この画像を大きなサイズで見る頭足類類は知れば知るほど魅力的な生き物だ。非常に高い知能を備え、しかも食べて美味しいイカに、驚愕の能力が発見されたそうだ。
それは自分の遺伝情報を編集するというスーパースキルで、一つの種類のmRNAから複数の種類のタンパク質を作り出せるのだそうだ。これを利用すれば遺伝性の難病の治療にも役立つかもしれないという。
DNAの情報を伝える伝令RNA
私たちの体の設計図であるDNAの情報は、「伝令RNA(mRNA)」という分子によって読み取られている。細胞核の内部で情報を読み取ったmRNAは、短いメッセージを携えて外部へと送信される。こうして作り出すべきタンパク質の情報を細胞質に伝えるのだ。
一度、細胞核の外へ送信されてしまえば、基本的にmRNAが変更されるようなことはない。とは言っても、どの生物もある程度ならRNAを編集している。
人間の場合、このRNA編集の不具合は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった病気の原因になっている。またRNA編集は免疫系にも関連しているし、ミバエの研究からは、温度変化への反応を助けている可能性もあることが分かっている。
いずれにせよ、人間でもたった数百ヶ所程度のごく小規模な話だ。
この画像を大きなサイズで見る地球上でイカのみが細胞核外でRNA編集できる
しかし「アメリカケンサキイカ(学名 Doryteuthis pealeii)」というヤリイカの仲間は、このRNA編集をとんでもない規模でやってのける。人間なら数百ヶ所でなされるに過ぎないRNA編集を、このイカは6万以上の神経細胞で行っているのだ。
じつは、このこと自体はすでに知られていた。だが今回、ウッズホール海洋生物学研究所(アメリカ)をはじめとする研究グループが発見したのは、このRNA編集がイカの「軸索(神経繊維)」でも行われているということだ。
つまり細胞核の外側でもRNAが大量に編集されていたのだ。そんなことができる動物これまでにいなかった。地球上でできるのはイカのみということだ。
イカやタコなど、頭足類の賢さの秘訣か?
では、なぜイカはわざわざRNAを大量に編集するなどということを行っているのだろうか? はっきりしたことは分からない。
だが、研究グループによると、イカやタコはどれもRNA編集を利用しており、それによって神経系で作られるタンパク質を多様なものにしていると考えられるのだそうだ。イカやタコが無脊椎動物の中ではバツグンに賢いのも、これが理由の1つであるかもしれないという。
また、水温のような環境の変化に順応するメカニズムとも関連している可能性があるとのことだ。
この画像を大きなサイズで見るより安全な新しい遺伝子治療の可能性
RNAを編集するというイカのスーパースキルは、遺伝子治療の研究者にとっても興味深い話だ。
遺伝子治療と言うと、ゲノム編集技術「CRISPR」などを利用したDNA編集が思い浮かぶ。しかしDNAの変更は不可逆的なもので、変更された遺伝情報は恒久的に体に残り、その人から子へと受け継がれていく。
万が一、DNA編集治療によって欠陥が紛れ込んでしまうと、せっかくの治療がかえって仇となってしまう危険性もある。
ところがmRNAの場合、未使用のものはあっという間に劣化してしまうという特徴がある。たとえば治療で紛れ込んでしまった欠陥があっても、それが患者の体に永久に残ることはなく、すぐに消えてしまう。
「RNA編集は、DNA編集よりもずっと安全です。万が一、間違ってしまっても、RNAならひっくり返っていずれ消えてしまいます」と研究の中心人物ジョシュア・ローゼンタール氏は話す。
今回の研究だけでなく、RNA編集は現在盛んに研究されている分野だ。
たとえば、2018年には米国食品医薬品局が、RNA干渉を利用した「遺伝性ATTRアミロイドーシス」の治療を許可している。
この治療では、小さなRNAを患者の細胞に挿入し、もともとそこにあったmRNAと結合させて、その劣化を加速させる。こうすることで、病気の原因となっている神経を傷つけるタンパク質を阻害するのだ。
昨年などは、RNA編集関連論文が400本を超えるほどの流行ぶりだ。RNA編集で筋ジストロフィーなどの遺伝性疾患の治療を試みるスタートアップもすでに数社存在するそうだ。
