メインコンテンツにスキップ

病気と闘う子どもたちをスーパーヒーローに。彼らの最高にかっこいいポスターを作り上げるフォトグラファー(アメリカ)

記事の本文にスキップ

35件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 闘病中の子どもたちをスーパーヒーローにした写真がネット上で話題になっている。これは、米ユタ州を拠点にする写真家のジョシュ・ロッシが手がけたもので、病気や障害に屈しないタフな子どもたちを称えるべく作ったものだ。

 この企画は、昨年ロッシが3歳の娘をワンダーウーマンに仕立てたシリーズ写真を目にした親たちが、「うちの子もヒーローにしてほしい」と依頼してきたのがきっかけだった。

 これを引き受けたロッシは、果敢に頑張り続ける子どもたち6人と会い、その個性に見合うスーパーヒーローに変身させることにしたという。

闘病中の子どもはヒーロー。ポスター作りを決めた写真家

 2016年に娘をDCコミックスのヒーローに仕立てた写真で注目を浴びた写真家のジョシュ・ロッシが、新たな作品にチャレンジした。

 ロッシは親たちからの依頼を引き受け、弱点である病や障害と闘う子どもたちの強さをイメージし、勇ましい6人のヒーローを一枚ずつ完全な映画のポスターにすることに決定。

 子どもたち一人ひとりに本物そっくりのヒーローコスチュームを用意したため、費用は日本円で112万円ほどになったが、それは賛同者からの寄付でまかなえた。

 そして計画通りに撮影を済ませ、編集を終えたロッシは巨大な手作りの額縁に完成写真をおさめ、子どもたちにプレゼントした。すると彼らは大喜び!手渡したロッシもすっかり感動してしまったという。その作品や子どもたちの様子がこちらだ。

1. サイボーグヒーローになったカイデン・キンケル

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 カイデンは先天性臍帯ヘルニアを患う5歳の男の子だ。その病は全身の臓器がおへその外に出た状態で生まれるというものだった。医師はカイデンの命を救うために彼の両足を切断しなければならなかった。

ロッシとカイデンの2ショット

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 彼は義足になった後も歩く方法を自ら学び、心配する母親には誰の助けも借りず自分自身でやりたいと主張した。ジョシュはカイデンに会った時のことを振り返り、その内に秘めた強さに驚いたと語っている。

ポスターを受け取った時の様子

Kayden Big Surprise

2. ワンダーウーマンになったソフィー・ロフタス

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 ソフィーは、骨を除く組織に悪性腫瘍ができる胎児型横紋筋肉腫というめずらしいがんを患っている。彼女は長い黒髪でいるのが何よりも好きだったが、がんになってからはあきらめざるを得なくなった。

長い髪をあきらめてもへこたれないソフィー

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 彼女は撮影の数日前に体調不良のため放射線治療を受けていた。その治療はとても体に負担がかかるものだったが、頑張って迫力のあるポーズをとった。ソフィーがワンダーウーマンである証は赤く腫れた右目を見ればわかる。それは放射線によるものなのだ。

ポスターを受け取った時の様子

Sofie Surprise

3. スーパーマンになったティーガン・ペティット

 ティーガンは、心臓の左半分が不十分な大きさの状態で生まれたため、左心低形成症候群という病と戦うことになった。これまで3度も開胸手術を受け、”チューンナップ” するためのおまけの手術を何度か受けている。

手術をがんばるティーガンを家族も支えている

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 1年以上も心臓移植を待つティーガンは、夜は酸素吸入器をつけ、大量の治療薬を飲んでいる。栄養摂取用のチューブから解放されたのもつい最近のことだ。

ポスターを受け取った時の様子

Teagan Surprise

4. アクアマンになったマテセ・マヌマ

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 マテセは急性巨核芽球性白血病というめずらしいがんを患う2歳の男の子だが、ロッシによると非常にエネルギッシュな子だそうだ。

幼いころからいろいろな治療を受けているマテセ

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 撮影の日は前日に一通りやった化学療法のせいで熱を出していた時もあったが、数日後にちゃんと写真が撮れて完成にこぎつけた。

ポスターを受け取った時の様子

Mataese Surprise

5. フラッシュになったゼイデン・ストールロウ

 ゼイデンは重いADHDの7歳児だ。彼は走るのが大好きな無限のエネルギーを持つ子で、学校でトラブルを起こすこともあった。

わくわくしすぎて悲しい思いをしたことも

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 学校のマラソン行事が楽しみすぎて自分の順番待ちができずじっとしていなかったため、校長室で待機を命じられて参加できなかったこともある。両親がゼイデンを迎えに来た時、彼は涙を流していた。走ることは彼のすべてだったのだ。

 ゼイデンの友人たちはイベントや誕生会にも彼を呼ばなくなった。彼の母親はゼイデンの瞳から輝きが無くなっていくのを見ていた。友だちを必要としていた彼はのけ者になってしまったのだ。これを聞いたロッシは、ゼイデンの短所を長所にしようと心に決めた。

ポスターを受け取った時の様子

Zaiden Surprise

6. バットマンになったサイモン・フルマー

 サイモンは神経芽細胞腫という珍しい神経がんを患う5歳児だ。母親によると、彼はちょっと風変わりだが強い子だという。サイモンはバットマンとその正体であるブルース・ウェインが本当に好きなのだが、その理由は「ぼくはお金持ち」だからだという。

治療を受けつつお医者さんのスケジュールが気になるサイモン

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Josh Rossi

 サイモンの母親は、彼は非常に融通のきかない子だという。物事を正確に知りたがり、お世辞や婉曲な言い回しが通じない。その証拠に彼はいつも病院のスタッフに予定を聞き、それをし忘れていると指摘してくるのだ。

ポスターを受け取った時の様子

Simon Surprise

弱点をバネにして強くたくましく生きる6人が一丸となって戦う!

