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人は、例え噂話とわかっていても、その話に強く影響されてしまう(ドイツ研究)

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(著) (編集)

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 毎日のように世間をざわつかせている様々なニュース。その中には憶測だけでつづられた、興味本位のうわさ話(ゴシップ)も多く存在している。

 スマホからいつでも手軽にネットを見ることができる現代、SNSやネットニュースにはゴシップはが溢れている。

 ゴシップ記事は「噂によると・・・」、「どうも~らしい」など、曖昧なニュアンスで書かれていることが多いが、例えどんなに確実ではないことを強調した記事であっても、人はそれに強く影響を受けてしまうことがドイツの研究から明らかになった。

 一度でも悪い噂が立ってしまうと、例えそれが事実でなくても、その人物に対する評価が下がってしまうのだという。

うわさ話から人物評をしてもらう実験

 ドイツ人56名が参加した実験では、被験者に見知らぬ人物の顔写真を見せ、その人物に関する情報を断定的な形(例:彼は部下をいじめていた)、あるいはあくまで噂話(例:どうも彼は部下をいじめていたらしい)として口頭で伝えた。

 その後、被験者にその人物について評価してもらい、その間の脳波をEEGで測定した。

 すると「遅い陽性波形(Late Positive Potential:LLP)」と「早い陰性波形(Early Posterior Negativity:EPN)」という、感情処理に関連する指標である、2つの興味深い波形が確認された。

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人が人を判断するとき、感情バイアスに左右される

 このことが意味しているのは、信憑性に乏しい証拠に基づいているのだと分かっていたとしても、人の判断は強い感情に左右されてしまう傾向にあるということだ。

 これは不確かな噂話をする際は注意が必要であるということを示している。

 話を伝えるときに「噂によると」とか「どうも~らしい」とか、その情報がそれほど確かではないというニュアンスを出したとしても、その部分はスルーされ、頭ではわかっていてもあたかも事実のように受け止めてしまうのである。

 例えば誰かに他愛のない噂話を話したとしよう。相手は意外と信じ込んでしまっているのかもしれないのだ。

 さらには答え探しのように、「そういえばこんなことがあった」と、その情報を信じるのに都合のいい証拠ばかりを集めてしまう。

 噂話の犠牲者になるのは有名人が多いが、今はネット社会。個人でもSNSで悪い噂をたてられたら信じ込まれてしまうこともあるので注意が必要だ。

・ネットトラブル。あなたの心をむしばむ誹謗中傷に対処する8つのヒント : カラパイア

 この研究は 学術誌『Emotion』に掲載された。

References:Study: People are strongly influenced by gossip even when it is explicitly untrustworthy/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 27件

コメントを書く

  1. 注意など無駄だ
    悪い噂を立てられないようにする術はこの世に存在しない

    • +9
  2. この心理を逆に利用して
    「○○くんは、あなたのこと好きらしいよ」
    と伝えられた人は〇〇くんに好意的になる

    好きな人がいたら第三者に伝えてもらおう

    • +11
  3. その道の専門家がシステマチックに解説している本の内容より#有益なことを呟こう 的なタグが付いてる書き込みの方を信じちゃう事ってあるよな。

    • +8
  4. 「良い噂」でも同じ事が起きるんだろうか・・?
    「悪い噂」の方が広がりやすい気がする・・。

    • +9
    1. ※6
      人間はネガティブな話題の方に感受性が強い&他人の不正を発見する時は頭の回転が速くなる、という知見ならあるぞ。

      • +11
    2. ※6
      「良い噂」「悪い噂」という分け方がまず間違ってる
      実際には
      (自分にとって)「都合の良い噂」か「悪い噂」のどちらか

      他人の不幸は自分にとっての利益につながる(他者が下がればその分自分が上がる)から、
      「悪い噂」に需要が有るという仕組み。
      対象にとっては悪い噂だろうが自分にとっては良い噂ってね

      • +7
    3. ※6
      だいたい千年くらい昔の中国の言葉に「好事門を出でず、悪事千里を行く」(善い行いの話は家の門を出る事さえないが、悪い行いについては千里も離れた場所まで届く)、という言葉があるな。
      ま、いい奴の善い行いより、悪い奴の悪い行いのほうが、周辺への脅威度が高いのだから、そういうもんだろ。

      • +1
  5. これと似た事があるんだけど
    たまに話す知り合い程度のAさんがいて
    自分ではAさんを好きでも嫌いでも無いんだけど
    BさんがAさんの悪口を言ってきた。
    するとAさんと会ってるとだんだんAさんが苦手な存在になってくる。
    自分でも不思議なんだけどこういった事がたまにあって困る。

