この画像を大きなサイズで見るエジプトのギザとサッカラの間にある考古遺跡アブシールで発掘を行っていたところ、これまで知られていなかった書記官の墓が発見された。
この墓は、神や女神の姿や魔術の文書で装飾されていただけでなく、死者がヘビに咬まれるのを防ぐための魔法の呪文が刻まれていたという。
アブシールの遺跡から発見された豪華な墓
紀元前1000年半ば頃にさかのぼる豪華な装飾が施されたこの墓は、有名なギザとサッカラの間にあるアブシールの遺跡から見つかった。
アブシールは、古王国時代(紀元前2686年から2181年)の広大な共同墓地とピラミッドでよく知られている。
この墓を見つけたのは、プラハ、カレル大学のチェコ・エジプト学研究所(CIE)だ。
古代エジプト第26、第27王朝時代の高官や軍司令官が眠る墓地がある、アブシール西部での発見だという。
この画像を大きなサイズで見る書記官ジェフティエムハトは手に入れられるあらゆる呪文を必要とした
発掘を指揮したチェコ研究所の考古学者ミロスラフ・バルタ氏は、アブシール西部のこの墓地は、アブシールとサッカラで知られている最大の共同墓地のひとつだという。
考古学者のラディスラフ・バレシュ氏によると、墓の上部は地上に出ていて、遥か昔に破壊されてしまっていたが、墓室自体は5.24mある立坑の下にあり、装飾が施された石棺はそこにあったらしい。
ほかにもいくつかの文書や美術品が納められていることもわかった。
この墓は、これまで知られていなかったジェフティエムハトという王室書記官のもので、彼はペルシャ軍がエジプトに侵攻した時代に生きていた高官だった。
骨の分析から、25歳で亡くなり、座ってばかりの仕事が原因の重度の骨粗しょう症や脊椎の摩耗など、健康問題を抱えていたことがわかった。
この画像を大きなサイズで見る魔術文書と守護の呪文
墓室内部には、大きな石棺が置かれていて、象形文字の碑文やエジプト神話や宗教に登場する神々を芸術的に表した装飾が刻まれていた。
考古学者のジリ・ヤナーク氏によると、描かれているものの中には、女神イシス、ネフティス、西の女神イメンテトなどがあったという。
石棺の内部に描かれている西の女神イメンテトは、守護者と案内人の両方を表わし、同時に「死者の母」でもあった。
これら像の脇には、死者がつつがなくあの世に行かれるようにするための文言が書かれていて、さらに保護を強化してくれる、『死者の書』からの抜粋もあるという。
この画像を大きなサイズで見るヘビから身を守り、安全にあの世に向かうための魔法の呪文
保存状態の良いこの墓の南と西の壁は、儀式の供物でいっぱいで、天井には、空を横切る太陽の旅が描かれている。
さらに、「私たちの星の出没」に捧げられた讃美歌も刻まれていた。しかし、墓の北側の壁で発見されたものは、話題を呼んだ。
そこには、ヘビに咬まれたときのための呪文が延々と書かれていたのだ。
バルタ氏は、古代エジプトでは、多くの人が毒ヘビに咬まれて死んだため、ジェフティエムハトの墓にも危険な毒ヘビの種類が刻まれたのだろうと説明している。
だがこうした毒ヘビは、死者とミイラを守る強力な守護者の役目も果たしていたという。
この画像を大きなサイズで見る古代エジプトではたくさんの毒ヘビが生息していたため、ヘビに咬まれることは大きな心配ごとのひとつで、ヘビの襲撃にまつわるさまざまな信仰や儀式と結びつけられていた。
実質的な治療と魔術的な治療法が、ヘビの脅威に対処するために開発された。
ウラーウスのようなコブラのシンボルは、こうした致命的な毒ヘビとの遭遇の可能性に対する文化的な対策としての役割を担っていたという。
References:Češti egyptologove si v Abusiru připsali dalši objev. Nalezli Džehutiemhatovu hrobku | Filozoficka fakulta Univerzity Karlovy / Ancient Egyptian tomb was filled with magical spells to ward off snake bites / Magic Snake Spells and Texts Discovered In Egyptian Tomb | Ancient Origins / written by konohazuku / edited by / parumo













エターナルダークネスでウラーヌスだかなんだかの呪文があったな
地下通路と北壁カッコ良すぎる
「マングースがいます」
ニョロニョロエッサイム ニョロニョロエッサイム 我は求め訴えたり
エジプトの考古学では、「書記官」という役職が良く出てくるが、今の時代でいうところの書記官とは役割が違うんだろうな。
第一書記とかありそうだよなぁ。
>>5
中世ヨーロッパとかでもそうだけど、
書記っていうのは聖職者の一種
文字が書けるってのはもともと特殊技能で、
聖職者ってのは知識人だから文字が書けるのってのが大きな特徴の一つだった
古代世界では文字の書き手としては他に奴隷がいたけど、
奴隷より信頼を置きやすいし権威もあるという理由で
王侯が聖職者を書記として手元に置くってことが多かった
>>6
言いたいことはわかるし、読み書きが特殊技能であることもわかるけど、その人達の政治的発言力とか権力はどのくらいだったんだろうな。