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東日本大震災で海に流れていった漂流物をモチーフに描かれたコラージュアート

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(著)

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 英国を中心に活動する写真家、マンディ・バーカーの作るコラージュアートは、忘れられた漂流物にメッセージ性を持たせ、その裏に秘められたテーマを浮き彫りにするアート作品を作ることで知られている。

 今回、彼女は2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波により漂流した漂流物を回収し、こんなコラージュアートを仕上げた。

 漂流物は波の力によって、時には遠く流れてしまう場合もあるので、彼女は今回、日本からハワイの中間の海域、また福島県付近の海域を調べた。そして、底引き網から「紐のついたブーツ」、「子供の靴」、「バケツ」、「コップ」、「帽子」、「マーカーペン」、「注射器」などを回収、それらはまさしく、日本で起きた悲劇を物語っていた。

 彼女はこれらの漂流物を用いて、「日本で起きた悲劇を忘れる事が無いように」という想いをこめてコラージュアートを作成した。

■1.子供のおもちゃ 緯度:29.24、経度:172.05にて回収

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■2.民家の畳、工場で使われるプラスチック、浮標、ナイロンロープ、バケツ、魚を入れるトレイ、ポリスチレン、シャンプーボトル 緯度:33.15、経度:151.15にて回収

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 コラージュアートに使用される漂流物の配置は、それらの漂流物が最終的に殺してしまう魚類の動きを模倣している。使用される漂流物は生物に与える影響力と海域から回収された量に比例して、拡縮されている。バーカー氏はこう語る。「回収される物は失われた命を訴えかけます、その物体がなんであったか、どこから来たか・・・それ以上に、誰の物だったのか。それが重要なのです」

■3.:レスキュー隊のヘルメット、グローブ、靴底、スーツケースの持ち手、サンダル、ハンガー、お風呂で使うブラシ、ボール、キッチンクリーナーの容器、枠箱、花、「クリームの中の涙」と書かれたチューブ 緯度:31.15、経度:155.22にて回収

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■4.写真4:車軸の無くなったトラックのタイヤ 緯度:30.15、経度:158.51にて回収

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■5.粉々になったプラスチックの袋×3点 緯度:30.27、経度:163.28にて回収

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■6.津波被害地区の海岸沿いで見つけた「日本製」と書かれたおもちゃのピストル 緯度:30.04、経度:168.10にて回収

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■7.停泊していたところを津波に流され粉々になった船の破片、とプラスチックの破片 緯度:30.2、経度:176.45にて回収

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■8.子供用のボール、「を」と書かれたおもちゃ、赤紫色の冷蔵庫の破片、浮標 緯度:30.41、経度:157.51にて回収

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■9.福島県のカズコさんという人物の家の壁の一部 緯度:29.10、経度:169.52にて回収

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■10.歯ブラシ×3点、シャンプーボトル、クシ、日本語が記載されたプラスチック、羽、魚の卵 緯度:28.25、経度:175.19にて回収

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■11.停泊から流され粉々になった船の残骸、とプラスチックの破片 緯度:30.2、経度:176.45にて回収

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■12.全ての黒い物体。タイヤ、道具箱、浮標、学生鞄、オイルコンテナ、ロープ、靴、ボトル、発信機、車のナンバープレート(未だに誰の物か判明していない) 緯度:30.45、経度:172.45にて回収

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via:designboom・原文翻訳:riki7119

 あの忌まわしい大震災から3年。今もなお、その記録を残すため、海外のアーティストがこれほどまでに前向きに作品として残してくれているという事実を胸に刻みながら、いつ何時でも死と隣り合わせにある生を無駄にしないよう前向きに生きていきたいものだ。

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この記事へのコメント 21件

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  1. 不謹慎だとは言いたくないが、子供の物はやめてくれ。 悲しすぎる。

    • +10
  2. これは、あれかー
    漂流物を写真に撮って複写したものを平面にコラージュしてるのか
    あーーー・・・、同じものの写真いっぱい並べたり大小つくって遠近感つけるのは、せっかくのコンセブトが視覚的にわかりにくくなってきて、余計な操作だったんじゃないかねー・・・と、思ったけど、漂流物の漁獲高の問題で一個しかとれんかったとこもあるんでそうしたのか
    もうコラージュは離れて、ダイレクトな写真作品にして提示したほうがいいんじゃないかねー?この場合
    並べ加工したいなら実物をそのまま並べ替えて撮って、一個なら一個でドーンと写真で見せたほうが物の表情の生生しさが伝わってインパクト出ると思う

