メインコンテンツにスキップ

ビル・ゲイツ氏、新型コロナワクチンの年内承認は難しい。だが1社にはワンチャンあるかも、と語る(アメリカ)

記事の本文にスキップ

26件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
新型コロナウイルスのワクチンはいつ完成する?/iStock
Advertisement

 アメリカでは、トランプ大統領が11月の大統領選挙前にワクチンの準備ができると発言していることもあり、新型コロナワクチン年内実用化への期待も高まっている。

 だがワクチンの開発に尽力し、多額の出資をしている実業家であり慈善活動家のビル・ゲイツ氏はそうは考えていないようだ。

 「開発中のワクチンについては、いずれも10月末までにアメリカで承認が申請されるようなことはないでしょう」と、同氏は『CNBC』のインタビューで語った。

 ただし、1社のワクチン開発が進んでおり、もしかしたら年内までに間に合うか、あるいは来年初頭にもブレークスルーがあるだろうことについては大いに期待しているとも述べている。

米国内のワクチンの年内承認は難しいが、可能性はある

 3月、ゲイツ夫妻が設立したビル&メリンダ・ゲイツ財団は、いくつかの製薬企業と新型コロナワクチンを共同して開発すると発表した。同財団は「ファイザー」、「ジョンソン・エンド・ジョンソン 」、「メルク」などに資金投資している。

 ゲイツ氏によれば、ファイザー社がワクチン開発で先行しており、これについては10月末までに緊急使用の承認が申請される可能性もあるとのこと。

 「現在、それらは第III相試験の最中です。もしすべてが完璧にいって、10月末までに緊急使用の承認が申請される可能性があるワクチンがあるとすれば、ファイザーのものでしょう。」

 「第I相、第II相試験のどちらでも良好なレベルの抗体が確認されていますので、大いに期待しています。」

 ファイザーのアルバート・ブーラCEOもまた『CNBC』のインタビューに対して、開発中のワクチン3つの内1つは、治験で安全性と効果が確認されれば、年内に実用化できる可能性はあると答えている。

この画像を大きなサイズで見る
image by:GatesFoundation

ワクチン開発の政治利用への批判

 現在、世界各国で新型コロナに効果のあるワクチンの開発が急ピッチで進められており、ロシアと中国ではすでに国内製ワクチンの緊急使用が承認されている。

 アメリカでも、トランプ大統領が11月の大統領選挙前にワクチンが実用化される可能性があると発言。これに呼応する形で、米疾病予防管理センターから11月1日までにワクチン配布の準備を行うと発表があった。

 しかし、こうした政府の対応について、安全性や効果を無視したワクチン開発の政治利用を批判する声が高まっており、ゲイツ氏も『ブルームバーグ』で食品医薬品局(FDA)や疾病予防管理センター(CDC)はもはや信用できず、「政治的利益のために科学と医学を軽視する大統領の犠牲になった」と語っている。

Bill Gates on Coronavirus Pandemic, Vaccines

製薬大手9社からの異例の共同声明

 こうした流れを受けて、ファイザーやアストラゼネカをはじめとする欧米の製薬大手9社が、8日にワクチン開発にあたっては安全性を最優先する旨の共同声明を発表するという異例の事態となっている。

きちんと効果が確認されない限り、緊急使用の承認すら申請しないとの製薬大手からの発表は朗報です。

安全性を確保するための全手順を踏んで、人々が安心してワクチンを接種できるようにしなければなりません

と、ゲイツ氏は語っている。

追記(2020/09/19)本文を一部修正して再送します。

written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 26件

コメントを書く

      1. >>11
        ワンちゃんあるからネコちゃんはないんだよw
        説明されるジョークは面白くないと言われがちだけど俺は評価するw

        • +5
  1. アフリカは全然死んでない
    アジアも死んでない
    ヨーロッパは死んだけど、今はもう死なない
    弱った人が死ぬけど、ワクチンのニュースはどれも副反応強め
    弱った人に打てるの?

