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充電不要。太陽光発電で1600キロを疾走する電気自動車の予約受付が開始(アメリカ)

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(著) (編集)

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充電いらずの太陽光発電の電気自動車image by:Aptera
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 各国で次々と将来的なガソリン自動車の生産禁止が発表され、電気自動車(EV)は今まさに移動手段のメインストリームに躍り出ようとしている感がある。

 電気自動車は確かに環境に配慮されたものだが、いちいちコンセントにつないで充電するのが面倒だと感じる人もいるだろう。

 そこで誕生したのが、太陽光を電気に変換して走る乗用車である。

太陽光発電で1日に72キロを走行

 「Aptera(アプテラ)」は乗用車として設計されながら、ソーラーレーサー並の効率性を追求したソーラーEVだ。米企業アプテラ・モータース社によれば、180枚の小さなソーラーパネルを組み合わせることで、充電要らずで長距離を走行し続けることができるという。

 理想的な条件なら1日に72キロ分の電力を自力で発電することができる。これはアメリカの平均的な1日の走行距離の2倍以上だというのだから、日常の足としては十分だろう。

Aptera Has Launched

圧倒的なエアロダイナミクス

なんだか空にでも飛んでいきそうなボディは2人乗り。カーボンとケブラーとフラックスがサンドイッチコア構造になった合成素材を利用し、超軽量なだけでなく、超頑丈な仕上がりだ。

 軽いだけではなく空力性能も素晴らしく、抵抗係数(Cd値)0.13という前代未聞の高効率性を実現。

 ライバルと比較してみると、たとえばフォルクスワーゲンが2019年に発表したコンセプトEV「ID Space Vizzion」は、エアロダイナミクスを最適化し、0.24という”信じられないほど”低いCd値を達成したと喧伝されていた。

 だがアプテラはそれよりも圧倒的に効率的だ。

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image by:Aptera

複数のオプションから選択

 パワートレインには2種のオプションがあり、水冷モーターをフロントの2輪に内蔵したタイプと、3輪すべてに内蔵したタイプから選ぶことができる。

 モーターの出力は、過去の実測では50kW(67 hp)だったが、最終的なスペックはまだ未公表。それでもパフォーマンスは折り紙付きで、0-96キロ加速は3.5秒とスーパーカー並み、最高時速だって177キロと必要十分だ。

 また常に太陽の力に頼らなくてもすむようバッテリーも各種サイズの中から選ぶことができ、最大のものなら1度の充電で1600キロを完走できる。

 ちなみに今年バッテリー性能を大幅に向上させたテスラのモデル「S P100D」は、同サイズのバッテリーで640キロ程度なので、この点でもアプテラの効率性が際立っている。

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image by:Aptera

2021年の生産開始。初回受注分はソールドアウト

そんなアプテラは、スペシャルエディションの「Paradigm」と「Paradigm+」が2021年に生産開始予定。すでに予約受付を開始しており、販売価格はそれぞれ2万5900ドル(260万円)と4万6900ドル(480万円)だ。

 こちらのサイトで予約を受け付けているのだが、残念なことにどちらもすでにソールドアウトとなっている。今後追加予約が可能になるのかどうかは不明だが、気になる人は定期的にチェックしてみるといいだろう。

References:aptera / newatlas/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 52件

コメントを書く

  1. ポールとかでボディ傷つけたらパネル総とっかえ100万とかしない?

    • +9
  2. TOYOTAのMIRAI(だっけ?)、コストじゃ相手にならないね。
    向こうは高級感とか今の車のスタイリッシュさとかの流れだから、購買層が違うけど世界規模なら大衆はこちらのほうを好むだろう。

    • +1
  3. オート三輪でナンバー登録できるかなぁ?

    • 評価
    1. ※4
      トライク扱いで普通自動車として登録できるんじゃないの?

