メインコンテンツにスキップ

ドローンが社会的距離の監視。コロナ対策用にAIが内蔵された「パンデミックドローン」が登場(アメリカ)

記事の本文にスキップ

13件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
社会的距離を監視するドローン image credit: youtube
Advertisement

 新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で外出自粛要請やロックダウン(封鎖措置)が行われ、「社会的距離の実行」が求められている現在、世界的な健康危機と経済危機への対応にドローンの利活用が注目されている。

 今回、カナダにあるドローン会社が社会的距離の監視に「パンデミックドローン」と呼ばれる特殊なドローンを開発し、そのテスト飛行がアメリカのコネチカット州で実施されたことを発表した。『GlobeNewswire』などが伝えている。

 AI内蔵のパンデミックドローンは、社会的距離を監視するのはもちろん、群衆の中でくしゃみや咳をする人を検出してくれるという。

‘Pandemic Drone’ Conducts Initial Flights Near NYC to Detect COVID-19 Symptoms

センサーカメラとAIを組み合わせた「パンデミックドローン」

 カナダのサスカトゥーンに拠点を置くドローン会社『Draganfly』は、オーストラリア国防省、南オーストラリア大学との共同開発により、人々の健康状態と空からチェックすることを可能にした「パンデミックドローン」のテスト飛行を行った。

 ヘルスケアデータサービス事業を展開するVital Intelligence社の技術により、離れた場所からの人の心拍数、体温、呼吸数を検出しデータ表示することができる。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

 つまりこのドローンは、様々なセンサーカメラとAI(人工知能)の組み合わせにより、社会的距離をモニタリングしながらウィルス症状を検出できるのだ。

 今回、アメリカのコネチカット州フェアフィールド郡ウェストポートにて行われたテスト飛行には、地元警察も協力。

 ウェストポートは、コネチカット州で最初に新型コロナウイルスの感染者が報告された町ということで、コロナの“ホットスポット”としてテスト地に選ばれたという。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

群衆の中でくしゃみや咳をする人も検出可能

 専用センサーとコンピュータビジョンシステムによって、群衆の中でくしゃみや咳をした人を検出することができるドローンの技術は、190フィート(約58メートル)離れた場所からの感染状態を正確に検出し、社会的距離の取り組みを測定することを可能にする。

 ウェストポート警察の発表によると、このドローンは顔認識技術を使用せず、人々の私邸に飛ばされることもない。むしろ、人口内のパターン特定のために使用されるということだ。

 そして、収集されたデータの全ては安全に保護される。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

 2016年からドローンプログラムを実施している当局では、今回の特殊ドローンについての目的を、「最初の対応者を安全に保ちながら、広がりをよりよく追跡し、公共の場所の決定を行うこと」としている。

我々は、COVID-19(新型コロナウイルス)の拡散を緩和し、コミュニティを安全に保つ効果的な方法を模索しています。

この技術は、警察と一般市民の安全性を高めるだけでなく、ドローンを使用するという概念が人力をほとんどもしくは全く必要とせずに、最も遠隔地に到達するための頼りになるものであるということをより一層認識してもらえるきっかけになるでしょう。

特定の状況でベストな選択を行うために必要な意思決定をする質の高いデータを取得するのにも役立つのです。(ウェストポート警察)

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

ゆくゆくは病院などの医療施設でも配備

 「パンデミックドローン」の開発に携わった南オーストラリア大学の防衛科学技術委員長ジャバーン・チャール博士は、このように述べている。

過去、戦後や災害救助の際にヘリコプターを使用し、空からバイタルサインを拾って負傷者を発見していましたが、このドローンはそこからアイデアが生まれたのです。

私たちは、このテクノロジーが将来の救援遠征で使用されることを想像してきましたが、今日の日常生活で既に使用する必要があると考えなければならないのは、実に驚くべきことです。

 現時点ではテスト飛行段階のパンデミックドローンは、今後病院や介護施設などの医療施設にも配備し、出入りする人の感染率の確認に活用していく予定をしており、現在Draganfly社はできるだけ早く商品化のための流通と、サプライチェーンの確保に取り組んでいるということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 13件

コメントを書く

  1. 極端かなとも思うけどこれ位しないと無用の外出する人が後を絶たないでしょうね

    中国はその点これだけは評価出来るわ
    市街のモニターとかも尋常でない数有る様だし📹
    みんな大変だとは思うけどある程度終息するまで外出控えようぜ
    俺もゲームも飽きたんで観てないDVD消化してるわ

    • +2
  2. ドローンがいる事に気付いたら出かかったクシャミが引っ込みそう

    • 評価
  3. オービスでさえ銃で撃たれる社会だぞ。ドローンなんて良い的だろ

    • 評価
  4. 「密です!」て何度も鳴らしながら
    ずっとついて来る仕様なら面白い

    • +3
  5. フィフス・ウェイブより
    フィフス・エレメントの方が良いなぁ

    • 評価
  6. ドローンが、上を舞ってたら、じっと見上げてしまいそう。へぇーあれが社会的距離監視ドローンかと。そのうち慣れて気にしなくなってしまいそうだけど。社会的距離守って無なかったら警告音でもなるのかな?

    • 評価
  7. コロナを撒き散らして5Gや監視を自然なものにする、、、 仕組まれてる

    • 評価
  8. これ今のような状況だから許されるだけで、終息してもこれを続けたらディストピアと言われても仕方ない

    • +2
  9. 幸福は義務です。市民、あなたは幸福ですか?

    • +3
  10. 少しずつターミネーターの世界に近づいてるような

    • +1
    1. ※12
      ディストピアって大概、管理されすぎててやな感じな社会ってことでしょ?
      今回のコロナでも政府に外出禁止とかでコントロールしてもらいたい人たちが出たように、こういう災禍がたびたび起こると、管理社会の傾向が強まって、最終的にディストピアになるのかも…と思った。

      • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。