
新年の抱負を達成するための簡単なコツ /iStock
毎年新年に抱負(決意・目標)を立ててはいるものの、3日もすればだんだんと億劫になり始め、年が終わる頃には何が抱負だったのかさえ覚えていない。良くあることだし私もそうだ。だが、その抱負を守り抜くことができるちょっとしたコツがあるという。
やり方はとても簡単。何かを「やめる」とか「控える」という抱負ではなく、何かを「やる」、「始める」という決め方をすればよい。
たとえば今年こそダイエットをしようと思っているのならば、「甘いものを食べない」と決めるよりも、「お菓子のかわりに野菜と果物を多く食べる」といった感じにした方が続きやすいそうだ。これには科学的な根拠があるという。
広告
「やめる」よりも「はじめる」という抱負の方が続きやすい
スウェーデン、ストックホルム大学などのグループは、約1000人を12ヶ月にわたって追跡して、新年の抱負の継続具合を確認してみた。その結果、「やる・はじめる」といった抱負を立てた人は58.9%がずっと続けられたと感じているのに対して、「やめる」という抱負を立てた人では47.1%であることが明らかになったという。

Pixabay
周囲からの支援は適度な方が良い
この研究では、参加者を「支援のあるグループ」「多少支援のあるグループ」「たくさん支援のあるグループ」にわけて、周囲からのサポート体制が抱負の継続に与える影響も調査されている。支援とは、友人や家族への相談や彼らからのアドバイス、研究者からもらえる便利なグッズといったものだ。
そして抱負を守り続けることができた人が一番多かったのは、意外にももっとも支援が厚かった3番目ではなく、2番目のグループだった。ただし、その差はそれほど大きなものではなかったとのこと。
原因としては、一定以上の支援は効果が薄くなってしまうか、それぞれのグループの自己評価の方法に違いあることではないかと推測されている。

iStock
人気の新年の抱負トップ5は?
スウェーデン、ストックホルム大学などのグループによるこの研究は、新年の抱負をテーマにしたものでは最大規模で、もっとも包括的なものであるとのこと。ちなみにスウェーデン人の新年の抱負トップ5は、体の健康(33%)、ダイエット(20%)、食生活(13%)、個人の成長(9%)、心の健康・睡眠(5%)だったそうだ。
この研究は、『PLOS One』(12月9日付)に掲載された。
References:sciencealert/ written by hiroching / edited by parumo
あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
みんなランニング辞めたよね
2.
3. 匿名処理班
俺は筋トレ初めて5年続いた!
4. 匿名処理班
森光子さんもでんぐり返しを
何十年も続けて晩年は床も手も使わずに
回転できてたから継続は力なりだね。
5. 匿名処理班
※3
あなたほど頑張れるかわからないけど、年が明けてから、会社まで徒歩で通い始めました。
片道 9km 、まだ往復はできず、帰りは電車だけど、身体を慣らして往復徒歩にしたいです。
五年続いたら定年w
6. 匿名処理班
「始める」58.9%と「やめる」47.1%ってメッチャ僅差ですね…
7. 匿名処理班
人間、物、言葉、それぞれがいろんなベクトルを持っている。
そのベクトルを目的方向へ揃える事で達成しやすくなる。
8.
9. 匿名処理班
人間、やっちゃダメだと意識すると、思考がそこに固着して
余計にウズウズやりたくなるもんだしな。
よくあれ例だと、「火災報知機を押しちゃダメ、ダメだ」とか
「逆立ちしているピンクの象を絶対に想像しないで下さい」の類。
10. 匿名処理班
>>5
継続は力なり。頑張って😄
11. 匿名処理班
※9
ピンクの象が! ピンクの象が迫ってくる!
例のアレだね
やっぱり皮をはがれてるイメージだったのかな
12. 匿名処理班
日本人の為の、こういう研究が無いのが残念かな。私は1年の抱負と言うより身の丈に合った計画を半年ことに区切って集中するようにしています。そして1年が、あっという間で計画も達成できていて元旦ニヤニヤです。まずは今の自分が達成できる!と思う計画が大切かなぁ。今年は!
13. 匿名処理班
煙草「やめる」で5年目。
59%と47%では10%程度しか違わないし、そこまで大きな差ではないのかも。