      • +2
  4. 軽車両(非軽自動車)が精一杯
    これを自動車と呼ぶには…
    衝突安全ってなにそれ状態
    要はソーラーカーレースの車両を普及部品を使って作っただけ

    • +1
  5. 用途次第だろうけど、かなり革命的な話じゃん。

    • +8
  6. 燃料費ゼロの車と考えると、今直ぐ買っても良いレベルだな。

    • +7
  7. 昔、タミヤ模型からこのマシンに似たRCが発売されていましたが、このようなソーラーカーが市場に出回る時代がきたのですね♪

    • +6
  8. どんなとんでも価格かと思ったら、普通に安い
    これ本気で日本で売ってくれないかな

    • +9
  9. 長さ 4,369 mm、幅 2,235 mm、高さ 1,448 mm、ホイールベース 2,743 mm。
    長さは短いけど幅が2m超えは日本じゃちょっとキツイな。ドアもセラみたいなバタフライドアだしw
    ただ荷室はちゃんとあるようで25立方フィート(708㍑)あるらしい。
    あとはまぁ、デザインだねw

    • +1
  10. 緯度の低い地域とか、砂漠性の気候のところはいいかもしれないけど、日本くらいの緯度でも冬場の天候で充電できるかな?北欧の冬なんかは絶望的だろうけど

    • +3
  11. ここ数十年くらい車の形がほとんど変わってないから、こういうタイプの車が流行ったらまた一つ時代の変化を感じられそう。
    あんまりカッコよくないけど…

    • +1
  12. リア・ウィンドウ無いの怖いな…と思ったけど、
    今時の車ならバックカメラ的なので対応可能か?

    • +3
  13. これ、冬場の欧州みたいな高緯度地域でも
    十分に充電できるの?

    • +2
  14. 1日に72km走行可能?電費10km/kWhとして、あの小さな車体で7.2kwh/day発電すると?数字をこねくり回して最高値を表記しただけでしょ?

    そもそも車に太陽光パネルを載せるメリットがほぼ皆無。それなら家にパネル設置してそこから車に充電するわ。断言する、これは失敗作。

    • -3
    1. ※19
      車載のものより大きいソーラーパネルを置ける(家庭によるけど)し
      天気が悪ければ家のコンセントから充電できる利点もあるね

      • 評価
  15. そんな都合のいいものなんてないのに。また騙されてる

    • +1
  16. 充電された電気を使うときは、何で発電したかは関係ななくどれも同じ電気自動車だよね。あと、最高速度を売りにするならタイヤが細くてこわい。

    • -1
  17. 現在のソーラーパネルの能力では普及車として耐えられる品質のソーラーカーは作れんよ。エアコン付けたらすぐ止まってしまうだろうね。充電不要と謳ってはいるが、実態はプラグインの充電頼みにならざるをえない。

    • +1
  18. ぶっちゃけ、現行の車の一番のネックは、衝突試験対策で重くなりすぎた車体にある。
    あれがなけりゃ、これと同じく200kg以下の車重で高効率な車も可能だ。
    本気で脱炭素するなら、技術よりも法改正だろう。

    • -1
  19. 懐かしい形や。
    むかしソーラーカーレースに出てた車はほとんどみんなこんな形してた。
    もっとも、ワイが見に行ったレースではこういう形の車をさしおいてドラえもんがぶっちぎってたけど。
    あれ30年くらい前か。
    バッテリーも車体素材も(モーターも?)あのころより進歩してんねんやろな。

    • +4
  20. もし詐欺的なスキームでなかったら
    テスラなんか問題にならないくらいの革命的なんだけどね

    • 評価
  21. 性能とコンセプトは良いけどこの小さな車輪ではちょっとした段差でもガッ!ってなりそう

    • +2
  22. 意外と安いのね
    ただ表面が汚れてくると露骨に発電効率下がってくるだろうしメンテは欠かせないな

    • +1
  23. なんだかずいぶん手厳しい意見もありますが。

    自分も車の技術に明るいわけではないですが、一応安全基準(FMVSS=自動車対人安全性能に関する連邦法規)もパスしているし、電池の性能上今はプラグからの充電と併用でも、過渡期の車と捉えれば充分だと思います。

    化石燃料を燃やす車が締め出される流れは、近いうちに現実のものとなりそうですし、いずれ今乗っているガソリン車を手放す時に、現在市販されているHVなどエコカーにあまり魅力を感じていないので、一瞬「おっ!」と思いましたよ。

    こうして軽々とステップアップしていく様は、かの国の民間宇宙開発を見るまでもなく、ブレイクスルーの原動力のような気がします。国内メーカーではプリウスのルーフに太陽電池を貼り付けて実証試験なども行っているようなので、日本の技術屋さんも負けるなとエールを送りたいです。

