
亡き兄の残した33年前のメッセージ image credit: LeedsLive/MEN
イギリスに住むある女性は、子供時代を過ごした大好きだった家で、2人の兄と一緒にキッチンの壁の中こっそりと隠したタイムカプセルが、30年以上の時を経て発見されたことを知った。
民家の解体作業をしていた業者が偶然それを発見し、Facebookに投稿したのだ。今は亡き兄の手書きの文字メモを見た女性は、思わず涙してしまったという。『The Sun』などが伝えている。
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33年前のタイムカプセルがリフォーム中の民家から発見
イギリスのウエスト・ヨークシャー州リーズ市にある1軒の民家のリフォームを行っていた業者は、キッチンの古い壁の中からメモを発見し、驚いた。

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それは、当時その家に家族で住んでいたキンバリー・コルベックさん(36歳)と、兄2人が隠したものだった。
当時3歳だったキンバリーさんは、13歳だった兄アンドリューさんと8歳だったクリストファーさんと一緒に、今は亡き叔父がリフォームしていたキッチンにタイムカプセルを隠すことを思い付いた。
2人の兄と妹は、壁のタイルの裏にこっそりとこのようなメモを隠し入れた。

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このメモは、アンドリュー・コルベック12歳とクリストファー・コルベック8歳、キンバリー・コルベック3歳によって、1987年7月28日に残されたものです。
また、それ以外にもう1つの手紙が小瓶に入った状態で発見された。

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そこには、「今日は1989年2月14日のバレンタインデー。僕の誕生日は1975年4月29日です。」など書かれたアンドリューさんの手書きのメモが入っていたという。

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コルベック一家は、2013年にその家から引っ越し、キンバリーさんは現在同州の別の地域に住んでいる。
しかし、このタイムカプセルを発見した業者の男性がFacebookでシェアし、キンバリーさんは偶然投稿を目にしたのだ。
亡き兄の手書きのメモを見て感動の涙を流す
キンバリーさんにとって、タイムカプセルを隠したその家は、子供時代を過ごしたたくさんの思い出が詰まった大切な場所だったという。

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また、2年前に兄のアンドリューさんが他界したこともあり、33年ぶりにFacebookで見た兄の手書きのメモは、キンバリーさんに思わぬ懐かしさを蘇らせたようだ。
あの家での生活は、私の人生の大きな部分を占めていましたから、兄の手書きの文字を見つけて思わず、感動の涙が出てしまいました。
実は、あのタイムカプセルを隠すに至っては、父もこっそり協力してくれたんです。今認知症を患っている父は、ロックダウン中はコロナに罹りましたが、奇跡的に回復しました。
父とは3月以来会えていないので、メモを見せてどんな反応をするか見てみたい。当時のことを思い出してくれたらいいなと思っています。
現在、メモは発見したダレン・ムーンさんという男性が大切に保管してくれているという。
「子供時代の大切なものを取り戻すことができて嬉しい。今、娘と一緒にタイムカプセルを作ることを考えています」と語るキンバリーさんは、近いうちにムーンさんと面会し、思い出のメモを渡してもらうよう予定しているということだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
クリストファーさんは…?
2. 匿名処理班
映画化決定!全米が泣いた
3. 匿名処理班
死んだ人の思い出って、こういう何気ないものを見つけた時が一番来る。
死んだ祖母が書いた買い物のメモが古い棚から出てきた時は、
なんか一瞬で心が祖母のいた頃に戻ったもの。
4. 匿名処理班
業者の人もグッジョブ