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サグラダ・ファミリア、建設が開始されてから144年後の2026年に予定通り完成と報告

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(著) (編集)

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 建設中と言えるのもあと2年。あまりに長い建設期間から一生終わらないんじゃない疑惑すらあった、サグラダ・ファミリアがこれまでの予定通りの2026年についに完成するという。

 スペインの建築家アントニ・ガウディが人生を捧げたバルセロナのカトリック教会がいよいよ完成したあかつきには、世紀の未完の大建築から、144年もの歳月をかけた世界的プロジェクトの完結としてあらためて語られることになる。

 まあなんだ、ずっと作ってる建物という認識で愛着をもってただけに、いざ完成するなるとむしろさびしい気もするけどもだ。

Famously unfinished Barcelona Basilica La Sagrada Familia given completion date

アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアが2026年完成

 スペイン・バルセロナを代表する世界遺産、いわずと知れたサグラダ・ファミリアは、著名な建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)指導のもと、1882年に始まった。

 彼が晩年の人生のほとんどをこの教会の建設に捧げ、死後に地下の聖堂に埋葬されたことも有名だ。

 そのサグラダ・ファミリア財団からの2023年の声明によると、この壮大な教会は従来提示していた通り、2026年の完成を予定しているという。

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image credit:the Sagrada Familia Foundation

 その年はちょうどガウディの死後100年にあたる。

完成すれば高さ172.5mの世界一高い教会に

 現在サグラダ・ファミリアは、おなじみの18本の尖塔のうち12本が完成。中央の尖塔を含む残りの6本の建設が進行中だ。

 この尖塔が計画通りに完成すると、高さ172.5mに達し、現在世界一の高さを誇るドイツのウルム大聖堂(約162m)を10mも超える世界一高い教会になる。

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photo by iStock

今は建築のプロチームを招いて時短工法で建設

 にしてもこれまでの進捗状況を想うとあと2年ってあっという間だ。本当に間に合うかどうかもやっぱり気になるところ。

 しかし今回はまったくもってガチらしい。実際現地ではスピードアップのために助っ人を動員しているそう。

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image credit:the Sagrada Familia Foundation

 作業の加速を手伝うのは、世界各地の有名建築の構造に携わっている国際的なエンジニアリングサービス企業、アラップ社の専門的なエンジニアリングチームだ。

 イギリス・ロンドンを拠点とする同社は、時短のためあらかじめ工場で石のパネルを作り、現場で組み立てる工法で、効率よく残りの塔を建設してゆくという。

2018年に正式な建築許可を取得

 ちなみにサグラダ・ファミリアは、建設開始から130年以上の間、正式な建築許可を得ずに建設が進められていた。

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 しかし2018年、教会がバルセロナ市に今後10年かけて3600万ユーロ(額面は諸説あり)を支払うことで許可を得たので、現在は合法的に建設が進められている。

建設期間144年でついに完成!人間の創造性と忍耐力の証明

 2026年にはついに完成するサグラダ・ファミリア。それは144年もの長きにわたる歴史的なプロジェクトの完結とガウディの想いの実現、そして人間の創造性と忍耐力の証明になりそうだ。

 そうなるとサグラダ・ファミリアの意味するところも変わりそう。

 今はまだ未完の大作の象徴みたいな立ち位置だが、出来上がれば、桃栗三年サグラダ・ファミリア144年みたいな感じになったりならなかったりするのかな。

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image credit:Maksim Sokolov

 この建物を初めて知った時は、なんと荘厳な建物だろう!そのうえなんと気の長い話だ!と思ったものだ。

 完成がとても楽しみな反面、老朽化で前に作った箇所の修復も並行してると聞いてるだけに、そこも大急ぎで仕上げてるのかと夢想してしまう。

 なんなら形だけでも永遠に作ってる体もありでは?それはそれでロマンじゃない?とも思ったりするけれど、夏休みの宿題にも締め切りがあるものだし、ここはひとつ完成を心待ちにするとしようそうしよう。

追記:(2024/04/04)本文を一部訂正して再送します。

References:dezeen / youtube /など /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 25件

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  1. ようぉ~こそここへ  クック クック♪

    • 評価
  2. コロナで諦めたと思ってたけどよくぞ盛り返したな

    • +2
  3. 子供の頃「桜田」だと思っていたのはないしょだ

    • +6
  4. 144年の間建設を担当していた業者は仕事がなくなって困るかもしれないな

    • +1
    1. >>5
      元々建築費用も「喜捨」を前提として建築が進められていたので
      144年間とはいっても、資金難で建築が停止している期間も長い

      • +5
  5. 自分が子供の頃は「完成まであと100年以上かかる」
    とか言われてたけど、3Dプリンターによるシミュとか
    ITの進歩で格段に短縮されたみたいね。

    造り続けることに意味があるのかと錯覚してたけど。

    • 評価
    1. >>6
      というか元々建築費用は寄付のみってのが一番の時間かかってた理由なんで
      技術の部分がそこまで問題じゃなかったんよ
      資金さえあれば設計当時の伝統工法でもすぐに作れた

      • +1
  6. そして始まる終わらないメンテナンス工事…ってオチでしょ?

    1880年代に作った場所はもう風化してきてるみたいな話前に聞いたぞ…

    • +5
  7. 日光東照宮みたいに行く度どこか直してるみたいなことにならなければいいなw

    • +1
  8. これ、生きてる間に完成の瞬間を見られるってだけで凄いよ
    中継してくれないかなー
    間違いなく世界史に載るぞ

    • +7
  9. 彫刻家の外尾さん現役で携わってるのもすごいよなー
    たしか彫刻担当で一番えらいひとになってたはず
    参道?的なの作るのに立ち退き問題とかあるらしくてまだまだ大変そうだけど
    寄付だけでここまでようやったよ

    • +5
  10. サグラダ・ファミリアと横浜駅とみずほ銀行のシステム、最初に完成するのはどれだ?
    ってネタがあるけど、まさかサグラダ・ファミリアが一番乗りになるとは

    • +3
    1. >>12
      実は横浜駅自体の工事は少し前に一端完了していたりする
      ただ、駅という場所の性質上、すぐメンテナンス工事などが入ってますが

      あと横浜駅と隣接する区画の工事はまだまだ継続しているが、それは横浜駅ではないのだ!

      • +1
  11. もうサグラダ・ファミリアは「いつまでたっても完成しないプロジェクト」の例えに使えなくなってしまうのか。

    • +1
  12. 日本人の方が重要なポストで修復に関わってると聞いたことがあります
    そのせいかよけいに完成を心待ちにしていました
    プロジェクトに関わってこられた方々やそれを支えたスペインの方々がここまでやり遂げられたことを本当に尊敬します

    • +2
  13. 職人、芸術家の手で手作りで作られてきたことに意味、ロマンがあると思っていたので、なんだか最後の最後でプレハブ、鉄筋造りってどうなのかなと思ってしまう。完成を早めたい事情は分かるけど、ガウディやこれまで関わってきた職人たちを思うと・・・

    • +1
  14. 自分の人生がこんな歴史的瞬間とカブるとは、夢にも思わなんだ

    • +4
  15. 自動生成され続ける梅田ダンジョンは…

    • 評価
  16. まさかリニアより早くサグラダ・ファミリアが先に完成するとはなあ

    • 評価
  17. アニメだけどルパン三世で出てきた光のサグラダファミリアが忘れられない

    • 評価

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