとかクァッガとか見てみたかった生物は結構いる
ドードーがいない!
こういうのって肉付きはどうやって決めてるんだろね。
クジラの骨からは絶対クジラは再現できないと思う。
アノマノカリスも当初は口(丸い部分ね)だけ
が別の生き物だと思われてたし、
「現存生物の常識」が邪魔をして正しい姿が
再現できないって結構あるのねw
※18
内骨格の生物の場合、まず骨の各部に腱が付着してる場所を特定します
一つの腱の痕跡から、支えうる筋肉の量を測定します
その筋肉のもう片方の腱が付着してる場所を特定します
それをできうる限り存在する骨の全てで行って、おおよその形を想定します
その際には現生生物の筋肉や骨格の構造を研究した結果も利用してますし、系統的にどの生物と近しいかで参考にする生物も変わってきます
その生物にしか存在しない内臓器官(たとえば鯨類のメロン体)のようなものや、系統的に現在に係累が見られないものなど、完全な復元ができないのは事実です
が、最新情報にしたがって復元されていて、適当な思いつきで作ってるわけではありません
歯ルキゲニア…いえなんでもないです
※19
海月(口)+海老(側腕、頭がないから捕食されたものと)+本体の3種に分解されての復元だったよね
ドラム状の歯をした鮫(?)が出てないね
あと蛇、某オカルト板で脚の話題が…
http://www.sciencemag.org/news/2016/10/tiny-dna-tweaks-made-snakes-legless
脚の形成を抑制する遺伝子なのかな?
蛇は地下生活するために脚を失ったといわれるが。抑制していただけなんだ
じゃあ、その発現を抑えれば…足のある蛇が生まれるって話になるね
ニシキヘビには後ろ脚の痕跡があるけど、あれに足が戻ったらちょっと怖いかも――歩けないか
逆に蒼舌蜥蜴にこの遺伝子を導入したら、見かけはツチノコみたいなのが出来るかも(もうコラではあるね、それで十分だが)
>5億500万歳のアノマロカリス綱の生物は、
バケモノだ…もうおしまいだぁ……
Tレックスの目が良い説はますます鳥めいている
人類は絶滅したんじゃなくて混血が進んだだけって話だけどね
トミダイって名字でありそう
角のあるうさぎはいまぁす!
一番絶滅したほうがいいのは人類
これさえいなくなればほとんどの野生生物にプラスとなる
あれ?鷹の視力って人の8倍ほどじゃなかったっけ?
筋肉を支持するには骨格との結合が必要だから骨格見れば大体分かるんじゃないの?
音速のしっぽすげぇなぁ→やりすぎて捻挫
バカ!バカ!スゴイバカ!!
シッポの先が音速を超えたら攻撃が当たったときの衝撃でシッポも千切れるんじゃないかな?
太古の地球はラフレシアみたいな匂いの強い植物に満ちあふれてて、嗅覚じゃ腐肉を探せなかったんだよ…多分。
ティラノサウルスは今の見た目と全く違って、鳥に近かったらしいぞ。羽毛に覆われてたらしい。
だから、イラストの感じじゃない。
日本国内で足のあるヘビを見た人の話聞いたことあるけど、何だったんだろ。
※35
ティラノサウルスの成体には毛は生えてなかったと言うのが通説ですので、イラストには特に問題はありません
ティラノサウルスの毛に関しては、幼体に生えていた可能性があるという話が出るくらいです
なぜ幼体に生えてた可能性が取り沙汰されるようになったかと言えば、元々ティラノサウルスの属するコエルロサウルス類 に羽毛恐竜がよく発見されてるからで、
さらに、ティラノサウルスのご先祖様、ディロング・パラドクサという小型恐竜の化石には明確に羽毛の痕跡が残されていたからです
なぜ成体には生えてないと言われるかといえば、羽毛の存在理由である保温というのが、ある程度以上の巨体になれば不要どころか、むしろ邪魔になるからです
体積の増加と表面積の増加は正比例ではないので、大きくなるほど熱を発散する面積が狭くなり、結果として体温を保ちやすくなりますし、白亜紀は温暖な時代であって極端な保温機能はむしろ体温が上がりすぎて危険になりえます
時折、種々のサイトで取り上げられる全身毛むくじゃらティラノサウルスの絵は、一般人の描いたもので学説由来でも無ければ古生物学者の賛同も得られていない、言葉としてはおかしいかも知れませんが、一種のファンアートにすぎません
音速を超える尻尾の持ち主ディプロドクス
GANTZに出てきた恐竜の敵はこいつがモデルだったのか
心配するな、我々ホモサピエンスも近い将来同じ轍を踏むこと間違いなしだ。
カルノタウルスのちっこい手、可愛い!
7. 動物最高の視力を持つティラノサウルス・レックスの2列目
視認できる範囲は55度。これは現代のタカよりも広く、奥行きの把握や物体を見る力が非常に優れていたことを意味する。
↓
両目での視野は55度でこれは現代のタカよりも広く、物体までの距離や物体を識別する能力が非常に優れていたことを意味する。
(原文では両目での視力で書いているので記載しておいた方が良いかと思います。奥行きの把握については後段でハンターの能力について述べられているので奥行きよりも距離的な訳の方がより良いかと思います。)
ティラノって初期モデルとか最終モデルとかあるのか
どっかのコレクターか博物館でコンプリートしてないかな?
ティラノサウルスといえばアメリカ軍がティラノサウルスを復元させたとかって噂があったな
音速のしっぽとか避けようがないな。
音が聞こえるときにはもうやられてる。
オパビニアの「なんかびよーんって生やせました!」って感じの吻が素敵
首の長い奴はあの姿勢じゃ首を支えられないって有名だよね 骨がない環形動物やら軟体動物やらは存在していたと思われる痕跡の化石から類推してるから意味不明な形になりやすいし、今でもいろんな想像図が語られては修正されていくロマンがあるね。こういう復元研究が積もって骨格標本の復元能力へ発達していって遺体特定につながったりするわけだから実利もあるんだね
マッハ突き!
カルノタウルスはキウイとかドードー鳥みたいな感じを想像した
足のある蛇はサラマンダーの先祖ではないと勉強した
当てない打撃が実在したのか…
音速のムチ
ロマンがあるわ
えらいアクティブなディプロドクスだな