    • 評価
  3. ナンバープレートや船の標識(?)みたいな持ち主が判明しそうな物は返してあげてほしい

    • +8
  4. 日本で起きた震災が風化されることのないよう外国人のアーティストが印象的な形で作品を作る。実際にこうやってテーマとしてあがるまで、当事者以外は震災のことを忘れていた人がほとんどなんじゃないかな?
    賛否両論呼ぶのがアートでもあるわけだが、外国の人が震災を記録し後世に残すという作業を行ってくれたことに対しての敬意は表したい。

    • 評価
  5. こういってはなんだけど、東日本大震災は、
    まだ日本人にとってはアートなんかに昇華できるほど
    遠い話じゃなくて、もっと生々しい悲惨さがある気がする。

    • +5
  6. ダイレクトな写真表示なら中東での戦争写真の処刑場とか死体みたいな展示になるだろう。
    だが日本人はそれを許容できる国民性じゃない。非日常を直視し続けられるほど強い国民じゃない。
    だからこういう形で間接的表現にする必要がある

    • 評価
  7. いつかあったなと笑えて見れる日が来るといいが
    今は無理。たぶん10年かかるだろうな

    • 評価
    1. ※10 >当事者以外は震災のことを忘れていた人がほとんどなんじゃないかな?
      語らないだけで、忘れていない人の方が多数だと思う。

      • 評価
    2. ※10
      みんな忘れてるわけではないと思うなぁ。
      常に話題にして悲しそうな顔してないとダメなんかね。
      うちの猫だって、たまに地震きたり例の警報音に似た音を聞くとビクってなって隠れちゃうし。
      あの警報音は今でもマジ怖い。

      • -1
  8. 幸い、身近な人を震災によって亡くしたわけではないけれど。あの時は千葉の端っこ銚子付近に暮らしていました。
    絵の勉強のため、時代錯誤かもしれませんが家族と離れ、弟子入りをしてました。
    友達も知り合いも居ないまま、いきなり出会ってしまった大震災。
    1人で、昼も夜も怖くて怖くて、地球の壮大さを肌に突き刺されて、自転車で80キロ走って東京まで行って、泣きながら壊れた東京駅を新幹線で離れ、実家へ帰りました。
    帰ってもずっと、亡くなった人や、今も苦しんでいる人たちのことを考えると、今度はいつ自分達や、家族がそれに遭うかが怖い。不安を自分で昇華処理し切れず、急性ストレス性不安障害を発症してしまいました。
    頭がおかしくなった若者がたくさんいる、と、まだ正常だったときに何処からか聞いていましたが、たぶん、同じようなことで、発症したのでしょう。
    それぞれの一人一人が見て、感じた震災がある。
    私はただ、目の前を震災が通り過ぎて行っただけで自分を失うほど怖かった。
    人間も動物。痛みを直に感じたら、二度と忘れたりなんかできません。
    それでも、なんとか笑って生きていけるように、私達は出来てるんだって信じてます。
    改めて、亡くなった方々に、合掌。

    • +7
  9. 思い出したくないけど
    忘れてもダメか・・・むずかしいよね。

    • +37
  10. ダイレクトに一点のみを写した写真はそりゃあ印象深いものになるだろう。だが、見た人の考察なしでは事実以上の写真にはならない。
    作者の意図や感情を細かに組み入れた作品の方が、事実だけではない何かが伝わりやすいと思うんだがなあ。

    • -1
  11. アートであれ震災の事を忘れないでくれるも居るんだね

    • 評価
  12. 作風を見ても特に革新性は無いし、
    東日本大震災の瓦礫を使う必然性が無いのに、
    無理矢理コンセプトをくっつけようとしたように
    見えて仕方ありません。

    • -5
  13. うーん・・・自分も37さんと同じで、格好の題材を見つけてきた、
    それが福島だったり津波だったりっていうショッキングなものだっただけというか・・
    題材としては最高だろうし。
    アートとしても、報道写真の類としてもインパクトは弱すぎるし。
    震災と言われなきゃ何の写真なのかよくわからないし、
    震災を経験していても何のことやらさっぱり・・・w

    • 評価
  14. >それらの漂流物が最終的に殺してしまう魚類の動きを模倣している
    このアートが受け入れられないのって、上記の表現があるからじゃない?「お前らのゴミでこんな沢山の魚が死にます」ってことでしょ?

    • -1

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