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コンゴの伝説のUMA「モケーレ・ムベンベ」の目撃情報が多発、何が起きてる?

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コンゴ盆地 Photo by:iStock
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中央アフリカのコンゴ盆地で、伝説のUMAとされる、謎の巨大生物「モケーレ・ムベンベ」の目撃情報が増えている。

 この生物は、長い首と巨大な体を持つとされ、恐竜の生き残りではないかと長年噂されてきた。

 ここには、我々が知らない未知の種が存在するのか?それとも何か別のことが起きているのか?その謎に迫ってみよう。

モケーレ・ムベンベとは?

 モケーレ・ムベンベは、コンゴ盆地の奥深くに生息するとされる伝説のUMA、未確認生物だ。

 この名はリンガラ語で「川の流れを止める者」を意味し、恐竜のような長い首と巨大な体を持っているとされている。

 その姿は、ジュラ紀と白亜紀に生息した非常に大きな草食性恐竜、竜脚類によく似ているという。

 大きさはゾウやカバほどとされ、目撃した人によって少しずつ特徴が異なっている。

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モケーレ・ムベンベのイメージ図 WIKI commons

この伝説がヨーロッパに広まったのは20世紀初頭のことだ。

 当時、探検家たちは現地住民からこの生物の話を聞き、未知の恐竜がジャングルに生き残っている可能性を信じた。

 1950年代以降になると、ベルギーの学者ベルナール・ユーヴェルマンスらが提唱した「未確認動物学(クリプトズーロジー)」の影響もあり、多くの探検家や愛好家がコンゴ盆地へ調査に向かった。

 さらに、1908年に発表された小説『恐竜最後の棲み処(The Last Haunt of the Dinosaur)』や、近年では映画『ジュラシック・パーク』シリーズの影響もあり、この謎の生物への関心は途切れることがなかった。

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チャールズ・R・ナイトによる1897年のブロントサウルスの復元図。このような描写がUMA伝説に影響を与えた可能性がある。public domain/wikimedia

目撃情報が増加している理由

 近年、このモケーレ・ムベンベの目撃情報が再び増えていると『National Geographic』が報じた。

 これを受け、一部の研究者や未確認生物の愛好家たちは、恐竜の生存説が再び浮上するのではないかと期待を寄せている。

 しかし、実際には別の要因が関係している可能性が高い。

 コンゴ盆地では、2000年から2016年の間に約2300万ヘクタールもの森林が失われた。森林伐採によって動物たちの生息地が急速に縮小し、普段人間と接することのなかった大型動物が村の近くに現れることが増えているのだ。

人間は未知のものを目撃したとき、既存の伝説や物語に当てはめて解釈する傾向がある。そのため、実際にはただのカバやワニだったものが、「伝説のUMA」として語られる可能性もあるのだ。

1992年に日本のテレビ番組が上空から撮影したとされるモケーレ・ムベンベの映像を報じるBBCのドキュメンタリー映像 (Congo 2 Spirits of the Fores)

恐竜の生き残りか? それとも新種の生物か?

 モケーレ・ムベンベの正体が恐竜の生き残りである可能性は極めて低いが、コンゴ盆地には未発見の動物が存在する可能性は十分にある。

 実際、かつて伝説とされていた動物の中には、後に科学的に実在が確認された例もある。例えば、ダイオウイカ、コモドオオトカゲ、カモノハシも、かつては単なる噂や伝説だと思われていた。

 しかし、一方でビッグフット、ネッシー、チュパカブラ、イエティなどの有名な未確認生物は、長年の調査でも確実な証拠が見つかっていない。モケーレ・ムベンベもこのUMAカテゴリに入る可能性が高い。

 モケーレ・ムベンベのような伝説がなぜ広まり続けるのかについて、チェコの環境保護活動家、ラウラ・ヴラホヴァ氏はナショナルジオグラフィックの取材でこう語っている。

「都市化が進み、動物の生息地が破壊されることで、人々は突然見慣れない大型動物に出くわすようになった。特に、大都市では自然に対する知識が乏しいため、驚きや恐れから伝説の生物に結びつける傾向があるのだ。」

 この言葉は、モケーレ・ムベンベの目撃情報が増えている理由をよく説明している。つまり、コンゴ盆地の生態系が変化する中で、人々の想像力や伝説が「目撃証言」として形を変えているのかもしれない。

