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トゲで音を出し声の代わりに?シマシマ模様がかわいい「シマテンレック」

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 インド洋の島国、マダガスカルに生息する体長16~19cmほどのハリネズミ「シマテンレック」は、背中にあるトゲをこすり合わせて音を出すという。

 これは、羽をこすり合わせて音を出すスズムシやコオロギと似た原理なのだそうで、同様の仕組みを持つ哺乳類は他になく「島国での極めて特異な進化の結果」なのだということが、東京大総合研究博物館の遠藤秀紀教授(遺体科学)らによって発見されたんだ。

 シマテンレックは約30種が知られる「テンレック」の一種で、マダガスカルの固有種。体長約15センチで外見はハリネズミのようだが、遺伝子解析の結果、ゾウやジュゴンに近いことが最近分かった。

 全身が針状の太い体毛で覆われ、背中の後ろの方に特殊なトゲが15本程度密集して生えている。トゲは成体で長さ8~9ミリ、直径0.8ミリ。他の体毛よりさらに太く短く、ギザギザの刻みがある。トゲの下の皮膚には長さ2センチ弱、幅約1センチ、厚さ約3ミリの薄い円盤状の特殊な筋肉が見つかった。この筋肉は特に素早い動作が可能な「速筋」でできており、トゲを高速でこすり合わせて音を出すという。

 トゲで音を出すことは知られていたが、解剖して体の部位を調べ初めて詳しい仕組みが分かったという。遠藤教授は「シマテンレックのように半分地下で生息する動物は、(視覚が制限されるため)音でのコミュニケーションが重要。シマテンレックはのどが小さいため発声が難しく、独自の発音機構を進化させたのではないか」と話している。

シマテンレックの映像

References: Wikipedia / Nhm.ac.uk / Blogspot.com

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この記事へのコメント 18件

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  1. いっぱいお食べお(´・ω・`)ウフフ

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  2. ミミズを捕食している。
    モグラとは違うのか?
    体長15㎝で像やジュゴンに近いとはいやはや。

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  3. あれ…前この記事なかったっけ?
    確か「以降シマンテック禁止」ってレスが着いてたのを覚えてる

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  4. スヌーピーと一緒にいるアの黄色いのに似てる

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  5. 4さん一匹の命とこの種の命、どちらが尊いんだろね?あたしにゃわかりません

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  6. やっぱ最初にシマンテックって見えたのは俺だけじゃなかった見たいで安心したw

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