メインコンテンツにスキップ

うまっ!盗んだパイをおいしそうに食べるリスのおかげで、店の売り上げは急上昇

記事の本文にスキップ

38件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Facebook / Philomena’s Salumeria
Advertisement

 アメリカ・ニューヨーク州にあるベーカリーで、一匹の野生のリスが図らずも最高の宣伝効果をもたらした。

 店の看板メニューであるトマトパイを、リスが店から失敬して目の前にある木の上で満足そうに食べている姿が目撃されたのだ。

 リスがおいしそうにパイを堪能している姿がSNSで拡散されると、「自分も食べてみたい!」という人が続出、店には客が殺到し、商品は連日完売するという、大きな反響を呼んでいる。

店のパイを目の前で堂々と堪能したリス

 ニューヨーク州中央部に位置するユーティカという街には、「フィロメナズ・サルメリア(Philomena’s Salumeria)」という地元で人気のデリカテッセン兼ベーカリーがある。

 ここは、焼き立てのパンやイタリア風の惣菜を扱っており、店からはいつも食欲をそそる香りが漂っているが、その香りに引き寄せられたのは人間だけではなかった。

 ある日のこと、出勤してきた従業員が、店の正面にある木の上にリスがいることに気が付いた。

 そのリスは、どっしりと腰を下ろし、熱心に何かを頬張っていたのだ。

この画像を大きなサイズで見る
Facebook / Philomena’s Salumeria

 リスが両手で大事そうに抱えていたのは、他でもないこの店の看板メニューであるトマトパイの一切れだった。

 目撃されたリスは、店から盗み出したパイを、悪びれることなく、店の目の前で食べていた。

 この姿を見たオーナーのアンソニー・アモディオさんは、あまりの堂々とした振る舞いに呆気にとられたという。

 だが、リスでさえ自分たちのトマトパイがおいしいと認めてくれたことを少し誇らしく思ったという。

この画像を大きなサイズで見る
Facebook / Philomena’s Salumeria

人間の生活圏で暮らすトウブハイイロリス

 今回、堂々と盗み食いしていたのは、北米東部に広く分布するトウブハイイロリスという種類のリスだ。

 このリスは体長が23cmから30cmほどで、同じくらいの長さのふさふさとした尻尾を持っている。

 体重は400gから600g程度の中型のリスで、ニューヨーク州で最も一般的に見られる種類の一つである。

 トウブハイイロリスは非常に環境適応能力が高く、人前に頻繁に姿を見せ、都市部の公園や住宅街でたくましく暮らしている。

 基本的には木の実、種子、果実、キノコなどを好んで食べるが、今回のように人間が作った食べ物を店から探し出して食べる姿もしばしば目撃されている。

 愛らしい見た目で人々に親しまれる一方で、時には庭の作物を食べたり、屋根裏に侵入したりする困った隣人としての一面も持っている。

この画像を大きなサイズで見る
トウブハイイロリス Image by Istock:legna69

実 はアメリカの都市部にこれほどリスが多いのには、意外な歴史的背景がある。

19世紀半ばまで彼らは森に住む野生動物だったが、都市に自然を採り入れ市民を癒やすため、人為的に公園へ放たれたのだ。

 ニューヨークでも、導入されたリスがどんどん増殖した。かつて「心の健康に良い」と奨励されたこのブームこそが、現在の「どこにでもリスがいる」光景の正体なのである。

リス公認の味を求めて客が殺到

 店の商品を木の上で頬張るリスの写真はSNSを通じて瞬く間に広まり、思わぬ恩恵をもたらした。

 リスが店からくすねていたトマトパイは、厚めの生地にトマトソースをたっぷりのせ、チーズを控えめにして提供されるこの地域独特の料理だ。

この画像を大きなサイズで見る
Facebook / Philomena’s Salumeria

 リスがあまりに満足そうに食べていたため、自分たちもその味を確かめたいという客が次々と店を訪れたのだ。

 アモディオさんによれば、リスの話題が出て以来、かなりの問い合わせが寄せられており、トマトパイは開店早々に売り切れてしまうほどの人気だという。

この画像を大きなサイズで見る
Facebook / Philomena’s Salumeria

 図らずも最高の非公式な広告塔となったリスに対し、アモディオさんは、あのリスはきっとイタリア系のリスに違いないと冗談を飛ばしつつ、店から持ち去ったパイを楽しんでくれたことを喜んでいる。

