メインコンテンツにスキップ

この後すぐ!?強力な重力波について、LIGO(レーザー干渉計重力波天文台)から間もなく発表があるとの噂

記事の本文にスキップ

21件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 LIGO(レーザー干渉計重力波天文台)は、1916年にアルベルト・アインシュタインが存在を提唱した重力波の検出のための大規模な物理学実験を行う施設である。

 噂によれば、LIGOから重力波に関する大ニュースが間もなく発表されるとのことだ。

 今の時点では、これは単なる憶測に過ぎない。だが新たなる発生源、すなわち融合している中性子星から重力波が検出されたことを匂わせるヒントがあるのだ。

 現在、ハッブル宇宙望遠鏡をはじめとする光学望遠鏡によって、その発見の検証が行われていると言われている。仮にこれが確認されれば、重力波に関する我々の理解は大きく進むことに違いない。

 重力波が初めて発見されたのは2015年のこと。

 アインシュタインの予測から100年後のことである。

 時空を伝わる重力波は宇宙最大の爆発イベントによって生じる。これを検出できれば、宇宙を知るまったく新しい方法が登場することになる。

 例えるなら、世界を知りうる手段として、視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚の五感に加え、新たな感覚が手に入るようなものだ。

この画像を大きなサイズで見る

かつてブラックホールの衝突により検出された重力波

 我々が最初に検出した重力波は13億年前に2つのブラックホールが衝突したことで生じたものだ。それ以来、LIGOは2度の重力波の検出に成功している。いずれも遠方にあるブラックホールの衝突によって発生したものだ。

 より最近では、LIGOはVIRGOというヨーロッパの実験プロジェクトと提携し、検出能力の強化に努めた。最新の噂から窺えるのは、その提携が功を奏したということだ。

なぜこのような噂が流れたのか?

 そもそも「LIGOから重大発表がある」という噂の発端になったのは、テキサス大学の天文物理学者J. クレイグ・ウィーラー氏による「エキサイティングな新しいLIGO筋の噂」という8月16日のツイートだ。

 それから3日後、「LIGO新情報。発生源は光学的カウンターパート。ぶっとびだ!」と再びツイートがあった。

 彼の言うその光学的カウンターパートとは、重力波が中性子星(超新星で自ら崩壊して生まれた星)の融合によって生じたことを示唆している。

 これは重力波の観測としては新しい種類のものである。

 素晴らしいのは、ブラックホールの衝突とは異なり、観測可能な光もまた放出しており、その研究ができるかもしれないということだ。振幅が少なく、より長期にわたって生じ続けるという特徴もあるようだ。

この画像を大きなサイズで見る

 さらに問題のツイートは1億3,000万光年離れたNGC4993銀河の発見者であるミカ・マッキノン氏によって取り上げられた。

 困ったことに研究者は調査内容についてなかなか話したがらず、これが噂の火に油をそそぐ結果となっている。

天文学者は重力波検出の追跡調査を実施しているかどうかについて口をつぐんだままだが、昨晩、ハッブル宇宙望遠鏡は銀河内にある融合する連星の中性子星に向けられた。この融合の一般公開された画像はのちに削除されてしまった(マッキノン氏)

やはり噂は本当だった!

 どうやら噂は本当だったようだ。

 8月25日、LIGOとVRIGOのチームから次のような声明が発表された。

LIGOとVIRGOのデータの予備解析から有望な重力波候補が特定された。互いが持つ情報をパートナー間で共有している。

この候補が重力波によるイベントであることを検証するために全力を尽くしているが、学会や一般に公表できる程度の信頼性を得るまでには時間がかかるだろう。新しい情報があり次第、お伝えする予定だ。(virgo

 どうやら噂は正式に認められたようだ。

 だが、確かなことが分かるまでにはもう少し辛抱しなくてはならない。きっと朗報が届けられることだろう! 乞うご期待だ。

via:virgo / sciencealert/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 研究する側からしたら、こういうリークは止めて欲しいだろうな
    必死こいて一から研究してるのに、この手のリークから別のグループが手を出してきて、鳶に油揚げかっ攫われることになりかねないんだし

    • -1
  2. えーと、つまりダークマターの一つがダークマターじゃなくなるかもしれないってこと?

    • 評価
    1. ※2
      いや、今のところダークマターとブラックホールは直接関係はない。
      ダークマターの候補の一つとして、ブラックホールも考えられてはいるが最有力というわけでもないようだ。

      • 評価
  3. つ、つまりどういう事なんですかッッッ!?(´;д;`)

    • +3
    1. ※6
      前回見つかったのはブラックホール同士の合体で、場所も正確には分からなかった。今回は(もしこの噂を信じると)少なくとも片方が中性子星、つまり一応は光を出している星で、しかもLIGOは他の光学的に観測を行うチームとも連携を始めているから、もしかしたら合体の前後で実際にそこにあった星が消えている写真(なり電波シグナル)のデータが得られたかもしれん、ということかな。

      • 評価
  4. 重力波はそれまで文字通り重力波でしか観測できない事象を観察していたけれど、二つの観測で精度を高めた結果、それよりも規模の小さく今まで発見な困難な…更に言えば光学的な観測も可能になるかも知れないこと、と言う物を示唆している。
    ただし、精度の問題からこれが断定にまで至らなく、今後更なる研究を深めます。

    とまぁこんな感じだろうか。

    • +3
  5. 重力波とかなんかかっこいい
    必殺技に使えそう
    かめはめ波より凄そうだし

    • 評価
    1. ※9
      40年前くらいに「大鉄人17」というTV特撮番組が放送されてて、その主人公メカの巨大ロボットのワンセブンの必殺技がグラビトンという重力子で敵を圧縮して破壊するというものじゃったよ…
      遠い目をして書き込んでいる。

      • +1
  6. よ、要するにどういう事だってばよ!?

    • 評価
  7. 次はいよいよミノフスキー粒子発見だな。

    • 評価
  8. すると、アレがアレしてアレになるのか(知ったかぶり

    • 評価
  9. レーザー測距機で空間の距離のブレを計る方法じゃなくて、直接グラビトン観測出来るような方法はまだかなあ

    • +2
  10. 中性子星ってさ、なんで超新星爆発でしか生まれないのかな? だって、、電磁気的に中性な中性子だけなら、核力のあるなしに関係なく少なくともバラバラにはならないよね?なんで、身の周りに中性子だけでできた材料とか無いのかな?

    • 評価
    1. ※20
      中性子は単体では非常に不安定ですぐにβ崩壊を起こして陽子になってしまうからです。
      中性子星の場合は恒星の重量崩壊の結果なので、中心部は非常に高い圧力がかかっているため、中性子ばかりの原子核でも安定しているのです。
      また、中性子星という名前ですが表層には電子や陽子が存在しています。
      なお、白色矮星同士の衝突・合体による中性子星の誕生というモデルも議論されています。

      • +3
  11. 要するに天文学界がシックスセンスを手に入れたってことでいいのかな?

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。