この画像を大きなサイズで見る歴史上の偉大な発明家といえば、「ニコラ・テスラ」を外すことはできないだろう。テスラは電気エネルギーにおける革新的な発明を行い、遠方から電気を送る技術に多大な貢献をして、世界を一変させるようなパイオニア的発明を数多く行った。
彼の風変わりなふるまいも、オカルトや超常現象に造詣が深いのも、実際よりも尾ひれのついた彼の伝説を膨らませるのに一役買ったのかもしれない。彼の開発した「殺人光線」が、1908年のシベリアのツングースカ大爆発を引き起こしたという都市伝説すらあるくらいだ。
それと同時期、彼は地震発生装置を発明した。実際には当時使用されていた蒸気タービン式の発電機に代わる効率的な発電装置を開発していたのだが、その振動の威力は相当のもので、テスラ自身、強力な地震を引き起こすことができると豪語したからだ。
発電機に代わる発振機の開発に着手
1890年代、テスラはオシレーター(発振機:Tesla’s oscillator)と呼ばれるものの開発に精を出していた。これは、エネルギーの伝達を助け、当時の発電機に使われていた非効率的な蒸気エンジンに代わるものとしての相互発電機だった。
このマシンは、物理的な対象物を前後に振動させて、さまざまな周波数を作り出すバルブ(弁)システムを利用して、受信デバイスが発生した機械的振動を電流に変換する仕組みだと考えられている。
この画像を大きなサイズで見るこうした彼の野心的な装置にはさまざまなバージョンがあり、そのひとつは、蒸気をオシレーターに吹き込んで、超高速の激しい振動でエネルギーを生み出す、一連のピストン運動の動力を供給する。
他にも空気圧縮機やボンベ入りガスを使うタイプもあった。また、電磁石を使って、オシレーターの周波数を調整するものや、地中の岩にエネルギーを送って振動させ、そのエネルギーをもうひとつのデバイスに転送して電気に変換するものもあり、テスラはこれをテレジオダイナミックス(電信地球力学)と呼んだ。
これらの機器はすべて、基本的にシリンダー内でピストンの摩擦なしに振動させる原理で、テスラは将来はこれが主流になり、儲かると考えていた。
テスラはこの装置を小型化し、ポケットサイズで持ち運びができるようにする予定だったようだ。動力は圧縮空気だという。
この画像を大きなサイズで見る発振器の振動が凄まじく地震を引き起こすことに
だが、この実験過程でとんでもないことが起きた。
金属製の金網にバイブレーターを取りつけたが、振動でそれが粉々になって破片のひとつが通りを隔てた建物まで飛んだり、あまりの振動のせいで、近くにいた者に頭痛、吐き気、急な下痢などの生理的な影響を与えたという。
別の実験では、ビルを丸ごと破壊できるほどの地震を引き起こしたという恐ろしい報告もあったそうだ。
そこでテスラはこの装置を自分のアパートの鋼鉄の梁に取りつけて、地震に似た揺れを引き起こす実験を行おうとしたが、すぐにやめた。
また、1898年の別の実験では、ニューヨークのヒューストン通りにある自分の研究室の梁にこの機械を取りつけたところ、機械が滑り落ちて、空中を飛び回り始めたという。
その動きがだんだん激しくなって、ついに本当の地震がおき、警察や消防沙汰になったという。テスラは秘かに行っていたこの実験について、次のように書いている。
わたしは振動の実験をしていた。発明した機械を振動させ、それが建物の自然の振動と同調(共振)するかどうかを見たかったのだ。
徐々に、パワーを上げていくと、パリッとなにかが割れるような音がした。助手に音の出どころはどこかと訊いたがわからず、さらに出力を上げた。さらに大きな音がして、もう少しで鉄骨のビルの振動と同調し始めることがわかった。
すると突然、重たいはずの機械が宙を飛びまわり出したので、わたしはハンマーをつかんで機械を叩き壊した。あと数分このままにしていたら、建物は崩れ落ちただろう。
外の通りでは大騒ぎになっていて、警察や救急車がかけつけていた。助手になにも言うなと言い含め、警察には大きな地震だったに違いないと話した。
彼らは真相はなにも知らない。機械の振動をもっと強力にして、建物の自然な振動と一致させれば、建物は崩壊するだろう。だから、兵士の集団が橋を渡るときには、全員の歩調を合わせないようにして、わざと橋の揺れの周波数からずらすのだ
この画像を大きなサイズで見る発振機は地震発生装置と呼ばれるように
彼はのちに、この発振機は、基本的にエンパイア・ステートビルを崩壊させるくらいの地震を引き起こすことができると主張している。
すぐに、この発明は”地震発生装置”と呼ばれるようになった。単に大風呂敷を広げただけなのか、実際に地震を起こしたことがあるのかははっきりしないが、これが本当なら、リアルな地震兵器の例となるだろう。
本当か嘘かはともかくとして、この発明原理が、ジョージ・コンスタンティネスの振動ドリルやその他の岩石カッター開発の基礎になった。
だが、疑問は残る。テスラの地震発生機は本当に存在したのだろうか? それとも、これは彼の数奇な人生の中の未確認の発明品なのだろうか?