 「私が選び抜いた屈強なチームのメンバーは、6人全員が真の超人パワーを持っています!」と語るロッシ。子どもたちの宝物になったポスターにはメディアの注目も集まり、小さなヒーローのがんばりを称え、チームの戦いを応援する声が多数上がっている。

via:petapixel / purewow / news / instagramなど / written by D/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 35件

コメントを書く

  1. なんか眼前が霞んで見えるがなんでだろうな

    • +20
  2. バットマンはマスク付けて正体隠してるから
    本人も僕なの?って感じちゃうか?

    • +5
  3. みんな可愛すぎてリルゴッサムを思い出したわ

    • +5
  4. 単に観賞する立場としてだと、個人的にはこういう写真を素晴らしいとは別に思わない。
    でも、子供本人のための撮影としてなら確かにこれは素晴らしいものかもしれない。

    • -25
    1. ※8
      お呼びでナイヨー。
      いや別にこれを素晴らしいと思わないアンタの感情否定したりはしないけどさ。

      • +1
  5. これは素晴らしい事だね
    がん患者に前向きな、病気と闘う意思を明確にさせた結果病状が良変したっていう話もあるし、未来ある子ども達が前向きに生きる勇気を得る事ができそう
    そういう姿を見ているこっちも生きる勇気をもらえるし

    • +27
  6. どうやらヒーローはもう一人居るようだ

    • +34
  7. メンタルスーパーマンだろ
    こちとら30過ぎても虫歯一つでビクビクすんのに凄いぜ
    彼らの病気が良い方向に向かいますように

    • +19
  8. 複雑な気持ち、貧困と戦争の中で関心もされずに死んでゆく子供たちも居る。

    • -16
    1. ※13
      それはここにいる彼らに罪がある話なのか? 悲惨な状況かにある子供がいるから彼らは幸せな気持ちになってはいけない話なのか? 幸せというスイッチはこの世に一つしかなく、その回路は人類全部に繋がってないと駄目なのか? 彼らに幸せの回路が他の子供たちに繋げてないから腹が立つとでも言うのか?

      みんな元気に育ってくれると良いなぁ。バッドマンの子は頭が良さそうだし、きっと数学者に向いていると思う。

      • +13
  9. 泣いちゃうやないかー!!。゚(゚´Д`゚)゚。
    これが正しい写真加工技術なんだなぁ
    ところで、あっちは俳優さんが小児病棟にお見舞いに行ったりするから、ヒーローが身近でいいね
    日本もやれば良いと思うよ

    • +6
  10. こんな小さい子達が重い病気抱えて明るく笑って生きてんだから
    俺も五体満足で生まれてきたことに感謝して頑張んなきゃ

    • +3
  11. サイボーグヒーローになったカイデン・キンケル
    鋼鉄の体に熱いハートを秘めたヒーロー

    • +5
  12. すごい!クオリティ高い!これは嬉しいね。

    • +1
  13. 是非アベンジャーズ、エックスメンもみたい

    • +1
  14. 私の子供も難病を抱えて生まれてきて入院してる。
    こういう写真は励みになるね。
    本人やその家族たちにも、私みたいな全くの他人にも。
    じーんときちゃったよ。

    • +5
  15. 自分自身と戦う事が出来るものこそヒーローなんだな

    • +9
  16. 病気の子供に、免疫が病気と戦う絵本を見せたら
    治ったっていうの聞いた事ある
    偽薬効果とか、思い込みって意外ににすごいと思う
    そしてビジュアル化してやるのも良いと思う
    心は形にはまりますから

    • +5
  17. 色々感想を述べたいけど子どもの喜ぶ様が素敵すぎて目頭が熱くなったよ。
    子どもの笑顔は最高だ。

    • +3
  18. 素敵!子供たちにとっては自分たちをヒーローにしてくれたカメラマンの彼や協力してくれた人たちもヒーローだろうね!

    • +2
  19. ADHDの多動の子にフラッシュ、持病以外にもしかしたらASDのほのめかし?を明記された子にバットマン(こっちは元々彼のお気に入りらしいが)、ってある意味Eテレのバリバラな配役センスというか、大丈夫か?と一瞬ひるんだが、まあOKなんだろう。受容と表現について考えさせられました。アクアマンの構図が渋くてかっこいい!

    • +2
  20. ロバート・ダウニーJr. が、隻腕の少年にアイアインマン型の義手をプレゼントする話を思い出したのであります。

    • +1
  21. しゃいだりモジモジしたり写真見た時の反応がかわいすぎてなぜか画面がボヤけてきた
    病気と闘う子ども達の人生に幸あれ!!

    • +1
  22. 2のソフィーロフタスの表情がいいな
    絵なんだからエレガントな長いブロンドにしてもよかったのに…

    • 評価
  23. あんな痛みや苦しみと毎日向き合っているのに
    気が狂ったり周囲に憎しみを抱いたりしていないこの子たちは
    本当に心が強いと思う

    • +3
  24. 私もポスターを作ってもらいたい
    大人だし病気じゃないけど

    • -1
  25. 素晴らしいな。こんな事を考えるアーティストがいるなんて。向こうの人はこういう事もちゃんとやるよね。

    • +2
  26. やめて、泣くからやめてくれ。
    この攻撃は俺に効く

    • +1
  27. 彼らはこの歳ですごい苦労をしてると思う。
    自分の抱えている病気や障害と闘う、それこそがヒーローだね。

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サブカル・アート

サブカル・アートについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。