メインコンテンツにスキップ

これまでで最も精細な人間の脳のスキャン映像。MRIで100時間かけて撮影

記事の本文にスキップ

29件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 これまで撮影された中で、最も精細な人の脳全体の3Dスキャン映像が公開された。

 これは、0.1ミリよりも小さな物体ですら捉えられる高性能MRIで100時間かけて撮影されたもの。扁桃体のような脳の構造を鮮烈なまでの緻密さで確認することができる。

100 MICRON MRI OF THE HUMAN BRAIN – SAGITTAL

58歳女性の正常な脳

 脳はウイルス性肺炎で亡くなった58歳の女性から献体された。脳自体は健康で、およそ3年間ほど保存されていた。

 脳は気泡が逃げられるように設計されたウレタン製の特性球状ケースに収められ、「7テスラ(7T)」という強力なMRI装置でほぼ5日間かけてスキャンが実施された。

 強力な7テスラでこれだけの時間をかけて撮影しても、はっきりと画像が写っているということは、その間、振動で震えたりすることなく脳がきちんと保持されていたということだ。

この画像を大きなサイズで見る

死んだ脳ならではの高画質

 今のところ、これだけ緻密な画像を生きた人間を使って撮影することはできない。

 生身の人間には100時間もの撮影など耐えられないし、仮に耐えられたとしても、呼吸や鼓動のおかげでわずかでも動けば、画像はブレてしまう。

 それでも今回の撮影のおかげで、7テスラでできることとできないことが少しははっきりしたようだ。

この画像を大きなサイズで見る

脳のさらなる理解へ向けて

 2017年、初めて食品医薬品局から臨床での使用許可が下りた強力なMRI装置、7テスラだが、大きな病院では今後使用例が増えていくことだろう。

 これほど精密な画像であれば、これまでは見えなかった昏睡のような疾病やうつ病のような精神疾患を引き起こす脳の異常を、ピンポイントで特定することができるかもしれない。

 人の脳の解剖学的な理解を大きく促進してくれる可能性を秘めているのだ。

References:MRI captures the most detailed view yet of a whole human brain/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. 「どうなの?なにか見えた?」

    「・・・・・ 一匹いるぜ」

    • 評価
  2. 急にマモーの宇宙空間で吹っ飛んだあのシーン思い出した

    • +2
  3. こういうのって被爆について徹底的に調査されているのか?
    極力撮らせたくないようにしている

    • -43
      1. ※6
        放射線被ばくじゃなくてさ、轟音に曝露されるから、音を被曝ともいえるかも。
        ま、普通被曝といえば放射線にだけどね

        • -7
    1. ※5
      MRIはCTと違って磁気の共鳴を利用したスキャンなので被曝はありませんよ。

      • +25
      1. ※7
        放射能被曝は無くてもあの轟音と振動が身体にダメージ与えているように思うのだが

        • -3
    2. ※5
      少なくともMRIは放射線使ってないから100時間入ってたところで被曝しないよ
      安心して脳の写真撮ってね

      • +15
    3. ※5
      放射脳もほどほどにな
      せめてちゃんと仕組みを調べてから発言したほうが恥かかなくて済むよ

      • +5
    4. ※5
      貴方はまるで火に怯える獣の様だ。科学は世代を超えて進歩するが、人間そのものは変わらないのだな。森に帰って静かに暮らすと良い。知識や技術を扱える人々は、きっと空(宇宙)を目指すから。

      • +6
    5. ※5
      放射線被爆はないけど、磁界曝露はあるよ。
      この機械は7テスラだから普通のMRI(2テスラくらい)の数倍。
      この中に生身の人間が入ると、神経が刺激されて五感に誤情報が認知ほどの強さとか。
      ただ、一時的な症状はあっても持続的な後遺症はない(という事になってる)らしい。

      • +9
  4. 100時間も工事現場の騒音やエレキギターの音を延々と聞かされ続けたら、さすがに頭がおかしくなる
    20分程度でもキツイのに

    • +4
  5. かっぺのあたまは空っぽ
    千葉ニュー住民だよ、ど人の巣

    • -12
  6. びっくりした。100時間耐久したのかと思ったら亡くなった人のか
    やっぱり生きてる脳のも見たいねえ

    • +14
  7. 生体でも植物人間なら何時間かけても問題なさそうだが脳自体が正常ではないか

    • -2
    1. >>14
      床ずれなどあるから無理。痛い。
      植物人間といっても、思考があるんだよ。何も外に出さないだけで。

      • +6
  8. 脳みそって言えばハカイダー ターくん サイモン教授 マモー デルザー大首領…まだまだいると思うが浮かばない

    • 評価
    1. ※16
      「ターくん」。こりゃまた懐かしい。

      っつても、知らない人の方が多いんだろうけど。
      しかし、あの外見で「リス」とか言ってるのが、なんともね。

      あと、「宇宙水爆戦」という昔のSF映画にも、脳みそクリーチャーが出てますね。
      それと、「マーズアタック」の火星人も「脳みそ」を前面に出してるし。

      • +2
  9. MSの経過観察で昨日もMRIを受けてきたけど機械の中はこの季節はひんやりしててよく眠れる

    • +3
  10. >仮に耐えられたとしても、呼吸や鼓動のおかげでわずかでも動けば、画像はブレてしまう。
    文章をよく読んでからコメントしようね

    次は鬱病や自閉症なんかの精神疾患抱えていた人の脳を調べられたらいいね
    iPS細胞とか遺伝子工学とか最先端の研究ばっかり注目されがちだけど、こういうベーシック?クラシック?な解剖学とかもやっぱり大事だよ

    • +2
  11. 磁気だって物理的にはガンマ線と同じ。
    強力なのを浴びたら脳がチンしてしまうかもしれない?

    光だって物理的にはガンマ線と同じ。
    ガクブルして膝を抱えて暗い部屋に閉じこもろう。

    • -8
  12. 核磁気共鳴だからNMRと呼べばよいのに、放射脳の発想でNuclearという単語を削除した愚かな呼び方だよな。MRIってのは。

    • 評価
  13. 高齢とは言えない年齢で肺炎で亡くなった事の方が気になってしまった。

    • -1
  14. むかし志願した死刑囚の全身をスライスして
    撮影してデータ化したものがあったような気がする
    あらゆる方向からのスライス映像を再現できる
    みたいなやつ

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。