この画像を大きなサイズで見る2025年6月5日、音楽配信サービスのSpotifyに突如あるバンドが綺羅星のごとく現れて、あっという間に月間リスナーが100万人を突破した。
その名も「ヴェルヴェット・サンダウン(The Velvet Sundown)。4人組の男性で構成されたロックバンドだ。1970年代を思わせるサウンドは、今どきのミュージックシーンでは逆に新鮮に響いたのかもしれない。
彼らは登場後1か月ちょいで3枚のアルバムを発表。驚異的なペースで次々と新曲を発表している。
実は彼らは実在するミュージシャンではなく、なんとAIが作った虚構のバンドだったことが判明した。
突如として現れた新人バンドがSpotifyを席捲
ヴェルヴェット・サンダウンが初めてSpotifyに登場して以来、彼らの曲は各国のチャートで人気急上昇。スウェーデンなどでは一位を獲得するまでになった。
中でも一番人気の「Dust on the Wind」を聞いてみよう。
だが彼らが一夜にして成功をおさめ、驚異的なスピードで次々に新曲やアルバムを発表している状況に、疑いの目を向ける人々が現れ始めた。
これだけ華々しく登場したというのに、ヴェルヴェット・サンダウンがどのようなバンドなのか、バックグラウンドが一切わからない。
メンバーについても同様だ。いったいどこの誰で、どのような音楽的背景を持っているのか、情報がまったく出て来ないのだ。
そこで音楽評論家やエンジニアが、彼らの楽曲の分析を開始。その結果、音響パターンがSunoなど生成AIによるものの特徴と一致することが判明した。
さらにヴェルヴェット・サンダウンのInstagramを見てみると、バンドメンバーとして掲載されている「写真」が、どう見てもAI生成にしか見えない。顔がまずAI顔だし、指があり得ない位置にあったり本数がおかしかったり。
実は人間のいない、生成AIによるバンドだった!
7月5日、ヴェルヴェット・サンダウンのXアカウントは、次のようなメッセージを投稿。このバンドには実在する人間は関与しておらず、生成AIによるものであることを公式に認めたのだ。
「The Velvet Sundown」は、人間の創造的なディレクションを基に、人工知能の支援を受けて作曲、ボーカル、ビジュアル化が行われた合成音楽プロジェクトです。
これはトリックではありません。「鏡」です。著作権やアイデンティティ、そしてAI時代における音楽の未来の境界線を問い直す、継続的な芸術的挑発なのです。
すべてのキャラクター、ストーリー、音楽、声、歌詞は、AIツールを創造的な道具として用いることで生まれたオリジナル作品です。
実際の場所や出来事、人物(生存中か故人かを問わず)との類似性は、純粋な偶然であり、意図的なものではありません。
人間でもなく、機械でもない。
ヴェルヴェット・サンダウンは、その中間にあるどこかに存在しています
ヴェルヴェット・サンダウンがAIだと判明した後、ネット上では賛否両論の激しい議論が巻き起こった。
- (画像の)死んだ目を見れば、偽物だってすぐわかるよ
- いや、もう全部が「ニセモノ」って言ってるようなもんだよね
- 誰もこんなの求めてない
- でも、ちょっと目を覚ますには必要なのかも
- このバンドに本気でハマって、会いに行きたい!ってなって調べたら、「実在しません」って知るって、想像してみてよ
- ヤバいのは、曲がダメダメなこと。「ホテル・カリフォルニア」っぽい雰囲気を狙ってるのがバレバレ。AIはアートが苦手なんだよ、人間の「ひらめき」の微妙なニュアンスなんて理解できないんだから。特に音楽ではね
- 私は好きだよ
- なんで?内容は薄っぺらだし、そもそもの発想がバカみたいじゃん
- でも彼らの曲が好きなんだよ。どうやって作られたかなんて気にしない
- 作り方を気にしないってことは、もう空っぽでいいって自分で認めてるようなもんだよ。中身のないノイズをただ消費することを、本物のアートとのつながりよりも選んでる。それって、自分自身への侮辱でもあるし、人間としての本質に対する侮辱でもある
- 聴いて心地いいとしても、AI音楽なんて存在すべきじゃない。音楽を作るという行為の意味や感情が、すべて台無しになるんだよ。こんなくだらないものを応援するのはやめてくれ
- ぜひツアーやってほしい
- 「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」みたいに、スクリーンで映像ストーリーを流して映画館で見せればいいんだよ。それをツアー形式にすれば、みんな観に来るって
- ねえ、誰かこれどうなってるのか説明してくれない?これ、違法にすべきじゃない?
