この画像を大きなサイズで見る1920年代にモータリゼーションが起こったアメリカでは、個人用自動車の普及に伴い、生産した自動車の移動方法の効率化が急務だった。
1960年代頃まで、有蓋車(ゆうがいしゃ)と呼ばれる貨車で自動車が運ばれていたのだが、1車両にセダン4台が二段、つまり8台しか収納しておらず、移動中の破損などからは守られたが、まだまだ積み込める余地があった。
そこで貨車が改良されたのだが、相変わらず効率は悪いままであった。
1970年に入ると、ゼネラルモーターズ (GM) のシボレーがサブコンパクト「Vega(ベガ)」を開発。この新車の値段を運搬費含めて2000ドル(当時)に抑えようとしていた。だが現在ある運搬方法だと運賃がかさんでしまう。
そこで考え出されたのが「Vert-A-Pac(ヴェルタ・パック)」と呼ばれる貨車だ。この貨車なら1車両につきより多くの車を積み込むことができる。
運搬費削減の為、新たなる運搬方法を模索していたシボレー
当時シボレーの新車、Vega(ベガ)が開発されていたローズタウンから西海岸までの運搬費は1貨車につきおよそ4800ドルだった。なんとか18台を乗せることに成功したが、それでも諸経費を含め、1台につきおよそ300ドルの運搬費がかかった。
1台2000ドルの新車には大きな出費である。そこでシボレーは新しい運搬方法の確立を急ぐ必要があった。
そしてついに、サザン・パシフィック鉄道とシボレーのエンジニアたちは解決案を思いついたのだ
この画像を大きなサイズで見る水平から垂直へ、新貨車「Vert-A-Pac」が開発される
従来、自動車を水平に並べ、数段に分けて貨車に入れていた。だが彼らは、垂直に並べたほうがより多くの自動車を運搬できることに気が付いたのである。
これにより開発された新貨車「Vert-A-Pac(ヴェルタ・パック)」により、貨車の長さはこれまで通りの27メートルでありながら、18台から一気に30台の収納が可能となったのだ。
この画像を大きなサイズで見るエンジンオイルが漏れないよう自動車も改良
シボレー「Vega」の運搬目標は、車がすぐに乗れる状態にしてディーラーに届けることだ。
この夢を叶える為に、シボレーはVegaの内部構造を大幅に変え、垂直に並べても液漏れしないようにした。
シリンダーに逆流しないように特殊エンジンオイルを作り、バッテリーは酸が漏れないようにキャップ自体が車の角の方に再設計された。
また運搬時のみ、キャブレターにガス吸収缶へと続くパイプを接続し、水が漏れださないようにする為フロントガラスウォッシャーは45度の角度で固定された。
運搬時の破損を防ぐためにエンジンとトランスミッションマウントにはプラスチック製の詰め物が押し込まれ、この詰め物は運搬が終わると取り出されたのである。
この画像を大きなサイズで見るだがこの運搬方法は完璧ではなかった
1971年代にVegaが発売され、当初多くの反響を呼んだ。だが残念な事に、この新たな運搬方法により、車の欠陥が目立つようになっていった。
エンジンの性能や車両の錆などに問題があったようで、Vegaが発売停止になるまでそう長く時間はかからなかったようだ。
Vert-A-Pac貨車を利用するには、車にも特殊な技術が必要となる。Vegaが発売終了すると同時にその需要が下がっていき、Vert-A-Pacも終焉を迎えた。
この画像を大きなサイズで見るvia:amusingplanet/ written by riki7119 / edited by parumo
















追突されると即炎上とかも有りましたな。ヴェガは。
トミカの収納ケースみたいだ。というか本当にトレーラー型の収納ケースが売ってそう。
日本でも似たような特定車運搬用貨物がありましたが、いろいろと
問題があり消えちゃいました。その後自作キットのNゲージで
再現するものを発見したのを思い出しました
