この画像を大きなサイズで見る数々の名作を残した映画監督、スタンリー・キューブリック(1928-1999)の代表作「2001年宇宙の旅」は今からちょうど50年前の4月6日に公開された。
当時斬新だった作品は賛否両論の大反響をもたらしたものの、今では映画史に欠かせないSF作品として高く評価されている。
その制作風景はほとんど明かされていないが、キューブリックはイラストレーターのブライアン・サンダースを雇い、撮影現場の記録を残していた。
映画公開50周年を節目に、サンダースは未公開だったそれらのイラストを個展にて公開した。
「2001年宇宙の旅」のメイキングを描いたイラストレーター
ブライアン・サンダースは、昨年から英ロンドンにて個展を開催し「2001年宇宙の旅」にまつわるイラストも公開している。
1. 休憩中にタバコを吸いながらポーカーをする俳優たち
この画像を大きなサイズで見るそれはスタンリー・キューブリックに依頼されたスケッチなどで、ずっと未公開だったものだ。サンダースはその経緯について以下のように語っている。
キューブリックが自ら記録を依頼
1968年4月6日、今からちょうど50年前に映画「2001年宇宙の旅」がアメリカで一般公開された。この作品は当時、その斬新なスタイルから「ハリウッド史上最も奇妙な大作」と評された。
●スタンリー・キューブリックへのオマージュ作品「モノリス」:カラパイア
これがまだ制作中だった1965年、キューブリックは当時イギリスの雑誌で脚光を浴びていたイラストレーターのサンダースを雇った。
サンダースが受けたのは「2001年宇宙の旅」の制作シーンをイラストで記録する仕事だった。
その内容は、週2日は現場で見事なセットや撮影シーンをスケッチし、残った時間でその一部を自分のアトリエで大きな絵に仕上げるというものだったらしい。
特別に出入りが許されたサンダース
キューブリックは映画の情報が外部に漏れるのをひどく嫌っていたため、スタジオは写真家の入室やカメラの持ち込みも禁じられていた。
だが、サンダースだけは特別で、どこでも出入り自由だった。
2. ゲイリー・ロックウッドのリハーサルシーン
この画像を大きなサイズで見る3. 劇中の制服などのスケッチ
この画像を大きなサイズで見るしかもその仕事には細かい打ち合わせもなく、なんでもしたいようにできたので、彼は大喜びであちこちを見て回ってスケッチした。
技術優先でも辛抱強い一面もあった監督
彼によると、現場には多くの有名な俳優陣が集まっていた。だが、キューブリックは映画の技術を優先して、彼らを使い捨てにしているように見えたという。
その一方で、セリフがうまく言えなくなった俳優を叱りもせず、辛抱強く待つ一面もあり、感心したとも語っている。
4. 俳優たちはヘルメットを被り、圧縮空気を吸いながら演技をした
この画像を大きなサイズで見る5. ヘイウッド・フロイド博士を演じたウィリアム・シルベスター
この画像を大きなサイズで見る圧倒されたスタジオの風景
現場には目を見張るようなものが山ほどあった。サンダースはキューブリックが創り上げるものを見て、ただただ圧倒された。
そこには撮影に使う遠心分離機などもあり、天井を走り回る人々や多様な部品があった。
キューブリックはスタジオで新しい試みに挑戦しており、他の人々の手を借りながら回転するカメラを作ったりしていた。時には失敗することもあったが、その発想は素晴らしいものだった。
6. 特殊な撮影のため遠心機にカメラを取り付けているところ
この画像を大きなサイズで見る当時若かったサンダースは、キューブリックに関わって働けるのがとてもうれしかった。まるで夢みたいな気分だったのだ。
7. モノリスの発掘で降下するシーンの撮影風景
この画像を大きなサイズで見るサンダースはその調子で数か月にわたり仕事に没頭し、完成した大量の絵のほとんどをキューブリックが引き取った。その後、ついに「2001年宇宙の旅」がリリースされ大きな反響を呼んだ。
苦労して描いた絵は世に出ないまま・・・
だがしかし、サンダースが一生懸命描いた絵は、50年間世に出ることはなく、ほぼすべてが一目に触れないままだった。
サンダースが現在展示しているのは手元に残った24枚の一部だが、キューブリックが生前に公開したのはたった2枚きりで、どこに保管されているかもわからない。
8. 冷凍カプセルに入っている宇宙飛行士
この画像を大きなサイズで見る9. リリース前に公開された2枚のうちの1枚
