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卒業を目前に突然の死。介助犬が亡くなった飼い主の代わりに卒業式に出席する(アメリカ)

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(著) (編集)

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飼い主の代理で卒業証書を受け取った犬
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 日常に助けが要る人をサポートする介助犬は、いつも飼い主に付き添う相棒のような存在だが、アメリカで大学で亡き飼い主の卒業式に出席した介助犬が涙を誘っている。

 介助犬クリースの飼い主は、てんかんを患いながら州立大学に通っていた学生のジョシュア・ケリーさんだった。

 優秀なピットブルのクリースに支えられたくさんの困難を乗り越えていたジョシュアさんは、学位取得を目指し頑張っていたものの、数カ月前に深刻な発作に襲われ帰らぬ人になってしまった。

 そして式当日、志半ばで倒れたケリーさんの代わりにクリースが登壇。いつも一緒だったジョシュアさんの夢を叶えたのだ。

Dog walks in place of graduate

亡き飼い主に代わり卒業式に登壇した介助犬

 2014年5月、アイダホ州立大学で行われた卒業式に介助犬クリースが出席した。

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 だがそこに卒業証書を受け取るはずだったジョシュア・ケリーさんの姿はない。彼は数カ月前にてんかんの合併症によりこの世を去ったのだ。

 2000人を超える出席者の拍手に包まれながらクリースとジョシュアさんの父親テレルさんが登壇。父親は受け取った卒業証書をあの世から見守っているであろう 亡き息子に向けて掲げた。

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 これまでジョシュアさんと一緒に毎朝3キロの道を歩いて通学していたクリースもこの日で卒業。見慣れた大学も見納めとなる。

卒業を目指したジョシュアさんと人気者だったクリース

 生前のジョシュアさんはてんかんと闘いながら10年以上も大学に通っていた。欠席がちでもとても勤勉な学生で、専攻だった地球科学に熱心に取り組んでいた。

 故人となった彼を悼む人々は「ジョシュアさんはとても明るくてすごくガッツがあり、信頼できる学生でした。一緒のクリースは大学の人気者でした」と語る。

 若い時から発作や手術で十分に学ぶ機会が得られなかった彼は、働いて学費を稼ぎつつ、クリースの助けを借りて通学し学位取得を目指していたという。

優秀なクリースが犬種の見方を変えるきっかけに

 またクリースがピットブルであることについて聞かれたテレルさんは「包み隠さずに言えば、私も悪しき偏見をもっていた人間の一人です」と語る。

 そう告白した上で、実際にクリースが息子の危機を必死に知らせてその命を何度も救ってきたこと、優秀なクリースを見ているうちに犬種への考えが変わったことを明かした。

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 しかし同年2月に道路脇に倒れたままクリースと共に発見されたジョシュアさんの症状はとても重く、集中治療の末に帰らぬ人となった。

 飼い主亡き後も代理を務めたクリースのエピソードはたくさんの人の心を震わせ、ジョシュアさんへの追悼や家族を励ます声が数多く寄せられている。

References:goanimals / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 15件

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  1. 役目を果たしたクリースを讃えるためにも卒業式に出てよかった。
    ジョシュアさんが健康体なら、その頭脳で世の中に大きく貢献していたに違いない。
    こういうエピソードがあってもなお、若い命が失われるのは悲しい。

    • +28
  2. 最近、自分が住んでいる県で、女性と飼い犬の小型犬が
    逃げ出したピットブルに襲われ、女性は全治40日、小型犬は死亡するという
    傷ましい事件があったばかりなので、このニュースを見て、あらためて
    飼い主によって犬の生き方も左右されるのだと思ったよ。

    • +37
  3. ピットブルが介助犬?と思ったけど、クリースの優しい聡明そうな目を見ると納得する
    ご主人いなくなったことも理解してるだろうし、寂しいだろうな

    • +18
  4. 本当にピットブルに対する悪しき偏見がなくなりますように

    • +28
  5. この卒業式に出席してたら私多分大泣きする

    • +20
  6. 今生きてるピットブルを処分する必要はない。ただ、ピットブル同士で交配させるのはよろしくないと思う。

    • -4
    1. ※9
      10年以上在籍してこと考えれば数か月なんて目前って言えるだろう

      • +23
  7. 泣けてしまう。
    私も弟を重いてんかんの合併症で亡くしているので……。倒れたジョシュアさんの脇で発見されるまでのクリースは、どんな気持ちだったのだろうと想像してしまう……。
    想像だけど、飼い主の異変を感じてどうにかしたくても、どうしていいかわからずに不安だったのではないかな。
    つらいけど、クリースが元気でいてくれて、人気者で可愛がられている様子なのが救いです。

    • +16
  8. 介助犬と一言で言っても、助けてあげる人間の側の病気によって訓練が変るのかな。
    重い喘息持ちみたいな場合、今回みたいな路肩で発作が起きたとき、介助犬はどうするように訓練されているんだろう。

    周囲に助けを求めるべく吠え続ける、だったとしても、人家の近くでないと意味ないか…。
    アメリカは敷地が広大だしなぁ。

    • 評価
  9. こういうことがあるから自分は何だかんだ言ってもアメリカが好きで嫌いになれないんだと悟った^^
    カラパイアありがとう

    • +6
  10. クリースさん、純粋なピットブルじゃないと思う。
    ピットブルってこんな鼻シュッとしてない
    ちょっとラブラドールみたいな顔してる

    • 評価
  11. なんか、ピットブルにも相当犬種ある?
    グーグル先生の画像とか見ると、同じ犬種に見えないくらい顔がばらついてるんだけど。

    • +1

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