    • +5
    1. ※7
      自分はその例ではBさんが苦手になってくる。
      そして苦手な人がどんどん増えていって困る。

      • +14
  6. 人は違う人から三回同じ内容の話を聞かされると信じてしまうんじゃなかったっけ。真相を調べない人が噂を拡散することでデマが生まれる

    • +9
  7. 映画やドラマの役柄とわかっていても演じた本人まで悪人と思われて叩かれてしまうとかね

    • +12
  8. これに関してもう一つ面倒なことは、うわさに乗せられた人って、自分が信じ込んだことを修正しようとしなくなる場合があることだな。

    人間は「自分は正しい」「自分のことは自分でコントロールできる」って思いたい強い欲求があるから、自分が根も葉もないうわさに良いように動かされたという事実を受け入れるのは非常に強いストレスになる。
    その場合、自分が乗せられた根も葉もないうわさをより一層信じ込んで、周りを巻き込み「みんな言ってる」(世間的には正しい)ことにしようと、事態をより悪化させることがある。

    • +19
    1. ※11
      他国の庭先でゴソゴソそして、見つかり追っ払おうとロックオンした揚句抗議され、逆ぎれし脅威飛行したと言い始めたあほな国がありますよね、その国のメディアもそれに乗ると言う。

      • -4
  9. 昔、誤解で自分に対するいい噂(学歴系)が広まって、否定しまくってるけど信じてもらえない…
    自分の責任じゃないけど、がっかりされるのも辛いから、もうそれを真実にする方向に進もうかと思ってる。

    • +5
    1. ※12
      なんかいいね。あなたはポジティブな人だ。
      ぜひ頑張って、嘘から出たまことにしてください。

      • +3
  10. 人間が社会に属する動物のうちは、こういうのはなくならないだろうね
    サイコパスではな証明みたいなもんだから、仕方ない

    • 評価
  11. そういった幻想から抜け出すには

    「自分で調べて事実を確かめる」

    他に無い。とっとと明らかにしてスッキリさせるに限る。
    情報の取捨選択を受動的に人任せにしてる人間の主体性の無さ
    とう事ですわな

    • +5
  12. 海外でもやっぱり女性の方が噂話に流されやすいのかな

    • -3
  13. 陰口とか怪文書って、そのメカニズムを分かってやってるよね。その人物の評価を下げるために、「 ~らしいよ、」という言い方をして拡散させるという。

    • +8
  14. 80年前、ヨーゼフ:ゲッペルスと言うドイツ人が、そう言う技術を駆使して国民を戦争に駆り立てたことがあったみたいだね、最後はチョビ髭のオーストリア人と一緒に破滅したんだけどね。

    • +3
  15. ひどい話だ、嘘でもなんでもいったもの勝ちなのだ
    勝手に変な噂を流されて、風評被害にあり
    自分に非はなくても訂正しなければならず、
    しかも信じられないのだ

    • +5
    1. ※21
      ネット上ではどうか知らないが、経験則によれば実社会では噂好きやゴシップ好きは敬遠される傾向が強いと感じるな。
      これは善悪の問題ではなく、秘密を守れない者は信用できないからだ。
      みんな表面的にはニコニコ話を聞いているだろうが、それが嘘つきともなれば評価は致命的なものとなる。

      • +7
  16. 古代ギリシャだと、悪意ある噂は呪の範疇だったって聞いた。で、解呪法は『信頼できる友人に話し、一緒に笑い話にする』。
    あまりに悪質なのは証拠とって弁護士その他プロへ依頼するコースだけど、身近によくあるレベルのものは古代人の知恵を借りてもいいんじゃないだろうか。
    笑い話は悪い噂より早く広まるし、広まる途中でデマ拡散に協力した人に軽くダメージも入るし。何より悪意にさらさられた人の精神安定に有効じゃないかな。

    • +4
  17. 「火のないところに煙は立たぬ」
    ってこういう感覚から生まれた言葉なんだね。
    実際には根も葉もない噂もたくさんあるんだけど。

    • +4
  18. 人の潜在意識は言葉の正否や善悪などを判別できず、何もかもを文字通りに受け入れる性質がある。
    「呪」とはそれを意図するしないに関わらずこの原理に基づいて仕掛けられまた発動するものであることは、まあその筋の人には常識の範疇らしい。
    そういう意味では何を今さら、感が無きにしもあらずだけど。

    • 評価
  19. 直近だとフィフィ氏の蓮舫議員にたいする中傷か
    「あいつならやりかねない」で真偽を確かめない人間のほうが多いって、こういう仕組みだったんだ

    • 評価

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