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イギリスで中世時代の「魔女の小屋」が発見される。壁の中にはミイラ化したネコも

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(著)

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 17世紀の魔女裁判で知られるイングランド北西部ランカシャー州ペンドルヒルで、当時のものとみられる魔女の小屋が発掘された。密閉された部屋の壁には、ミイラ化したネコの死骸(しがい)が塗り込められていた。魔女裁判で知られる同地だが、小屋は保存状態がよく、世紀の発見だと指摘する専門家もいる。

ソース:BBC News – ‘Witch’s cottage’ unearthed near Pendle Hill, Lancashire

 ペンドルヒルは1600年代、女性10人、男性2人が魔女裁判にかけられたことで知られている。最近、森の保守管理をしていた作業員らが草地の下に埋まった小屋を発見し、考古学者に発掘を依頼した。小屋は保存状態が非常に良く、かつての様子が手に取るように分かるという。

 この地域の魔女について研究する専門家、サイモン・エントウィスル氏によると、この小屋は1612年の復活祭前の金曜日、魔女たちが集会を開いたとされる「マルキンの塔」だった可能性があるとのこと。同氏らによれば、ネコは小屋の住人が悪霊から身を守るまじないとして、生きたまま塗り込められたとも考えられる。

 エントウィスル氏は、同地域がまもなく魔女裁判からちょうど400年を迎えると指摘。「小屋の発掘は、エジプトでツタンカーメン王の墓が見つかったことに匹敵する大発見だ」と、熱を込める。

 イングランド北西部ランカシャー州ペンドルヒル

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 魔女にちなんだパブも存在する

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 発掘された魔女の小屋とされる建物

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 壁に塗りこまれていた猫のミイラ。他にも小屋の内外からは、19世紀の台所用のかまどやブリキの浴槽、ベッドの枠、食器類などが見つかっている。

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魔女狩り、魔女裁判とは?(wikipedia

魔女狩りは、中世末期から近代にかけてのヨーロッパや北アメリカにおいてみられた魔女や魔術行為に対する追及と、裁判から刑罰にいたる一連の行為のこと。現代では、このような行為は心理学的な観点から集団ヒステリーの産物とみなされている。もともと民衆の間から起こった魔女狩りは15世紀から18世紀までにかけてみられ、全ヨーロッパで最大4万人が処刑されたと考えられている。

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この記事へのコメント 35件

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  1. 奥様は魔女、かわいい魔女ジ-ニャ思い浮かぶ。サバトの宴、魔女狩り。魔法使い。

    • 評価
  2. 今まで見つかってなかったって事は、魔女の魔法が400年もってたって事かね。しかし猫…

    • +2
  3. 魔法少女まどか☆マギカが潜んでいた可能性を考えた俺は・・・

    • 評価
  4. 学校で教わる歴史なんて都合の良いように書き換えられているんだな、今はオカルトとして封印されているだけで、古代の方がフリーエネルギーだとか錬金術だとか占星術だとか魔術だとかうふぉだとかいくらでも使われていたんじゃないか、くわしくは知らんけど、結局地球の支配層にとって一般市民に超能力を持たれては脅威になるんで狩るわけですな恐ろしいことに、時代が変わって今は工作員によるネット攻撃に変わったわけで、情報統制された社会がいまだに続いているわけですな、そうでもしないと資本主義奴隷社会は回っていかないのですな、オソロシイ世界ですな。

    • -2
  5. 錬金術も占星術も数秘術も科学の基礎を作った学問だぞ
    無くなったわけではなく、その精神と理論は科学分野に受け継がれているだけ

    • +5
  6. サウジで魔法を使った女性が私刑にされたそうだね。

    • +2
  7. 自分達で火炙りにして子孫が掘り起こす。白人クオリティ

    • +2
  8. アフリカでは今でも黒魔術やアルビノ狩りなど土人文化が花開いてるけどね

    • +1
  9. 記事はソフトに書きすぎだな。ハッキリと魔女狩りを行い無実の人間を四万人以上虐殺してきた恐ろしい歴史と記載すべき。

    • +8
    1. >>11
      地域によっては、バカじゃねえの?wwwm9(^Д^)プギャーって爆笑されて魔女裁判自体やらなかったとこもあるんだよなぁ。
      4万人も殺害された原因の一つは、魔女狩りが聖職者のビジネスになってしまったせいも
      ある。何せ魔女狩りの専門家が欧州中で大量発生して、毎日獲物を見つけようと血眼に
      なってたそうだし。

