メインコンテンツにスキップ

アフターコロナの世界を生き抜くための防護性と機能性を兼ねそろえたハーフスーツ構想(アメリカ)

記事の本文にスキップ

32件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
アフターコロナ、最強のハーフスーツ Production Club
Advertisement

 世界各国で、コロナ対策によるソーシャル ディスタンスが呼びかけられている。3密(密閉・密集・密接)は厳禁だとのことで、どうしても大勢が狭い空間に集まらざるを得ないライブや演劇といったイベントの類は、ほとんど壊滅状態となっている。

 しかし人はパンのみで生くるにあらず。我々には心を満たしてくれる栄養も必要なのである。ならばどうするのか?

 アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置く「プロダクション・クラブ(Production Club)」は、そんな問いに大胆な答えで応じている。

 上半身を高いウイルス防御力で守ってくれ、機能性の高いハーフスーツを開発し、そのプロトタイプを公開した。

3密でもコミュニケーション可能なハーフスーツ

 「業界は死にかけています。助けを求める悲鳴が聞こえる」と、同スタジオのミゲル・リスエーニョ氏は話す。

 このスタジオは普段、ハイテク・ゲーム・音楽業界向けの没入感あふれる体験をプロデュースしている。

 代表的なものとしては、プロジェクション・マッピングとリアルタイム・ゲーミング技術を活用したSkrillex初のメジャー・ツアー「The Cell」や、アマゾン・ウェブ・サービスを利用した音楽フェス「Intersect Festival」が挙げられる。

 そんな同スタジオがロックダウン下で提案する大胆なソリューションが、ハーフスーツ型プロテクター「The Micrashell」だ。これを装着すれば、もはや3密など恐るるに足らずだ。

Production Club’s Daft Punk-style ‘Micrashell Suits’

ウイルスに対する高い防護力と機能性

 The Micrashellは、最高クラスの基準に準拠した厳しい防護服の雰囲気を漂わせながらも、ポップなカラーリングのおかげでマーベルのスーパーヒーローをも連想させる。

この画像を大きなサイズで見る
image by:The Micrashell

 もちろんスゴいのは雰囲気だけではない。メインの素材に超高分子量ポリエチレン繊維と軽量コンポジット膜を採用し、高い気密性と耐久性を実現。耐切創性があるのでうっかりスーツに穴を開けてしまうようなこともなく、使用後の殺菌も簡単にできる。

この画像を大きなサイズで見る
image by:The Micrashell

 ヘルメットは、N95マスクレベルの粒子フィルター機能を搭載。ワイヤレスの音声通信機能も備わっているので、周囲の人たちとの会話も容易だ。もちろん電話をかけることもできる。そうした機能を稼働させる動力は、2個のリチウムイオン電池で供給される。

この画像を大きなサイズで見る
image by:The Micrashell

ヘルメットを脱がずに飲み物や電子タバコを楽しめる

 リスエーニョ氏は、設計にあたって、時間との戦いであることが念頭に置かれたと語っている。そのために手に入る技術を利用し、まだ存在しないSF的な機能を搭載することは避けたという。また通行の邪魔にならないようなデザインにもなっている。

 だが、遊び心が忘れられているわけでもない。給水システムとベイピングシステムが搭載されており、ヘルメットを脱がずとも飲み物や電子タバコを楽しむことができる。

 内蔵型スピーカーから音楽を流したり、カメラで写真や動画の撮影をしたりといったこともできる。カメラはスーツが通行の妨げになっていないかモニターしたり、周囲を漂う物質を解析するためにも利用されるという。

この画像を大きなサイズで見る
image by:The Micrashell
この画像を大きなサイズで見る
image by:The Micrashell
この画像を大きなサイズで見る
image by:The Micrashell

人間の生理機能に配慮、商品化に前向き

 全身スーツではなくハーフスーツであるのも理由がある。トイレでわざわざ脱がなくてもいいようにするためだそうだ。なので下半身の防御力は不安かもしれないが、その分フリーダムな感じとなっている。

