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地球サイズの惑星が新たに発見される。高まってきた生命体発見。

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(著) (編集)

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 太陽系からわずか11光年先で、地球と同じくらいの大きさの惑星が新たに発見されたそうだ。その気温は-60~20度と予想され、水が液体で存在している可能性も高く、地球外生命体の発見に期待が高まっている、

 「ロス128b」は赤色矮星「ロス128」を公転しており、その軌道はハビタブルゾーンにある。恒星からの距離は生命の生存に適した気温が保たれる距離であり、また岩石惑星である可能性も高い。つまり生命が宿るための基本要件を満たしているのだ。

ESOcast 137 Light: Temperate Planet Orbiting Quiet Red Dwarf (4K UHD)

ハビタブルゾーンにあるロス128b

 発見は、チリにあるヨーロッパ南天天文台の高精度視線速度系外惑星探査装置(HARPS)によってなされた。HARPSはこのタイプのものとしては世界最高の精度を誇る観測装置であるが、それでもなお特定には長い時間がかかった。

 ロス128bについて判明していることは、まずその質量が地球の1.3倍であること。この質量を持つ場合、仮にガス惑星であれば巨大になる傾向があるため、おそらくは岩石惑星であると考えられる。

 主星から比較的近く、太陽と地球の距離の20分の1しかない。わずか9.9日で主星を1周するほど近いのだが、ロス128が冷えた暗い赤色矮性であることが幸いした。

 それが放つ放射線の量は太陽より少ないため、ロス128bが浴びる量は地球の1.38倍程度だ。平衡温度はマイナス60~20度の間だと推定されている。その為、地表は液体で水分が存在している可能性も高い。

 フレアの点でもロス128は他の赤色矮星よりずっと穏やかだ。ゆえにロス128bの環境はずっと安定しているだろう。

 宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる天文学上の領域「ハビタブルゾーン」であることから、地球外生命体の発見が期待される。

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image credit:youtube(European Southern Observatory)

発見に10年以上を費やしたHARPS

 こうしたデータは視線速度法によって得られたものだ。

 現在、惑星を探す手法として最も一般的なのはトランジット法である。これは惑星が主星の前を通過した時の主星の光のかげりを手がかりにする方法で、ケプラー宇宙望遠鏡はこれによって2337個の外惑星を発見した。

 しかしトランジット法には大きな弱点がある。惑星を発見するには、それが望遠鏡と主星の間を通過してくれなければならないのだ。

 視線速度法はそのような軌道を持たない惑星を見つけるための方法だ。基本的に主星を公転する惑星の軌道は1ヶ所に固定されていない。

 また惑星はごく僅かながら主星に重力を及ぼすため、それに小さな円か楕円運動を生じさせる。すなわち主星と地球との距離が微妙に変化するということだ。

 すると同時に軽いスペクトルの変化も生じる。地球に近づけばかすかに青みが増し、遠ざかればかすかに赤みが増す。この現象はドップラー偏移と呼ばれるが、これを測定するのが視線速度法だ。

 非常に手間のかかる作業だ。HARPSではロス128bを発見するまでに10年以上の観測を要した。何しろさまざまな不要なデータを取り除かねばならない。例えば、恒星表面の活動によってもサインが生じる。これが惑星によって生じるサインと似ていれば、その判別は困難だ。

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image credit:European Southern Observatory

 HARPSがロス128の観測を始めたのは2005年7月のこと。2013年以降、さらに綿密な観測が開始され、惑星を発見するために十分な強さのサインが得られたのは、157回の観測を経てようやくのことだった。

 現時点ではロス128bに大気があるのかどうかは不明だ(トランジット法ならすぐに判明した)。しかし2024年に完成が予定される超大型望遠鏡なら、惑星の姿を直接観測できるはずであり、生命の発見も期待される。

 そういえば2017年5月、ロス128bが周回しているおとめ座の赤色矮星、ロス128(Ross 128)から謎のシグナルが発信され話題となっていたが、人工衛星の干渉であるという結論となった。

関連記事:おとめ座の赤色矮星「ロス128」から発せられた謎の電波シグナルの正体が明らかに!?