こういうことをやってるから信用を失って、日本車に敗北したのかなぁ、と思った。
運搬方法だけじゃなく色々異色の車。
アイ,ロボットで見た
あれはこれがモチーフだったのかな
まるで、SWのドロイドの収納状態だな。当時は画期的だったんだろうな。一見こうした脇道にそれた様な方法が、後の運搬技術の発展に貢献することもあるんだろうな。見た目だけだと、そこそこの未来感があって俺は好きだな(安全性は度外視しての話だけど)
普通の車は垂直にしちゃだめなのか。
知らなかったわ。賢くなったよ。
アイ・ロボット
※9
思ったよねw
なるほど、ちゃんと根拠あったんだなぁ
この貨車を300両積める貨物船を建造しよう
通常では想定してない力が車にかかるわけだからいろいろ問題があるよね
今なら、バッテリーは当時と違ってMF(メンテナンス:フリー)で汁物出ないから大丈夫だろうけど、他にもe/oilとかB/フルードとかいろんなハードルありそうだね、でもチャレンジすることはいいことさ、電気モーターの車なら汁物なんかほとんどないから意外に実現可能かもよ、アメリカのこう言うところってなんかいいよね。
これ思い出した
こういう収納のおもちゃ(模型)があって、ガキの時喜んで遊んでいたよ。
で、少し成長した時、こういうのがどこの本にもなくて、
ガキながらあるんだ「(おもちゃ)ほしい探してだったかも」
親はマニアではないからわからず。
俺の妄想だったって感じで終了した 思い出あるよ。
売ってやるというディーラー目線の商売じゃないと浮かばない方法。
ヴェータ規格はやはり生き残れないのか…。
通常載せでも列車移動はトラブルの元なんですよ
使われているベアリング類は車が走って回転するからこそ油膜に浮いて接触を防ぎます
でも停車状態での繰り返しの振動はベアリング類をモロ痛めますので
とヨーロッパへの輸出でシベリア鉄道がイマイチ使えない理由だったり
この運搬方法の一番の問題は、車自体のサスペンションが全く生かされないことだと思う
この貨車を作るのに幾ら掛かったんだろうね?記事を読むと発売されてから貨車を作ったみたいだから、車の仕様も変更されただろうし、、、
エンジンスリーブがアルミでそれがまたトラブルのもとになったと当時のメカがいっていた
兎に角耐久性のないエンジンで壊れまくったそうだ
スタイル自体は初期型は70年型のカマロに似たフロントで、後期型のVegaは74年型のカマロに
似たようなフロントスタイルで若者に人気があった
でも今は欠陥車でどんどんとスクラップになったせいもあって街中を走っているのはまず存在しない
あっても当時はやったホットロッドブームでエンジンがV8に換装されている車種が多い
あと特別車でコスワースエンジン(4気筒DOHC)の載ったコスワース・Vegaというものも同時に販売されていた
こういうたくさんの乗り物や機械が一つの箱や船に収納されてる光景見るとゾクゾクするの俺だけかな…?
なんか良い意味でゾクゾクするんだよね 興奮とも何とも言えない感情
GMが作った2リットル4気筒のオールアルミエンジンにイギリスのコスワース製の4バルブDOHCヘッドを載せたエンジンで市販版ではたったの110馬力(アメリカ方式)しかなかった。当時はオイルショック真っ最中でアメ車のエンジン出力が低出力になっていた時代。V8でさえ150馬力以下のが普通。
奴隷貿易のノウハウが生きてる感じする
もっとパーツの着脱を簡素化し、パーツ毎に重ねて保管できるようにし、現地で組み立て出来る様な構造なら余分な空間作らなくて済むような・・・。
1970年代なら1ドル360円位だったとして、輸送費込みで新車1台2000ドルなら日本円で72万円位か。最近で中古普通日本車1台15万国産10万で買える国なら普通の値段かな?。
ランエボⅣのターボで日本円で20万、レクサス年式2001年で35万で売ってたくらいだからな。
第二次世界大戦時のジープ Willys MB が、きっちり収まる木箱で運ばれていたのを思い出した。