 なお、The Micrashellはまだ構想段階であり、発売されていない。プロダクション・クラブは現在、パートナーや販売業者と話し合いながら、実際にどのようなものを開発できるか、どのように流通させるべきかを検討している最中であるそうだ。

 「こうした機能についてできるだけ現実的であろうとしました」と、リスエーニョ氏は話す。決してアイデアだけで終わらせるつもりはないようだ。

References:production.club / fastcompany / mailchiなど/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 32件

コメントを書く

  1. できれば色は銀ピカで統一してもらえると理想の21世紀に近づく

    • +9
  2. 超汗かきなんやけど・・・
    汗ふくときどうしたらええんや

    • +2
  3. 現実の理由にかこつけて、ここぞとばかりにSFオタクの夢実現!って感じが少し笑える。

    なんにせよ、あって困るものではないし、
    これでも被ってれば、集まらなければいけない物を自粛しなくて良くなるだろうし、
    ここまでデザインチックじゃなくても、似たようなものは絶対生まれるだろうね。

    そして、結局の所、最も大きく立ちはだかる問題であるコストに負け、
    コレジャナイ感のあるビニールに落ち着く気がする。

    • +8
  4. 21世紀になると銀色の全身ぴったりスーツを着て生活しているはずだったのだが、、、
    なるほど、こういう理由で現実になるわけか。

    • +14
  5. ウィルス対策なんて安いもんだ、特に俺の手拭いマスクはなっ!

    • 評価
    1. >>6
      使い捨てマスクを捨てる前に鼻のところのワイヤーを抜いておくんだ。
      それを手縫いマスクに縫い込むだけでフィット感が違う。

      • +4
  6. アフターコロナはこんなのいらない
    これ今必要だろ

    • +3
  7. 鼻とか目が痒くて剣道の面ですら発狂しそうなときがあるのに…

    • +4
  8. サイバーパンクじゃん、かっこいい
    ずっと先の未来はウイルスよりもコンピューターウイルスの方が脅威になってそう

    • 評価
  9. これをベースにしていけば地球用ノーマルスーツが開発されると

    • +1
  10. …グッジョブ・仏眼・利他性等(百花繚乱)……

    • -1
  11. …グッジョブ・仏眼・利他性等(百花繚乱)……

    • -1
  12. 僕の考えた最強防護服。なおフライドポテトそのままつまんで食べちゃう模様。

    • 評価
  13. 素晴らしい防護服だえ
    いまの人ごみはコロナが怖くて敵わんえ

    • 評価
  14. アフターコロニーに空目したひとー(´・ω・`)ノ

    • +2
  15. 医療用にも使えるのかな でもお医者さんがこれ着てたら一気にディストピア感が増すな

    • +3
    1. ※20
      医療でつかう防護服は取り扱い方法からしてもっと徹底されてるから話にならんでしょ
      無駄に高級なマスク程度と思った方がいいかと

      • 評価
  16. ていうか、現実にこういった物が必要となる世界がガチで到来しつつある事に
    戦慄を禁じ得ない
    たった半年前まで、こんな状況になるとは全く予想できるはずもなかったけどさぁ…

    • +5
  17. なお、ポータブルエアコンは
    オプション品となり3000ドルです。

    • 評価
  18. >>トイレでわざわざ脱がなくてもいいようにするため
    つまり・・・?

    • 評価
  19. 普通に空調服にプラズマクラスター等の除菌清浄機とかを付けたら?
    今後、全固体電池が普及したら冷暖房・除菌機能も十分に使える様に成る筈。
    感染後ウイルスが増殖する前に肺内迄不活化できれば、発病を防ぎつつ安全に抗体を獲得できる様に!?
    職種により結構需要も有る?

    • 評価
  20. 男女平等で良いじゃん。
    インフルとか風邪も予防できるし。
    コロナ終わっても家の中以外はずっとこれ着て生活しよう。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

グッズ・商品

グッズ・商品についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。