この研究は『Nucleic Acids Research』(3月23日付)に掲載された。
追記(2020/03/28)本文を一部修正して再送します。
References:futurism / sciencealert./ written by hiroching / edited by parumo
















こいつらってやっぱエイリアンだよ……。
>>1
美味しいエイリアン送ってくれてありがとうと言いたい
※8
エイリアンが攻めてきて人類の危機になったけど、美味しいとわかった途端日本人が食料として狩りまくり撃退されたとかいうネタをどっかで見たような
※18
違う話だが、クトゥルフに宇宙的恐怖を感じて発狂したりするけど、日本人だとデカいイカだと思うので発狂し難いんんじゃないか?って言う話題を聞いた事ある
※30
外見がどうこうってのはあくまで恐怖のほんの一側面で、
根本的に人類の理解や想像の範疇を超えた存在であるが故の発狂だから
大して関係ないと思うよ
イカは宇宙人の放った惑星探査端末って説があるのもあながち馬鹿にできない超能力やんけ……
>>2
美味しく作ったのも人間の生活を間近に見て調べるためか
やるじゃん宇宙人
チェインバー「くたばれヒディアーズ」
養殖イカができるようになればこの特性でもっと美味に品種改良できるしれないってことね
意図的にやってるわけではないだろうけど、それでもすごい。
でも食べると美味しいよね
特にお祭りで美少女ちゃんと一緒に食べるイカ焼きは美味しいよね
ワシの事を、疎かにスルメぇぞ
>>7
イカさま!
イカ娘『本当にでゲソか?』
イカって節足類じゃなくて頭足類じゃない?
※10
類は友を呼んできた!
烏賊は水槽での飼育が難しいが少しずつ改善されて来ている。
いずれは品種改良が進み観賞用品種が作出されるようになると思う。
そのとき人類は別の知性と出会うのかもしれない。
イカって節足類じゃなくて頭足類だよね?修正した方がいいかも
もしかしてイカは自分で更に美味しくなることも出来るんじゃないか
無敵すぎる
タコの賢さは承知していたが、イカも劣らずすごいんだなぁ
イカって体の模様の変化や擬態が得意だけど、それを意図的に進化させてたらすごいな
イカしたイカじゃなイカ!
なんやそれ、イカだけズルない?
遺伝子編集ってのはちょっと違うよなぁ…びっくりしたわ
もう、なんなのこいつら。
実はイカだけではないんじゃないだろうか
虫の擬態とかも淘汰の結果だけとは思えないし
何かを見てそうなりたいと思った結果が遺伝子に変化を与えるのかも
自力で自分を進化させるか
「思いこそ力」を体現してる生物なのね
こりゃイカんな!
イカタコは調べれば調べるほどハイスペックな種族なのに寿命は短いのが潔いと思う
その技術転用で私の遺伝頭皮もワンチャン…
イルカが攻めてくるんではなくて
イカが攻めてくる未来も近いのかもしれないな…
>>27
スプラトゥーンの世界もあり得るわけか…
確か人類(というか哺乳類)が絶滅した世界だったよね
イカが人類を滅ぼしたわけじゃないけど
いかにもイカならありそうじゃなイカ
変身してはイカん!!
スゴイ!
すごい!んだけど………そこまでやれてもやっぱりイカはイカなんだよなぁ
人にとっては食料
遺伝子編集できると言っても、性転換できるとかの面白不思議スキルの範疇でしかない気が
長い年月そのスキルを持っていても、体を強靭に発達させたり文明を構築するレベルには至ってない訳だし
DNAの情報を元に必要なタンパク質を作り出しますが、直接作るのではなく、まずDNAからコードの一部を転写したmRNAが作られ、それがタンパク質に翻訳される。この基本的な流れをセントラルドグマと言いますね。
DNA→mRNA→タンパク質です。
イカの場合はDNA→mRNA→mRNA(編集)→タンパク質という事でしょうか。一つの種類のmRNAから複数の種類のタンパク質を生み出すというのは凄いと思います。
ですが、自身のDNAを書き換えているという話ではないですね。いつものカラパイアクオリティで安心しました。
これが美味しさの秘訣か。
抗体も倍体を使うんだったよね
あるいみ改変ではあると思う
2回読んだが結局なにができるのか分からなかった…
…まぁイッカ