      • +6
      1. ※21
        例えば、中世初期のイングランドでは「空を飛んだ」とかで教会に魔女疑惑の訴えがあった際は「聖書に空を飛ぶななんてきまりは無い」と完全スルーなんて事例があったくらいだよね。むしろ、カソリック教会は気候変動や社会混乱の中、一触即発寸前の民衆を諌めようとしていたっぽい。
        当時の教会は十分の一税とかで民衆から税金を巻き上げる体制側になっているんだから、安易な魔女狩り騒ぎなんて起こされたら、下手すりゃお百姓さん達が畑仕事を放棄しちゃっておまんまの食い上げ状態。税金なんて巻き上げてる状況じゃなくなる。
        教会自身の「魔女」や「異端審問」が強化されだしたのは、むしろ、ルネサンスや宗教改革といった教会の基盤が不安定になりだした近世の段階だよ。
        そろそろ、「魔女狩り=教会主導で行われた虐殺」なんてステレオタイプな認識は改めるべき段階まで中世史の研究は進んできているよ。

        • +2
  10. ハイ♪ラッセーラー、ラッセーラー!ラッセーラー、ラッセーラー!
    うーん、ポーツマス!ポーツマス!うーん、オホーツク!オホーツク!縦社会!縦社会!
    昇龍拳!クララが立った!クララが立った!、うるせー!おかーさーん!
    最近見かけないと思ったらこんなトコに埋まってたか。
    ひろしです。

    • -4
  11. ツタンカーメンに並ぶ発見なのかどうかまでは、俺には判断できないがパルモ先生~、
    中世「時代」のはずが「次」代になってますよー。

    • 評価
  12. 魔法が空想とかうそとか言う奴お前ら遅れ過ぎ。考え古すぎるぞ。魔法は確かに中世時代に存在し現在も人知れずにひっそり魔女は生活しているのだ。

    • -2
    1. ※15 ※16
      「スーパーナチュラル」って英語じゃ「超自然的」って意味だから、科学的に証明できないことの総称みたいなもんだ。

      • +4
  13. 15:1:35でスーパーナチュラルって説明乞う。

    • +1
  14. おばけのホーリーのマジョリーヌ。

    • 評価
  15. おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

    • +3
  16. 魔法使いのお婆さんほうきを持って何とか何とか。昔教育テレビで放送していた番組。NHKは最近面白いぞ。

    • +1
  17. 誰かを魔女に仕立てあげるため、そいつの住んでる小屋の壁の一隅を掘って猫を塗り込めた…て展開のほうがありそうな気がする
    なんとなく

    • 評価
  18. 魔女だ何だとケチつけて土着信仰を潰していった極悪宗教があるそうですね

    • +4
    1. ※26
      埋めた人は埋めた後自分で発見して魔女だ!って告発した後また埋め直したわけ?

      • 評価
  19. 地域の魔女がツタンカーメン王と比べられるか?
    日本なら石川五右衛門の釜が発見された以下のことでは?
    ねずみ小僧とか葵小僧の棲家発見とおなじかも。

    • +1
  20. 猫が生きたまま壁に塗り込められた可能性があると聞いて、魔女を擁護する気持ちがちょっと薄れた…。

    • +3
  21. 魔女とあんまり関係なく
    猫を壁に塗りこめてお守りって風習があったはず

    • 評価
  22. 生きた猫を壁に塗り込めるとか、お守りどころか一生悪夢見るわ・・
    もちろん、そういう文化だったんだから仕方ないんだろうけど

    • +4

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