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第二の地球ついに発見か!?11光年離れた居住可能な地球に似た惑星を発見(NASA発表)

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(著)

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 NASAが2009年3月に打ち上げたケプラー探査機の宇宙望遠鏡がこれまで発見した惑星候補の中から、新たに1,284個もの太陽系外惑星を確認した。そのうち約550個が地球型の岩石惑星で、9個は宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境、ハビタブルゾーンにあるという。

 またその距離も11光年と宇宙的には近い距離にあることから、異星人とか地球外生命体にいつか出会える可能性も否定できない。これはちょっとワクワク案件だ。

 今回の発表によって、発見された太陽系外惑星の数は一気に2倍に増えたことになる。

 この発見が可能になったのは、コンピューターを用いた自動確認が採用されたことが大きい。太陽系外惑星を探すには、惑星が恒星の前を横切る際にその光が遮られる現象を見つけなけばならない。そして、これまでは惑星候補を1つ1つコツコツと調査し、惑星の有無を確かめるしかなかった。ところが今回は、惑星候補に確率を割り当てるという統計的な解析手法を用いて、数多くの惑星候補を一度に調べることが可能となっている。

 以下の画像は過去20年間で見つかった太陽系外惑星の数。青はケプラー宇宙望遠鏡以外による発見。水色はケプラー宇宙望遠鏡による発見。オレンジは今回発見された数を示す。

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 新たに考案された手法でケプラー宇宙望遠鏡がこれまで発見した惑星の候補4,302個を解析すると、うち1,284個が惑星と認定され(惑星である可能性が99%を上回る)、さらに1,327個が惑星である可能性が高いという結果が得られた。残りの707個は惑星以外の天文現象である可能性が高いようだ。なお従来から確認済みだった984個でテストすることで、その精度も実証されている。

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前を通過する天体が小さな恒星などである場合もあるため、惑星候補を惑星と確定するには詳しく検証する必要がある。

 また550個が地球のような岩石の惑星である可能性が判明した。そのうち9個はハビタブルゾーンに位置しており、表面温度は水が液体で存在できる範囲に保たれている可能性があるという。これによって、現在知られるハビタブル(居住可能)太陽系外惑星は一気に21個に増えたことになる。

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ケプラー宇宙望遠鏡が発見したハビタブルゾーンに属する惑星。これまで地球の大きさの2倍未満の惑星は21個発見されている。オレンジの円で示されるのは、今回新たに確認された9個の惑星。青い円はそれ以前に発見された惑星。

 ケプラー宇宙望遠鏡が打ち上げられる以前は、宇宙に太陽系外惑星がどれほど存在するのか不明であった。しかし、どうやら惑星は恒星よりも多く存在するかもしれないことが明らかになりつつある。

 今回の調査に携わったナタリー・バターリャ氏によれば、天の川銀河にはハビタブゾーンに位置する地球大の惑星は計算上数百億個も存在する可能性があり、最も近いものは地球から11光年先とごく近くあるという。

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2016年5月の時点で既知の太陽系外惑星数を大きさ別にまとめ、太陽系内惑星と比較したもの。青はこれまで以前に確認されたもの。オレンジは今回検証された1,284個の惑星。

 これまで発見された5,000個近くの惑星候補のうち、惑星と確認されたのは3,200個以上である。そして、その2,325個までがケプラー宇宙望遠鏡によって発見されたものだ。

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縦軸は惑星の半径(単位:地球)。横軸は星の明るさ。青は地上で検出したもの、オレンジはケプラー宇宙望遠鏡が検出したもの。

 同望遠鏡はハビタブルな地球大の惑星を探索するため、2009年3月にNASAによって打ち上げられた。以降4年間で空の一角にある15万個の星々を観測し、惑星が横切る際の光の陰りを追い求めてきた。

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ケプラー宇宙望遠鏡が発見した4,302個の候補を統計的手法で解析した結果。オレンジは惑星と確認されたもの、ダークグレーは惑星である可能性が高いもの、グレーは惑星でない可能性が高いもの、青は以前から惑星であることが確認されているもの。

 しかし、先月には通信が途絶えるというトラブルに見舞われている。これは望遠鏡を天の川の中心に向けようとした際に判明した。一応ことなきを得たとはいえ、2012年には望遠鏡の向きを変えるリアクションホイールの1つが故障しており、さらに翌年にはもう1つも動かなくなっていまった。

 今回のトラブルはリアクションホイールが原因ではないと推測されているが、いずれにせよケプラー宇宙望遠鏡は地球から1億2,000万kmと、光速でも往復するのに13分かかる距離にあるため、完全に修理することは難しい。現在は黄道に向けて望遠鏡を安定させる特殊な観測方法を採用して、観測を続けている。

