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ひょんなことからカササギを飼うようになった。以来ぞっこん!人生が変わるぐらいの運命的出会いだったという男性の物語(イギリス)

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 イギリスに住むチャーリー・ギルモアさんは、恋人のヤニーナさんの他に、一羽のカササギと一緒に暮らしている。

 ペットショップから買ってきたわけではない。ヤニーナさんの姉妹が出勤途中に保護したヒナを引き取ったのだ。

 カササギとの生活はチャーリーさんに大きな変化をもたらした。

 飼い始めたときには両手ですっぽりと包めるほどの大きさだったカササギは、今ではチャーリーさんの「人生を乗っ取ってしまった」のである。

カササギとの生活は楽ではない

 カササギの名前はベンジン。チャーリーさんの生活は、いまやベンジン中心に回っている。その生活はなかなか大変だ。

※一部に虫(0’29″~0’31″、1’06″~1’58”)、屍骸(5’46″~5’59”)の映像あり。

My Unusual Life | The Man Who Lives With a Magpie

 まずはフンの問題がある。ベンジンが大きくなるほど量も増える。寝室がひどい臭いになったとチャーリーさん。肉食性のカササギのフンは「腐ったドッグフード」の臭いがするそうである。

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 そして、毎朝6~7時に、ベンジンはチャーリーさんを起こしにやってくる。顔の前で叫び、エサを要求するのだ。

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 ベンジンのエサはミルワーム。チャーリーさんは自分でミルワームを生産している。エサとなるオーツ麦を入れたプラスチックケースで、幼虫、サナギ、成虫と三段階に分けて飼育するのだ。食欲旺盛な幼虫にサナギが食べられてしまうのを防ぐためである。

 チャーリーさんは、自家飼育のミルワームを自分で食べてみたこともある。飼料と同じ、オーツ麦の味がしたそうだ。

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どんな苦労も上回ってしまうほどの幸福感

 だが、チャーリーさんはベンジンを苦労の種とは思っていない。とにかくベンジンはかわいいのだ。ベンジンのがたくさんおねだりをしてくれるおかげで、ここまで早く親密な絆を結べたという。

 「これだけ必要とされたら応えるしかないよ。例えそいつが頭によじ登ってきて、そこでフンをしようともね」

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 犬や猫のようなペットとの関係と全く同じとはいかないが、チャーリーさんとベンジンの関係が親密なものであることは確かだ。

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 ヤニーナさんから見ると、この一人と一羽の関係はちょっと行き過ぎであるようだ。それでもヤニーナさんはベンジンに対して寛容である。

 「彼らが一緒のベッドで眠り始めるまでは嫉妬しなかったわね(笑)…… 冗談、冗談。別に嫉妬はしてないわ」

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生涯一緒に暮らすことを決意

 数ヶ月ほど前、チャーリーさんはベンジン用の止まり木を作った。ベンジンが家を去る様子を見せず、今後20~25年ほど一緒に暮らすであるだろうと判明したからだ。

 20年はとても大きなコミットメントである。

 「20年間のフン掃除だね」とうれしそうなチャーリーさん。

 しかし、ベンジンはその止まり木に乗ろうとしない。

 チャーリーったら気まぐれな鳥なのである。

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ついには「カラスカフェ」をオープン

 ベンジンと生活するようになって、チャーリーさんの社会との関わり方にも変化が起こった。そのひとつが「カラスカフェ」の試みである。

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 カササギはカラス科の鳥である。日本では天然記念物に指定されており、「天の川に橋を架ける鳥」だが、イギリスではカラスと同様に、忌み嫌われる傾向にあるのだ。

 チャーリーさんは、ベンジンと暮らすことで、それぞれの鳥に個性があることを知ったという。また同時に、人間社会がカラス科の鳥たちに対して、不必要に残酷な扱いをしていることにも気がついたそうだ。忌み嫌いむやみに罠にかけ撃ち殺すなどだ。

 カラスカフェは、カラスと親しく触れ合うことで、その素晴らしさを知ってもらおうという試みなのだ。発案者は、動物訓練士のトレヴァー・スミスさん。

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 スミスさんは6歳のころからずっとカラスを飼ってきたという。狩猟地の管理人を務める家系に生まれたスミスさんは、子どもの頃にハンターが巣の中のヒナを撃ち殺すのを見て激しく動揺し、それ以来カラスのヒナを匿い、育ててきたという経歴の持ち主だ。

