この画像を大きなサイズで見る1855年(安政2年)10月2日に起きた安政の大地震の直後、江戸を中心にナマズをモチーフに描かれた浮世絵「鯰絵(なまずえ)が大量に出回った。
これは、オオナマズが地下で暴れることで地震が発生するという当時の民間信仰に由来する。ナマズは崇拝対象となり、庶民は、鯰絵を身を守る護符として、あるいは不安を取り除くためのおまじないとして、競うように買い求めたのだ。この流行が収束するまでのおよそ2ヶ月の間に多数の作品が作られた。
鯰絵の種類は250点を越えると言われており、当時の書籍や浮世絵は幕府の検閲を受けていたが、鯰絵はほぼすべてが無届けの不法出版であり、取締まり逃れのため作者や画工の署名が無いものが多い。
1.鹿島大明神とナマズ。両者の関係を題材にした鯰絵は数多い
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この画像を大きなサイズで見る鯰絵には多種多彩な構図が用いられた。大鯰を懲らしめる庶民の姿を描いた合戦図の形式、あるいは両者の対立を描いたものが特に知られる。
鹿島神宮(現在の茨城県鹿嶋市)の祭神である武甕槌大神が「要石」によって大鯰を封じ込めるという言い伝えは当時広く流布しており、ナマズと対決する役柄として鯰絵にもしばしば登場している。
4.大鯰を押さえつける鹿島大明神
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この画像を大きなサイズで見るナマズが地震を起こしたことを謝罪したり、震災復興を手伝ったりするユニークなパターンも、いわゆる「世直し鯰」の構図としてさまざまな作品が作られた。
9.「世直し鯰の情」。擬人化されたナマズが、被災者の救助を行っている
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この画像を大きなサイズで見る倒壊家屋が多かったため、地震後の復興景気により大工や木材商が莫大な利益を上げたことを風刺し、これらの職人や商人がナマズに感謝する姿を題材にしたものもある。このような地震により損をした者、得をした者の対比は多くのバリエーションで描かれ、「三人生酔」(笑い上戸・泣き上戸・怒り上戸の三者の姿を通じて立場の違いを表す)などの手法によって人々の喜怒哀楽が表現された。
14.地震後の復興景気で利益を上げた職人たちを描いた鯰絵
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この画像を大きなサイズで見る鯰絵の前身と言える絵画の一つに大津絵がある。大津絵は大津宿を中心に描かれた民俗絵画で、本来の仏画とともに多彩な世俗画を特徴としている。「大津絵十種」と呼ばれた代表的な画題の一つとして、室町時代の画僧如拙により描かれた国宝「瓢鮎図」(ひょうねんず:ここでの鮎は鯰の古字)を茶化した「瓢箪鯰」がある。
つるつるの瓢箪でぬめるナマズを押さえつけるにはどうするかという禅問答をモチーフとしたのが本来の瓢鮎図で、大津絵では猿が瓢箪で鯰を押さえようとする図が滑稽に描かれる。地震後の鯰絵にも、この瓢箪鯰に加え、藤娘など大津絵のテーマをパロディ化したものが種々認められる。
18.大津絵の代表的画題の一つ、瓢箪鯰は鯰絵にも取り入れられた
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23の鯰がかっこ良すぎる
猿、素手でいけ
天神様=菅原道真公が祟る怨霊から、祀ることにより学問の神になったように、祀ることで「お鎮まりいただこう」という御霊信仰の側面もあれば、
「大鯰を懲らしめる庶民の姿を描いた合戦図の形式、あるいは両者の対立を描いた」…悪神と同等の扱いだったり、マスコットキャラクターだったりも…というところか。
大規模火災の場合も復興特需があったそうだが、戦争で儲かる者がいるのにも似てるかな?
