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【動画】科学って面白!宙に浮かびクルクル回りながら浮遊する磁石「量子浮揚」

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(著)

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 液体窒素で覆われた円盤型の冷たい磁石。これを第二種超伝導体と呼ばれる超伝導状態を破壊してしまう磁場の上に置くと、あら不思議。空中にロックオンされた状態で磁石が宙に浮き、また別の磁場の上ではくるくると回りだす。まずはそのトリッキーな映像を見て欲しい。

ソース:What the Hell Magnets? Why Are You So Amazing?

 これは「ピン止め効果」と呼ばれる現象で、磁束が第二種超伝導体の内部にあるひずみや不純物などの常伝導部分に捕らえられ、ピンで止めたように動かなくなる現象を利用したものなんだそうだ。

ピン止め効果とマイスナー効果によって宙に浮かぶ磁石

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 量子化磁束が内部に侵入している第二種超伝導体に電流を流す場合を考える。このとき、電流によるローレンツ力のため、量子化磁束が電流に対して垂直方向に力を受ける。この力を受けて量子化磁束が超伝導体内部を移動すると、誘導起電力が発生し、超伝導体であるにも関わらず電気抵抗が発生してしまう。

 このような状況を防ぐため、超伝導体に重粒子線を照射したり、不純物を導入したりすることで、わざと欠陥をつくり、この欠陥に量子化磁束をトラップすることにより、誘導起電力による電気抵抗の発生を防ぐことができるんだそうだ。

 科学って応用次第では未来的SF的オモチャを作り上げることができるわけで、ワクワクドキドキな世界だよね。マッドの方に傾いちゃうとそこはオカルトの世界になっちゃうわけだけどっと。

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この記事へのコメント 18件

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  1. こういうのって空中にプカプカ浮かぶものかと思ってたけど
    しっかりと位置が固定されちゃうんだな

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  2. 円運動時に回転体の傾きが常に中心方向へ向いてるけど、どうしてなの?。
    教えてクダサレ。

    • 評価
  3. かがくのちからってすげー!
    あと説明文が完全にコピペでワロタw
    結局、物体がすべて超伝導体のときは包み込むように分布してた磁力線を、
    物体の一部を超伝導体では無くする事によって、
    「磁力線の串で刺した」ような状態にしているということかしら?

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  4. えっ!?GCとかフェイクじゃないの?
    この頃実物見ないとネットの動画がみんなフェイクに見えちゃうw

    • 評価
  5. そういえば一昔前の子供向け科学番組の定番だった気がするけど、最近見ないね。

    • 評価
  6. 投稿日:

    俺も持ってる

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  7. 今のところ、重力下で物を浮かす技術はこれだけだろうな。
    タイヤのない車はまだ先か。

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  8. つまり、至極シンプルに考えると常温で超電動状態を維持できればUFOの様な乗り物が出来るワケか?尤も地磁気の方向や無重力状態を考慮するとややこしい問題が出そうだが。

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  9. 凄い!不思議!
    若いときもっともっと勉強しとけばよかったなあ・・・(´;ω;`)

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  10. 常温で実現しても結局磁石の上しか浮かないだろうね
    それはそれですごいけど

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