 カラスカフェにはスミスさんの4羽のカラスが登場し、参加者と触れ合った。チャーリーさんの当初の心配は杞憂に終わり、この試みは大成功を収めたのだ。

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ベンジンへの愛情が半端ない

 チャーリーさんのベンジンへの、またその他の鳥への愛情は、ちょっと危険なところまで来ちゃったかもしれない。

 「普段は髪や洋服に鳥のフンをつけたまま歩き回ったりはしないけど、生肉を公園に持っていってカラスにやったりしてるから」

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 もしベンジンがいなくなったら、と考えると、「空の巣症候群」が理解できる、とチャーリーさんはいう。

 「他の動物では、その隙間を埋められないよ。代わりにカゴの鳥を買って来るんじゃだめなんだ」

 「一度何かの世話をして過ごすことに慣れてしまったら、その必要がなくなったときに、エネルギーを持て余すだろう。育児を終えた親御さんたちも同じだと思うんだ」

 「もし、ベンジンが家を去ろうと決めたら、僕も空の巣症候群になるだろう」

 幸い、ベンジンにはチャーリーさんの家を去る気配はなさそうだ。

via: Neatorama / YouTube / BBC など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 40件

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  1. うちの田舎ではよく見かける(長崎県)
    東京に住んでた時に似たのがいると思ったらオナガだった

    • +4
  2. ベンジン「星の上では人間に踏まれてるんだ。地上にいる間くらい人間をふんでも罰は当たらないぜ」
    織り姫彦星『ほんとゴメン、毎年ありがとう』

    • +7
  3. 初めて自分で買って飼い始めたペットである文鳥が死んだとき、もう二度とペットなんて飼わないと誓った。でも結局、数年後にインコを飼い始めた。地方には気軽に行ける距離に鳥専門の動物病院なんてない。鳥を預かってくれるペットホテルや動物病院もないから、鳥を飼っていると旅行にもいけない。せいぜいハラハラしながら一泊するくらい。正直そのへん不便だと思う。でもやめられない。姿が見えないと呼んでくれるし、呼ばれても行かなければ「しゃーねーなー」と探しに来てくれる。肩に糞をされたりするけど、くちばしで首や頬をつんつんしてくれる。自立心旺盛で気まぐれな甘えん坊。きっと今の子が死んでもまた飼うと思う。

    • +30
  4. 地元の北海道苫小牧市に帰省するとたまに見られるのが楽しみ
    (近年になって生息域が広がってきた鳥らしく、住んでいた頃は全然見なかった)
    つがいで行動する習性があるそうで
    だいたい二羽単位で仲良く居ることが多いのがほほえましい

    • +6
  5. 九州だとわりかし普通かな?カチガラスって呼んでるけど

    • +7
  6. 鳥類は大好き
    でも、チャーリーさんがファンタスティックすぎて

    • +23
  7. 鳥って可愛いよね。
    いや、生き物は何でもそうなんだけど、向き合うと判る良さみたいなモノが鳥は大きいというか。

    • +14
  8. 心なしかこの男性カササギに似てる。前世カササギだと思う

    • +32
  9. ヒヨドリやムクドリならば、似たような経験あるわ
    さすがにミルワーム育てたりカフェは開かなかったけど

    • +3
  10. うちのオカメも買ってやった玩具じゃ、絶対に遊ばないもん。
    折角、止まり木を作ってあげたのに残念ですね。
    それより食性を理解して、きちんと食べさせるところが偉いと思いました。
    カラスは雑食だから、人間が食べる物も食べれるけど。
    健康を気にしてあげているのが、本当の愛情を感じます。
    チャーリーさんとベンジン、末永くお幸せに。