    • +9
    1. >>31
      FMVSS(CFR Title 49 Part 571)は数ある米国自動車関連法規の一つに過ぎません(日本の保安基準に相等)。
      クラッシュテストは非営利団体のIIHS(米国道路安全保険協会)がやっていますし、保険会社が保険を引き受けてくれるかどうかそっちの方が問題でしょう。

      • +3
  24. かなり昔からあるソーラーカーの大会でよく見る車そのものだが。

    • +1
  25. デザインが、かっこいいというよりポケモンとかの小動物が走るみたいな印象。
    これに乗る・・・あまりおっさんには似合わないなあ。

    • 評価
  26. 電装系や快適装備も省いた徹底的な軽量化と省電力化した賜物。
    都市部に特化し、ギリギリまでタイヤを細くしてるから対向するトラックの風でも怖いぞ

    • 評価
  27. ナンバープレートで折角の抵抗値が跳ね上がりそうで残念

    • 評価
  28. 値段はお手軽とはいえ
    これに興味持つ層は立派なガレージ持ってそうだし、露天駐車しないでしょ
    ソーラーパネルいらなくね?

    • 評価
  29. 米国、日本の軽自動車は安全基準で輸入できないみたいだけど
    これが公道を走れるなら軽自動車も許可すればいいのに

    • 評価
    1. ※37
      ここ見て↓【TOP 30】米国自動車販売 – 2020年上半期ランキング[車種別]
      ttps://www.hyogo-mitsubishi.com/news/data20200814090000.html
      (米国では売上トップ3が国産の弩級ピックアップが占めている、あとはSUVがほとんどでコンパクトカーは数えるほどしかない)

      次ここ↓なぜ海外には軽自動車が輸出されないのか?
      ttps://car-me.jp/articles/7449

      最後ここ↓【トランプ大統領始動】エコカー減税、軽自動車税、安全規制…「非関税障壁」が日米交渉の争点に 真の目的は円安ドル高是正か
      ttps://www.sankeibiz.jp/business/news/170131/bsa1701310001006-n1.htm

      つまり米国は軽四は要らないと言ってる(多数が)、日本も現地工場あるんだからリサーチして売れそうだったら交渉するでしょ数売るわけじゃないんだと、まあ言っても米国のケツの穴が小さいのと自己主張の強いことはまちがいないんだけどな

      それと安全基準は単なる言い訳、なぜならはるかに危険なバイクは認めてるから

      • 評価
  30. 電動バイクに大容量バッテリー詰めて殻付けてるだけじゃねーの。

    • 評価
  31. ハードラックとダンスっちまうと、大変なことになりそーらー

    • +1
  32. 革新的でワクワクするけど、日本で乗れるとすると、日照時間の少ない日本海側とか海風とか横からの風には弱そうだね。
    次の課題がいろいろありそうだけど、未来が楽しそうだから期待してる

    • +1
  33. 未来感あるデザインだな。
    あとはタイヤがなくなって若干宙に浮けばもう未来

    • +2
  34. こないだT〇Y〇TAが10分の充電で700㎞走る車を発表してたし、電気自動車の進歩はすさまじいな。

    • 評価
  35. この背負った太陽電池パネルが後方に伸びていて、燕尾服のようでカッコいいね

    • +1
  36. こういうの見るたびに事故ったとき粉々になりそうで怖い

    • +1
  37. 軽いってだけで危険極まりないんだけど(笑)
    衝突はもちろん、風もやばい。
    燃費と安全性って矛盾するからほどほどにしないとね。

    • +2
  38. 前輪のでっぱりは
    バイク乗りへのトラップ。
    危ないから
    ジャンプ台つけて。

    • 評価
  39. 三輪なのはなんでなんだろう? 
    もしかして航空機をイメージしてるのかな?
    デザイン的にも流線型だし揚力での安定性を確保してあるということで良いのかな?
    重量を抑えるには走る飛行機がデザインコンセプトになるんだろうね

    • 評価
  40. まあこれだけ思いっきり空気抵抗を減らさなきゃならないってだけで実用には程遠いわな。
    1600kmを’疾走’なんて、チョロチョロ走りがいいとこなんじゃないかな?

    • 評価

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