この画像を大きなサイズで見る大気中に含まれる二酸化炭素の増加は、海洋の酸性化も進めている。そしてこのほど、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究グループによって、太平洋の酸性化により、アメリカイチョウガニの殻が侵食されていることが明らかにされた。
こんなにも早くカニに影響が出るとは誰も予測していなかったようで、将来の海産物の確保や海洋生物全般の健康へ向けて鳴らされた警鐘ととらえられる状況となっている。
カニですら深刻な影響を受けているのだとすれば、食物連鎖の中の他の生物たちも、何らかの影響を受けている可能性が濃厚となってきた。
炭酸イオンの不足がカニの殻を弱くする
「すでにカニに影響が出ているというのなら、手遅れになる前に食物連鎖の各要素に注意を向けさせるよう手はずを整える必要が大いにあります。」と、研究グループのニナ・ベドナーセク博士は語る。
北アメリカ西海岸に生息するアメリカイチョウガニ(学名 Cancer magister)は、重要な食用種で、年間200億円を超える水揚げ量があると推定される。
この画像を大きなサイズで見る今回の調査では、海水の酸性化が進んだせいでカニの殻がもろくなり、欠けてしまっていることが判明した。
海洋酸性化は、二酸化炭素が海水に吸収されてpHが低下することで起き、これが連鎖的な化学反応の引き金となる。その帰結として、水素イオンが増え、炭酸イオンが減る。
サンゴや他の甲殻類と同様に、アメリカイチョウガニもまた炭酸イオンを利用して頑丈な殻を作っている。その材料が不足すれば適切に殻を育てることができず、外敵への抵抗力も弱くなる。
カニの殻の形成異常や発達の遅れ
産業革命以降、世界の海の平均pHは8.2から8.1へ低下し、酸性度は26パーセント上昇した。
調査で捕獲されたアメリカイチョウガニの殻には、傷やへりの異常といった、カニの泳ぐ力や浮揚する力を低下させるはっきりとした跡が確認された。
そうした殻にダメージのあるカニの多くには、通常よりも小さく、成長が遅れているらしき兆候も見られた。
酸性化がカニの「幼生」の機械的受容器を不安定にしており、重要な感覚機能や運動機能の欠損につながるリスクを生じさせているようだ。
この画像を大きなサイズで見る予想以上に速く広まる海洋の食物連鎖全体への影響
以前、海洋酸性化が西海岸の翼足類の生息数に影響を与えているという報告があった。これらはアメリカイチョウガニの主食であって、海洋の食物連鎖全体が重大な影響を受けているであろうことを示唆するものだ。
だが、こうした調査結果は意外ではない。意外だったのは、そうした影響が数年後ではなく、現時点ですでに確認されてしまったということだ。
研究グループは今後さらに調査を進め、アメリカイチョウガニをはじめとする海洋生物が海洋酸性化にどのように対応するのか予測したいとのことだ。
この研究は『Science of the Total Environment』(1月22日付)に掲載された。
追記(2020/02/05)本文とタイトルを一部修正して再送します。
References:noaa. / zmescience/ written by hiroching / edited by parumo














カニの甲羅が溶けるということは将来的に生物の骨もやばいかも
胡散臭いなぁw
甲羅の形状が変化するほど酸性度が強ければ、
エラなんて真っ先にやられて魚なんか生きていられないんですけどw
体の内側からどんどん殻を生成すればいいんじゃないかな
化学物質による遺伝子異常とかもありそうだけどその辺は流石に調べてあるよね
大昔にも大規模な温暖化や海の酸性化は自然に起こっているらしい。
今の状況も人間のせいなのか、自然な現象なのかはハッキリとは分からないらしいし。
いずれは起こる自然な現象を人間が後押ししてる形なのかな?