 この食いしん坊なリスが次に店の何を狙うかはわからないが、少なくとも今回の出来事は、店にとってこれ以上ないほど幸運な事件となったようだ。

Facebookで開く
📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 38件

コメントを書く

  1. この子常習犯だな、このワガママボディーは

    • +75
  2. 🐿️のパイの持ち方で美味しそうな雰囲気伝わってくる
    確かに癒された

    • +61
    1. ttps://togetter.com/li/2321305
      こうですか
      ちなみにリスのパイは美味しいそうです

      • +1
  3. マスコットキャラができてよかったね。看板をかけかえよう。

    • +37
  4. 美味しそう
    ところでどうやって盗んだのか気になる

    • +25
  5. 血糖値が上がるので
    コーヒーも飲まないとだ。  🐿

    • +21
  6. 日常の生活風景の中でいろんな生き物と一緒に暮らすの
    トラブルだけじゃない楽しさと嬉しさがある^_^
    (うちにも来て欲しいかも)

    でも リス君🐿電線は齧らないようにネ

    • +20
  7. 盗んだパイ食って走りだす♪行先もわからぬまま♪

    • +24
  8. もう少ししたらAIかどうか疑わなあかんくなるのホンマつまらん

    • +17
    1. すでにそうじゃない?自然系の写真家が「AIじゃないです」って言いながら写真UPしててさ、そんなしょうもない手間かけさせられるの切ないわ

      • +2
  9. オカルトはすっかり減って動物癒し系まとめサイトになったな
    何の問題も無いw

    • +13
    1. 動物はマランダーの中の人こっちに来たんじゃないの
      そういえば料理もなくなったなあ

      • +6
  10. 「な、なんだこれは、美味い!神の食い物だ!」
    って言ってそうな食いっぷり

    • +4
  11. リスって意外となんでも食うんだな
    樹の実ばっか食ってるわけじゃあないのか

    • +10
    1. 飼ってたシマリスが、コガネムシの亡骸をまるごと食べちゃったよ
      死ぬほどびっくりしたけど、調べたら食べ物に昆虫ってあった

      • +11
  12. リスは犬や猫と一緒でタマネギが禁忌だそうだけど大丈夫なのかなトマトパイ

    • +5
  13. トマトパイってピザ寄りの味がしそう。
    日本では見たことが無いな。

    • +7
  14. ドアの外に突っ立って、家の中覗きながら腹立つ顔でモシャモシャやるアイツにやって欲しかった

    • +1
  15. ふとっちょげっ歯目がピザ食ってるのってなんでこんなにかわいいんだろう・・・
    ウッドチャックもたまらん

    • +5
  16. ピザの早食い競争に参加した主人公のもとに乱入して一緒に食べて優勝させたアニメの「あらいぐまラスカル」を思い出した。

    「ペットの協力なんて不正、失格だ!」
    と抗議する競争相手に対して
    「あらいぐまが一緒に食べてはいけないというルールはない」
    と優勝認めた審査員に子供心ながら噴いた思い出

    • +6
  17. ダニやノミや細菌やウィルスを持ってるかもしれないリスが盗めるほど無防備に店頭に置いてあるパイって衛生的にどうなの?という忌避感しか浮かばないが アメリカ人の感覚がわからん。

    • 評価
    1. そういや屋台なんてもう見ないなぁ祭りの時くらいかな

      • +3
  18. 🎵盗んだパイ持って走り出すー行先も分からないまま

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。