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地球外生命体は発光しており、その命を宿している惑星はキラキラと輝いているかもしれない(米研究)

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(著) (編集)

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Image by PhotoVision from Pixabay
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 地球外生命体は赤や青や緑に発光しているかもしれない。なぜなら降り注ぐ紫外線から身を守る必要があるからだ。

 新しい研究によると、地球外生命体を発見するならば、発光している惑星こそが探し求めるべきものなのかもしれないそうだ。

生命が存在可能な太陽系外惑星の特徴

 これまでに発見された生命が住めるかもしれない太陽系外惑星の多くは、赤色矮星を公転している。

 赤色矮星とは、この銀河では一番ありふれた恒星で、宇宙では最も小さくかつ最も温度が低いグループに属している。

 そのためにプロキシマ・ケンタウリトラピスト1は、地球外生命体捜索の最前線となっている。

 だが、仮にここに生命が存在するのだとしても大きな問題がある。

 それは赤色矮星がよくフレアを放出するということだ。これは爆発的な紫外線の放射で、周囲にいる生命にとっては有害なものだ。

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Image by Waldkunst from Pixabay

紫外線から身を守る為、生命体が生体発光している可能性を示唆

 「今見つかっている潜在的に居住可能な惑星の多くは、非常に紫外線の多い世界である可能性が濃厚です」と米コーネル天体物理学・惑星科学センターのジャック・オマリ=ジェームズ氏は話す。

 だからこそ、彼は赤色矮星を公転する惑星に生息しているかもしれない生命が、高レベルの紫外線に対処する方法を考案しようとしてきた。

 地球上の生命は、さまざまな方法で紫外線から身を守っている。

 地下に潜ったり、水中に潜ったり、あるいは色素で日光を防いだりといった方法があるが、ほかにも紫外線から身を守りつつ、やたらと目立ってしまうやり方がある。生体発光(生物発光)だ。

 たとえばサンゴの中には光ることで紫外線から身を守っている種がある。

 その細胞に含まれているタンパク質や色素は、紫外線にさらされると光子からエネルギーを吸収し、長く安全な波長に変えてしまう。すると目に見えなかったはずの紫外線が緑の可視光に転換される。

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Image by BWFolsom/iStock

地球外の生体発光は検出可能

 オマリ=ジェームズ氏らは、サンゴの色素とタンパク質が作り出す生体発光を分析し、これをもとに赤色矮星をまわる惑星で暮らす生物が放っていると思われる光をモデル化した。

 そして、雲の存在など、さまざまな要素を考慮しつつ分析を進めると、雲がなく、表面を生体発光する生命によって覆われている惑星ならば、一時的に明るさが変化する可能性があり、それを検出できるだろうことが判明した。

 都合のいいことに、赤色矮星は太陽ほど明るくないために、そうした生命の光を隠したりはしないだろうとも推測される。

次世代望遠鏡が地球外生命体の発見を担う

 ただし、「惑星の生体発光を検出するには、その大部分が光る生命によって覆われている必要があるでしょう」とオマリ=ジェームズ氏は説明する。

 しかも、仮に表面が数センチごとにそうした生命によって覆われた惑星があったとしても、現時点ではその光を検出できるほど強力な望遠鏡は存在しないそうだ。

 だが「欧州超巨大望遠鏡」のような次世代の望遠鏡であれば、それを検出できると期待できる。

 それとて、針先のような微かな光にしか映らないのだが、これを解析して色の成分を割り出せるかもしれない。

 もし地球外生命体がたとえば緑色に光るのならば、フレアが増大したタイミングで、惑星が放つ緑の光は増えるだろう――それが生命のサインになる。

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Image by prettysleepy1 from Pixabay

強い生体発光をする生命体なら地球から観測可能

 それでも、そうした生命には「非常に明るく」輝いてもらわねばならない。

 現在、地球上にオマリ=ジェームズ氏が期待するほど明るく輝く生命は存在しない。だが、それは地球に降り注ぐ紫外線がそこまで強くないからだ。

 したがって赤色矮星の周囲の惑星のような、もっと紫外線のレベルが高い環境で長い時間をかけて進化を遂げれば、地球からでも観測できるような強い光を放ってくれるかもしれない。

 今後のステップとして、生体発光する生物に強い紫外線を照射して、期待されるレベルの光を放つよう進化するかどうかを確かめる研究が考えられるそうだ。そして実際そのように進化するならば、そのときこそ宇宙で生命の光を探すチャンス到来だ。

 想像してみてほしい。宇宙のどこかに浮かんでいる、生命の光でキラキラと輝く惑星の姿を。

 この研究は『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』(8月13日付)に掲載された。

References:Fluorescent glow may reveal hidden life in the cosmos — ScienceDaily/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

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  1. 頭皮が光るようになったのも紫外線から身を守る為なんだな( ;∀;)

      
      
      

    • +12
    1. >>2
      一説によると
      ハゲは目立ちやすい→獲物や肉食獣に見つかりやすい→でもハゲのまま大人になれたのは有能だからかっこいい
      みたいないわゆるクジャクの雄の羽みたいな性的魅力として扱われていたから淘汰されずに今も残っている…のでワンチャンある…はず。

      • 評価
      1. ※21
        可哀そうな言い方だけど多分ない

        • 評価
  2. 銀河鉄道999の「ホタルの街」を思い出す
    「ホタルの街」のエピソードでは、その星の人は体のどの部分が光るかの良し悪しで、その人が美しいか醜いかの評価が決まる世界だった

    • +6
  3. 映画コクーンは未来の真実を描写してたのか!?