Animation shows all the planets Kepler has discovered so far _ Akademi Portal

 さらにケプラー宇宙望遠鏡の調査で、海王星の外側を周回する小惑星「2007 OR10」が、冥王星、エリスに次いで3番目に大きいことが判明した。その大きさは直径1535kmと、冥王星の2374km、エリスの2326kmに次ぐサイズだ。

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 この大きさは準惑星とされる要件である「自分自身の質量によって静水圧平衡形状になっている」値であることから、「2007 OR10」は準惑星の候補天体となった。2007 OR10は未だに名前がついていないのだが早急に名前を決定する必要があるだろう。

 ちなみに発見者のマイケル・ブラウンは「白雪姫」(Snow White) というあだ名をつけたのだが、それは氷の天体であると思っていたためで、実際にはメタンの氷や一酸化炭素、窒素などで覆われていると予想され、赤みを帯びていることから、その名前は却下されそうだ。

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2007 OR10予想図

 なお、NASAは2017年にケプラー宇宙望遠鏡の後継機となるトランジット系外惑星探索衛星を打ち上げを計画している。

via:nasanasadailymailgizmag

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この記事へのコメント 53件

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  1. はよ!
    光速移動の出来る技術はよ!
    相変わらず宇宙にはロマンが溢れておる…

    • +17
  2. 11光年100兆キロくらいだろー?
    だいたい地球25億周分だよ、これで近いとか言える宇宙こわい

    • +4
  3. 唯一、移住できる星の存在を知りながら、移住できずに滅びる種でないことを祈る…

    • +5
  4. 光の速さで飛べるようになっても11年、ワープ航法が発明されるまであと100年(個人的予想)だとすると自分が生きてる間には無理だろうけど人類にはぜひたどり着いて欲しい。

    • +7
  5. アインシュタインを超える超天才がいつの日か出現することを祈るしかないな…

    • 評価
  6. ババヴァンガの予知を全て見た後にこういうのを聞くとワクワクする

    • 評価
  7. 2007 OR10の名前は Azuki ice がいいと思います。

    • +7
  8. 行くことは無理でも今後すごい精度で眺めることが出来たら
    宇宙人同士が宇宙間戦争とかやってるところをみることが出来るのかな

    • +4
  9. 人類が人類を頃してる地球人に宇宙人達は受け入れてくれるのだろうか。
    地球は宇宙大戦争してしまった宇宙人達の代理戦争でもあるが。

    • -2
  10. 誰でも良いから恒星間航法を生きてるうちに開発してくれ

    • +5
  11. 人類がやっとたどり着いた惑星で人類に酷似した住人から一言
    「おかえりなさい。」

    • +20
  12. いつも同じような事言ってるなと思ってたけど
    ここ数年で沢山の発見があるんですね

    • 評価
  13. もう滅んでいる星も沢山あるだろうし、
    そもそも遠すぎて行けない上に交信すらできない星も沢山だって考えたら実質無いに等しいよね…

    • -5
  14. 自由の女神の上半身が砂浜に刺さった惑星に着くのですね。わかります

    • 評価
  15. 核爆発エンジン方式の不帰還型移民船を作れば行けるでしょ。今の技術でも。

    • +2
  16. 冥王星がちゃんと写真で載っている事に2016年の今を感じる。

    • +1
    1. ※20
      それでバーナード星系を航過探査する仮想プランをイギリスの学者チームが作ってたんだな
      70年代?の話らしいから、実行されてたら今頃は最初のモジュールくらい打ち上がってたかも

      • 評価
  17. 見つけた惑星に強力な電波を送り続ければ、どれかから最短も数十年で返事が来る可能性があるね。にしてもケプラー宇宙望遠鏡ってそんなに遠くにあったのか。

    • 評価
  18. 生物のいる惑星はあるかもしれないけど、人が行ってすぐに居住可能な星は皆無のような気がする。大気組成が違ったり大気や水に毒が含まれていたり、天敵や凶悪ウイルスがいたり、毎日気温が50度超えとか、一日が三時間とか。人間なんて水が合わないだけで死んじゃうんだから余所の星で長生きは望めそうにない。

    • -1
  19. しかし辿り着くまで数千年でも利かないかもしれない場所へ行く場合地球上の人間の歴史より宇宙空間での歴史の方が長くなりそうな分けで
    辿り着いたとき現星生物に地球から着ました!と言えるか二つの意味で心配だ

