バナナの皮には重金属汚染を取り除く作用がある！？

　バナナは栄養価が高く体にいいとか、ダイエットに効果的だとか、芸人たちのマストアイテムだとか、万能選手として知られているけれど、最新の研究によると、バナナの皮には、鉛、銅などの重金属を取り除く効果があることが判明したそうだ。

　バナナの皮を使用することで、農業廃水や産業廃棄物により汚染された河川などの水質などを、効率的で安全に浄化することができるという。

ソース：Banana Peels Remove Heavy Metals from Water

　これまで、水から重金属を取り除く為には、シリカ、セルロース、酸化アルミニウムなどを使用していたそうだが、これらの物質自体には副作用があり、またコストもかかってしまうので、それに変わる方法が模索されていた。

ブラジルのボツカツバイオサイエンス研究所のグスタボ・カストロ氏らの研究チームは、細切れのバナナの皮を濾過装置に組み入れたところ、従来の方法と同じくらい、場合によっては従来以上に鉛や銅などの重金属を効果的に取り除くことを実証したという。 　その他、リンゴの皮や、サトウキビの殻、ココナツ、ピーナッツの殻にも水の潜在的な毒素を取り除く作用があったことを確認したそうだ。

　とは言え、これをすぐに家庭用の水道水で試すのはやめたほうがいいとカストロ氏は忠告している。家庭用の水道水には、さほど重金属物質は含まれておらず、例え重金属物質を取り除いたとしても、それを測定するには専門的な機材が必要で、素人がその判断をするのは難しいからだそうだ。確実に水はバナナ味になっちゃうだろうしね。

　ということで関連動画は、うれしなつかしの宮崎吐夢による往年のヒット曲で締めくくってみたいと思うんだ。

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