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動物たちの群れに出会える世界の驚くべき7つの島

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(著)

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 孤島に、偶然あるいは人為的に、繁殖力の強い外来種が入ってくると、その島の生態系のバランスはあっという間に崩れていく。その結果は、在来種は淘汰されて新たなる生態系ができあがる。ここにあげる7つの島には、特定の動物の群れが生息している場所である。

猫、日本の田代島

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 宮城県、仙台湾(石巻湾)に浮かぶ小さな田代島には、人間の住民は100人ほどだが、野良猫の数は人間の数を軽く上回る。

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 この猫たちはもともと島にいたわけではない。養蚕が盛んだった100年ほど前、蚕の天敵であるネズミを退治するために持ち込まれたという。猫たちはかわいがられ、嵐を予測する彼らの不思議な能力に気づいた漁師から重宝され、大漁の守護神として島には「猫神様」が祀られている。

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 2011年3月、田代島もまた、あの未曾有の大震災で低い土地が津波に飲み込まれ、壊滅的な被害を受けた。しかし、猫たちは津波がくる前に高台に逃げ、その予知能力がただの噂ではなかったことを証明したのだ。

ニワトリ ハワイのカウアイ島

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 ハワイ諸島には、2000年以上前、ポリネシア人の移住者たちによってニワトリが持ち込まれた。主に肉や卵を食料にするため飼われていたが、オンドリは闘鶏に使われた。その後、アメリカやヨーロッパ原産のニワトリも飼育、食用とするために続々とハワイへと上陸した。

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 1992年にハリケーン・イニキが島を直撃し、ニワトリ小屋を蹴散らした。小屋を追い出されたニワトリたちは野生化し、その数が激増したのだが、人間の食料としては捕獲されていない。 穀物抜きの餌を食べている、現在のポリネシアとヨーロッパの混血種の肉は、においがあっておいしくないからだ。たくさんいるとはいっても、道や海岸やゴルフコースを走り回るのは別として、鶏たちが特に環境破壊を引き起こすようなことはないようだ。

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ネズミ、イタリアのモンテクリスト島

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 アレクサンドル・デュマの小説『モンテクリスト伯』(1844年)で有名なこの島は、イタリア、コルシカ島の東、トスカーナ西海岸沖のティレニア海にある。この岩の多い島は、氷河期末期以来、人間が移住しようとするのを繰り返しはねのけてきた。だが、クマネズミは人間より遥かにうまくその難題を克服したようだ。

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 4平方マイルほどの大きさの島に、およそ1200万匹のネズミが棲み、野生動物を食料としている。減少しつつあるこの島の海鳥のコロニーを、この大食漢たちから守る活動が遅まきながら始まり、イタリア政府は26トンの毒入りの餌を投下して、ネズミを駆除する計画をたてている。

クモ、グアム

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 グアムのジャングルを歩くのは、クモ恐怖症の人にとってはまぎれもなく恐怖となっている。木々の間で、巨大なクモの巣が空間をふさぎ、さらにそこには通常考えられる大きさより40倍もでっかいクモがいる。

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 1940年代に、ミナミオオガシラというヘビが、おそらく貨物船をヒッチハイクして島に上陸して、食料が豊富で天敵のいない天国を見つけた。時がたち、ヘビの捕食活動により、もともと棲んでいた鳥の数が減り、その為、鳥が捕食していたクモが激増した。ヘビがいなくなれば、グアムの生態系は元に戻るかもしれないが、さらにまた問題が出てくるかもしれない。クモやヘビが嫌いなら、グアムには近づかないことだ。

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ウサギ、日本の大久野島

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 高さ222メートルの水力発電の鉄塔の建つ、瀬戸内海にある小島。大久野島には暗い歴史がある。1920年代後半から陸軍の毒ガス工場があったのだ。第二次世界大戦が終わり、アメリカの占領軍によって解体され、毒ガスは処理された。島は公園として再開発され、1971年にウサギが放たれた。1988年には毒ガス資料館ができ、かつて極秘だった毒ガス計画について、訪問者に解説している。