>>5
今は単純に人間が多すぎるだけでしょう
産業革命後、人間が爆発的に増えてるんだから
勘違いしないように書いておく
酸性化によって溶けているのではなく、酸性化によって殻の材料の炭酸イオンが枯渇しているだけ
※16
いや、上の>>6の話によるならば
空気の成分が変わったことによって、人間の髪を生成する成分が減って
結果的に髪の毛が薄くなりましたみたいなもんじゃないの
>>20
また髪の話してる…
これ公表する場所まで車で行ってると考えると笑っちゃうね
>>7
それは屁理屈
表層水の二酸化炭素の濃度の上昇は、大気中の濃度が上がれば化学平衡で比例して上昇するのはわかるんだけれど、カニが生活している海底でも溶解した二酸化炭素濃度の上昇が維持されているとしたら、海水温の低下かなんかあって炭酸塩補償深度が上昇しているって話になるんやろか。
環境の変化に対する適応じゃないかな
例えば、海流の強さ弱さでサザエの殻の突起があったりなかったりするように、カニのいる環境が変化したことで棘や殻の厚みに変化が起きたとも考えられるよね
一瞬カニの殻が柔らかくなったら食べやすいな って考えてすまん
※11
それだけならいいんだけど、問題はもとから殻ごと食べられる幼体なんだよね。幼体が殻作れない環境になれば一世代で絶滅もありうる
取り敢えず海水だけ引っ張ってきて陸上で養殖してみたらどうや?
海水の成分の話なら同じ結果になるやろ。
もっと待てばカニの殻を気にせず食べやすくなるね
>>14
食えないカニに変化するとは考えないのかw
陸上生物で例えると、大気が酸性化して皮膚が化学やけどを起こすみたいなものか。。。それより先に呼吸器に重大なダメージが出て生存できないだろう。カニだって、呼吸器なり消化器に致命的な障害が先にでるだろう。エセ科学記事みたいね。自然保護の権利で一儲けをたくらむ団体の戦略的デマと推察する。
※16
水生生物に安全なpH値は6.8~8.5の範囲。
上記の変動や気象庁のデータ「表面海水中のpHの長期変化傾向(北西太平洋)」を見ても8を下回ることは少なく、直接生物の生命を脅かすような酸性度ではない。少なくとも弱塩基性は維持しているし、細胞がダメージを受けるほどのpHなら4あたり(酢酸程度)まで上がってしまう。
ttps://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/shindan/a_3/pHtrend/pH-trend.html
生活は普通に可能でも成長を阻害するため、結果生息数の減少を招き、生態系に悪影響を及ぼすということ。人間で言えば特定の栄養素が不足すると関連する機能に障害が出るようなものです。
酸性度上昇から火傷を連想したと思うが、少し調べればpHと水生生物に関する記述は出てくる。エセ科学だデマだと切り捨てるなら、せめて元となる知識ぐらいは学習してからにしませんかね。
※16
最終的に毎回同じ答えだな(´・ω・`)
海はいずれクラゲとプラッチックが浮かぶだけになるという予測も。
あとは何もいない。
上の人も書いてるけど、材料である炭酸カルシウムが海の酸性化により少なくなって、殻を生成しにくくなってるって話では?海水が表面に触れて溶けてるとかって話ではないと思う。
つまり、ソフトシェルクラブが食べ放題と?!(違)
ライターが記事へのコメントを書いたりするなら、名前のところは記名すべきだと思うんだ
そうすると書き込みの返信とかにも「ああ、納得!!」ってなるよ
※26 ライターはコメントしないよ。カラパイアのコメント欄に関してに書いてあった。
>>26
そやね🤔
ソフトシェルクラブじゃん!やったぜ!
と思ったら深刻だったわ
ウスウスマンジュウガニ
たしカニ酸性化を食い止めなければ、カニ達の将来は明るいものではない。いカニ対策を練るかがカギ。酸性化対策クラブの発足を。
あと髪のお話はやめてクレヨン。
ダンジネスクラブ、一昨年シアトルで食べました。
最高うまかった。
あの味を維持するためなら、環境に気を配るのは良いこと!
NHKで見たけど脱皮中の殻の柔らかくなったカニは他の海生物、ヒトデとかに食べられまくっていた。殻が柔らかいと人間の分まで残らないかも
産業革命以前のカニの甲羅の強度を知ってる人がいるって事だよなぁ。
※39
産業革命頃の標本なら実物あるんちゃうかな。
甲殻類や貝類は温湿度管理さえできてればダメになる心配なさそうだし。
地球史上最悪の大絶滅はP/T境界(ペルム紀-三畳紀)だと思うけど、原因はスーパープルームによる大気と海水の酸性化、海水温上昇と低酸素化だったという説。ソレと同じことを人類がリアルタイムで行ってるのでなければいいんだが。ハイドレート層が崩壊した場合、メタンの温室効果は炭酸ガスの比じゃないしね。
>将来的に生物の骨もやばいかも
南蛮漬けよろしく美味しく食べられるようになる
平均のGH、KHの推移も知っておきたいですね。
ソースにはあるのかな。
これ食用なんだ・・・手足小さいのに
外人さんもカニみそ食うんかな?