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ある日突然やってきた薄汚れた鳥は、美しい青い鳥だった。男性と鳥の友情物語(アメリカ)

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 アメリカ、コロラド州ボルダーに住む天文学者、アレックス・パーカーさんは、ある日自宅の庭でみすぼらしく汚れた鳥を発見した。

 その鳥はひどく飢えた様子だったので、アレックスさんは餌を与えしばらく様子を見ることにした。

 そしてここから、この鳥とアレックスさんの友情物語が始まることとなる。

ある日庭に現れた鳥との出会いをツイッターで綴る

 突然裏庭に現れた鳥はヘンリーと名付けられた。アレックスさんは、ヘンリーに関することを、自身のツイッターで綴り始めることにした。

 最初の投稿にはアレックスさんと、青く美しい姿のヘンリーの写真が添えられていた。

ハローツイッター!今日はヘンリーについて話したいな!

 次の投稿は、薄汚れた鳥が雨どいにとまっている写真だ。

ある晩、僕が庭で暖炉周りの壁を飾り付ける木材を切っていると、僕の真上にある雨どいに痩せこけたアオカケスのヒナが飛んできたんだ。そこで餌をくれといわんばかりに鳴き始めた。

何より、この鳥は水を欲していたようだった。なので水を入れたボウルを準備し、僕は作業を続けることにした。

すると雛はごくごくと、まるで何日も水を飲んでなかったみたいに水を飲み始めた。とても暑い日だったんだ。

 こうしてヘンリーは、着々とアレックスさんとの生活になじんでいった。

 アオカケスは大人になると全長30センチメートルになるスズメ目カラス科の鳥で、頭頂部や背面、尾羽が鮮やかな青い羽毛の美しい鳥だ。

 アメリカやカナダ、メキシコに生息しており、適応力が強く市街地にもいる人間にとっては身近な鳥である。

すっかり元気になったヘンリー

ヘンリーのために設置したバードフィーダーの効果もあって、ヘンリーはもうやせっぽちには見えなくなった!

 すっかり美しい一羽の鳥になったヘンリー。

 完璧な「ご飯ちょうだい」のポーズもマスターするようになった

元気になったけど、今もしっかりご飯をねだることは忘れてないみたいだ。羽を広げて首をかしげて「ご飯は?」って聞いてくるんだよ。

元気になった後もアレックスさんの家に通ってくるように

ヘンリーは毎朝我が家に通うようになったよ。朝になると「ヘンリーだ」ってわかる鳴き声で呼んでくれるんだ。庭でヘンリーがお出かけするまで少しだけお喋りするのが日課。

 野生に戻ったヘンリーだが、助けてもらったアレックスさんへの恩は忘れていないようだ。毎朝アレックスさんの様子を見に庭にやってくるようになり、アレックスさんはヘンリーとの会話を楽しむようになった。

 だがしばらくするとあまり家に来なくなったという。

最近ヘンリーはあまり家に来なくなった。仲間たちと楽しく過ごしているんだろう。きっとヘンリーが特許を取得したバックフリップバッタ取りの技を披露して仲間たちを驚かせているんじゃないかな。

 ヘンリーも立派な大人になり、1羽でもご飯をしっかり調達できるほどに成長していったのだろう。

今でもヘンリーは時々顔を見せてくれる。人間の子供と一緒で洗濯やご飯の時に家に帰るような感じかな。若者のヘンリーよ。その調子だ。かっこいいよ!