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 大久野島の人々のフレンドリーな対応と、たくさんのウサギが有名になり、最近では島はウサギを中心とした観光で注目されている。ここのウサギは島の動植物に悪影響を与えることはなく、ウサギが繁殖しすぎて困っている他の島と違って、守られている。

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巨大ネズミ、ゴフ島

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 ゴフ島は、南アフリカの喜望峰から2700キロ離れた、南大西洋に浮かぶ13キロ×7キロ四方の島。絶海の孤島のため、人間が初めてやってきたのは1505年で、この時、一緒に船に乗っていたネズミも上陸した。人間は帰ってしまったが、ネズミは棲み着いたというわけだ。

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 捕食者にも見つからず、海鳥にも邪魔されず、ネズミたちは勢力を増して、特に身を守る術を持たないのに、年月と共に体も大きくなった。夜間に巣穴のヒナを狙い、脅威の相手に対しても、集団で手早く片付けていき、その数は70万匹以上にも膨れ上がった。

カニ、クリスマス島

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 島の名前が示すとおり、まるでクリスマスみたいに見えてくる。この島は一年に一度、たいてい11月に真っ赤に染まる。原因はアカガニ。クリスマス島原産のカニで、数千万匹にもなる。人間は1500人ほどしかいないため、年一度のこの大発生に、ただあ然とするばかりだ。

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 彼らがいっせいに内陸の熱帯雨林の巣から海へと移動すると、歩行者や車のドライバーや鉄道の通行を妨げる。(ついに1987年には鉄道は閉鎖された)

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※この記事は海外サイトの原文に基づいて意訳したものです。

via:17 Amazing Islands Overrun By Animals

原文翻訳:konohazuku

 奇妙なことに、最初の入植者はこのカニの記録を特に残していない。20世紀初頭に、もともといた二種類のネズミが絶滅したせいで、この島でカニが激増した可能性がある。自然が生きる道を見つけだすのは、いつものこと。近年は、アフリカ産のアシナガキアリのせいで、カニの数が著しく減っている。

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この記事へのコメント 25件

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    1. ※3
      クリスマス島の蟹は不味いらしい。
      旨けりゃ島の産業になってただろうにな。

      • +9
  1. ぬこさんたち、無事でよかった。猫神様が守ってくれたんだね

    • +11
  2. 猫とウサギはパラダイスだが他のはイカン

    • +15
  3. 猛毒蛇が多すぎて人が住めない島についてここで昔紹介してなったっけ?
    ランスヘッドがうじゃうじゃいて周辺民が恐れて上陸しない、みたいな
    中米だか南米の島でさ

    • +3
  4. 猫とうさぎは微笑ましいね
    一度行ってみたくなる
    他は恐怖しか覚えない

    • +4
  5. この中で行ってみたいのは、猫の島とウサギの島。
    あとはちょっとね。

    • +8
  6. うさぎに餌をたかられてるおっさんの幸せそうな顔といったら…

    • +6
  7. ヒロシマ県のう・さ・ぎ島、イキタイデス
    連れて行ってくぅれーまセン吗?

    • +9
  8. 現実では全部臭いと思う
    写真だけで満足するのが一番っすよ

    • 評価
  9. でも田代島の島民は猫が多すぎてかなり迷惑しているそうだね

    • -3
  10. ニワトリって野生化できるもんなのね。
    どうやっても家畜以外じゃ生きていけないと思ってたわ。

    • +6
  11. うちも山の雑草対策でウサギを放し飼いにしたいんだけれど
    逃げ出して、ご近所の畑の農作物を食べる可能性もあるんで
    ちょっと諦めている。

    • +1
  12. 「地球上で最も危険な島、猛毒ヘビに占拠されたイーリャ・デ・ケマダ・グランデ島」

    • +2
  13. 田代島は勝手に猫を連れて帰ろうとしたら怒られるぞ

    • 評価
  14. 田代島の猫は人になれまくってるから存分にモフれそうだな

    • +4
  15. クリスマス島のカニさあ、
    なんとかして美味しく加工する方法さえ見つかればいいんだろ?
    美味しく加工する方法さえ見つかれば!
    がんばれよ島の人!

    • 評価

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