 もしかしたらあのニュースってちょっとしたフラグで、実はロス128bの生命体めいたものの仕業だとしたら…おや、ちょっと誰か来たようだ。

via:Astronomy & Astrophysics(PDF) / theverge / esoなど/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 45件

コメントを書く

  1. 惑星の初期にタンパク質をベースにした生物が発生する条件ができているかどうかが鍵だと思うよ。生命のスープと呼ばれているアレに、落雷などによる電気の強い刺激などで偶然発生するわけだが、その条件をクリアしていたのならばその星にタンパク質をベースとする生命が誕生しているかもしれない。

    • +2
  2. 「どこでもドア」を発見しなくちゃ、だから何、どうするのって感じ。

    • -7
    1. ※3
      残念!
      どこでもドアは直進10光年までが限度なんだよ。

      • +2
    2. ※3
      今宇宙が広がっている法則から一時的に宇宙の幅を縮める研究はされているなぁ

      • 評価
  3. 今いなくても後付で生物を住ませることは可能かもしれない……けど
    近いように見えて11光年の距離は遠いよなあ

    • +1
  4. 11光年って太陽系の外か内かわからん。もしや例のニビル(或いは惑星X?だったかな?)がこれに相当するのでは?

    • -6
    1. ※6
      太陽系の定義にもよるけど、一番外の惑星である海王星まで光のスピードで4時間ちょっと。それに比べて光で11年の距離だから、太陽系には影響ない遥か彼方だね。

      • +5
  5. 「わずか」?
    一光年以内で見つかってから起こしてくれ

    • -5
    1. ※7
      太陽系から一番近い星でも4.25光年あるぞ…

      • +4
  6. 距離考えると太陽に同一面を向け続ける様になってるだろうから、太陽側と反対側の境界面付近の何処かで水が存在出来るかもね
    潮汐力の移動は無いから液体の移動は熱の循環のみか?
    高等生物にはエネルギーの移動が少な過ぎるかも

    • +2
  7. 宇宙的な距離で見たら11光年って近いけど、
    よく考えてみれば普通に遠いよなぁ。

    • +5
  8. ロス128bのあいつらも、今頃は地球って惑星の話題でいっぱいになってるよ

    • +8
  9. 赤色矮星はパワーの増減が激しすぎるから困る

    • 評価
  10.  外宇宙を移動する技術が実用化されないかぎり生命存在可能性のある星をどれだけ見つけても実際はあんまり意味がないんじゃないの?まあどこの国も宇宙関連の予算をとるのは大変そうだから予算獲得のプラスになりそうなものは積極的に発表するんだろうけど、なんかだんだん慣れてきて”あっそう”程度にしか思わなくなってきたぞ・・・

    • -6
  11. 知的生命体を確認した瞬間に全世界創造主の神の扱いは?
    人間のためだけにこの世界が創られたという教義が破綻する。
    地球平坦説の人たちはロッキー山脈からアンデス山脈が見えない理由を未だに説明出来てない。

    • -1
    1. ※17
      ロッキー山脈からアンデス山脈が見えない理由を未だに説明出来ないにも関わらず、少数とはいえ、地球平坦説の人たちってのがいるわけだろ…。
      知的生命体が発見されれば、それなりに大きな衝撃が走るだろうとはいえ、それでも「人間のためだけにこの世界が創られたという教義」に固執する人は決して少なくはないだろうと思う。

      • +1
  12. 他の惑星に行くことを考えるなら、高速宇宙船の開発に金をかけるより
    瞬間移動装置の開発に金をかけるほうが現実的なのでは?

    • -1
  13. いっつも思うんだがなんで新たに発見される地球に似た惑星ってどれもみんな赤色矮星系の惑星なのか?
    太陽と同じG型主系列星の惑星の方が普通に考えて生物が棲みやすいと思うんだが

    • 評価
    1. ※20
      現在の技術で観測困難だから。

      以上。

      • 評価
  14. 少なくとも地球に生命がいて、ほかには生命が居ないと思うのは傲慢
    知的生命が居たとして、人間のような形をしてると考えるのも傲慢

    • +2
  15. あいかわらず科学者は頭固いよな
    地球に似た惑星=生命体
    とかんがえるが、あくまでもそれは地球基準に過ぎないだろうが
    地球と全く別の環境でも生命体がいると考えないんか

    • -7
    1. ※23
      基本的に生命活動ってのは、化学的な作用の結果とされている(宗教的な感覚をまったく除く)。
      宇宙には自然に約百あまりの元素があるが、生命活動という化学的な作用を行うためのエネルギーを保有できる元素は、今のところ炭素しか見つかってない。
      (全く余談だけれど、元素周期表では縦の列に並べられた元素は性質が似ているという特徴があって、炭素のすぐ下がケイ素となっている。これがSFで時折ケイ素系の生物が登場する理由になっているらしい)