- 本気で腹立たしいよ。みんなのツッコミが面白いのが救いだけどさあ、何なのこれ?そこそこ聴ける曲を出せるAIソフト持ってるってだけで、その人が全部の利益をかっさらっていくの? マジでイライラする
- 魂はどこにあるの?ああ、そうか。本物じゃないから無いんだよね
- これが彼ら自身で作ったのか、AIを使ったのかなんて正直どうでもいい。音楽は素晴らしくて、聴いてて気持ちいい。アイデアも面白いし、多くの人がこの音楽を気に入ってる。現実のポップスターの中にも、まともに歌えない人はたくさんいるでしょ? いい音楽を作って、お金が稼げたんなら、それでOK。そのお金で車でも買って、思いっきり楽しめばいい。音楽が人を笑顔にして、幸せにするなら、それが一番大事。ライブに会いに行く必要なんてない。自分が好きな音楽を聴きたいだけなんだ
- 本物の音楽作りに人生をかけてきた人たちの努力と献身を差し置いて、AIという安直な近道、しかも正当な報酬も払わずに、他人の作品を学習したAIで作った作品で報酬を得るって、気持ちいいか? その音楽を市場に出して、本物のアーティストたちの収益や注目を奪ってることに、誇りを持てるのか? 胸を張れるのか?
- このペースで月2枚出し続けたら、音楽史上最多アルバム数の記録をAIが更新するかもね
- こんなの大嫌い。AIって、人類が生み出した最悪のもののひとつだよ
- 全部マジで変で最悪だけど……そこが最高に好き
音楽シーンに与えた衝撃と懸念
ヴェルヴェット・サンダウンの登場は、ミュージックシーンはもちろん、すべてのクリエイティブ界隈に大きな衝撃を与えることとなった。
生成AIへの反感も根強い中、もはやAIなのか実在の人間なのかを、視聴者の側が判断できなくなってきている。
さらに、AI生成した楽曲のもととなる膨大な学習データの、著作権の問題もクリアされていない。
オックスフォード大学で「AIと労働」を専門とするファビアン・ステファニー博士は、この件について次のように警笛を鳴らす。
機械が生成した音楽を、あたかも生身のアーティストの作品であるかのように見せかけることは、「真正性」 が貴重な商品となったこのタイミングで、信頼を損なうリスクがあります。
生成モデルは、著作権のある膨大な楽曲ライブラリを必然的にリミックスしているわけです。
これがフェアユースなのか、正当にライセンスされたサンプリングなのか、あるいは単なる侵害なのか、業界はまだ明確な判断を下していないのです
とはいえ、ヴェルヴェット・サンダウンの楽曲が、一定のリスナーの心に刺さるものであったのは間違いない。
実際にヴェルヴェット・サンダウンを聴いてみたけれど、なんだろう、ある世代にとっては確かに懐かしいサウンドではある。
具体的にはニール・ヤングとかバッド・カンパニーとか、カンザスとか、あと何だろう、ピンク・フロイドとか?
まあつまり、彼らの楽曲はあの古き良き時代の音源を学習させて作った音楽っていうことなんだろう。逆に今の世代にとっては新鮮なのかもしれないな。
References: New Viral Indie Rock Sensation Reveals They're 100% AI
















メロディックメタルとかメロデスとかはAIが作ったほうがウケるかもしれない。だってワンパターンなものばかり喜ばれて、実験的なの作ったら批判されるんだから
誰も求めてないって言うけど多数のリスナーを獲得出来たって言うことは求めてるじゃん
なんだろうな、昔にあった差し替えみたいなもんなんじゃないかな?