もし、本当に存在したとしても、歳月の流れとともに闇にまぎれ、わたしたちにはその真相を知ることは決してできないかもしれない。
References:Nikola Tesla’s Mysterious Earthquake Machine | Mysterious Universe/ written by konohazuku / edited by parumo
追記:(2020/07/15)本文を一部訂正して再送します。
















「oscillator」の読みはオスシレーターではなくオシレーターではないでしょうか?
共鳴現象だろうけど当時としては恐怖的機械だったと思う
現代だと建物を揺らして挙動を見て強度分析するのに使われてるかと
変わった話だとエアロビでビルが揺れたりとか
もしも未来人が過去に来ていたとしたら、ニコラ・テスラが一番有力だろうね
テスラに関しては物理学者からオカルトライターまで玉石混交でいろんな研究者が調べているが、
ダンプカーが通ると家がガタガタ揺れることがあるが、それと同じ程度の現象に過ぎなかった、
という冷静な研究報告もあるね。
これがHAARPのもとか。
エネルギー保存則無視かよw
「わたしに24時間くれれば地球を割ってみせよう」ってやつだね。
装置を繰り返し動かして、共振(固有振動数を合わせる)で地球を割れると言った。
彼は天才、彼の主張した「送電線で交流が使用」されて、エジソンの怒りを買い、その後様々な嫌がらせを受けた。
その際たるものは『電気椅子』に交流が採用されたこと。
またその独自性からいろんなところで脚色された人物像が描かれている。
例えば『奇術師』では物質転送装置を作ったとされている。
若いときの写真が歴史上の人物の中で一番イケメンと思ってる
ニコラ・テスラはシモ・ヘイヘやラスプーチンと漫画「終末のワルキューレ」で神と闘うことになってるけど、地震発生装置とか使うんだろうか。
※12
某ゲームだとテスラコイルから雷撃をぶっ放してたけど…はてさて。
※12
それは俺も気になってる。
切り裂きジャックの戦い方が結構ツボだったので、作者のアイデアに期待w
当然、当時の建築物は耐震設計と言う考えはなかったので、何かの拍子に壊れるのはあり得る。
振動装置は身近な所では、携帯のバイブ機能とか、解体工事で使われる油圧ブレーカーとか、マルチプルタイタンパーとか、テスラの時代では考えられないくらい利用されているからね。
加藤保憲とどっちがすごいのか
※14
あっちは自分で地震を起こしたんじゃなくて、起こせる力をお持ちのお方が気持ちよく寝てるのを蹴り起こしてわざと怒らせる様な感じじゃなかったっけ?
> 1898年の別の実験では、ニューヨークのヒューストン通りにある自分の研究室の梁にこの機械を取りつけたところ、機械が滑り落ちて、空中を飛び回り始めたという。
空中を跳び回り始めた?? (;・ω・)マジか?
>>15
跳ねまわった、だと思うよ。
>>15
シティハンターで言う跳弾なのか、UFOやドローン的な空中飛行なのか、この書き方ではわからないね。
原文を解読できない私には、文句言えない。\(^o^)/想像して楽しませてもらことにします。
※20
原文を見てみました。「flying」はどちらとも取れる言葉ですが、この場合は「跳ね回る」のほうが正しい気がします。
>>29
ありがとうございます。
ものを浮かすハチソン効果と東大が開発してる音波浮揚技術とか
後50年ぐらいしたら違う原理でドローンが浮いてるかも
これがテスラの自信作です。
この人なら反重力装置作れそう
共振で地球割れるとか言ってたおじさんだからなぁ
にこるん「腹筋、割れてるよー。」
一方 アラレちゃんは何回 地球を割ったかわからないが、スゴいのはアラレちゃんなのか、のり巻き博士なのかわからない。
ただそれよりテスラ博士の方が数倍スゴく感じる。
地震を誘発させるんじゃなくて地震のような強力な振動を作れるっていう話でしょ。
エジソン「やはりテスラはろくでもない奴だ!」
怪しい伝説(MythBusters)という番組でこれの検証してたよ
デカい橋をぶっ壊せるかってことでね 残念ながらビルの破壊までは無理だって結論だったけど面白いよ
確か電波通信の先駆者だよな⁈