 ヘンリーは大人の人間から巣立とうとしているティーンエイジャーのアオカケスなのだ。小さなころから世話をしているアレックスさんにとって、ヘンリーの成長は喜ばしくもあり、少し寂しくもある。

 かわいがりたい気持ちもある。けれども本当に愛しているならば、子に未来の選択の自由を与えるのが親の役目でもある。アレックスさんは、ヘンリーの意志を尊重した。

ヘンリーって本当にいいやつなんだよ。

 窮地を救われて、恩を忘れず時々恩人に会いに来る動物の話は少なくない。

 ヘンリーとアレックスさんの友情もこれから続いていくのだろう。アレックスさんとヘンリーについての今後が気になるなら、アレックスさんのツイッターを見てみよう。

References: written by kokarimushi / edited by parumo

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この記事へのコメント 48件

コメントを書く

  1. 野生動物との関係としては理想的だと思う。
    素敵なお話をありがとう

    • +78
  2. 幸せの青い鳥
    ヘンリーさんに良いことが起こりますように

    • +57
  3. 助けてくれた事を忘れないのか。可愛いね。

    僕の上司、大変なミスをやらかしそうになってたのを僕が気づいて、全力でフォローして事なきを得たところ、「調子乗んな」と思ったらしく、猛烈に言い掛かり付けて来るようになったよ。可愛くないね。

    • +56
    1. ※5
      身近な人を助けたあなたは立派だと思うよ

      • +12
    2. ※5
      ミスをフォローすると、
      「弱みを握られた。相手のも握り返してやる。」
      ってタイプの人間もいたりする。

      • +2
  4. 真っ黒に見えるのは逆光せいもだいぶあるよね

    • +9
  5. トロント・ブルージェイズのアイツか

    • +12
  6. ヘンリーのおねだりポーズ、もう、だめだこりゃ、なんでも上げたくなる。

    • +54
  7. いい話だ
    ちゃんと受けた恩義を忘れないもんなんだね
    誠意って通じるものなんだなあ

    • +9
  8. 投稿者さんがパッと見ブルージェイに雰囲気似てる!
    寒くなったらまた戻ってくるだろうから今年の冬が楽しみだね

    • +3
  9. 野鳥好きとしてもっとも許せないのが、良いアングルで撮影する為に餌付けするおじさん共。

    こういう風にある程度距離感があった上での保護はいいかもね。
    人に慣れ過ぎた固体は野生では生きていくのが難しいんだよ……。

    なにはともあれよかった。

    • +41
    1. ※11 花の撮影でもそうだよ。
      見どころに三脚で陣取って、スプレーで水吹きかけて、
      水滴を演出したりしてる。
      ところが水滴がレンズ効果を起こし、花が早く痛むんだ。
      人間カメラを持つと、自然や人に対する気配りが
      吹きとんじゃうものらしい。自分も気を付けねば。

      • +38
  10. いい距離感・・。
    アレックスさんの文章も愛情にあふれてるね。

    • +25
  11. ようこそここへクックックッ・・・(不穏な笑み)

    • +11
    1. ヘンリーさんりりしい。

      ※13
      そのネタがわかるのはアラフィフ以上……

      • +6
  12. 野鳥とこんな感じで関われたら、目も心も潤いそうだ。

    うちに来るカラス共、少し話し相手になってくれ

    • +16
  13. 英語でブルージェイってヤツだよね。
    在米だけど、ウチの庭にも、ヒマワリのタネ置くとこの鳥たくさんくる。
    すっごい気が強くて、リスとか蹴っ飛ばしてるの見たことある。
    あと頭いい。
    警戒の叫び声をあげて、周りの鳥やリスが一気に逃げたところで、ひまわりの種独り占めする。

    • +50
    1. ※15
      生きた情報ありがとう、「Mr.臨場感」と呼ばせて頂きます。

      • +20
  14. 青いカケスといえば
    『山ねずみロッキーチャック』のやじうまサミーを思い出すけど、
    ヘンリーはサミーと違って愛らしいな

    • +5
  15. MLB・アメリカンリーグ東地区に所属するトロント・ブルージェイズ(悲しいかな、あまり強くない)のチームネームの鳥さんですね。チームのマスコットのエースも青カケスをモデルにしてます。まあ、あまり日本人好みのキャラではないかもしれませんがw