上手いと思ってたら別の無名シンガーが歌ってた、みたいな
それだと話は違うってなるのはわかる
音楽に対して何を求めているかの問題かもしれないね
邪魔にならない聴き心地のいい曲をBGMのように流してリラックスしたい人や
コミュニケーションの手段としてカラオケで歌えるような鉄板の曲を覚えておきたい人にはAIの曲は合っているし
今までにない前衛的な音楽を求めている人や
曲そのものよりもそれを歌っている人間を応援したい人には合わないと思う
似たようなケースが音楽だけでなく俳優とかでも出てきそうね
肖像権やら著作権やら、予想を超えるところで次々もめそう
AIだろうと自分が気に入れば良い作品なのでは
原理的に新鮮さを期待できない事が幻滅なのかな
それはそれとして、急上昇っぷりには工作の気配を感じる
AIと言われなければ気がつかないわ
このご時世、どこまでやらせなのかも分からんからな。
真に受けて相手にするだけ損なのでは。
AIに見せかけて人力だったとかもあったっけ……。
今は反発は大きいけど話題になるのは確かだよね。
そのうち何の話題にもならない日がくるんじゃないだろうか
気が付かないなら良いのでは?と思ったんだけどAIである以上学習のためのデータは必要で「もう音楽はAIでいいじゃん」となって人間が自作することをやめたら人間的な音楽の進化が止まってしまうかもしれないんだなあ、と思うと実は良くないのかもと思い直した
音楽に限らず芸術全般そうだけども
たとえば食器とかだと、かつては全てを数多の職人が世界中で手作りしてたけど、今では大半が機械によって自動で製造され、ごく一部だけがブランド化されて職人が製造を担ってる
その過程で、多くの職人が職を失ったでしょうが、職人が絶滅したわけではない
イラストや音楽も、そういう風になっていくんだろうな、と予想してる
一定以上の輝く才能を持つ人間が自作するブランドと価値は残り、店のBGMみたいな大衆的なのは、AIになってしまうのかも
そもそも、絵も音楽も
写真の登場で肖像画描きや観光地の風景画売りみたいな職人仕事が消えて
一握りの上澄みだけが“アーティスト”として活路を見出したり、
レコードの発明で盛り場の各店にいた生バンドや村祭の門付けみたいな流しは下火になり
レコードに吹き込める側に回れたトップクラスだけが生き残ったりしてきたしな。
出力されたものを選ぶのは人だから、結局人間の感性やセンスや才能ってのは必要なままだよ
そこに至るまでの過程がより簡単になっただけ
AIで人の需要をハックするのが適応的戦略になる時代
「正しいか、正しくないか」が重要なコンテンツには生成AIは全く使い物にならないけど、映像や音楽であれば、それは関係ないので、もうすっかり浸透してきていますね
売れた楽曲から学習させればそうなるだろうな
だが独創性はないと思う
学習対象に普遍的に存在するパラメタに対して、アノマリーを組み込むと、たくさんのゴミの中から、輝く何かも出てくると思う
むしろ、そうした崩し方は、AIのほうが得意だったりする
学習元の事を考えればイラストと同じく荒れそうだな
俺の英語読解能力(ヒアリングではないw)でも理解容易過ぎる歌詞は、
「AIが作ったんじゃないの?」と怪しむには十分であるw
英語ネイティブの人が作った歌詞ってもっと分かりにくいもんね。
…というような意見がフィードバックされて、AIの創作物が洗練されて
いくと、やがては実在の人間が作ったものと区別がつかなくなるん
だろうな。
今SpotifyはAI音楽詐欺に悩まされてる
再生すら嘘で毎年何億も持っていかれるけど摘発が間に合ってない
これが本当に人気だったのかも疑問
リスナーもAIとか?
息継ぎとかの音は再現できないのかな
初音ミクやボカロってそう思うと未来に生きてたんだな
そもそもボカロ自体は音声は声優や歌手ときちんと契約してサンプリングしているから
生成AIとは全く違うよ
初音ミクが売れた要因は色々あると思うけど、楽曲作れても歌ってくれる歌手がいない、発表する場所が無いって人が大勢居たってのと、歌手やバンドを選別して世に出すのが限られた一握りの人達で、その人達のセンスに合わない人達・音楽は広く世に知られる機会を得なかったって状況から解放されて、多くのアーティストが世に出る事を歓迎したって状況は大きいよね。
大衆の軽薄さと見る目のなさが証明されたな。売れるためには他からコピーした偽物で事足りるということ。
ほとんどの大衆は別に静寂を埋めてくれる心地よい何かを必要としているだけで別に芸術である必要はない
大衆の自己肯定感とビジネスとしてのツールとしてこういう音楽もアートであると盛んに言われているけど、実のところは単なる商業音楽でしかない
人がコピーしてたのがAIに置き換わっただけでやってる事がそれほど変わったわけではないけどな
人が作ったものですら完全にゼロから作ったものなんてほとんどなくてほとんどは何かしらの引用の寄せ集めでしかない