    • -7
  2. ビルゲイツ「その一社に私が投資してるのは内緒

    • +13
  3. 折れの知っている病気なんて2000年にようやく認められ、それから
    原因らしきものが2017年に発見、ようやく今年になりiPS細胞により
    一部を再現成功したほど非常に時間がかかった
    まだまだ治療薬なんて出来りゃしないのに、たった1年も満たずに
    年内に認証って無茶すぎねえか

    • +11
    1. >>5
      普通は数年~十数年がかりで完成させるものだし
      明らかに通常の作り方じゃないんだよなぁ…

      こんな急造ワクチンばら撒いたら、ぜったい薬害起きると思うんだ…

      このワクチンは、もはや投資家のおもちゃに成り下がってる

      • +3
  4. 医療に携わる中に、良心を見い出せたのは今回の救いです。
    すべてがお金と権利と名誉で動く世になって欲しくはない。
    いか仕方ない場面もある。だからこそ、心が決める、そうした場面も欲しいのです。

    • +3
  5. ワクチンというのは要するに「軽くその病気に罹らせて免疫を獲得させるもの」だからねえ。
    治療薬とは全く異なる。
    安全性こそが最も重要ですよ。
    とりわけ、政争の道具になんか、絶対にしてはいけません。

    • +17
  6. 再選のために何でもかんでも自分の手柄にしたがってるからなぁ。
    心境はわかるが倫理としてやっちゃいかん。

    ちなみに今現在、治療法の改善により死亡率・重症化率は下がってきてる。
    ワクチンや特効薬が必須にならない状況になるかもしれない。

    • +2
  7. コロナ「宿主が死なないように特異したし、もうワクチンいらなくね?」

    • -1
    1. ※10
      変異はしてないんだよ
      旧型コロナは子供は重症化するけど、大人はしない
      1回かかると、免疫が付いて、2回目以降はかかっても大したことなくなる
      新型も遅かれ早かれそうなる
      そうすると、老人も死ななくなる

      • -1
      1. >>18
        新型もいずれそうなる。ただし、そうなるまでの間の医療費や医療機関の逼迫の問題はあり続ける。
        特効薬ではないにしろ、全くかからなく出来るわけじゃないにしろ、出来る限り軽症化や無症状に持って行って、色々な負担を減らさないと。

        その点でワクチンは有益。

        • +2
      2. >>18
        沖縄では老人が結構、他界してるよ
        2波(東京からといわれている)でね。

        • +2
      3. ※18
        変異がこれから起きる可能性はある

        • 評価
  8. ワクチンと名のつくものに不信感が根強く存在するので、勇み足による事故などは極力避けたいで所しょう。

    上の方からの大声に惑わされることなく、慎重な開発を望む。

    • 評価
  9. 日本や欧州は感染者数は増えても死者は大幅に減ってるが、アメリカは死者が結構出続けてるのはなんでだろ

    • 評価
    1. >>15
      陰謀論を信じてコロナパーティーとかする若者が多いそうよ

      • +1
    2. ※15
      アメリカは医者にかかると医療費がね……。

      • +2
  10. うったほうが得な人達はいると思うんで、そういう人たちには朗報だろう

    • 評価
  11. ワクチンはできると思うけど、結局は効果持続期間が焦点だよね
    インフルワクチンだと3~6ヶ月程度だし、コロナもその程度でしょ
    そうなると医療関係者とか、海外旅行前にワクチン打つとかの使い方になるんじゃないの?
    自分はタミフルは飲んだことあるけど、インフルワクチンは打ったことないわ
    だからタミフルみたいなコロナ治療薬のほうを期待してる

    • +2
  12. 陰謀好きくない
    でも、ビルゲイツも好きくない

    • +4
  13. >10月末までにアメリカで承認が申請されるようなことはないでしょう
    >ファイザーが10月末までに緊急使用の承認が申請される可能性もある

    ビルゲイツさん、あんたその予言
    ベテラン刑事の
    「犯人は、20~30代、もしくは40~50代でしょう。」
    って言ってるようなもんだから

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。