    • +11
  11. 豊臣秀吉が朝鮮から持ち帰ったカササギが北部九州で繁殖して日本に根付いたという話は本当なのだろうか。

    • -3
  12. 優しそうで清潔そうな人だなあ少女漫画っぽい
    そりゃーかささぎもねぇ・・・

    • +29
  13. カラス関係が好きな自分にとってはうらやましい

    • +7
  14. エルフみたいな男性だな
    鳥を乗せてる姿が美しい

    • +44
  15. カササギって見たことないなぁ
    カラパイアではカラスは人気だから、カラスカフェ日本でもはや…らないかな、やっぱり

    • +4
  16. カラス知能高いなら、特定の場所で糞をするとエサがもらえるのを学習出来ないのかな?
    人や車に当てるテクあるからw、制御出来そうだし。

    • +8
  17. 鼻の穴にくちばし入れるのはやめてwww

    • +7
  18. このカササギ、栄養が偏ってて腹壊してるんじゃないかな。さすがに腐ったドッグフードはひどい。多分消化不良だ。
    餌のミルワームの餌にも気を使ってやらんと、いくら肉食とはいえ体調崩すぞ。
    ミルワームに麦だけじゃなく野菜も与えないと

    • +1
  19. カラス保護してからカラスに対する印象が180度変わったよ
    カラスの仲間は常日頃メディアで無条件に悪役にされてるけど
    あの賢さと喜怒哀楽とかの感情表現の発露を見たら、本当にカラスを「見直す」よ
    存在感が大きすぎるからカラス中心の世界になっちゃうし、居なくなると立ち直れない

    • +17
  20. 岩明均の七夕の国を思い出した。
    オナガもだけど、きれいな鳥だ。

    • +3
  21. 台湾で始まった猫カフェが、遂にイギリスでカラスカフェだと・・・
    嗚嗚嗚、なんて幸せな気分だろう、なんて幸せな気分にしてくれる物語だろう・・・

    • +2
  22. 巣の中のヒナを撃ち殺す奴はハンターじゃない、ただの変質者だ。
    おそらく家族にも程度の差はあれ、同じことをしているよ。

    • +10
  23. 優しいマイティ・ソーのロキとその使い魔感がある絵ですね。

    • +11
    1. ※28
      あ~、何か既視感あると思ったらロキか(笑)優しいロキいいじゃん。本編で見たいわ。

      • 評価
    2. ※28 ※30
      トムヒ似てるよね、髪型のせいもあるけど
      日本の俳優のあらたさんにも似てる気がする

      • +1
  24. カラスカフェ行きたい
    落ち着いてじっくりコミュニケーション取りたい野生生物のナンバー1なんだよ
    餌取りゲームやらボール遊びやらやりたい事だらけ
    ふくろうカフェもいいけど恐れ多くて遊んでいただくまでいくのは難しそう

    • +1
  25. トム・ヒドルストンによく似たハンサムさんですな。

    • +6
  26. すぐ逃げて写真も撮らせてくれないんだよね。
    そこらじゅうにいるけど、カラスに襲われるから逃げ上手になったのかも。

    ところで電柱に巣作りするのはやめて(•́ι_•̀*)

    • +1
  27. おお、今回は間違いなくカササギだね
    当初カササギで紹介されてた(今は訂正済み)ペンギンさんやマギーは、
    実際カササギフエガラスの方だったから

    • +2
  28. なにこのイケメン!!!
    ババアだけど私がカササギだったらよかった

    • +4
  29. 実父の若いころの写真にそっくりの角度もあれば、お母さんとうり二つに見える瞬間もあって親子て不思議だなーと思います。ふたりと一羽とまわりの人々との生活が穏やかにすすみますように。愛情をそそぐ先があるのは良いですね。

    • +1
  30. 10年後くらいに鳥のドローン出来たりしないかな。
    やっぱり普通の小鳥を飼うのはハードルが高い。

    • 評価
    1. ※36
      本物の小鳥を飼うのをおすすめする
      小さな身体に豊かな感情と賢さを持ってて、虜になるよ
      チャーリーさんみたいに人生が変わると思う

      • +2
  31. うちの実家では昔はよく見かけたんだけどなぁ。カチガラスって言われててね、「カカッカカッ」って鳴き声がよく聞こえてた。

    • +1
  32. 「チャーリーったら気まぐれな鳥なのである。」
    Σ( ゚Д゚)チャ、チャーリー=鳥?!!

    • +1

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