音楽のような良し悪しよりも好き嫌いで判断される分野だと
良い曲かどうかよりも大勢の人に聴いてもらう方が重要なんじゃないかと思う
デビュー直後は特に
初期の宣伝方法がどうだったのか、宣伝方法を変えていくつかのAIバンドをデビューさせてみたらどうなるのかとかいろいろ興味はあるけれど
それやったら何も知らない人達を無断で実験に参加させる事になるからなあ
大衆に音楽の良し悪しを判別出来る評価軸があるわけじゃない
ほとんどの人は耳馴染みがあるものを良いものとする
こういうと反発する人が多いと思うけど、人間の脳が既に見知ったものに安心して心地良さを感じるようにできているという生物学的事実からは逃れられない
だから昔からレーベルはとにかくラジオなどで流して耳馴染みを作ることを重視してきたしそれは実際に成果を上げてきた
確かに
文章生成AIが耳障りのいい、人間に受け入れられやすい文章を得意とするのも
大量のデータの中でも特に頻出する人間にとって馴染みのあるパターンを学習するからなのかもしれない
ただ人間には逆に見知らぬものに興味を掻き立てられる好奇心もあって
それを満たす新しい音楽となるとまだAIでは難しいのかな
画像はド素人でも人間をみてきたから指がおかしいとか顔が変とかいくらでも違和感出てくるけど音楽は素人ではイマイチわからんわ
最初からAIってわかってる曲聴いても普通にいい曲に聞こえる
もはや映像ですら本物にしか見えないフェイクを作れるので何もかも信用出来ない社会になっては来てる
今SNSとかで流れてきてる情報も一応は信用してるけどAIによる完全フェイクだったとしてもおかしくないからな
そう思って生きていかないとすごいダメージを追う事になるかもしれん
めちゃめちゃ推して課金しまくってたアイドルが実は実在してなかった、とかな
いつの時代も新しすぎるものは一般的に大衆ウケが悪く、新しくはないが過去に作られたコンテンツの売れ線要素を巧みに再構築した作品の方が多くの人々に支持される傾向があから、目の前の利益だけ追求したヒットコンテンツを制作することだけに特化するならAIは向いていると思う。
人が入って制作しているものなんだよね
楽器や歌声が本物でないことが当たり前の現代で
AIを使ってはいけないと感じるのは
まだなじみがないせいなのかもしれない
他人の楽曲を金も払わず勝手にAIに学習させてるのが問題なんだよ。イラスト界隈もしかり。
例えば長年やってきたバンドが自分たちの楽曲をAIに学習させて自分たちっぽい曲を抽出し、おかしな所を手直しして発表するのはいけなくない。
売れるかどうかは別だけど。
英語力がとても低いのでメロディーやアレンジくらいしか自分には判断不能
なので比較対象として日本語で同じことやってる垢の楽曲を聴いてみると
歌詞が単調で歌ってみて気持ちよくない(語感が悪い部分がとても多い)という特徴はあると思う
だからA級やましてやS級にはなり得ないんだけど、B級くらいには簡単に到達出来てるんだろう
本気で楽しむほどじゃない気軽な娯楽としては要求水準なら、小商いにはなりそう
60~70年代あたりのフォークロックぽい感じだね、そこからこのAIは勉強してこれ作ったんか?この風潮ヤバいねw
「そこにAIはあるんか!!」あの大女優も激怒ですよ
AIって言われなきゃわからないなこれは
そこに何か嫌なものを感じる
YouTubeのコメント欄閉鎖しててAIだと指摘させないようにしてるのはダサい
AIで新しい曲が誰でも作るように思えたけど、有名な曲のフレーズそっくりそのままの曲を平気でポンポン出してくるからツギハギ感がある
70’っぽいメロディーからいきなり終わって時間みたら2分54秒
tiktokのコスパタイパ向けにチューンしても最後の余韻は生み出せなかったか
シャロンアップルのように中の人がいるってことはないって? それはすげぇ!
利益が発生した場合にそのお金がどこへ行くのかという問題を除けば、別にAIが作ろうが人間だろうが聞きたけりゃ聞いて、そうでないなら聞かなけりゃいいだけだと思うけどね。「人間の手が入ってないとダメ」なら自然音を収録したヒーリングミュージックなんかもダメだし、芸術において機械の手が入ってたらダメなら映画の合成・CGとかも否定することになるし
ブラッドピットの声のまま日本語吹き替えに出来て口元の動きも日本語の発話に合わせて修正する、そーいうのがAIでできるはずなのにそれをやると声優の仕事が無くなる。
だからゼロから作ったこのバンドを批判したり警戒する気持ちもわかる。
根底からやられたら恐怖なんだろね。個人的には好きだけど。
YMOが出てきた時に、コンピュータを使ったものは音楽じゃないとか賛否両論だったのを思い出すよ。
声優はAIに置き換わってほしい分野の一つ。なぜかって?不祥事も炎上もしないから。
服のデザインとかデザイン系もAIの方がかっこいいもの作るし、良いものは否定する事できないんだから認めるしかない