この画像を大きなサイズで見るキューブリックはすでに故人となっており、数々の絵をきちんと明かさなかったのは秘密主義からという説もある。
彼は撮影中も、親しい仲間にも個々のシーンに詳しい考えを明かさなかったことで知られる。
10. カメラチームと回転カメラとキューブリック(青い人物)
この画像を大きなサイズで見る落胆の一方、またとない体験だったと追想
この結末ににサンダースはとてもがっかりしたそうだ。「あの映画の貴重なメイキングシーン!」としていつか世に出るだろうと期待してたのに、どこにも発表されないままになったからだ。
この顛末についてサンダースは「ひどいラストだ」と酷評しながらも、貴重な体験をなつかしく振り返っており、天才キューブリックとのほろ苦い思い出を大切にしているという。
キューブリックは完璧主義者で、監督だけでなく映画製作全般をすべてを掌握する姿勢をとり続けたと言われている。
11. 1.2m四方のキャンバスに描いたコラージュ
この画像を大きなサイズで見る12. 映像をチェックするキューブリック
この画像を大きなサイズで見るReferences:dangerousminds / creativeboom / socks-studio / wikipediaなど /written by D/ edited by parumo













撮影現場にも星条旗(国旗)が掲げられているのがちゃんと描かれていて関心した
いつかどこかから発見されるんだろうか
この監督の映画は正直わからん
アポロ計画のスタジオ
特撮技術もそうだけど、凄い映画ですよねー
長すぎてなあ、スターチャイルド出てくる辺りで毎回眠くなる、、
※6
もう終わるじゃねえかw
さすが70mm撮影だけあってカメラでかいな
贅沢な予算と撮影期間を使った映画だけど、MGMの幹部は親子そろって楽しめるSF映画のつもりで出資していたので、完成試写会を観て訳の分からない展開に唖然としたらしいね。
完璧な特撮映像と言われているけれど、この映画の最大のミスは月面に着陸する宇宙船のコクピットの窓から月面基地が見えているということ。宇宙船のコクピットは上を向いて下降しているのにね。
この絵描きさんはちゃんと報酬をもらったのかしら。もらったとしてもこの扱いはひどいよ。
黒人や有色人種の居ないスタジオ
ちゃんと見た事ないのでちゃんと見て見たい作品の一つ。
それよりこのイラスト集出ないかなぁ。
シーンごとに分けるか、撮影順に分けるかで楽しみ方も変わるけど、取り敢えずその全てを見て見たい。
これを機会にご遺族(管財人?)が本気で他の絵を発掘してくれたりしないだろうか。
字幕も追えない子供の頃にリバイバル上映に連れていかれてHALが言葉を失っていくシーンが訳も分からず怖くて悲しくてずっと印象に残ってて、長じてからレンタルで見てSFにハマった。
HAL9000に萌える映画
↓町山智浩の映画解説の最高傑作。
ネタバレ全開なので映画未見の人は見ないでね。
ユーチューブで検索
町山智浩の映画塾!「2001年宇宙の旅」<予習編>
町山智浩の映画塾!「2001年宇宙の旅」<復習編>
↓メイキング撮影風景
グーグルで検索
2001archive – Flickr
2010 Odyssey Two Archive
odyssey.archive – Flickr
2001italia.it
全ての絵を見てみたいなあ
トーラス型の宇宙ステーションができるのはいつだろう、2050年頃にはできているかな。
すごく難しいのが、
監督があくまでも個人的なものとして考えていたなら、
見たい気持ち半分、そのままにしてあげたい気持ち半分だなぁ。
創作とかやった人なら分かるけど、
人に見せたくないものは死んだ後だって見せたくない。
そういう物を公開されるのは、
HDDのエロファイル総公開バリに嫌なことなのは分かると思う。
キューブリックは多分、自身の映像で物語が完成しきっているので
イラストでのメイキング等の補完は必要ないと判断したのかなと思う。
ただキューブリックが保管していただろうイラストはぜひ見てみたい。
ボーマン船長が冬眠クルーをスケッチしてHALに見せるシーン、
ひょっとしてこの人が描いた絵なのか?
※20
どこかで見たようなと思ったらソレだったか
映画公開から50年てことは、ガガーリンが事故死して50年か…
ほんの僅かの人類しか宇宙に到達していない時代に、あの宇宙ステーションのリアリティーは凄い