当初は震災復興の慰みと許容していたが、次第に内容が
享楽や政権批判を帯びて来たので、幕府は慌てて規制したそうですよ。
鹿島神宮の要石みにいったらどこぞの宗教団体が占拠してて長々と祝詞唱えてて、結局見れなかった。
香取神宮にも要石あるけど、あまり有名じゃないね。
ユーモアたっぷりだなあ、当時の笑いが知れて嬉しい
200年前のたった2ヶ月間しか流行しなかったイベントなのに、今でも都内路上で災害時一般車両侵入規制の目印として使用されているなんてね
弁慶の奈満づ道具(なまずどうぐ)って七つ道具の洒落だね。
被災者助けてるのワラタ
3は、集団パニックに陥った群集を恐れるいたいけな無辜のナマズ一家の絵に見える
子ナマズおびえてるじゃないですか
8番を見るに地震雷火事(台風を意味する大やじじゃなくて)親父っていう認識は江戸時代からあったのかな?
なるほど確かに瓢箪が一緒に描かれてるパターンが多いな
個人的には1の豪快に噴射してらっしゃる鬼さんと3の子ナマズくんが好きかな
※12
その「地震雷火事親父」の諺と言うか語呂合わせ?の語源は良く分かってない。webの一般的な広まりと共に、その「”台風=大山風(おおやまじ)”がなまったモノ」と言う説が広く浸透しているけど全く根拠が無い(基本的にTVやネットの雑学記事は嘘を書いている)。故に元々はどういうフレーズがオリジナルだったのかは、今現在でも良く分からない。
ただいずれにしても「地震雷火事親父」の “親父” の部分を個々にアレンジ変形させて、自説などの例えに用いる事はかなり昔から行われており。例えば明治時代末期から昭和初期に掛けて活躍した弁護士の山崎今朝弥の著書の中に「地震、憲兵、火事、巡査」という記述が有り。これは関東大震災の時の恐ろしかったモノの例えとして用いられている。同じく同著には「地震、流言、火事、暴徒」と言う記述も有り、これは昨今世間で流行りだした恐ろしいモノの例えとして用いられている。
マジでセンスあるよな
写実的ではないから叩かれる事もあるけど
日本の絵は独特な個性がある
それが漫画に繋がってるのかもと思った
全く…日本人は昔から直ぐに何でも擬人化しちゃうんだから…
茶化して震災を乗り越えようって気持ちもあったりするのかもって思った
鹿男あをによししか出てこない
当時も宗教画っぽくなると気持ちが悪いな。
16はクジラなんじゃね?
神武天皇の孫タテイワタツノミコトが、火山湖だった阿蘇を開拓しようとの外輪山を切って水を抜こうとしたら、ナマズが抵抗したので退治したという神話あるね。
10は「地震、雷、火事、親父」ってことですか
親父の地位すごかったんだねえ
しかし、ナマズも悪役にされてばかりで災難ですなあ。
ただ、災難の到来を察知しているだけなのにね。
でも今のマンガでも、動物を不気味に描いている例は多いから
やっている事は、今も昔も余り替わっていない気もするけどね
日本人の創造力はほんっと独特やねぇ
しかもオモシロイ
こういうものを皆で共有して
災害後の苦難を乗り越えてきたんやな
一枚絵の中の文字量も半端ない
庶民がコレを読めた、のは誇れる事実
江戸の同人誌かぁ
画像2や3を何も知らない外国人見たら宇宙人を捕まえた絵だと勘違いしそうだな。
13番とか
このころから噴き出しってあtったのな
こうして負の感情を浄化していたんだろうから、
不謹慎だのといってあんまり押さえつけてもねぇ。
あとお裁きみたいな図の絵に笑った。
擬人化ナマズかわいいよ
ナマズさんを擬人化すると、やっぱり戦隊やライダーの怪人みたいになっちゃうよなあw
そういや特撮で、ナマズがモチーフの怪獣や怪人て意外といない気がする
仮面ライダー響に登場したオオナマズぐらいか?
現在 地震予知連がナマズの真剣に観察をしているだよな
昔 ナマズが暴れて地震が起こる
現 地震が起こるからナマズが暴れる
いつかの時代にクジラがやたらに打ち上げられた直後に大地震があって
当時はクジラという認識がなく おおなまず として伝説化したんじゃないかな
鹿島は大鯰の頭、香取は尾を押さえてるって事になってるけれど、香取神宮の要石の扱いはかなり地味。