    • -2
  20. 世代交代船(マクロス的な)で移住もありかな
    2つの恒星間に高度な文明が築けたら双方から位相差空間通路で繋いで超光速航行で交流だな

    • 評価
    1. ※24
      着いた頃に人間が住める環境であるかも怪しいからな

      • +1
  21. 空間の概念を変えるような発見でも無ければな
    光を伝え、重力を伝え
    無いのに有る、あるのに無い、それが空間
    限定的にでも空間の性質を無効化、変質させる事が出来ればと夢想する

    • 評価
    1. ※25
      世代交代型だと数世紀の間に中の社会がどうなるか分からんがな
      事故や内乱で自壊したり、全滅を免れても科学文明を失ってるとか
      冷凍睡眠か凍結卵に頼った方が安全だと思う。もしかしたら船に環境をこしらえるより技術開発のハードルも経済的なコストも低いかもしれん

      • +1
  22. ロマンってのは恐怖と紙一重のところにあるんだな。

    • 評価
  23. 科学技術は急速に進歩してるから100年以内に人類が行けるんじゃないか?

    • 評価
  24. 地球人は古くからエイリアンの襲来に怯えていたが
    地球人のほうが襲来するエイリアンになるんだろうな

    • 評価
  25. 天文学のすぐ近く、地質学のつい最近、ケタが違いすぎてついて行けない。

    • -1
  26. かなり古いけれど1973年のTVドラマ『宇宙船アーク(原題 THE STARLOST)』を思い出した。

    • 評価
  27. 居住可能惑星に日本だけ早く引っ越そう

    • 評価
  28. この場合の「habitable」を「居住可能」と直訳するのは少し意味が違うな。
    ただ液体の水が存在するかも知れないというだけだし。

    • 評価
  29. 距離にして11光年と言う事は
    電波は届いてるね
    それこそラジオや電子レンジ・地デジ放送まで
    知的生命体がいるなら電波の返事を送り返してる
    でも大型の生命体がいないと言う訳でも無いしね
    問題はみんなも言うとおり
    その場所に行けない事だよね
    何らかの恒星間ドライヴ航法が
    確立できたら良いのにな
    それこそワープとか・・・

    • +1
  30. 仮に二酸化炭素濃度がちょっとでも高かったら人間は住めない

    • 評価
  31. こーいうニュース大好き!ほんと大好き!宇宙大好き!どんどん地球に似た星!発見される!未来明るい!俺もお前も楽しい!幸せ!でも!そろそろ10光年以内の距離を路線バス感覚で移動出来るようになる!そのニュースききたい!

    • +3
    1. ※37
      残念ながらテレビ放送程度の送信出力では1光年ですら電波は減衰してしまって届かない。
      しかしテレビ放送の出力は、地球上の電波利用の中ではかなり強力な部類。
      余所の星に信号を送れるような超大出力送信設備は地球にはないんだよ。

      • 評価
  32. いずれ人間も機械化されて不死になるだろうから、その頃には気ままに色んな惑星に向けて旅立つかもね。それぐらいしかもうやること無いだろうし。

    • +1
  33. 行けなくても、移住できなくても、生きているうちにその惑星の姿を一目で良いから見てみたい。

    • -3
  34. 万光年、億光年って単位がポンポン出てくる世界だからなー、
    それに比べたら11光年なんて目の前に思えてくるけど。。。
    どこかの大天才が超光速の移動方法とか考えださないかな~。

    • +1
  35. これが一光年先だったとしてもたどり着けないのが悲しい

    • +1
  36. EM推進エンジンが実用化されれば亜光速まで加速できる。
    減速に時間がかかるとしても20年前後あれば11光年くらいなら到達できるだろう。
    まぁ100年後くらいには可能じゃないか。

    • +1
  37. 人類には想像すら及ばない遥か遠くでは
    スターウォーズの様に惑星間で戦争やってる所とかもあんのかなぁ
    宇宙が無限と言っても差し支えない広さなら、どんな想像も実在する可能性があるよね?
    人類には絶対に知り得ない答えなのが悔しいけど

    • -1
  38. 11光年の距離でも現在の人類の航行スピードで到達は夢だと思う
    まずは数百年後を目指して技術開発に励むしかないかな?
    でも、いつか到達したい目的の星が存在するのは良い事だと思う
    『あそこに到達したい』という気持ちが人類の原動力になるから

    • -1
  39. リアクションホイールってよく壊れるよね

    • +1
  40. もし異星人がいて
    まだ文明がそこまで発展していなかったら
    インディアン達ぐらいの文明だったら
    なにか理由をつけて土地を奪うんかな
    いっそ地球人と異星人は出会わない方が
    いい気がする

    • 評価
  41. あっちはとっくにこっちを発見してるんだけどねえ。何も知らずに愚かな。

    • -1
  42. 第2の地球に移住すれば人類滅亡の心配はなくなります。

    • 評価

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