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ホームレスの犬を無償で診察する獣医師(アメリカ)

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ホームレスの犬を無償で診療する獣医 image credit:Dr. Kwane Stewart/Facebook
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 国によって事情が異なるが、アメリカでは昨日まで普通の暮らしをしていた人が突如家を失い、ホームレスとなってしまうこともある。

 高額な医療費だったり、不況のあおりを受けたり、不運が重なったりと、どうにもならない事情を抱えてしまうのだ。アメリカのホームレスの数は公式な数字だけでも50万人以上にのぼると推定されている。

 中でもカリフォルニアはホームレスが多い州で、15万1278人の人々が路上生活をしていたことが去年の調査で判明しており、明日は我が身、いつ自分がホームレスになるかわからない状況にある。

 家も家族も失ったホームレスにとっての唯一の心の支えはペットだ。そんな彼らのペットを無償で治療する獣医が存在する。

Dr. Kwane Stewart: “The Street Vet”

ホームレスのペットを診察して回るストリート獣医

 2007年にアメリカを大不況が襲った時、獣医師のクウェイン・スチュワートさん(49歳)は「今こそ、困っている人々を助けるべきだ」と決意した。

 そして、2011年からカリフォルニア州のホームレスたちのペットを無償で診察するために、あちこちの地域を回るようになった。

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 スチュワートさんは、基本の餌や薬代を自身のポケットマネーから支払っている。しかし、複雑な症状を抱えていたり、病を患ったりして手術が必要なペットを抱えるホームレスたちもいる。

 そこで、スチュワートさんは4本足の患者が必要とする治療代や手術費用をカバーするためにクラウドファンディングサイト『GoFundMe』アカウントを設置し、善意の寄付を募りながら、日々全力でペットたちを救うべく奔走している。

 耳の感染症、アレルギー症状、ノミ治療、ワクチンなど軽い治療に至っては、約100ドル(約10500円)ほどの費用がかかるが、腫瘍の除去や抜歯、関節炎など深刻な症状の場合には1500ドル(約158000円)以上の費用になってしまう。

 そのため、人々からの善意の寄付が大きな支援となるのだ。

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より多くの獣医師を街に出し、より多くのペットを救うことを使命に

 現在、ウォルターさんというホームレスの飼犬ディンカーは、稀な症状の病を抱えていて、専門医による手術を必要としているそうだ。

 スチュワートさんは、ディンカーのために手術が実現するよう取り組んでいる最中だが、非常に高価な手順となることを認識している。

 それでも、スチュワートさんは諦めない。

 これまでの経験から、彼は多くのホームレスの人たちが抱える様々なストーリーや思いを身近に感じてきた。彼らの生きる姿を通して、希望や愛、思いやり、闘志を持ち続けて接することが何より大切だと学んだ。

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 ホームレスの人々は、貧しくてもペットをとても可愛がっている。孤独な生活の中、彼らにとっては傍に寄り添ってくれるペットが唯一無二の家族なのだ。

動物は、人を判断しないし裏切りません。無条件の愛を与えてくれますからね。(スチュワートさん)

 見知らぬ人たちの善意の寄付は順調に集まっていることにも、大きな感謝を示すスチュワートさん。

 寄付がより多く集まれば、他の獣医師もサポートとして街へ送り出すことができ、より多くのペットを救うことに繋がる。

 今日も、スチュワートさんは医療バッグを抱え、カリフォルニアの路上のペットたちを助けるために尽力していることだろう。彼の活動は、FacebookInstagramYouTubeからも見ることができる。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

  1. もうロック様で映画化してみんなで応援したいよ

    • +21
    1. ※1
      ※2
      お前らそのうちヴィン・ディーゼルにも似てるとか言い出すんだろ。

      • +3
      1. ※5
        ロックにもステイサムにも似てないけど
        ヴィン・ディーゼルにはにてると思うよ

        • +3
  2. >動物は、人を判断しないし裏切りません

    いや結構人を判断しとると思うぞ
    人を見て甘えてきたりナメてかかられたり
    彼らはこちらが想像する以上に良くも悪くも賢い
    裏切りという概念など知らなくてもあっさり人間の期待の斜め上を行く

    • +8
  3. かっこいい…
    仕事を広大に活かしてるね、
    自分には何が出来るかを模索してみます。

    • +9
  4. なんなら普通の、家のある人達よりもずっと切実に家族なのかもしれないね

    • +10
  5. 素晴らしい活動だけど、そこまでするならホームレスを社会復帰させたらええんちゃう?

    • -13
    1. ※8
      そいういう活動をしている団体はいっぱいあるでしょ。でもなかなかそうもいかないので、今この状況で自分ができることをしている人がいる、と言うお話。

      • +7
    2. 国境なき医師団なんかもそうだけど
      この手のが有るからこそ、ポイ捨てや国民を無視した政策などやるんだよなぁ…
      まぁ捨てられた犬や貧困層が悪いわけじゃないからあれだけどさ
      そもそも、民主主義ってのは金がある奴がない奴に施しをしてゆくシステムだからね
      金がある獣医や国民が施せばよい
      金がない奴が可哀そうだからと言って身を削ってやる行為ではないね(それはただの偽善である)
      米8
      いう事はごもっとも
      ただし、獣医に人(ホームレス)の社会復帰を促すなんて無理でしょ
      適材適所で他の奴(相応の技術を保持している人)がやればよい

      • -2
  6. 良い人だぁ~

    引越すからとか、旅行へ行くからとか、病気になったからとかで捨てる人より
    よっぽどホームレスの人の方が大事にしてると思う。

    • +5
  7. ドウェインジョンソンみたいな雰囲気あるな

    • 評価
  8. 素晴らしいけど、抜歯はちょっと高くないかなぁ
    うちの猫は先月皮下の良性腫瘍の切除と抜歯1本の手術をしたけど、12000円ぐらいで済んだよ
    1週間分の抗生剤も含めて、ね
    その辺の料金は先生次第でどうにでもなると思うんだけど

    • 評価
  9. 獣医師のクウェイン・スチュワートさん
    あなたは英雄です。

    • 評価

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