 それでも、未知の生物がどこかに潜んでいるというロマンは、人々の好奇心をかきたてる。科学的に実証される可能性は低いが、それでもUMA系が好きな人々は、例え1%の可能性でも「いたらいいな」に賭けてみたくなるものだ。

編集長パルモのコメント

パルモの表情、普通

あのミズダコ(オオダコ)ですら、20世紀始めまで、海に潜む巨大なUMA、あるいは人食いタコとして恐れられていたからね。恐竜ではないにせよ、森に潜んでいた未発見の新種だったりする可能性もあるかもしれないな。アフリカは未開拓ゾーンも多く残されていて、まだ知らない生物がたくさんいそう。とは言え生息地の破壊で見つかるのは胸が痛むな。

References: More People Are Spotting The Legendary "Dinosaur" Of The Congo, But Is It Real Or Is Something Else Going On? | IFLScience

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この記事へのコメント 27件

コメントを書く

  1. 新種の昆虫ならたくさんいそうだけどなあ

    • +19
  2. 現代科学の叡智を結集したらこの限られた範囲の森林なんていとも簡単に探索できると思うけど
    それをしないのはやはり謎は謎のままにしておきたいと思っているからではなかろうか

    • +2
    1. て、思うじゃん?アマゾンとか深い森林の調査ってめちゃくちゃ難しい
      莫大な資金と人員、環境を破壊し尽くしつつ時間を掛けてなんとか
      それを国が許可する訳も無いし、実は海底とは違った意味で難しい

      • +37
  3. なぜ白黒…?
    動画は舳先に特徴のある舟のような…

    • +1
      1. 30年前の日本のテレビなんて捏造(エンタメ)だろと思ったらゾウでちょっと笑っちゃった

        • +8
  4. 恐竜は無いだろう
    個体維持には最低四〇〇頭は必要だし白亜紀くらいからだと40万頭はいないとムリだろうと思われるから。画像からは像にしか見えない

    • +10
  5. パンダやマウンテンゴリラもかつてはUMAだった

    • +7
  6. 89年の早稲田大学の調査によると、テレ湖は水深2m程度で大型水生獣の棲息には不向きと推定されていたが…
    現地の伝承もかなりいい加減で、信憑性も薄かったとか何とか…

    • +12
  7. モケーレムベンベといえば高野秀行さん
    また現地行くのかな

    • +4
    1. 『幻獣ムベンベを追え』は読み物として面白かった。あと破天荒すぎるw

      • +6
  8. ディズニーのアトラクションで昔聞いた名前だ>モケーレムベンベ

    • +1
  9. モケーレムベンベはアニメ未確認で進行形で覚えた

    • +2
  10. 昔からUMAの代表格の一つでもあるモケーレ・ムベンベの目撃証言や証拠とされる画像は、全てそれがゾウであることを示唆してる。ただし、マルミミゾウの様にゾウの新種(あるいは亜種)という事はあり得る。

    ゾウで無いとする理由は、目撃者がゾウを知らない筈が無い、というものなんだけど、異なる言語、文化、習慣、歴史を持つ人々がゾウや恐竜をどう識別してどう言語表現するか?は議論の余地がある。

    同じ事はカバやサイにも言えて、客観的に分析すればカバであるにも関わらず、水辺の巨大ライオンだとか巨大な牙を持つ謎の巨獣や、トリケラトプスの仲間としてUMA扱いされてるものが多数あるw

    • +2
  11. 見慣れない動物みた人が驚いて「奴だ!奴に違いない!」みたいなノリで驚いてんだろうな。
    ハナアブの幼虫とか初めて見た人だいたい新種か謎の生物くらいに思うでしょ。
    夏毛の狸とか知らん人からしたら本当に謎の生き物に見えるっぽいし。

    • +2
    1. 狸さん。夏毛と冬毛で外見の太さはだいぶ違うとは思ったけど、色も結構変わるんだね
      季節によってちゃんと自然迷彩になってるんだ。知らなかった

      • +3
  12. プレゼンターという番組のやつはミゴーじゃないの。
    イリエワニだろうという説がある。

    • 評価
  13. ゾウやカバを恐竜の様な生物に見間違えるのが無理ないか?その理由が都市部では無知だからってのも理由になってないやろw

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