      だから、炭素が結合してたんぱく質(生化学的作用を起こせる物質)を作ることができる環境。それが生命を作る環境とされているわけ。
      “地球に似た惑星=生命体”という考えは科学者の思い込みではなくちゃんと根拠のある話なのだ。

      もっとも、今後AIやロボットも生命とするなら、“地球に似た惑星=生命体”という考え方も変わってくると思うけどね。

      • +8
  16. 此の星に目をつけたのはどんな理由なんだろうか?
    それともしらみ潰しに当たって行って最後まで可能性が残っていたのかな?

    • 評価
  17. タイタンあたりに生命体がいる可能性はまだ否定されとらん。
    太陽系にも可能性はあるんやで。

    • +5
  18. 新型望遠鏡の予算をもらうための記事だな

    • 評価
  19. いつか、いつか惑星間旅行もできる日がくるといいね

    • +3
  20. 生命存在の可能性がある星がここ最近めちゃくちゃ増えてるけど
    一つでも実際に生命がいたと確信できる星が出てくるまであと何年かかるんだろう

    • +2
  21. 21世紀になれば「月も火星もはるかに超えて、宇宙に飛び出」しているものとばかり思っていた、私=1964年生まれの幼少の頃。
    いまだ、有人火星探査さへ叶わず。
    とほほ。

    • +4
  22. 地球すら満足にコントロールできない地球人は
    他の星に干渉するのを止めろ
    生命体がいるのならなおさら近づくな

    • -3
    1. ※34
      かと言って「黙って絶滅しろ」って言われてもねえ。生きるために足掻くのが生命体でしょ。であれば他の星系でも移住可能な惑星を探すのは当たり前ではないか。

      • +2
  23. 地球の近くにある岩石惑星はなるべく知的生命体はいないで欲しいな・・・
    もし地球が滅ぶ前に恒星間飛行が可能になって、11光年間で貿易を組んで友好的になれれば良いけど。
    相手の星人の人権的な問題で地球人の居住地候補に入れずらくなる。
    まだテラフォーミングした方が宇宙戦争に発展する可能性は低いだろうし。

    という妄想。

    • 評価
  24. 贅沢かもしれないけど火星ぐらいの距離に文明持った生物がいたら宇宙が超面白かったのにな
    結局遠過ぎて無理じゃん
    何時も可能性の話でしかない

    • 評価
  25. ほとんどの人が勘違いしてると思うけど、自分が生きてる内に、自分が地球外生命体と遭遇出来るかなんて無理だよ。そりゃ無理だよ。子孫のための最初の一歩を莫大な金を使って必死になって探してるんだから。根が贅沢な人が目につくなあ。

    • -1
    1. ※39
      お前が勘違いしてる
      生きてる間に宇宙人に遭遇できると思ってる奴なんてごく一部しかいないだろ・・・
      宇宙人がいる証明さえも未だできてないのに
      それをわかってて、あれこれ想像するのがロマンがあって宇宙人ネタは人気なんだよ

      • -1
  26. 地球が住めなくなったらハイ、ポイですか。何という霊性の低い人間のエゴですな。

    • -6
  27. NASAや権力者が思っているほど人類はパニックになったりしないからとっとと宇宙人公開しろや

    • 評価
  28. 赤色矮星だから寿命は太陽の数倍(数百億年以上、太陽は100億年くらい)あって時間はたっぷりあるから、その内何か起きるかもね

    • 評価
  29. 結構寒いし放射線が厳しいけど、地下で生活すればアリかもしんない

    • 評価
  30. 凡庸だけど、地球以外の惑星の生き物(どんなんかわからんけど)からしたら、ワシらみんなが宇宙人。

    宇宙的スケールで近くて11光年かあ・・・遠いよなあーーー
    「元気ですかあーー?」って言ってみたいモンだな・・・
    宇宙人「なめとんか?こいつ!地球滅ぼしたれ!ポチッ」なんて、気の短い奴じゃないといいな。
    「逢えぬから、鳴かぬ蛍が身を焦がす」って、焦がしても届かないんやな・・・
    何かちょっぴりおセンチになるわ・・・

    • 評価
  31. わずか11光年ってこれもうわかんねぇな

    • 評価

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