この画像を大きなサイズで見る2008年、米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA) は『血液ファーミング』(Blood Pharming)というプログラムを立ち上げたそうだ。
このプログラムの目標は、誰にでも輸血できるRHマイナスO型の赤血球を、コンパクトな独立型システムを用いて大量に製造すること。
DARPAから195万ドルの資金を得て同プロジェクトを進めていたバイオテクノロジー企業米Arteriocyte社はこのほど、同社の血液製造プロセスについて米食品医薬品局(FDA)の評価を受けるために、第1号となる血液製剤を提出したという。
Darpa’s Lab-Grown Blood Starts Pumping [Corrected] | Danger Room | Wired.com
Arteriocyte社の開発した人造血液は、臍帯血由来の造血幹細胞を培養する形で製造される。この手法自体は何年も前に開発されたものだが、軍事や医療目的に十分な量の血液を作ることは困難だった。しかし、Arteriocyte社の技術を用いれば、1単位の臍帯血から、20単位の濃厚赤血球を3日で製造できる。外傷治療で兵士1人に輸血される血液の量は、平均6単位だ。
この画像を大きなサイズで見る現在、戦場で用いられる血液のほとんどは、米国内で献血によって集められたものだ。通常、前線に到着するころには、採取から3週間ほど経過している。
献血された血液の使用期限については、今なお意見が分かれている。赤十字社が、輸血用赤血球の使用期限を42日としているのに対し、一部の医療専門家は、新鮮な血液は28日で「期限切れ」になるとの見解を示しており、2週間を過ぎると感染症や臓器不全のリスクが高くなると主張している。
この画像を大きなサイズで見る複数単位の輸血を必要とする患者には、複数の提供者から採取した血液を用いることが多く、それゆえのリスクも伴うが、Arteriocyte社の技術は、1単位の臍帯血から多量の血液を作れるため、このリスクを最小限に抑えられるというメリットもある。
この画像を大きなサイズで見るただし現時点では、Arteriocyte社が血液製剤を1単位作るのに5000ドルのコストがかかる。それでも、コストが1単位1000ドルを切るようになれば、献血で集めた血液を輸送、保管するよりもコスト面で安上がりになると、DARPAは見込んでいる。
人間での臨床試験は2013年ころ、戦場での実際の利用は5年以内に開始される、と同社は見込んでいる。
中国で報道された米国科学者が人造血液の製造に成功したというニュース映像
















そも戦争しなきゃそんなシステムいらんちゅーの!
ブラッドじゃないの?
いやいや戦争以外にも使えるじゃん、何もしてない日本だって血液が常時不足してる状況なんだから。
軍事利用はともかくとして、医療分野での大きな進歩だよね
……とんでもない副作用が無ければ良いけど。
良いじゃん
さすがDARPA
誰にでも輸血できる血液型が、本当に「誰にでも」なのかわからないけど、
もしも事故などで怪我人が出た場合、その人の血液型をいちいち調べる必要なく持って行けるというのは確かに非常に便利だね。
特殊な血液型の人は自分の血液を、いざという時のためにストックしておいてるらしいけど、その必要もなくなるし。
でもこれって冷凍保存できないの?
ホワイトブラットまだ?w
DARPAかよw
記事の一番最初に名前が出て、出オチ状態で台無し
どうせならDARPAの名前は最後まで伏せてオチとして欲しかった
え、DARPAってネタ扱いなの? 知らなかった……
DARPAは真面目に凄いところだけど、発表される研究が半分冗談だろ?てのばかりだしね
これは吸血鬼と製薬会社が手を結んで・・・・・・いや妄想だ、きにしないでくれ
DARPAは早く非対称性透過(メタマテリアル)シールドの開発を・・・すげえ楽しみにしてるんだぞ俺。
確かに人造ではあるんだけど、工業製品みたいに簡単に大量生産とはいかないんだろうな
なにせ僅かな臍帯血から20倍量の血液を培養出来るにしても・・・元の臍帯血をどっかから確保しないといけないわけで
生の細胞だから扱いも慎重にしないといけないだろうし、1単位5000ドルってことは前述のワンセット20単位分だと10万ドルかw ずいぶん馬鹿高い血液だなwww
1単位1000ドルになっても相応に高いし、本当に兵士向けになりそうだ・・・こんなもんをアメリカの医療制度で一般人が利用するとかありえんだろうし