    • +2
    1. ※5
      異星からやってきて、屁をこく~ん?

      • -2
    2. ※5
      あれは光る宇宙人云々よりも 年寄りが元気になるとろくなことが無いという寓話かなと そっちの真実を描写してるんだと
      後のバイアグラ騒動をみてそう思いました

      • 評価
  4. ステラリスっていう銀河を舞台にしたゲームをやってる俺にはたまらない記事だ
    探索してると発光生命体で惑星全体が青く光ってるきれいな星とかが見つかる。ロマンある話は素晴らしいね

    • +2
  5. ちょっと仮定に仮定を重ねすぎた説に思える。
    「惑星の生体発光を検出するには、その大部分が光る生命によって覆われている必要があるでしょう」という時点で無理があるのでは?
    地球を見ても生存に不向きな土地があるし、地表全てが同一の生命体で覆われたりしていないでしょ。

    • -1
    1. >>7
      惑星の発光ではなく、惑星の生体発光、だからでは。
      単純に、めっちゃ沢山いないとそもそも見つけらんないって意味じゃ?

      • +1
  6. 赤色矮星のハビタブルゾーンにいる惑星って月みたいに公転周期と自転周期が同じと目されてよね。周期的に太陽表面を横切ってわずかに暗くなる事によって惑星の有無が分かるんだと思っていたが…。惑星の夜側に、フレアから身を守る必要のある生物?

    • 評価
  7. アホなこと言ってないで宿題やりなさい!

    • 評価
    1. >>11
      M78星雲光の星はエメラルド色に輝く構造物出てきている的な最近の描写があるし、ウルトラマンの別名は光の巨人だし
      これはもしかするともしかして円谷英二は本当に金星人で竜ヶ森湖畔で銀色の宇宙人に出会って“ウルトラの星”を貰っていたんじゃ?!
      …今週末は「ウルトラの星」、見直してみるか

      • +2
  8. 惑星は暗すぎて見えないというのは先入観だったのか。主星の活動とシンクロして輝く惑星・・・とても素敵だね。

    • +2
  9. 地球にもいたぞ。
    蛍、ホタルイカ、発光虫・・・こ、こいつら、宇宙人だったのか。

    • +1
  10. 「大部分が水で構成された生命で満たされた星があるかもしれない」
    とか宇宙のどこかで議論されてるかもねw

    • +3
    1. >>15
      宇宙人A「体がケイ素じゃい生物がいるらしい」
      宇宙人B「体の中に鉄とか流れてるらしいぞ」
      宇宙人AB「宇宙ヤバいw」

      • +3
  11. これもあるかも知れない一方で紫外線から身を護る必要の無い生命体も居るかも知れない
    想像なら可能性は無限大

    • +1
  12. まあ、前提見た限りじゃ宇宙”人”は無理やろな
    人類レベルで惑星上に君臨してる知的生命体が星を覆うほどそこにいられるかと言われると、それちょっと無理じゃない?って話で。ただ生物を探し出すという部分ではすごく有用なアプローチなんで無かろうか

    • 評価
  13. ジャカルタの天使だっけ。あれめっちゃ体光ってたよね。作り物だとは思うけど。

    • 評価
  14. とはいえ、この条件じゃフレアに耐えるだけの生体構造にエネルギーもっていかれすぎて「惑星を覆うコケ」くらいが限度だろうし…

    • 評価
  15. いろんな可能性があるっていいね。
    この間は古いタイプの光合成を行う植物が紫だから(他の色を吸収するから)その色の波長を持つ惑星を探せってやってた。
    個人的には低温のタイタンに脂肪ベースの生物が居る可能性が高いと思っている。
    あとエンケラドスとエウロパの海も硫黄代謝の生物群。

    • 評価
  16. 地球上でもっとも光を出してるのは人間でしょ。同じ手法で文明を探した方がまだ確率高そう。

    • -1
  17. グラムでグリッターなスターマンがいっぱいいる所を想像したよ

    • 評価
  18. 生物の構造とか進化とはまた違う話だが
    人類も発光しまくってるしな、可視光に限らず

    • 評価
  19. とりあえず隣の恒星系の惑星の数ぐらい判明させて欲しい。そしたら天の川銀河の数千億分の1ぐらいの星の数が分かったことになるし…

    • 評価
  20. なぁ?グリッタちゃん。なんで、そうキラキラしてるんだ?

    • 評価
  21. 中学生の頃に同級生3人と40mの至近距離から目撃した後に飛び去って行った2機のUFOも青く発光していた。まんざらジョークじゃ無い

    • 評価
  22. 宇宙船は、人間が絶対に見れない角度なら見える!

    • 評価

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