    • +4
  16. はばたい~た~ら、戻らな~いと言って♪
    名曲だよな (=´Д`) 聴くと切なくなるわ

    • 評価
  17. すずめに餌を与えて約半年・・・
    全然なつかない、姿を見ると逃げていく

    少しは覚えろ (笑)

    • +7
  18. 小鳥に好かれてみたい…子供のころから思ってる

    • +18
  19. アオカケスか
    MLBのブルージェイズのマスコットの鳥だね
    きれいな色してるなあ

    • +1
  20. まさに種族を超えた友達って関係性だな
    いや世代の差があるから種族を超えた近所のおっちゃんかな

    • +3
  21. カラスの話になるけど、ここのところ自分は近所のカラスに向かって、「かー」とか「かーかーかー」とか呼び掛けている。

    ちなみに、かーは「挨拶」、かーかーかーは「安全だよ」という意味になる。

    で、先々週くらいだけど、近くの道を歩いていたら、カラスたちが「かーかーかー」と鳴いていた。で自分は近くに人がいたので、特に返事をするとかはしなかったんだけど、しばらく歩いていて、ふと横を見ると、一羽のカラスが歩いている自分と並んで飛んでいることに気が付いた。

    距離にすると、ほんの数メートル程度なんだけど、そのカラスは、自分のことを「安全な人間」と認識して、わざわざ並んで飛んでみたんだと思う。

    • +8
    1. ※28
      コンビニの前を自転車で通ったら
      2羽のカラスに奇襲攻撃を受けた
      因みに何もしていない、ただ通っただけ
      狙ってると思います

      • 評価
      1. ※38
        まあ、カラスにも色々いるからね。

        何かの拍子に、「危険な奴」認定されたのかもしれないし。

        • 評価
      2. ※38
        それカラスの巣が近くにあってひながいるんだよ。お役所に言って巣を取ってもらったほうがいい。

        • +1
        1. ※40の言う通りで、件のコンビニの近くにカラスの巣があると思うけど。

          とりあえず、カラスの声が聞こえてきたら、周りに人がいないことを確認の上で、最初に「かー」と言って挨拶して、次に「かーかーかー」と言って、「自分は安全だよ」ってアピールしたほうがいいかも。

          • +1
  22. ブルージョイって割とデカイよな
    青くてキレイなイメージからヒヨドリ程度だと思ってたのに実際はカラス並みにでかいからビビる

    • +2
  23. ノンフィクションの「カケスは毎日ハードボイルド」
    学生の頃読んだな

    • 評価
  24. 戻ってこなくなっていくヘンリーへの最後の一行に胸が熱くなる

    • +7
    1. ※32
      大丈夫ですよ、こういう時は決まって、1年後くらいに家族を連れて挨拶に来るのが、定番ですから。

      • +12
  25. ベランダに来た青い迷子インコ、
    飼い主見つからなくて引き取ったけど噛むし蹴るし恩返しどころじゃない。
    おやつ見せるとかわいいおねだりポーズどころかふてぶてしく威嚇してくる・・・
    たまに肩に乗って歌聞かせてくれるけど。

    • +9
    1. ※35
      すがすがしいほどのツンデレだな

      • +14
  26. カケスって、海外(欧米系)の童話とかに結構出てくるよね。脇役のレギュラー。レギュラーの脇役。

    • 評価
  27. つまらないことごめんなさい。
    誤訳かな?

    「最近ヘンリーはあまり家に来なくなった。仲間たちと楽しく過ごしているんだろう。きっとヘンリーの十八番のバッタ取りの技を披露して仲間たちを驚かせているんじゃないかな。」

    his patented backflip-feint grasshopper catching move.
    ヘンリーの十八番のバッタ取りの技=>ヘンリーが特許を取得したバックフリップバッタ取りの技

    • +1
  28. ヘンリー「アレックスってホントに良い奴なんだ」

    • +2
  29. 綺麗な鳥だなぁ。
    アレックスさんとヘンリーに良いことがありますように!

    • +1

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